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穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

一言感想:週刊少年サンデー 「トラウマ量産雑誌」

2009年02月10日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 162nd sense.「パンドラ・リターンズ(5)」

(柱の登場人物紹介より)

 皆本光一:チルドレンのお目付役で信頼を得ている。
 明石薫:精神の力で物体を動かす超度7の念動能力者。
 三宮紫穂:触った人や物の情報を読み取る超度7の接触感応能力者。
 パティ・クルー:パンドラのメンバーで掛け算好き。よく行く街は有明と池袋。

以上。
…おかしいな。
誰かが足りないというか、誰かが多すぎるというか。
しばらく首を傾げてましたが、P.224のお嬢さんがスペシャルに可愛いので考えるのをやめました。
大丈夫。間違ってない。

思い出せない人:
 「超度たったの6。ゴミやな」

名言だと思った。なんて綺麗なパロディ。
名前は思い出せないけれど。

ちなみに「黒焼きにして食える」でお馴染みのイモリですが、奴らは地域によっては毒を持ってるので注意です。
身の程もわきまえずテトロドトキシンを持ってやがる。
物によっては1個体で致死レベル。

■トラウマイスタ 第31話「flash back(前編)」

愛しのスジャータさんを救うため、ピカソくんは精神世界で修行することにしました。
よくある己自身と対面して強くなるとか、そういうやつです。
お約束通り、失敗すると命が大変なことになる。

そこでピカソくんを待っていたもの。

女児様:
 「ピーカソくん」
 「鬼ごっこしーましょ」

 ゆ ら 

心が、歪む。
待っていたのはピカソくんの持つ深い深いトラウマそのもの。
えぐい。えぐすぎる。
お約束の展開なのに、読んでるこっちまで吐きそうだ。
作者さん…これ、本当にフィクションですか。何か実体験を紙に叩きつけてないですか。

■魔王 JUVENILE REMIX 第80話「人は人」

島さんの仇を取るべく、非合法企業「令嬢」と対決した弟さん。
相手は犯罪のプロです。いくら金属バット大好きの弟さんでも殴り合いでは分が悪い。
そこで極めて合法的に立ち向かうことにしました。金で、暗殺者を雇おう。

蝉さん:
 「お前ら…皆殺しだ」

蝉さんはプロの暗殺者さん。
殺しを楽しいとは思わないし、殺しを悪いとも思わない。
仕事だからやるだけ。ただそれだけ。

令嬢さん:
 「まっ、待ちなさいよ!あんた女にも手を出すわけ?」

蝉さん:
 「?」
 「なんで女が殺せねえんだよ?」
 「犬とか猫とか殺すのを嫌がるのなら、まだ分かるけどよ」
 「人なんて、年齢とか性別に関係なく…人だ」

極めて正論です。
ただ一点、「そもそも人を殺すことが悪」という概念が抜け落ちてるだけで。
比較的真人間に見える蝉さんですけど、精神の一番深いところは壊れてる。

かくして島さんに直接関与した人たちは、無事に皆殺すことができました。
けれど弟さんの胸は晴れない。
「直接」は関わってなかった令嬢社員を見逃したのは、彼がまだ吹っ切れてないからなのかもしれません。

弟さん:
 「勝つんだ。どんなことをしても」

越えてはいけない一線を、それでも弟さんは越えていく。
有り余る金銭力を武器に、弟さんはどこに行くんだろう。
もう悲劇にしかならないのが明白なだけに、結末が読めません。

あと「モダンタイムズ」買いました。感想書けたら書こう。
コメント (2)
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一言感想:週刊少年サンデー 「ダレンシャン 完結」

2009年02月04日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 161st sense.「パンドラ・リターンズ(4)」

嗚呼…。パティお嬢さんと女帝のカップルは和む…。
癒し効果が実に高い。
もうさ、この二人+カヅラ姐さんの三人でチルドレンと名乗ればいいんだ。

■結界師 第247話「ある人物」

偉い人:
 「カメラにメール…携帯とは中々に面白い」
 「どうやらこれでテレビも見れるらしいのだが、分かるか?水月」
水月さん:
 「私は…俗世を離れてしばらく経ちますので…」
偉い人:
 「お前の一番の腹の立つところは、認識の甘いところだ」
 「ここにも(携帯の)電波は届くぞ」
 「十分俗世だ」

言われて納得の演出。
確かに今のご時世、携帯の電波が届かないところなんてない。
電波さえ届けば、通信もネットもテレビも可能。もはや文明の及ばないところなんてない。
こうなってしまうと遠見の水晶玉だの使い魔だのが間抜けに思えます。
携帯使え。

