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穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
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一言感想:週刊少年マガジン・サンデー「人間VS人外」

2009年09月16日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #12「潤いお肌のむろみさん」

むろみさん、アンコウ鍋を食す。

むろみさん:
 「鍋にするのがおいしーと?」
漁師さん:
 「これが一番手っ取り早くできるからね」

アンコウは生で丸齧りにするものだと思ってたのに。むろみさんたら鍋に興味津々。
鍋なんて今まであまり馴染みがないのでしょう。海中生物ですから。
どうやって水の中で鍋をやるというんだ。

まぁ世の中には「海中でスープを作る」程度のことをこなす人魚さんは五万といるので、むろみさんに出来てもおかしくはないですが。
人魚どもの謎科学力には人類の叡智も及ばない。魚能なのに。
ラストシーン、むろみさんがどんな超技術で、鍋をエジプトまで海輸したかも気にしてはいけません。人魚さんは化け物なんです。

ところで水棲生物たる人魚さんに対し、乾燥肌対策を助言する漁師さんはどうなんでしょう。ずっと水の中にいるのに。
例えば乾燥肌に悩むイルカとか想像してみよう。それはコラーゲンがどうののレベルではなく皮膚病です。
忌まわしきイルカなんぞを引き合いに出したことを、人魚さんに平に謝りたい。

あと先週の回で、むろみさんのボロボロの尾鰭に言及がありました。
女性に対し、そういうセクシャルな話題を取り上げるのは失礼です。
人魚にあるまじきあの様子、見ていて痛ましく、そっとしていたのに。

そして今週、むろみさんの豊かな大平原に言及がありました。
女性に対し、そういうセクシャルな話題を取り上げるのは失礼です。
人魚にあるまじきあの様子、見ていて痛ましく、そっとしていたのに…。作者さんは鬼だ。

■漫画家への花道

先週発売された「別冊マガジン」さん。
有名作家さんの他、新人作家さんも多く連載開始されているのですが、その方たちの紹介が載っています。
一番手は「進撃の巨人」の方。

(あらすじ)
 「謎の巨人に怯え、100年間”壁”に囲まれた世界で暮らしてきた人類」
 「平和ボケした大半の人間がいる一方、いつまで平和が続くかわからない状況に危機感を覚えた一部の人間は『調査兵団』を組織し、壁の外の世界へ出て、巨人の謎を探っている」
 「そんな『調査兵団』に憧れる少年の前に”壁”をぶち壊した巨人が乗り込んできた――」

…転載しておいてなんですが、酷いあらすじ紹介な気がする。
新人さん以前に、この紹介文を書いた方を教育したほうがよいような。。
私も人のことを言えた立場ではないですけれど。

壁の中にいさえすれば安全なのに、人類の誇りをかけて「巨人」相手に打って出る調査兵団の方々が格好いいです。
そして血のにじむ訓練の末、ド迫力で戦闘を挑んだにも関わらず、まるで役に立たず壊滅する様がせつないです。
ちくしょう…。人類、舐めんな…。

確かに新人さんらしく、微妙に「慣れてない」感じが漫画全般からしているのですが、話はとても面白かった。
この手の話は2話以降グダることが多いのが気がかりですが、次回をかなり楽しみにしています。
別マガさんの成功をお祈りしたい。

■絶対可憐チルドレン 188th sense.「湖のひみつ(1)」

何故だろう。今週号の女帝はいつも以上に女帝で可愛く感じました。特に最後のコマ。

■はじめてのあく 第34話「新学期の憂鬱」

東雲さん狙いなのはとても正しいと思います。私だってそうする。コスプレは正義。いやこの漫画的には「悪」なのか。
コメント (4)
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一言感想:週刊少年マガジン「別冊マガジン創刊」

2009年09月09日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #11「コンビニエンスなむろみさん」

セクシャルな話題で申し訳ないですが。
女性を見るとき、まずどこを見るか。
人によって多少の好みのブレはあるでしょうが、私としてはまず尾鰭です。
大きくて立派なのが良いですよね。水をいっぱいかけて排水量が大きい感じで。
るちあさんとか、かなり良い感じです。コペンハーゲンの人魚像とかはダメな感じ。

