Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

初めてのガルシア=マルケス

2008-06-08 00:07:03 | 
             
いよいよ読もうと決心して手に取った初めてのガブリエル・ガルシア=マルケスは『予告された殺人の記録』
「百年の孤独」でも「大佐に手紙は来ない」でも「コレラの時代の愛」でもなかったのはひとえにこれが文庫本で手に入り易かったというのと、彼の作品の中では中編でとっつきやすそうだったからという極めて安易な理由だった。
初めての作者の作品というと、その世界に自然に踏み込めるかどうか心配になるのだけれど、それは全くの杞憂に終わった。気付けばどっぷり浸りこんで・・・その作品世界の虜になっていた。どこか不安で、腰を落ち着けられず、どこか霧の向こうに広がる不安定な世界を見ているようで、それでいて呆気に取られてしまうぽかんとしたその明るさは一体何なのだろう。ユーモアというのが一番近いのかもしれないが、でもそうしたたった一つの言葉でくくれるほど単純ではない気がする。
読み終えて満足のうちに訳者の後書きを読んでいたら、この事件の後日譚が「コレラの時代の愛」へとなったことを知り、この導かれる偶然にわくわくした。
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西武線・新時刻表

2008-06-06 00:08:05 | 旅気分
電車の乗換えを調べるのは携帯の「乗り換え案内」を便利に使っているのだが、西武線はやはり時刻表を手元に置いている。いよいよ来る6月14日から池袋線と東京メトロ・副都心線「渋谷」間で相互運転が開始されるのに合わせ新しい時刻表『時刻表第21号:2008年6月14日ダイヤ改正号』(¥350)が発売されている。
この一つ前の第20号はA5変版だったのだが、新しいものはB5版で形も文字も大きくなっている。
表紙の新型通勤車両30000系、まだ駅に止まっているのしか見たことないけど・・。
               
中を見ると・・・池袋線の上り。行先に注目~!池袋、新木場に加えて渋谷が加わっている。へ~!(飯能、というのは西武秩父から飯能まで)
     
そして、こちらは新宿線の上り。注目は今まで「新所沢⇔国分寺」だったのが「本川越⇔国分寺」となったこと、昼間に1往復だけれど乗換えが無い分、乗れたら楽だろうなぁ~。
     
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胡桃・・・すくすく

2008-06-03 00:07:31 | 自然
6月に入ったと思ったら、早くも今年は梅雨入りですか!関東地方は去年に比べると20日も早いとは・・・。これも地球温暖化の影響なのでしょうか?不安だ。
ところで、「胡桃・・・またまた」の折にはこんな↓具合だった胡桃の実から芽生えた緑の葉。これが5月11日だったのですが・・・
                
その後の胡桃です。すくすくと伸びてくれて嬉しい
庭がないので、その大きさに合わせて鉢を植え替えながらその成長を楽しんでいきたいです
                
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ガブリエル・ガルシア=マルケス

2008-06-02 00:07:48 | 
               
映画館のチラシ棚の中から遠くを見つめる男女の表情と題名の「コレラの時代の愛」に惹かれ、思わず手にとった。
よくよく見ると・・・ぬおぉぉぉ・・!
この男性はハビエル・バルデムではないですか!!でも、この作品はスペイン語ではなさそう、多分英語だな。

コロンビアの作家・小説家であり1982年にノーベル文学賞を受賞したガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作『コレラの時代の愛』の映画化作品で、しかもチラシには「・・・フロレンティーノをハビエル・バルデムが怪演」とある。

ガルシア=マルケス、その名前は知っていながらいつか読んでみたいと思っていた作家だ。先日、スペイン語の教室で彼の作品でお薦めはどれ?と質問してみた。「百年の孤独」「大佐に手紙は来ない」そしてこの「コレラの時代の愛」の3作が先ず挙げられた。どの作品も長いという話だったが、彼の作品は一度夢中になるとその魅力の虜になる人が多いとも。一緒に勉強しているクラス・メートはスペイン語のきっかけを「ガルシア=マルケスを原語で読みたい」と確か話されていたっけ~。これは、一度読んでみなくては・・・と思っているところ。
コメント (6)
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