■いつわりびと・空 第2話「救ったもの」
■はじめてのあく 第5話「はじめてのあく」

新連載がことごとく面白いので不愉快です。
私的評価では他誌をぶっちぎってますよ。
いつか空中崩壊しそうで、逆に怖い…。

■魔王 JUVENILE REMIX 第79話「確認の後に」

先週号の次回予告に「ついに弟さんが一線を…!」などと書かれてた今回。
ありていに言えば、弟さんは一線をお越えになりました。
具体的には暗殺者を雇って、仇の皆殺しにかかった。

弟さん:
 「島さんはもう…帰ってこないんだよね…?」

非合法企業「令嬢」の社員を拉致し、弟さんは問い詰める。
そして確信する。
島さんはもう、帰ってこない。

弟さん:
 「やっぱり、お前たちだったんだ…」
 「ねえ…。次にさ。あのドアから入ってくるのは…男だと思う?女だと思う?」

弟さん:
 「…答えは男」
 「賭けてもいい」

やってきたのは暗殺者・蝉さん。
弟さんの依頼を受け、「令嬢」社員の殺戮にかかる。
もう誰も弟さんの狂気を止められない…。


そういえば原作でも蝉さんVS令嬢社員はありました。
つくづくマニアックにアレンジしてくれる。
それに弟さんが「金で不条理に対抗する」というのも熱い。
「魔王」原作では「何が起こるか分からないが、いざというときに自分を通すために、力を蓄えよう」「そのためには金だ」という結論で、金儲けに邁進するところで終わっていました。
今こそ「何かが起こったいざというとき」。狂気に染まった弟さんの、マネーパワーによる報復が始まる…!

しかしまぁ「特殊能力で金を儲け」「その金で暗殺者を雇って復讐」って壊れた主人公ですね。この漫画はやっぱり凄い。
そしてそんな凄い展開なのに、「抜け穴を高速で這いずって回り込む社員さん」とか「何の意味があるのかさっぱり分からない七三サングラス」とか、無意味なボケがどうにもこうにも。
劇中の誰も突っ込まないから(だってみんな狂ってるから)気になってしょうがないじゃないか。


■波打際のむろみさん

他誌で申し訳ないですが、マガジンさんの短期連載漫画。
素晴らしく面白いです。
水棲哺乳類を憎悪し、人魚を愛する私としてはツボに入りまくり。
どうしてマガジンさんはこんな素敵漫画を短期扱いにするのか!
ぜひ正式連載してください。コミックス出たら買うのに。

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一言感想:週刊少年サンデー 「ナイトメアパラダイス」

2009年01月28日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 160th sense.「パンドラ・リターンズ(3)」

チルドレンの皆さまって、自分たちの未来を知らないんでしたっけ?
まぁ知ってたら行動が大きく変わるというか、悪用して悪さしそうです。
三宮さんとか特に。

暴走した三宮さんの悪行により、パティお嬢さんの超常能力も暴走。
結果、どことも知れぬところにランダムテレポートしてしまいました。
果たしてここはどこなのか。ちゃんと無事に生還できるのか。
そんなことより何よりも、仲良しこよしで意識失ってる二人の娘さんが可愛いです。
意識を失ってればこんなに天使のようだというのに…。

冒頭のサプリメント。三宮さんのご両親はとても良い方ですね。
サイコメトラー殺しの必殺技「思ってることを全部口に出す」と「ツンデレ」を標準装備。
こうして三宮さんも歪んだんだ。

■金剛番長 60撃目「暗雲たちこめる」

僕の考えた番長大募集 第3回発表!

 扉番長
 バックトゥザ番長
 回転番長 etc

「番長」をなんだと思ってるんだ。
特に扉番長がいいんですね。扉担いでるだけの変質者。
何がやりたいんだろうこの番長は。

しかしこうやって読者募集の案を見ても、作者さんのアイデアには及んでない。
どんな脳構造してるんだ鈴木さんは。
あと「ひょいパクひょいパク」がとても懐かしくて和みました。

