【プリキュア10周年:キュアブラック】
新しい1年が始まりました。
しかもただの1年ではない。
今年はプリキュアさん10周年!
美墨先輩:
「キュアブラックだよ」
「プリキュア10周年ありがとう!」
「これからもよろしくね」
挨拶トップバッターは美墨先輩。
時間にして10秒足らずの短いものですが、ブラウン管で新規映像が動いてるだけでも興奮もの。
こんな日が来るなんて、10年前には思いもしなかった。
無印第1話のことは今でも覚えてます。
あの時は友人とメールしながら、あれこれ感想言い合ってた。
確か当時抱いた感想は「よくある変身ヒロインもの」だった。
そして、その「よくある」部分は王道に、「何かがおかしい」部分は特化して、力づくで「これがプリキュアだ」と定着させていく様にはパワーを感じました。
まさかあれから10年後も「プリキュア」さんを見てることになるとは…。
冗談も誇張も抜きで、あの時に美墨先輩を見てなかったら、私の人生は全然別になっていた。
あと私事ですが、弊ブログが「美墨さん」と苗字表記なのは、無印初期の影響をかなり受けてる。
■ハピネスチャージプリキュア! 第1話「愛が大好き!キュアラブリー誕生!」
とある時刻のとある場所。
キュアプリンセスは、襲いくる幻影帝国・サイアークに懸命の応戦を行っていました。
戦況は劣勢。どうしようもないほどに敗戦濃厚。
「弱い」と評されるプリンセスさんですが、ちょっと待って欲しい。
この時点での彼女のスペックは、
「羽フォーム可能」
「追加兵装支給済み(ブレスレット)」
「連打系を含む複数の必殺技可能」
今回は披露していませんが、玩具ギミック的に「フォームチェンジ可能」でもあるはず。
装備だけを見れば、最終決戦直前の武装です。
それなのに。それなのに…。嗚呼、サイアークには通用しない。
雑魚敵一人すら満足に倒せず、あわや敗走。
そこに紫の戦士・フォーチュンさんがやってきてくれました。
超絶格好いい。
フォーチュンさん:
「フォーチュン・スターバースト!」
「プリキュア!スターダスト・シュート!!」
フォーチュンさん:
「星よ!天に還れ!!」
爆砕して極楽浄土送り。勇ましい。
だけど、これもちょっと待って欲しい。
あからさまに強キャラに描かれている紫ですが、戦い方には全く余裕はありません。
不意打ちの初撃のアドバンテージを活かしたまま、力ずくで押し切った感じ。
技も2発連続して繰り出して、それでようやく1体倒しただけ。
敵幹部もさほど慌てていません。
しかもプリンセスさんとフォーチュンさんは仲が悪く。
フォーチュンさん:
「私はあなたを許さない。絶対によ!」
サイアークが溢れ出たのは、プリンセスさんの失態。
劣勢すぎるこの状況に、プリキュアさんの方が余裕がない。
今回は勝ったけど、全然勝った気がしない…。
そんな戦時下で暮らす愛乃さん。
街は危機に瀕していました。
プリキュアさんによる防衛線は破られて久しく、そこかしこで行われる破壊は、既に民間人の知るところに。
それでも愛乃さんは希望を捨てていません。
大丈夫。プリキュアが、ばばーんと現れて、どかーんと解決してくれるよ!
その頼みの綱のプリキュアは、もはや敗戦と撤退を繰り返してるとは知らずに。
一方、プリンセスさんサイド。
滅ぼされたブルースカイ王国から亡命中のようですが、さすがにこのままでは埒が明かない。
そこで数を増やすことにしました。
お友達を作ろう。そして戦線に投入しよう。
お友達とはそういう生き物ではないはずですが、プリンセスさんの歪な思考はどうしたものか。
徴兵の仕方は簡単です。
高いところから宝石を投げて、当たった人が友達だ。
毎年第1話には前作のモチーフが使われてますが、「幸せの王子」つながりだったのかな。
「幸せの王子」は宝石を投げつけてたわけではありませんが。
僕の宝石を無作為に投げるよ!拾った人は換金してハッピーだ!
投げた宝石は、たまたま通りかかった愛乃さんに直撃。
彼女の姿を見て、お姫様も大変にご満足。
良かったですね。素直で良い子そうな娘に当たって。
多分愛乃さんなら、「そういえばどうして私を選んだの?」「石を投げて当たったから」なんて会話しても怒らないんじゃないかな。
歴代の何人かだったら激怒するところですよ。それどころか投げ返して反撃してきそうな人たちもいる。
ほんの少し後をつけただけでも、愛乃さんからは育ちの良さがバンバンと。
しかも男子と喋ってるんですよ!こいつ!