で、むろみさん。
尾鰭が見事にボロボロです。
人魚さんとしては、かなり眉を潜めたくなるレベルに。

密かに気にはなっていましたが、女性にそういうことを突っ込むのは失礼と思い黙っていたら、今回見事に取り上げられてました。
誰か突っ込んでしまったんでしょうか。それとも元々こういう設定だったんでしょうか。相変わらず視点が鋭すぎます。
作者さんに対する「この人は少し頭がオカシイ」レベルが、また一段階上がりました。

巻末コメントより: 
 「浜辺にはもうちょっと涼しくなってから行こうかな。最近行ってないので」

これは「『波打際』漫画、全否定か」と突っ込むべきなんでしょうか。
それとも「今まではそんな頻繁に『波打際』に入り浸ってたのか」と突っ込むべきなのか。
作者さんが謎すぎて、サイン会とかあったらぜひ行ってみたいです。

…あと、むろみさんは重いと思うんだ。下半身、サカナだもの。

■別冊少年マガジン

買ってみた。

表紙を飾るのは「漫画で悩んで机を殴り、利き手をへし折った」こともある雷句誠さん。
画風そのままで、マガジンさんに移籍なされました。
表紙に堂々と「『金色のガッシュ!!』の」との文字が躍っているのが印象的です。

トップを飾り、その上「マガジン」本誌でも出張CM。
編集部さんの期待に応えて、内容は気合入ってます。
「草しか食わない猫」が出てきたときには「みゃあみゃあ?」と首を傾げましたが、あの流れは流石、雷句さん。

表紙といえば、さりげなく日奈森さんが躍ってます。
「なかよし」まで駆り出しての積極攻勢に、別マガさんの本気度合いが伺える。
一応こっそり書いておくと、私が購入にいたった直接のきっかけは「なかよし」本誌で見かけたCMです。(日奈森さんの客引き能力を、さりげなくアピール)

その日奈森さん絡みの特典は、「PEACH-PIT×久米田康治」と題した特大ポスター。PEACH-PITさんによる「絶望先生」の女キャラが拝めます。
どんな需要を見込んだのかさっぱり分かりません。
漫画好きの女子に対しては、「マガジン」連載陣なら久米田さんが一番訴求力がある、と判断されたんでしょうか。

…。
……。
………確かにそんな気はしないでもない。(具体例:キタエリ)

そのコラボ企画ですが、PEACH-PITさんがチョイスした女子が、何故に彼女なのかはやっぱり分からない。

久米田さん繋がりで蛇足ですが。
特に突っ込みなしでしたが、三味線は常識の範囲に入るんだろうか。説明するのは野暮ですが。
この間、同年代で「風が吹くと桶屋が儲かる」の理屈を知らない人がいたもんで。

連載漫画も正攻法で面白かったです。
「進撃の巨人」は続きが気になる。「嵐の伝説」は面白い視点だと思った。
「恋忍」は巻末コメントで何かを自白してる。きっと完璧なので、精一杯、頑張ってください。

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一言感想:週刊少年マガジン「星を継ぐもの」

2009年09月03日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #10「家族愛とむろみさん」

いつの間にかタイトルが「波打ち際」から「波打際」になってた。

まろやかに人魚ブームを扇動している「むろみさん」。今日は食物連鎖のお話です。
熊からただの食い物として認識されてるあたり、海の覇者・人魚さんもたいしたことありません。
そして容赦なく熊を殴り倒し、ともすれば逆に食ってしまいそうな勢いの人魚さんは、さすが海の覇者です。サカナ舐めんな。

むろみさん:
 「あたし繁殖期を迎えた魚にはようモテるんよ」
 「やけん、(食べるために)捕まえるのは簡単っちゃん」

自分に恋心を抱く交配可能な相手を、何のためらいもなく食の対象にする。
およそヒトにはできない発想です。
性欲と食欲が分化していない下等生物の悲しさと強さがここにある。
なにせ自分の産んだ卵すら、ぼんやり食ってしまう生き物です。
お魚さんの世界は長閑で殺伐としてる。