■月光条例 第11条[おむすびころりん]2 すっとんとん

狂った「おむすびころりん」の『おむすび』VS自衛隊。
気がつけば、人類とお伽噺の全面対決の状況に。
おむすび相手に近代兵器で立ち向かう自衛隊の人、格好いい。

■魔王 JUVENILE REMIX 第78話「友達」

犬養さんから放り出された安藤弟さん、彼の前に非合法会社「令嬢」の社員さんが再び現れました。

令嬢さん:
 「お金ってね、あんたが思ってるよりもずっと力があるの」
 「うちの会社に命令する権利も、優しさも人の命も全部買える」

そんな令嬢さんを弟さんは責める。
なんで無関係の島さんにあんな酷いことを…。
何せ本当に完全なとばっちりで拷問されたし、なんてことしてくれたんだこの人ら。

令嬢さん:
 「爪は剥いでもまた生えてくるじゃない」
 「拷問の方法としては人道的よ」
 「あの三人の好きにさせたら、人間なんてあっという間に原型なくなっちゃうわよ」
 「好きなんですって、ああいうのが。悪趣味よねえ。あはは」

根本から性根の違い過ぎる彼女らに、弟さんも言葉がない。
そこに当の島さんから電話がかかってきました。
空気だというのに、うっかり漫画版にもでしゃばったばっかりに酷い目に逢いました。

島さん:
 「俺、マスターの事件には無関係ってわかったから解放してくれるってさ」
 「もしかして安藤…グラスホッパーと何かあったのか」
 「ごめん…俺、何も気づけなくて…バカすぎだ…」
 「俺、あいつの友達だったのに…」

友人の安藤兄が命を賭けてグラスホッパーと対峙してた時、自分は無頓着に熱狂してた。それが悔やんでも悔やみきれない。
嗚呼、島さん良い人だ。
状況を全く理解せずグラスホッパーに流されまくりだったけど、決して本気で馬鹿な人じゃなかった。

島さん:
 「今度、安藤がなんであんなことになっちまったのか全部教えてくれよ」
 「知っときてぇよ、俺も」
 「次に会うのは学校かな?俺の方からお前の教室に行くよ」

弟さんと島さんのタッグ結成。
ただの端役のはずなのに、随分といいポジションに収まったなぁ…。
拷問された指は痛いけど、その痛みを恨むことなく、亡き友に想いを馳せる彼は本当に良い人だ。

島さん:
 「じゃあまたな。潤也」

そういって電話を切る島さん。
その前には「令嬢」の拷問好きの三人組。
島さんは、解放なんてされてなかった。

それから一週間。島さんは行方不明のまま。

毎回大須賀さんにはやられてる気がしますが、今回も意表を突かれすぎました。
ちょっと待ってくれ。何故に島さんがこんなことに。
単なるアホキャラだったはずが、こんなに関わってくるなんて。

そしてますます弟さんの狂気が加速する。
「10%の確率勝負に100%で勝利する」能力を持つ弟さんの、金銭力に任せた報復が始まる。
ていうか、そんな能力云々以前に、弟さん自体が怖すぎる。
次回予告に「怒れる潤也が一線を越える」なんて書かれちゃってますよ。
もうこの漫画に、ハッピーエンドはない。

…島さんは安藤兄の最期の武器が、彼の名言「巨乳大好き」だったと知ったら喜んだろうに。それだけが心残りです。
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一言感想:週刊少年サンデー 「神のみぞ知るセカイ 全プレ締切」

2009年01月22日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
毎年1月は新年会やら風邪やら仕事始めやら何やらで更新が滞りがち…。
去年もこんな感じだった気がする。
申し訳ないです。

■絶対可憐チルドレン 159th sense.「パンドラ・リターンズ(2)」

表紙のお嬢さんは何をお澄まししてますか。
煽りがなければ何やってるか一瞬分かりません。
糞真面目に腐ってるあたり、パンドラさんの洗脳技術の高さがうかがえます。

三宮さん:
 「みんなそう言うのよね」
 「サイコメトラーは戦闘向きじゃないって思ってる」

事実、戦闘向きではないです。
その後の三宮さんの大活躍は、サイコメトラー能力を一切使ってない。
単に女帝がおっかないというそれだけで。

…私もパティお嬢さんにああいう不思議プレイをしたいなぁ。。

■アーティストアクロ 第27話「スバル、苦悩する。」
■月光条例 第11条[おむすびころりん]1 ころりん
■トラウマイスタ 第28話「たそがれピカソ」

サンデーさんの能力系バトルの層の厚さは何なんでしょう。
ここ最近、やたらに盛り上がってます。
しかも病んでそうな人ばっかりだ。作者さんが。

■魔王 JUVENILE REMIX 第77話「約束」

サンデーさんのお色気担当。何かがおかしい。
ていうか能力系バトル漫画の層は厚いけれど、健全な可愛い女の子にときめく漫画が致命的に不足してます。
こんな雑誌を読んでたら、掛け算大好き腐女子や変態蜂娘にしか興奮できない子が育っちゃうじゃないか。