なんて高いコミュニケーション力と勇気なんでしょうね。お姫様も驚愕することしきり。
対人能力が壊滅的なお姫様とも、とんとん拍子で仲良くなってくれました。
敵対しても何らおかしくない出会い方だっただけに、奇跡のような成り行きだ。
そしてそこにやってくるサイアーク。
襲ってきた理由は、道で見かけた女児の帽子が気に食わなかったから。
身震いするほどに意味不明な動機です。
すかさずお姫様は応戦に出ます。
ここですぐに逃げないだけたいしたもの。
出来たばかりのお友達を背に、勝てない戦いに挑みます。
案の定、勝てなかった。
もはや敵も、プリキュアを脅威と感じていない。
ついでに消しておくかくらいの感覚で、プリンセスさんに攻撃が迫る。
これを見て、愛乃さんは立ち上がった。
敵さん:
「サイアークの前に立ちふさがるとは見上げたものですな」
「でも震えていますよ」
愛乃さん:
「こんなの、怖いに決まってるじゃない」
そう、怖いに決まってるんです。
コスプレして前線に投入されて、怖くないはずがない。
スーパーヒーローだって人間なんだから。
愛乃さん:
「怖いけどどうしたらよいかわからないけど」
「でも私、友達を助けたい」
「自分だけ良ければいいなんて私は嫌だ」
「皆で幸せになる」
「それが幸せハピネスなんだから!」
冒頭で「プリキュアがなんとかしてくれる」と言っていましたが、他人任せだけの娘じゃなかった。
現実はメルヘンとは違うんです。だから自分がメルヘンになって見せるしかない。
ヒーローが何でも解決してくれる時代は終わった。私たち自らが立ち上がり、リソースを追加しよう。私たちは一人じゃない!
愛乃さんの叫びに、謎の投擲宝石が呼応し、謎なままに変身が発動。
ラブリーさん:
「世界に広がるビッグな愛・キュアラブリー!」
命名・キュアラブリー。だって愛とか好きだし。
通常ならば慌てるところですが、ラブリーさんは最初から適応していました。
「プリキュア」=「パワードスーツ」くらいのノリですね。
よし、武装が支給された。これで戦える。
対する敵さんも、特段に慌てた様子はありません。
まぁ女の子を追い詰めたら、プリキュアが発動しても不思議でも何でもないですね。
あまりに淡々とした様子に、リアルに恐怖を感じます。
なんかこの敵さん、同じ状況に何度も遭遇していそうですよね…。
そして未だ健在ってことは、その「追い詰められてプリキュアになった娘さん」たちは、その後どうなってしまったのか。。
ラブリーさん:
「不幸はここまで」
「このキュアラブリーがみんなのハピネス、取り戻すんだから!」
愛乃さん、出陣。
突然の口上なのに、「現在は不幸である」「失われたハピネスを取り戻す」と断言するあたり、厳しい状況が伝わってきます。
苛烈な戦いがここから始まる。
今年も紫の支持者になりそうです。天に還れ!
【今年のプリキュアさん】
全編からハートキャッチの香りが漂ってきます。
ここまで似通っていると、パクリだの何だのではなく、意識的にやっているのでしょう。
その意図が気になるところです。単に作風として1ジャンルとなってるだけなのか、テーマやギミック的に何かあるのか…。
【今年のED】
唖然とするしかないCGのクオリティ。しかも端々にネタが仕込まれていそう。
風力発電機の後ろの方に、ライブ会場みたいなのが見えます。
もしかして、「ドキドキ」EDやダンスムービーの会場でしょうか。
どんな意味があっての演出なんだろう…。
また、EDの歌詞も意味深です。
『夢みるつぼみは あきらめない』
『倒れそうな時も 信じる』
どこかで聞いたことがあると思ったら、「GoGo」OPだった。
『夢みてるつぼみは あきらめない』
『倒れそうな時も、信じていこう』
作詞はどちらも只野菜摘さん。
前述の「ハートキャッチ」と同様、これも意図的に被せてきていそうです。
なんといっても曲名が「プリキュア・メモリ」ですし。
【今年の青】
青の本名は「ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ」。
「キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ」って、微妙に気になる表記ですね。
「プリンス・オブ・ウェールズ」とかと同じ感覚なのだとしたら、「ブルースカイのキュアクイーン」。
つまり「キュアクイーン」なる役職(地位)があることになる。
もしかしてミューズさんの正式呼称も「キュアクイーン・オブ・メイジャー」だったりするのかしら。
【今年の玩具】
リアルにでかい。でかいから横置きで腰にセット。微妙にじわじわくる。
【今年のピンク】
お母さんが微妙に体弱そうに見える。
また、姫さんとの自己紹介で、ナチュラルに手話を使ってる。
特に意味のないネタかもしれませんが、ちょっと気にはなるかも。