■エデンの檻 第36話「Loss brain 10:光の空」

密かに好き。

修学旅行の帰りに飛行機が謎の不時着。
辿り着いた先は絶滅動物が跋扈する謎の無人島。
主人公さんたちは謎のサバイバルに明け暮れる、そんな話。

「絶滅動物」というと大抵は恐竜が扱われがち。
大人気ですものね、恐竜。
ですが恐竜と人類の間には、忘れ去られたおぞましき生物群が存在するのです。

恐竜が絶滅したのが約6500万年前。人類誕生が1千万年前。
その間の5000万年の間、地上は巨大哺乳類によって支配されていました。
悪夢の時代です。

「でかいことはいいことだ」の妄執に捕らわれた彼らは、恐竜がいないのをいいことに肥えに肥え、現代からするとわけのわからぬ生態系を作り上げました。
平気で5メートルを越えてみたり。無駄に長大な牙を保有してみたり。
その変な角は何のためにあるの?ねえ何のために?と泣きながら問いたくなるような奇怪な姿をしてみたり。

恐竜と違い、なまじ我々と血縁関係があるだけに気色が悪すぎます。
この漫画の主人公さんたちは、そんな世界に放り込まれる羽目に。可哀そうに…。
「むろみさん」がバシロサウルス(クジラの祖先)に唾棄している時、こちらではそのバシロと死闘を繰り広げてます。(やっぱり奴らは人類の敵だ)

個人的にメガテリウム(160万年~1万年前に生息。体長10メートルに達する巨大ナマケモノ)が出てきたのが恐怖でした。
あれの化石を子供時代に見たのですが、物凄い衝撃を受けました。
恐竜の化石とか大好きだったのに、奴に対しては「これは死体だ」という印象が先だって気持ち悪さばかりが…。
まぁ例によって現場はスミソニアン博物館なのですけれど。
あの博物館はお子様に立ち入らせたらダメだ。

メガテリウムの生息年代を見て分かる通り、人類は実際に奴らと遭遇しています。
それどころかメガテリウムの絶命原因は、人類による乱獲だとか。
意味不明ですよ。体長10メートルある巨大ナマケモノを見て、「食おう」と思った人類の発想が。そんな奴らに石や木の武器で立ち向かった彼らの勇気が。

今は逃げまどうことを優先している主人公さんたちも、いつかは「奴らは食える」と悟るのかもしれません。
食うか食われるか。
「むろみさん」といい「エデンの檻」といい、生物の基本はやはりそこなんだろうと思いました。

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一言感想:週刊少年マガジン他いっぱい 「マーメイドメモリー」

2009年08月27日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打ち際のむろみさん #9「不景気とむろみさん」(週刊少年マガジン)

「人類の敵」と聞いて連想するものは何でしょうか。
おそらく大多数の人が「クジラ」や「イルカ」の名を挙げるでしょう。(私の脳内調べ)
ホモサピエンスの未来と誇りを賭けて、かの邪悪な存在を許すわけにはいかないのです。

一方、「人類の友」と聞いて連想するものは何か。
最も多い答えの一つは「深海魚」でしょうね。(私の脳内調べ)
やる気のかけらのない進化を遂げて、やる気あふれる過酷な環境で過ごす彼らに学ぶことも多い近頃です。

そんなわけで今回のむろみさんはリュウグウノツカイのお話。
毎回「そういうネタのやり方があったのか」と感動しているのですが、今回は魚類雑学ネタですよ。
確かにリュウグウノツカイは水揚げ量の割にはプライベートが謎の魚です。
さすが図鑑を愛読書にされている作者さん、幾らでも話を作ってきそう。

なお欄外にも書かれている通り、リュウグウノツカイは池袋のサンシャイン水族館で見ることができます。
もっとも池袋の水族館なんてカップル御用達のようなものなので、陰気な深海魚の標本なんて寂しい扱いではあるのですが。
あんなにインパクトのある図体をしているのに、「そんなのいたっけ?」と言われたときには果てなくしょんぼり。奴らに仕事は、ない。

あと今回のむろみさんはエロス爛れるカットが多すぎです。お刺身とか。

■月光条例 第17条[人魚姫]後編(週刊少年サンデー)