弟さん:
 「巨乳、大好き!!」

突然わけのわからないことを言い出した安藤弟さんに、さしもの犬養さんも唖然。
が、あまりにわけがわからないが故に、事態を理解しました。
安藤くんはまだ生きている。信念だか遺志だか運命だか幽霊だかは分かりませんが、弟さんの中で生きている。

犬養さん:
 「どうやら僕はまだ試されている」
 「負けはしないよ。君達には…」
 「洪水は止まらない」

兄の仇の犬養さんの言葉に、弟さんは激怒。
とはいえ多くの取り巻きに囲まれた彼には手も足も出ず。
弄ばれて放り出されて。無力に打ちのめされながらも、弟さんは決意する。

弟さん:
 「…俺のできないことは、兄貴が全部やってくれた…」
 「兄貴が…できないことは…」
 「兄貴が…できなかったことは…」

弟さん:
 「俺がやる。」

相変わらず展開が素晴らしい。
確率を支配する弟さんが、どう変態蜂娘らと渡り合うのか。
多分、蜂娘は裏切るはずなのですがこれに鯨さんや蝉さんがどう絡むのか。
原作小説の影も形もないくらいの改編ぶりですが、ちゃんと個々の場面やキャラクターの行動は原作どおり。
大須賀さん、凄いや。

とりあえず、原作の「スズメバチ」からこんな変態娘を造形した時点で、大須賀さんはただものじゃない。

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一言感想:週刊少年サンデー 「クロスゲーム アニメ化決定」

2009年01月16日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
遅れましたので手短に。

■絶対可憐チルドレン 158th sense.「パンドラ・リターンズ(1)」

とうとうパティお嬢さんが本格始動しました。
相変わらず腐ってます。
とても生真面目に。

対するチルドレンは不可触女帝・三宮さん。
相変わらずドス黒いです。
とても生真面目に。

私の中のトップ2の直接対決に心躍ります。
ろくでもねぇバトルになりそうだ。
影三宮さんも良い働きをなさってるし、最近椎名さんに愛されてるなぁ…。

…四コマはもはや本編扱いなのですね。何の補足説明もなしにパティお嬢さんが腐ったままなところといい、今回の黒い娘といい。。

■魔王 JUVENILE RIMIX

休載です。
原作つきなのに原作を読んでも予想できないパワフルな展開を見せていましたが、作者の大須賀さんも付いていけなくなったようです。
どうするんだこの後。もはや収拾がつく気がしない。

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一言感想:週刊少年サンデー 「藤木さん復活」

2009年01月09日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■はじめてのあく 第1話「ドクトルJ降臨」

「こわしや我聞」の作者さんの新連載。
もう3年になるのか…。
密かに好きな漫画だったので嬉しいです。

リアルに「悪の組織」に所属してる親戚と、その彼らと同居する羽目になった娘さんのお話。
「ちゃお」に連載されてた「わるいこヒーロー」をなんとなく思い出しました。
主軸はドタバタコメディとして、今後、ライバル役として正義側のヒーローが出てきそう。

主人公の娘さんは妄想大好きな方のようですが、悪の親戚と正義のヒーローとの間で気持ちが揺れ動いたりとか、そういう展開になるんでしょうか。
でもそれだと少女漫画のフォーマットのような…。
正義側は素敵なお姉さんだと期待したい。

■絶対可憐チルドレン 157th sense.「家に帰ろう(6)」

感想を書きそびれてしまいましたが、前回の号でついにパティお嬢さんが本編登場!
しかも見事に腐ったままでした。
もはや防腐処理をしても手遅れなので、このまま行きつくところまで行きついてもらおう。

…そのパティお嬢さんが、今週号には登場しないのはどうしたものか。

物凄い勢いで可愛くなっていく明石さんにノータッチな感想で申し訳ないですが、P.245の三宮さんがとても素敵なので、私的にはそれで十分です。嫁に来てほしい。

■トラウマイスタ 第26話「契約社員」

一番深刻なトラウマを飼ってるのは作者さんだと確信しました。
中山さんのアートマンは化けものだ。
もう収拾付ける気も、話を組み立てる気もないとしか思えない。

■魔王 JUVENILE REMIX 第76話「恩人への礼儀」

マスター殺しの罪を着せられ、安藤弟くんは犬養さんの前に連行されました。
弟さんの目の前で、犬養さんはとうとうと語ります。
安藤君のこと、彼が自分を止めようとしたこと、それが叶わず力尽きたこと。

