Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

金刀比羅宮 書院の美

2007-09-04 00:21:11 | 展覧会・建築・器
             
             金刀比羅宮 書院の美
             ― 応挙・若冲・岸岱 ―
会期:2007年7月7日(土)~9月9日(日)月曜休館
   午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館

パルマ展の轍を踏んではならじ、と最終日にはまだ余裕が(って9日までなのだが)先週行って参りました「金刀比羅宮 書院の美」
しかし、平日だったにも拘らず結構な入りでびっくり!特に若冲のコーナーは、人が集中して、しかも動かない・・・。ううう・・・動いてくれよ~!頼むよう~!
だから、下の方の絵は暗くなっちゃって、よく見えない状態になっていた、もうっ!!

でも、この展覧会で初めて見た「岸岱」(1749/56~1839)は魅力的で素晴らしかった。
   
   水辺柳樹白鷺図(すいへんりゅうじゅはくろず)
その柳ののびのびした瑞々しい緑、そこで戯れる生き生きした鳥達。
     
     水辺花鳥図(すいへんかちょうず)
解説に「幼いころより父親に作画の手ほどきを受け、彼から画才が乏しいことを責められた」とあり、是非いつかどこかでその父親の絵も見てみたいと思った。

しかし、この展覧会で日本画の空間の扱い方、そしてその「間」を感じ、その「間」を楽しんでいることが嬉しかった。
そして同時にこんな凄い絵や事物を持っている金刀比羅宮の長い歴史についても思いをはせた展覧会でもあった。
コメント (2)
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