【今年のオールスターズ】
NS3のキャッチコピーは『心がつながっていれば、未来もずっと、ともだち』。
NS1は『女の子は誰だってプリキュアになれる』。
そして「スマイル」はメルヘンに救われた少女が、メルヘンを目指す話だった。
NS2は『私たちは、ひとりじゃない!』。
そして「ドキドキ」さんは奮闘する自分らのところに、仲間が立ち上がってやってきてくれる話だった。
以上を踏まえると、「NS3」も「ハピネス」さんを反映していると思われます。
「ハピネス」EDに「大人になっても忘れないでね」とあることもあり、そのまんま考えればプリキュアさんが消滅しそうです。
「企業戦略的に2015年以降もプリキュアは放送されるだろう」「商業上、できることできないことがある」といった制約を無視すると、「物語中盤でプリキュアが消滅」「しかしそれでも戦う民間人」「ラストバトル、最後の再起動をするプリキュア」とかそんな展開が想像されます。
要はプリキュアからの卒業ですね。
みんなプリキュアになれて、みんなで戦うのなら、もはや「プリキュア」なる特殊概念自体、不要。
商業的にも、さすがに「プリキュア」を否定するわけにはいかないでしょうから、本気でそうなるとは思っていませんが。
プリキュアさんは毎年、面白い問題提起をしてくれるので、今年も非常に楽しみです。
概ね「これ、おかしい」(しばしば批判的に)と思われるところが、テーマに直結していたりするので、変に固定観念を持たないようにしよう…。
とりあえず、
「姫の友達の概念がおかしい」
「無作為に投げた石でプリキュア認定」
「街が危機に瀕しているのに、プリキュア任せ」
「やたらにおまけをくれる街の人」
このあたりが怪しい。
新しい1年が始まりました。
しかもただの1年ではない。
今年はプリキュアさん10周年!
美墨先輩:
「キュアブラックだよ」
「プリキュア10周年ありがとう!」
「これからもよろしくね」
挨拶トップバッターは美墨先輩。
時間にして10秒足らずの短いものですが、ブラウン管で新規映像が動いてるだけでも興奮もの。
こんな日が来るなんて、10年前には思いもしなかった。
無印第1話のことは今でも覚えてます。
あの時は友人とメールしながら、あれこれ感想言い合ってた。
確か当時抱いた感想は「よくある変身ヒロインもの」だった。
そして、その「よくある」部分は王道に、「何かがおかしい」部分は特化して、力づくで「これがプリキュアだ」と定着させていく様にはパワーを感じました。
まさかあれから10年後も「プリキュア」さんを見てることになるとは…。
冗談も誇張も抜きで、あの時に美墨先輩を見てなかったら、私の人生は全然別になっていた。
あと私事ですが、弊ブログが「美墨さん」と苗字表記なのは、無印初期の影響をかなり受けてる。
■ハピネスチャージプリキュア! 第1話「愛が大好き!キュアラブリー誕生!」
とある時刻のとある場所。
キュアプリンセスは、襲いくる幻影帝国・サイアークに懸命の応戦を行っていました。
戦況は劣勢。どうしようもないほどに敗戦濃厚。
「弱い」と評されるプリンセスさんですが、ちょっと待って欲しい。
この時点での彼女のスペックは、
「羽フォーム可能」
「追加兵装支給済み(ブレスレット)」
「連打系を含む複数の必殺技可能」
今回は披露していませんが、玩具ギミック的に「フォームチェンジ可能」でもあるはず。
装備だけを見れば、最終決戦直前の武装です。
それなのに。それなのに…。嗚呼、サイアークには通用しない。
雑魚敵一人すら満足に倒せず、あわや敗走。
そこに紫の戦士・フォーチュンさんがやってきてくれました。
超絶格好いい。
フォーチュンさん:
「フォーチュン・スターバースト!」
「プリキュア!スターダスト・シュート!!」
フォーチュンさん:
「星よ!天に還れ!!」
爆砕して極楽浄土送り。勇ましい。
だけど、これもちょっと待って欲しい。
あからさまに強キャラに描かれている紫ですが、戦い方には全く余裕はありません。
不意打ちの初撃のアドバンテージを活かしたまま、力ずくで押し切った感じ。
技も2発連続して繰り出して、それでようやく1体倒しただけ。
敵幹部もさほど慌てていません。
しかもプリンセスさんとフォーチュンさんは仲が悪く。
フォーチュンさん:
「私はあなたを許さない。絶対によ!」
サイアークが溢れ出たのは、プリンセスさんの失態。
劣勢すぎるこの状況に、プリキュアさんの方が余裕がない。
今回は勝ったけど、全然勝った気がしない…。
そんな戦時下で暮らす愛乃さん。
街は危機に瀕していました。
プリキュアさんによる防衛線は破られて久しく、そこかしこで行われる破壊は、既に民間人の知るところに。
それでも愛乃さんは希望を捨てていません。
大丈夫。プリキュアが、ばばーんと現れて、どかーんと解決してくれるよ!