犬養さん:
 「安藤君には不思議な能力があった」
 「思った事を他人にしゃべらせる能力」

ちっぽけな、あまりにもちっぽけな能力「腹話術」。
けれど安藤君は強大な流れに立ち向かった。
周囲が無条件に犬養支持を唱える中、ムードに流されることなく、立ち向かった。

犬養さん:
 「今でも時どき…考えることがある」
 「夏の決起集会…あのとき…」

犬養さん:
 「安藤君は、僕に、何を言わせたかったのか」

幾ら考えてもその答えが出ることはない。
何故ならその言葉は…。
安藤君が最後に選択した、犬養さんに言わせたかった言葉は…。


安藤弟さん:
 
 「巨乳 大好き。」


まさに必殺(社会的死な意味で)の一撃。
こんなことを大声で叫ばされたら、軽く人生が終わります。
あまりに予想外の言葉に、さしもの犬養さんすら硬直。

安藤弟さん:
 「あの時…そう言わせようと思ってた」

しかし何故に弟さんがそれを知っている。
原作でもボカされてた部分なのですが、漫画的にはどう決着をつけるのだろう。
安藤くんの黄泉路を越えた『腹話術』の正体が何なのか、そもそもここからどう非合法企業「令嬢」と絡めるのか、この漫画の先が全く読めない。

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一言感想:週刊少年サンデー 「シャープペンシル大人気」

2008年12月10日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 155th sense.「家に帰ろう(4)」

おかしい。どうでもいい導入で、どうでもよくない事態に陥ってる。
明石さんが見せた言動はかつてないものだったし、
皆本さんが戻ってなければ連載史上最大に厄介な事態になってた。
それらを解消した上、気がつけば全面戦争に突入してってる。
お見合いをやってるだけなのに、何故こんなことに。

しかもみんな大好きパティお嬢さんが大復活です。
やった!とうとうお嬢さんが本編で大活躍!
お見合いをやってるだけなのに、何故こんなことに。

それと扉絵の三宮さんは何をそんなに壊れてるんですか。
今回の話に入ってから、女帝の百面相ぶりがおかしなことに。
135ページ一コマ目も素敵です。最近の女帝は、変。

ついでに。見合いおばさんを見てると、実はノーマルとエスパーには差はないんじゃないかと思えてきた。

■神のみぞ知るセカイ FLAG.33「神様のダイナミックショッピング」

エルシィ姉さん:
 「神様がもっと現実に近づいてくれたら」
 「そう思ってたけど…」
 「私の方から神様に近づいたら…どうなるのかな…」

腐ってしまうと思う。そして汚染が地獄に広がり、世界が平和になるんだ。

今度の全プレはエルシィ&ハクア姉さんの超特大ポスターです。
100cm×170cm。なんと原寸大よりでかい。
何を考えてこんなアホなものを。思わず応募したくなったじゃないか。

エルシィ姉さん:
 「ご注意!ホントにおっきいです」

下手したら貼れる壁がないとかそんなレベル。どうしよう。

■GOLDEN AGE GOAL124「現在の2人、未来の2人」

「ハイド」に続きWebサンデーに移行。
サンデーさんは割とマジにWeb連載に力を入れる気みたいです。
紙媒体の雑誌には載せられる漫画数に限界があるし、この流れはいい流れだなぁ。

…サンデーさんは小学館か。その内、きらりさんがWeb連載始めそうな気がしないでもない。ガタガタガタガタガタ

■トラウマイスタ 第24話「フェイク」

王道を迷走している謎のトラウマ漫画。
作者さんが何を考え、何を目指してるのか、さっぱり分からない。
でも凄く楽しい。

圧倒的な力を誇る液体金属のスタンド・「分別盛り」を相手に策を巡らすピカソくん。
その甲斐あって見事に一矢報いました。
が、やっとの思いで凍結爆破した「分別盛り」は、あっさり分裂蘇生してきやがりました。

まぁどこぞの映画では液体金属を凍らせて倒してましたが、よく考えてみれば溶かせば普通に元通り。
そんなことでは奴は倒せない。
強い。流石に分別が盛ってるだけのことはある。てか、この敵さんのトラウマは何なんだ。

そんな大ピンチの最中、突然空から女の子が降ってきた。
そしてそのまま「分別盛り」を粉砕してくれた。
全く持って分別が盛ってないくらいのお年頃で、足音が「もてんもてん」と擬音されるような娘さんですが、無駄に恐怖を煽ります。

