Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

音楽会で思ったこと。

2008-06-16 00:04:41 | 音楽
私は武蔵野文化事業団の「アルテ友の会」の会員になっているのだが、いつもここは主催公演として興味深い催し物をたくさん、しかも手頃な価格で紹介してくれているのがとってもありがたい。

そうした公演の中で先日は「アイルランド伝統音楽&バロック音楽集/グローニャ・ハンブリーwith守安功&守安雅子」を聴いた。♪詳しくはこちら
実は、もう一年になるが去年の5月にも同じメンバーによる公演を友人と聴いていて、今年も公演があることを知り、是非聴きたいと思っていたのだ。
去年は、前方でもちょっと下手側の席だったのだが、今回は中央の前方でそれぞれの楽器の音がより美しく届いてきたようだった。そして、その音楽は何だか先回とは違っていたように感じていた。何でだろう?不思議に、直接に飛び込んできた、といえばその時感じていた感覚に近いだろうか。音楽を感じながら、同時に色んなことが心のうちを去来して、その思いが時に息苦しく思えるほどだった。こんな音楽の感じ方もあるのだと・・・。
ところで、この演奏会で私は初めて守安さんがコンサーティーナ弾くのを聴いた。野太く、豊かな音楽であり音だった。グローニャさんが「目を閉じて聴いているとアイルランドのお百姓さんの演奏のよう」と仰ってたと記憶している。充実して満ち足りた音楽に浸った2時間はあっという間に過ぎていった。
コメント (2)
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