突如やってきた人魚バブル(人魚なだけに泡)を受けて、今シリーズの題材は「人魚姫」。

人魚姫が人間になるために支払った代償は「声」。
喋る言葉を失った人魚姫は、想いを王子に伝えることができません。
それは非道だと月光くんは魔女に詰め寄りますが…。

魔法使いさん:
 「ちがう種族が結婚するなんて大変なコトさ…」
 「人間に人魚がスイスイなれてやっぱやめますわ…なんてカンタンにされちゃダメだろうが」

正論だ。

うっかり忘れてましたが、人魚さんは異種族です。そんな簡単に人間になられても困るのです。
るちあさんの方を思いっきり凝視しながら、この言葉を反芻したい。
いや「のーして?」とか聞き返されても困るんですけど、るちあさん。

しかしながら人魚の魔法使いさんは話の分かる人。
月光くんの説得の結果、「声」以外の代償も認めてくれました。
魔法使いさんが「声」を欲したのは、人魚さんのお歌が聴きたかったから。
その気持ちはよく分かる。人魚さんのお歌、いつでもどこでも聴きたいですよね。
そこでジュエルボックスピュアボックス一式をプレゼント。これでお歌がいつでも聴ける。

一方、妹姫に代わって王子暗殺に向かった姉姫たち。
暗殺の途中で出会った男と恋に落ち、人間との共存を決意なされました。
このサカナどもが。人魚さんのぴちぴちなビッチぶりはどこの世界も変わらない。

かくして関係者全員、「月打」されて狂ってたというのに、極めて平和かつ幸せになるという奇怪な事態に。
るちあさんの騙った「『人魚姫』ってハッピーエンドで幸せに暮らす話だよね!ロマンチック!」は真実なのかもしれません。
世界は今日も狂ったままだ。

■ToLOVEる トラブル161「大切な人」(週刊少年ジャンプ)

必殺のトランス・マーメイド。
とうとう「ジャンプ」さんも人魚戦線に参戦なされました。
時代はやっぱり人魚さんなんですよ。人魚にあらずんば人に非ず。

基本的に妹姫派の私ですが、闇さんの人魚姿には喜びを抑えきれません。
確か以前にも変身なさってくれた気がしますが、闇さんは時々こういう真似をしでかしてくれるから油断できない。
この調子でガシガシ変身しまくって、「何か足描くの面倒くさいから人魚のままでいいや」とか勘違いしてくれないものでしょうか。
いや、闇さんから足をとったらかなりの戦力ダウンであることは重々承知はしているのですが。

■どんまいマーメイド(ガンガンJOKER)

「人魚さんが出てるよ」と教えていただいたので買ってきました。ありがとうございました。
雑誌ラストの4コマ漫画が人魚さんネタです。サカナ押しの。
「むろみさん」は確実に何かの領域を切り拓いたようです。

失礼ながらこの雑誌を買ったのは初めてだったのですが、せっかくなので他の漫画も読んでみます。
発行部数が伸びた要因は人魚さんであると、編集部さんが気がついてくれるのを祈るばかり。
今や人魚ネタを出せば売れる時代なのですよ!こんな素敵な土壌が出来上がってきていることですし、今こそ「ぴちぴちピッチ」の第三期を始めるタイミングですよね!(さりげなく)


…「サンデー」の定期感想記事だったはずなのに、いつのまにか人魚漫画の報告会になってる気がする。
コメント (8)
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一言感想:週刊少年マガジン・サンデー 「人魚まみれ」

2009年08月19日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打ち際のむろみさん #8「伝説の海獣とむろみさん」

不思議だ。
リヴァイアさんが人魚さんではないと分かった瞬間に、彼女への熱意が薄れました。
良くないですよね。本性がでかいヘビだなんて。それ、人魚さん詐欺ですよ。

余談ですがギリシア神話の話が出たのでついでに書くと、オリュンポス12神の中ではカリュアティスが好きです。
半径1キロ圏内に入った男は嬲り殺しにしないと気が済まないくらいの異性嫌いで、元祖妹キャラにして「いつかあのダメな兄は殺さないとダメだと思う。だってダメだから」と思い込んでるヤンデレ風味。
しかも攻撃的なくせに微妙に弱い(他の女神が化け物すぎるだけですが)のも高ポイント。ギリシア神話の病的なキャラ設定は、現代の萌えコンテンツを凌駕している気すらする。

とりあえず古老師好きとしては、「むろみさん」に読みつく前に何やら満足してしまったので、今回はテンション低め。
いっそ古老師も人魚さんの格好すればいいんだ。
潔く足技を捨てる、そんな勇気を持って欲しい。