敵さん:
 「こいつはッ……アートマン『モナ・リザ』!!!!」

そりゃ強ぇわ。

■魔王 JUVENILE REMIX 第74話「能力検定」

兄を殺したマスターを殺した槿さんを追いかけて、彼の家にやってきた安藤弟くん。
何故か槿さんのご家族と、能力の調査を行うことになりました。
弟さんの能力は確率勝負を確実に制すること。
原作では競馬場で検証が行われましたが、さすがに高校生の弟さんにはそんな不穏当なことはさせませんでした。
暗殺者と一緒に検証させる方がよほど不穏当ですが深くは気にしない。

一方、不穏当どころでは済まない島くん。
原作では極めて地味で平和な生活をしていた彼は、何を間違ったか非合法組織「令嬢」に拉致&拷問される羽目に。
確率も糞もありません。不幸度100%。自力脱出の可能性ゼロ。何だこの状況。

先ほどから「原作」「原作」と連呼してますが、現在のエピソードは原作にも登場します。
ですが、ここまでの状況にはなってないというか、こんなアレンジして大丈夫なのか。
大須賀さんは頭がおかしいですよ。どうするんだこの後。
何で原作に忠実なのに、原作を読んだ人間が先を予想できないんだ。おかしいよこの漫画おかしいよ。

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一言感想:週刊少年サンデー 「Web連載開始」

2008年12月03日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■史上最強の弟子ケンイチ BATTLE316「ちょっとした変化」

思うに美羽さんが変装してるのは、武人が平穏に生きるためではなく
容姿端麗さを誤魔化すためであるのでYOMI娘の指摘は外れてる気がする。

■金剛番長 第54撃目「荒殴零猛怒、発動」

金剛番長:
 「1分でカタをつける」
 「だが1分耐えきればてめえの勝ちだ…!!」

ここでマシン番長さんが「1分間逃げる」という選択をしなかったのは
彼が単なるマシンではなく、熱い血の流れる番長だからに違いない。
もしくは月美さんが「殴ってから謝れ」としか命令せず「逃げる」ことを教えてなかったからだ。

■絶対可憐チルドレン 154sense.「家に帰ろう(3)」

どこのどなたか存じませんが、松村くんとは分かりえあえそうな気がしました。
メル友になるより、支配下に置かれる方がいいですよね。
でも女帝にメールを送れる仲なんて、妬ましいのでやっぱり敵。

それと育ったカズラさんが一段と可愛らしいです。どうしてこう、サイコメトラーにばっかり惹かれるんだろう。

■月光条例 第9条[あまんじゃくとうりこひめ]前編

子供にトラウマを与えるお伽噺といえば「パンをふんだ娘」が非常に有名ですが、「うりこ姫」の罪もなかなか重いと思う。
無駄に怖くて、無駄にエロス。
何故この話が各地の幼稚園や保育園に標準配備されてるのか理解に苦しみます。
女の子主人公のお話なら竹取物語とかでいいじゃないか。
「戸締りはちゃんとしましょう」という教訓のためなのかしら。

今ふと思いましたが、元々の話にはそんな教訓はあったんでしょうか。
まともな鍵なんてない時代に、「戸締りしっかりしよう」というのも何か変。
この話を最初に作った名もなき方が何を考えてたのか、漫然と謎です。

■トラウマイスタ 第23話「メタリキッド・ラマン」

ピカソくん
 「いきなり全力!!速攻だ!!」
 「!!?」
 「ファ…ファーブルゥーーーーッ!!!!」

虫のお嬢さん、瞬殺。
そりゃそうだ。「能力:擬態」なんて娘が真っ向から突撃してどうする。
お嬢さんたら雰囲気に乗せられてうっかりしすぎ。

■魔王 JUVENILE REMIX 第73話「クラレッタ」

マスターを目の前で暗殺されてしまった安藤弟さん、ついに犯人・槿さんと対面です。

安藤弟:
 「なんであいつを押したんだよ!」
 「あいつはあの場で俺が、殺…」

「殺」?「殺…」?何でしょう?
白昼堂々、人がごった返す大通りの「あの場」で何をやらかす気だったんでしょうか。
弟さんは覚悟を決めすぎてます。このまま放置してると漫画が終わる。

安藤弟:
 「理由を言えよ!」
 「もし、衝動的とかくだらない理由なら、あんたをぶちのめす!!」

もはや単なる危険人物です。
ていうか、「衝動的」とかそんな理由でマスターが暗殺されてたまるか。
仮にそうだとしても、家族の前で自白するお馬鹿さんがいるか。

錯乱しまくってる弟さんですが、槿さんとその家族はいたって暢気。
こんなことを叫ぶ少年が金属バット持って押し掛けてきたら通報するところですが、晩御飯を御馳走してくれるサービスまで。
もうこの時点で、逆に黒です、この家族。

先週末に既刊コミックスを一気読みしましたが、槿さんの妻と子供は過去に登場済みですね。
アンダーソングループの工事現場で事故を装った家族さん。
対アンダーソンとして雇われてたはずの彼女等が、なんでマスターを暗殺してるのか謎です。
きっと「報酬の支払いを渋られたから」とかそんな理由ですね。(しらっと)
なんだ「衝動的」犯行でそんなに間違ってないじゃないか。やっちまえ弟さん!