その頼みの綱のプリキュアは、もはや敗戦と撤退を繰り返してるとは知らずに。
一方、プリンセスさんサイド。
滅ぼされたブルースカイ王国から亡命中のようですが、さすがにこのままでは埒が明かない。
そこで数を増やすことにしました。
お友達を作ろう。そして戦線に投入しよう。
お友達とはそういう生き物ではないはずですが、プリンセスさんの歪な思考はどうしたものか。
徴兵の仕方は簡単です。
高いところから宝石を投げて、当たった人が友達だ。
毎年第1話には前作のモチーフが使われてますが、「幸せの王子」つながりだったのかな。
「幸せの王子」は宝石を投げつけてたわけではありませんが。
僕の宝石を無作為に投げるよ!拾った人は換金してハッピーだ!
投げた宝石は、たまたま通りかかった愛乃さんに直撃。
彼女の姿を見て、お姫様も大変にご満足。
良かったですね。素直で良い子そうな娘に当たって。
多分愛乃さんなら、「そういえばどうして私を選んだの?」「石を投げて当たったから」なんて会話しても怒らないんじゃないかな。
歴代の何人かだったら激怒するところですよ。それどころか投げ返して反撃してきそうな人たちもいる。
ほんの少し後をつけただけでも、愛乃さんからは育ちの良さがバンバンと。
しかも男子と喋ってるんですよ!こいつ!
なんて高いコミュニケーション力と勇気なんでしょうね。お姫様も驚愕することしきり。
対人能力が壊滅的なお姫様とも、とんとん拍子で仲良くなってくれました。
敵対しても何らおかしくない出会い方だっただけに、奇跡のような成り行きだ。
そしてそこにやってくるサイアーク。
襲ってきた理由は、道で見かけた女児の帽子が気に食わなかったから。
身震いするほどに意味不明な動機です。
すかさずお姫様は応戦に出ます。
ここですぐに逃げないだけたいしたもの。
出来たばかりのお友達を背に、勝てない戦いに挑みます。
案の定、勝てなかった。
もはや敵も、プリキュアを脅威と感じていない。
ついでに消しておくかくらいの感覚で、プリンセスさんに攻撃が迫る。
これを見て、愛乃さんは立ち上がった。
敵さん:
「サイアークの前に立ちふさがるとは見上げたものですな」
「でも震えていますよ」
愛乃さん:
「こんなの、怖いに決まってるじゃない」
そう、怖いに決まってるんです。
コスプレして前線に投入されて、怖くないはずがない。
スーパーヒーローだって人間なんだから。
愛乃さん:
「怖いけどどうしたらよいかわからないけど」
「でも私、友達を助けたい」
「自分だけ良ければいいなんて私は嫌だ」
「皆で幸せになる」
「それが幸せハピネスなんだから!」
冒頭で「プリキュアがなんとかしてくれる」と言っていましたが、他人任せだけの娘じゃなかった。
現実はメルヘンとは違うんです。だから自分がメルヘンになって見せるしかない。
ヒーローが何でも解決してくれる時代は終わった。私たち自らが立ち上がり、リソースを追加しよう。私たちは一人じゃない!