■月光条例 第17条[人魚姫]前編

ようやく「サンデー」さんも気が付きました。時代は人魚だと。人魚さんを出さないと、部数が伸びないと。
その勇気ある英断を素直に称賛したいです。
そう、人魚さんを出さないコンテンツに、未来はないのです。

…よりにもよって「月光条例」で採用するあたりが「サンデー」さんらしいですが。

月の光によって狂わされた今回のお伽噺は、みんなにお馴染み「人魚姫」。
「人魚姫」といえば、昔助けた王子を追いかけて、人魚のお姫様が人間の足を手に入れて地上に上がるお話です。
やがて王子様と再会した人魚姫は見事に相手を口説き落とし、1人と1匹は末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
細部はうろ覚えですが、確かそんな話だったと思う。るちあさんも、そう語ってたし。

…「ぴっち」はデフォルトで月打されてる気がしてきた。ついでに私の頭も。

意外なまでに人魚姫さんが普通に可愛いのに驚愕です。
藤田さんの本気ぶりが伝わってきます。おかしい。狂ってないよ、この人魚さん。
同時に、上制服・下魚の図書委員さんのカットがさりげなく混ざってるところも素敵。貝ブラだけが人魚さんじゃない。

結論:時代は人魚。
コメント (6)
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一言感想:週刊少年マガジン 「トラウマばかり」

2009年08月12日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打ち際のむろみさん #7「文明の利器とむろみさん」

ありとあらゆるコマのむろみさんが愛らしすぎて困ります。本当に困ります。何このお魚さん。
打ってるメールも実に人魚さんらしいです。
めちゃくちゃに頭の悪いマーメイドジョーク。素晴らしい。
よくもまぁこうネタがつきないものだと恐ろしく思います。
こうもポンポンと「人魚さんあるあるネタ」を出してくるところを見ると、作者さんは人魚さんを飼ってるんじゃなかろうか。お風呂場とかで。

■勝手に、もうしませんから。

以前にも書きましたが、私が人魚さんに畏怖の感情を抱くようになったきっかけの一つに、スミソニアン博物館があります。
博物館さんのお仕事と言えば、いたいけな子供にトラウマを植え付けること。
スミソニアンさんもご多聞にもれずお仕事熱心で、その展示物の一つ、「宙づりのシロナガスクジラの剥製」に幼い私は大層怯えました。
あれは酷い…。
薄暗い博物館のホール内、ふと頭上に圧迫感を感じて見上げてみれば、シロナガスクジラの死体がこんにちは。進むも地獄、戻るも地獄。海洋性ほ乳類の巨大さとおぞましさに震えたものです。

その暗黒組織・スミソニアンを舞台にした映画「ナイト・ミュージアム2」は現在公開中。
見に行こうと思っていたのですが、今週の「マガジン」さんにインタビュー記事が載っていました。
まぁインタビュー自体は重要ではないです。失礼ですが、それよりも肝心なモノが描かれてるんです。

P.396の3コマ目にシロナガスクジラっぽい生き物が映ってる。

私が見た時から20年以上が経過していますが、スミソニアンさんはしつこく恐怖を振りまいておられるようです。
周りにマンボウらしきものも描かれているのが不気味です。
当時はそんな緩衝材はなかった気がする。あんなに明るい雰囲気でもなかった。
やってくる子供が片っ端からワナワナしているのを見て、スミソニアンさんなりに配慮したつもりなんでしょうか。ほらクジラさん怖くないよー、マンボウさんだよーみたいな。いいからまず、そのクジラを何とかしてくれ。

しかし未だにあるとは驚きです。
某UMAサイトで「スミソニアン博物館にはシロナガスクジラの骨格標本がある」と書かれているのを見て、「あれ?剥製じゃなかったっけ?私の記憶違い?」とか悩んだことにも決着がつきました。
幼き頃のトラウマの源は、まだあそこにありやがる。

ついでに、あのコーナーがある場所の名前が、自然史博物館なるものだと初めて知りました。
私の記憶によれば、クジラの反対側には「数万匹のゴキブリ標本に埋め尽くされた台所」の展示があったはずです。
入口を背に左奥には、「ただの死体の寄せ集め」以外の何物でもない乱雑な化石倉庫もありました。
あのろくでもない博物館には、やっぱりもう一度くらいは行かなきゃだめだと思った。