一方、マスター暗殺の現場に居合わせてた島くん。
非合法企業「令嬢(フロイライン)」の人たちに拉致られた揚句、拷問にかけられる羽目に。
気の毒です。何が気の毒って、切り抜ける展開が思いつかないところ。

今の展開の元ネタ・小説「グラスホッパー」も読んだのですが、本来なら島くんの立ち位置は安藤弟さん(の立ち位置の「グラスホッパー」主人公)がやるはずのところです。
槿さんと出会った後、色々疑われて拉致されるって流れ。
小説の方では主人公補正で無事に切り抜けるわけですが、島くんにそんな補正は、無ぇ。

自力脱出の目はなく、助けに来てくれるほど関連のあるキャラクターもおらず。
原作から予測すると変態蜂娘が一番可能性があるとか、そんな有様。
蜂娘がやってくると、「令嬢」諸共そのまんま島くんも刺されそうなところが大変ですが。拷問する人が変わるだけか…。

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一言感想:週刊少年サンデー 「西森博之先生特集」

2008年11月26日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■MY SWEET SUNDAY 第12回「西森博之」

西森さんの「サンデー」の思い出漫画は「サバイバル」に「漂流教室」だそうです。
「サバイバル」は読んだことないのですが、「漂流教室」は私も大好きでした。
読むと悪夢にうなされる。かつてあれほど極限状況の話を読んだことがない。

小学校ごとタイムスリップ。行きついた先は崩壊して砂漠化した未来。
食い物なし。水なし。一面砂漠で、日光も雨も期待できない状況。
もうその時点で何をどうサバイバルしようもない上に、ペストや謎化け物にまで襲われる始末。
友達を喰らう恐ろしい化け物に対し、「奴を倒せば食糧になるんでは」とか考え始める小学生たちが不憫でなりませんでした。
しかも本当に実行に移してみたら、毒性が強くて食えないし。酷い。

で、西森さんが挙げてる漫画から、「スピンナウト」はそういう話にしたかったのかな、とちょっと思って見た。

■神のみぞ知るセカイ FLAG31.「10%の雨予報」

今シリーズのターゲットはモブキャラ娘。
あからさまに攻略対象外の脇役キャラです。特徴もなければ特技もない。
適当に適当な恋愛してきゃっきゃきゃっきゃ言ってるタイプです。

げんなりする神様ですが、でも冷静に考えればとにかく心の隙間を埋めれば目的は達成です。
そこで彼女の恋の手伝いをすることになりました。
別に神様が相手を落とさなくても、満足させる相手がいるならそれで良し。

…この時点で、「そもそも恋愛という手段を取る必要がないのでは」ということが垣間見えるのですが、気にしません。
神様は持てる最大の武器を使っておられるんだ。
だから今までの戦法は決して間違ってない。人としては大間違いですが。

何はともあれモブキャラ娘のために、男キャラの攻略を行うことに。
彼の手にかかれば落ちない相手などいない。
かくして通りすがりの男子生徒A、あっさりと攻略される羽目に。

ですがモブキャラ娘、正直男子生徒Aなんてどうでも良かった。
むしろ気持ちは神様の方に傾き始めてたり。
それにも関らず男子生徒Aとくっつけることに燃えてる神様の姿に、娘さんはちょっといじけてしまいました。

神様:
 「…告白は中止だ。失敗だ」
 「あいつにも…ちゃんとパラメーターはあったんだ…」
神様:
 「あいつの心のスキマを広げてしまったかもしれない」
 「駆け魂は…ボクが…出すよ」

覚悟を決めた神様、格好いい。
まぁやろうとしてることは非人道的なわけですが、とりあえず格好いい。
娘さんをパラメーターで判断し、ゲーム的に攻略をしかけようとしてるわけですが、格好いいということにしておこう。

■絶対可憐チルドレン 153rd sense.「家に帰ろう(2)」

三宮さんが普段見せないような表情しまくってたのが素敵でした。
あんな娘さんと同棲してて、一切なびいてない皆本さんの意志力は化け物。
そんなんだからカタストロフを招くんだ。