愛乃さんの叫びに、謎の投擲宝石が呼応し、謎なままに変身が発動。
ラブリーさん:
「世界に広がるビッグな愛・キュアラブリー!」
命名・キュアラブリー。だって愛とか好きだし。
通常ならば慌てるところですが、ラブリーさんは最初から適応していました。
「プリキュア」=「パワードスーツ」くらいのノリですね。
よし、武装が支給された。これで戦える。
対する敵さんも、特段に慌てた様子はありません。
まぁ女の子を追い詰めたら、プリキュアが発動しても不思議でも何でもないですね。
あまりに淡々とした様子に、リアルに恐怖を感じます。
なんかこの敵さん、同じ状況に何度も遭遇していそうですよね…。
そして未だ健在ってことは、その「追い詰められてプリキュアになった娘さん」たちは、その後どうなってしまったのか。。
ラブリーさん:
「不幸はここまで」
「このキュアラブリーがみんなのハピネス、取り戻すんだから!」
愛乃さん、出陣。
突然の口上なのに、「現在は不幸である」「失われたハピネスを取り戻す」と断言するあたり、厳しい状況が伝わってきます。
苛烈な戦いがここから始まる。
(左画像) ハピネスチャージプリキュア!WOW!(DVD付) (右画像) ハピネスチャージプリキュア!マスコット 10個入 BOX (食玩・ラムネ) |
今年も紫の支持者になりそうです。天に還れ!
【今年のプリキュアさん】
全編からハートキャッチの香りが漂ってきます。
ここまで似通っていると、パクリだの何だのではなく、意識的にやっているのでしょう。
その意図が気になるところです。単に作風として1ジャンルとなってるだけなのか、テーマやギミック的に何かあるのか…。
【今年のED】
唖然とするしかないCGのクオリティ。しかも端々にネタが仕込まれていそう。
風力発電機の後ろの方に、ライブ会場みたいなのが見えます。
もしかして、「ドキドキ」EDやダンスムービーの会場でしょうか。
どんな意味があっての演出なんだろう…。
また、EDの歌詞も意味深です。
『夢みるつぼみは あきらめない』
『倒れそうな時も 信じる』
どこかで聞いたことがあると思ったら、「GoGo」OPだった。
『夢みてるつぼみは あきらめない』
『倒れそうな時も、信じていこう』
作詞はどちらも只野菜摘さん。
前述の「ハートキャッチ」と同様、これも意図的に被せてきていそうです。
なんといっても曲名が「プリキュア・メモリ」ですし。
【今年の青】
青の本名は「ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ」。
「キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ」って、微妙に気になる表記ですね。
「プリンス・オブ・ウェールズ」とかと同じ感覚なのだとしたら、「ブルースカイのキュアクイーン」。
つまり「キュアクイーン」なる役職(地位)があることになる。
もしかしてミューズさんの正式呼称も「キュアクイーン・オブ・メイジャー」だったりするのかしら。
【今年の玩具】
リアルにでかい。でかいから横置きで腰にセット。微妙にじわじわくる。
【今年のピンク】
お母さんが微妙に体弱そうに見える。
また、姫さんとの自己紹介で、ナチュラルに手話を使ってる。
特に意味のないネタかもしれませんが、ちょっと気にはなるかも。
【今年のオールスターズ】
NS3のキャッチコピーは『心がつながっていれば、未来もずっと、ともだち』。
NS1は『女の子は誰だってプリキュアになれる』。
そして「スマイル」はメルヘンに救われた少女が、メルヘンを目指す話だった。
NS2は『私たちは、ひとりじゃない!』。
そして「ドキドキ」さんは奮闘する自分らのところに、仲間が立ち上がってやってきてくれる話だった。
以上を踏まえると、「NS3」も「ハピネス」さんを反映していると思われます。
「ハピネス」EDに「大人になっても忘れないでね」とあることもあり、そのまんま考えればプリキュアさんが消滅しそうです。
「企業戦略的に2015年以降もプリキュアは放送されるだろう」「商業上、できることできないことがある」といった制約を無視すると、「物語中盤でプリキュアが消滅」「しかしそれでも戦う民間人」「ラストバトル、最後の再起動をするプリキュア」とかそんな展開が想像されます。
要はプリキュアからの卒業ですね。
みんなプリキュアになれて、みんなで戦うのなら、もはや「プリキュア」なる特殊概念自体、不要。
商業的にも、さすがに「プリキュア」を否定するわけにはいかないでしょうから、本気でそうなるとは思っていませんが。
プリキュアさんは毎年、面白い問題提起をしてくれるので、今年も非常に楽しみです。
概ね「これ、おかしい」(しばしば批判的に)と思われるところが、テーマに直結していたりするので、変に固定観念を持たないようにしよう…。
とりあえず、
「姫の友達の概念がおかしい」
「無作為に投げた石でプリキュア認定」
「街が危機に瀕しているのに、プリキュア任せ」
「やたらにおまけをくれる街の人」
このあたりが怪しい。