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一言感想:週刊少年マガジン 「波打際のむろみさん2本立て」

2009年08月05日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打ち際のむろみさん #5「水の母(海の月)とむろみさん」
■波打ち際のむろみさん #6「人気者とむろみさん」

巻末コメントより:

 「イルカは好きです」

ッッッ!!忌むべき退廃思想!!
今、初めて作者さんとの間に溝を感じました。
ここまで絶賛してきた「むろみさん」ですが、そのようなセンチメンタルでセンチビートな告白をなさるとは…。
「肺呼吸の分際で海に戻った卑怯者」という、実に爽快な物言いにシンパシーを感じていたというのに。
イルカのような邪悪そのものの生物を、好きだなんて…。奴らはそういうところに付け込んでくるんですよ。

若かりし頃の むろみさんのスレてなさ加減が可愛いです。
そんなむろみさんを傷つけたバシロサウルスは、やっぱり人類の敵だと思いました。
あとこれから干からびるクラゲさんに乾杯。

今週は2本立て&雑誌表紙も飾っておられます。
まぁ休載がやたらに多いので穴埋めの役目を果たされた、という面もあるんでしょうけれど、人気があるようでとても嬉しいです。
これから暑くなりますし、人魚さんの季節なんですよ。きっと。


以下、「サンデー」さん。

■マギ 第10夜「望郷」

モルジアナおねいさんがエロスすぎて困ります。
実に不愉快です。
何ですかあの色香は。これだから「サンデー」さんは!

正直なところ、第1話を読んだ時には期待薄に感じたのですが、真剣にダンジョン探索やり始めて以降、毎週楽しみです。
意外と「サンデー」さんには、この手の限定状況モノがなかった。
ほとんど着の身着のままで帰還不能の迷宮に突撃しちゃってますけど、後先考えておられるんだろうか。

■絶対可憐チルドレン 183rd sense「ダーク・ハーフ(2)」

 ぎゅううぅぅ~~っ!!

…。
……凄く癒されました。
やっぱり女帝はこうでなくちゃ!


ついでに「ジャンプSQ」さん。

■ロザリオとバンパイア season II

やっぱりお歌は戦略兵器。
そして行き着くところは無音ぴちぴちボイス。
きらりさんもそんな高等技を放ってた気がする。

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一言感想:週刊少年マガジン 「波打際のむろみさんのために買ってる」

2009年07月30日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
密かに「原潜」の存在と名前を知ってる むろみさんが賢いと思った。魚脳なのに。

■波打際のむろみさん #4「ワールドワイドのむろみさん」

人魚さんをこよなく愛する者の一人として、「むろみさん」の感想は書いていきたい。
だけどよく考えてみれば、投げっぱなしのショートギャグ漫画に感想も何もあったもんじゃない。
一体どうしたものかと思っていたのですが。

この漫画を描かれてる名島さんは何者ですか。
毎回毎回、よくもまぁこうも人魚さんのツボを抑えたお話を…。
「人魚さん」=「ただの化け魚」をよくご理解なさってます。
人が魚化してるんじゃない。人風味な上半身の魚なんだ。
ある種の「人魚あるあるネタ」の漫画なわけですが、そんな分野が成り立つことに脅威。ああ人魚さん、海流気にするよねーとか。あるある。

暗黙のネタも押さえてきますね。
人魚さんが喉乾いてて困ってたり(水の中なのに)、人魚仲間と酒を飲んだり(水の中なのに)。
人魚さんにしか分からない謎の文化がそこにある。

微妙にエロスな場面が多いのは、初回のアンケートでそれを希望した方が多かったのでしょうか。
うろこ引きちぎってる姿は相変わらずモゾモゾしますし、携帯ストラップの魚具合も色気に満ちておられます。
何か気が付いたら、作者さんの術中に完全にハマってるような…。

あと初回のセンターカラーはやっぱりミスだったようです。
人魚さんと「放送事故」は切っても切れない関係らしい。
ホラー映画の撮影中の怪談ネタのように、その内浸透するのかもしれない。人魚をネタにすると、「放送事故」が起きる。

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一言感想:週刊少年マガジン 「やっぱり波打際のむろみさん」