■月光条例 第8条[ヘンゼルとグレーテル]

1話完結・戦闘は省略。
最近の展開はすこぶる楽しいです。
いい意味で適当なところが。

…シビレッタ婆さんに読ませてあげたい。

■魔王 JUVENILE REMIX 第72話「せせらぎ」

兄の仇を取ろうと金属バットを持って出陣しました。
相手は車椅子に乗っていました。周りには人も沢山います。
でも関係ない。殴る。大変なことになるまで殴る。

そう決めていたのに、仇は名も知れぬ相手に暗殺されてしまいました。
仕方がないので暗殺者を追跡し、金属バットで殴ることに。
理不尽な話ですがしょうがない。だって殴るって決めたんだから。

が、そんな安藤弟さんを出迎えたのは、存外平和な暗殺者さんのご家族でした。
意表を突かれたその隙に、無意味に三途の川を渡ってしまう弟さんがお茶目さん。
その途中で、他界したお兄さんと邂逅しました。

弟さん:
 「……なあ…兄貴…」
 「なんで…あんなことになっちゃたんだよ…」
 「どこにも行かないって…言ったじゃないか…」
 「賭けてもいいって言ったじゃないかよ!!」

その邂逅シーンで「せせらぎ」のエピソードを持ってくるか。
原作読んでるだけに、構成がとても面白い。
今「サンデー」で一番続きが気になる漫画になってます。

ところで暗殺者さんの名前は「槿(あさがお)」さんだそうです。

暗殺者さん:
 「あさがお。『むくげ(槿)』と書いて…あさがお」

普通の人は「むくげ」なんて漢字も知らなければ、馴染みもない。
この人のことは今後も暗殺者さんと呼ぼう。
コメント (2)
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一言感想:週刊少年サンデー 「松江名俊先生特集」

2008年11月20日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■神のみぞ知るセカイ FLAG30「雨がやんだら」

モブキャラさん:
 「デートやキスしたことあんのか!!現実で!!」

お約束のやりとりですが、そこは神様。
余裕で突破済みどころか、何股かけてんだ状態です。
神様の神様たるところを、改めて見た気がする。

■絶対可憐チルドレン 152nd sense.「家に帰ろう(1)」

今週は全編に渡って三宮の姐さんが可愛らしくて幸せでした。
彼女には邪悪な顔がよく似合う。
あと何度も書いた気がしますが、コスプレは絶対正義。

■魔王 JUVENILE REMIX 第71話「右か左か!?」

安藤弟さん、とうとう兄の仇であるマスターと対面。
さあバットで殴ろう!それも金属の奴で!
今まさに撲殺の宴が始まるはずだったのに…。

憎きマスターは目の前でどこの誰とも知らない人に暗殺されてしまいました。
これでは振り上げたバットの下ろしどころがない。
そこで通りすがりの暗殺者を殴り倒すことにしました。そう決めた。だから殴る。金属バットで。

が、当然ながら暗殺者さんは逃げました。
そりゃそうです。
白昼堂々人を暗殺した上、金属バットもったキレた少年が追跡してきたら、誰だって逃げます。

弟さん:
 「見失った……!!」
 「右…左…どっちだ!?」
 「どっち……」

 キン!

弟さん:
 「…左!」

弟さんは、10%の確率勝負を100%の確率で当てる男。
恐怖です。
普通、11叉路なんてないので、道を逃げる限り確実に追い込まれる。

弟さん:
 「くそっ!バスに乗った…!」
 「タクシー!!前のバスを追ってくれ」
 「あいつはたぶん…3つ目の停留所で降りる」
 「そんな気がする」

恐怖・どこまでも追跡してくる弟。
かくして通りすがりの暗殺者さんは、あっさりと自宅を突きとめられました。
早速殴ろうすぐ殴ろう。
出てきやがれこの野郎!入るとこ見たんだぞ!居留守使ってんじゃねぇ!ゴガンゴガンガンガン!!
もはや弟さんなのかヤクザなのか分かりません。

と、そこに。
暗殺者さんの子供だか弟妹だかが声をかけてきました。
あ、あの?そこ、僕たちの家だけど、何か用?

安藤弟さんは早くに両親を亡くし、最愛の兄も失ってる身。
境遇的に、子供の前でその親だか兄だかに金属バットはできない気がするのですが、どう出るんだろう。
案外、キレてる今の弟さんなら「さあどっちに当たるかな!!確率1/2だぜ!!」と高笑いしながら金属バットを振り下ろしそうな気もしますが。

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