2009年07月23日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #3「生存競争とむろみさん」

「むろみさん」目当てで「サンデー」から「マガジン」に乗り換えて2週目。
今週もやっぱり「むろみさん」は頭がおかしいです。
この作者さんは何者ですか。どうしてこうも人魚さんのツボを押さえてますか。

ただのサカナ以外の何者でもない むろみさんが色気に溢れています。
やっぱり三枚下ろしプレイはデフォですよね。猫やカモメに怯えてこそ人魚さんですね。巻末には「ピッチピチ」なんて不穏当な単語まで。
もう劣欲が止まらない。

ただ一つ納得がいかないのが、何故にむろみさんにはヘソがありますか。
奴らは卵で増える下等生物だというのに。
好意的に察するに、あの窪み状のヘソらしきものは擬態なのでしょう。化け魚め…!

あと巻頭のヒロインキャラによるグラビア企画に、むろみさんも呼んであげてください。
水着に着替えてもらってもありがたみが欠片もない。
それが人魚さんの素晴らしさ。

■めだかボックス

他誌ですが「水」つながりで。
クラブ対抗の水中競技大会が開催されているのですが、ちょっと突っ込みたい。
「あくまで漫画上の演出であり、現実に即す必要はない」ということは承知の上で。

まず先週号にて、「息を吐きだして浮力を捨てることにより、通常よりも早く潜水する」行為が「危険を顧みない捨て身技」と称されていました。
実際はこれ、泳ぐ人なら普通にやってます。
多分、泳ぎが苦手という人はここを勘違いしてるんじゃなかろうか。
泳ぐときは、息を吐きながらの方が泳ぎやすいんですよ。
浮力による抵抗を減らすのと、吐かないと息継ぎできないという単純な理由で。

私も潜水50メートルくらいは問題なくできてたのですが、その際は肺は空にして泳いでました。
もちろん特に危険というほどのこともでない。逆に肺に空気入ってたら無駄な労力がいるので無理。
(ついでに、これくらいは「普通」であって自慢になるほどのレベルでもない)

今週号では「水中二人三脚の競技で、走らずに泳ぐ」というのが大技扱いされてました。
学生時代、休日ともなれば一日12時間以上、足のつかないプールに浮かんでいた私らとしては、それくらいはやっぱり普通です。
両手足が使えない程度で溺れてどうする。…というか、「走る」方が難易度高い気がする。

全般に「水中でやるというだけで、陸上と変わらない」という説明もなされてましたけど、こと水中戦に関しては陸上生物は話になりません。
バスケが上手い人は、サッカーや野球もそこそこ出来るものですが、水の中は別世界。
私の場合は逆に水の中の方に慣れ過ぎて、陸上で足を踏ん張りながら遠投するよりも、水に浮かびながらの方が遠くまで投げられる体になってた。

そしてそんなんだから、人魚さんに対し羨望の感情を、海洋性ほ乳類に対し恐怖の感情を植え付けられたんだと思う。
水中であんな高機動するの無理だから。なまじ水中生活してただけにリアルに悟れてしまう。
ライオンに襲われても、まぁ普通に喰われるでしょうけれど、一矢報いることくらいは期待できるかもしれない。でも水中でイルカに襲われたら一方的に嬲り殺しですよ。おぞましい…!

とりあえず突っ込まないと座りが悪かったので書いてみた。
念のため補足すると、「めだかボックス」さん自体は好きです。
「ジャンプ」さんには珍しい方向性だと思うだけに、頑張って欲しいです。

■蛇足

「溺れる」とかのワードを使ったので、余計なことも書いてみる。
基本的にはある程度の泳力がある人間なら、服を着たままだろうが足がつろうが両手を縛られていようが、通常は溺れません。だから「泳力がある」というわけですし。
ただし、湖や池で泳ぐ時だけは注意が必要です。

海と違い、湖や池は周囲から隔離されているため水の対流が起きづらく、水温が場所によって大きく異なります。
そのため生ぬるい水の中を泳いでいたと思ったら、突然に冷水の領域に突っ込んだりする。
そうすると急激な温度変化に筋肉や血管が収束し、最悪の場合、いきなり心停止します。風呂上りに冷水ぶっかけられるようなもの。

こうなるともう泳ぎの上手い下手とは無関係に、一発で溺れます。
傍で見てる分には何の危険もなさそうなところで、いきなり溺れるわけだから結構な怪奇。
これが河童を初めとした淡水系の妖怪の正体の一つだったりする。「水に引きずりこむ」妖怪の多くが淡水系なのもこのせい。

意外と知られていないことのようなので、念のため。
リアルに命に直結することなので、洒落になりません。
季節柄、泳ぎに行く人も多いと思いますのでご参考までに。

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一言感想:週刊少年マガジン 「波打際のむろみさん」

2009年07月16日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #1「瀬戸際のむろみさん」、#2「沖合のむろみさん」

今年春にマガジンさんで短期集中されていた「むろみさん」が華々しくご帰還されました。
生まれて初めてアンケートはがきを出した甲斐がありました。しつこく「正式連載を」と訴えた甲斐がありました。
マガジンさんは、読者のニーズに応える優良企業様。

どんな漫画かといえば、可愛い人魚の「むろみ」さんと戯れる漫画です。
むろみさんは人魚。すなわち魚です。ただひたすらに魚です。これ重要。
稀に「人魚は人間の魚態(すなわち海洋性ほ乳類)では?」と言う人もいます。侮辱ですね。人魚を舐めないでいただきたい。おサカナ万歳。

(漫画本文より抜粋)
 これまでにわかっている むろみさんの生態:

  ・水棲哺乳類(主にイルカ・クジラ)を敵視している
  ・淡水魚より海水魚の方が偉いと思っている

素晴らしき正論です。ツボを分かっておられる。
むろみさんは人魚。すなわち魚です。救いようがないほどに魚です。これ重要。
魚なので当然魚脳です。ミミズを貪るように食い漁り、魚騙しの釣り具に容易に騙されて漁船に捕まる。それがおサカナさん。

いたって普通に漁船のおっちゃんに馴染まれていたり、マグロと一緒に水揚げされても優しく床に転がされてたりと、むろみさんが大変愛されている様子が微笑ましいです。
やっぱり人魚さんはこうでないと。
この漫画家さんは人魚の良さを分かっておられる。

(漫画の柱より)
  方言漫画家ならぬ人魚漫画家!?博多在住の名島先生にファンレターを!!

ご本人様や編集部さんも自覚なさってるんでしょうか。
確かに、「人魚漫画家」を名乗る資格がおありになります。
これからも是非、この路線でお願いしたいです。

しかも今週号のマガジンさん、「むろみさん」の後ろに掲載されている「FAIRY TAIL」でまで人魚さんを出して来ています。
マガジンさんは分かってらっしゃいますね。人魚さんの需要を。
これは一気にライバル他誌に差をつけるチャンスですね。

以前に「むろみさんを連載してくれたらマガジンを購読する」と書きました。



約束は守ります。
そしてこれからもこの路線で行く限り、購読を続けます。
大事なことですから、誤解のないように改めて書きますね。


「波打際のむろみさん」が連載されたので「マガジン」を買いました。


今までは「サンデー」派で毎週感想記事も書いていました。
主に「絶対可憐チルドレン」目当てで読み始めて、「魔王」が好きで贔屓にしていたのですが…。
「魔王」は最終回を迎え、「絶チル」は海ネタをやってるのに人魚さんが出てくる気配もありません。これは良くない。
そこでこれを機に寝返って「マガジン」さんに鞍替えします。
大事なことですから、誤解のないように改めて書きますね。


「波打際のむろみさん」が連載されたので、「サンデー」から「マガジン」に切り替えました。


この事実を、両編集部さんはぜひとも受け止めていただきたい。

よし、後はせっせとアンケートはがきを出し続けよう。
今週号のアンケートは「むろみさん」特集です。
上から順に「01,02,04」「01」「04」。
最後の質問の「04」に関しては「ミミズを貪るむろみさん」とか「シールが痒いむろみさん」で大興奮です。
そういう方向性の「04」でお願いしたい。


#連載開始を教えてくださった方、ありがとうございました。
#コメント返信が全般に遅れております。申し訳ありませんが、気長にお待ちくださると助かります。


【追記】
 「むろみさん」は「絶望先生」でもいきなりネタにされています。
 偶然とはいえ幸先が良いです。
 もっともネタの関係上、一番肝心な「人魚」を削除するという愚昧な行為をなさってますが…。
コメント (6)
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