映画『ミス・ポター』で自然の中で遊ぶ野うさぎの姿を見て、私も野うさぎに出会ったことを思い出してました。
ああ、小学校でよくやる「飼育係」の当番じゃないですよ。勿論、白い毛で赤い目のうさぎの当番は私もやりましたが・・。
私が野うさぎとばったり出くわしたのは学生時代・・2回出会っているのだけれど、それ以降今に至るまで出会ったことはないのでその2回が強烈に印象に残っています。
寮の洗濯物干し場(寮生だったんです)、ある天気のいい静かな午前中、たまたま誰もいなかったその場所に茶色の野うさぎはちんまりと座ってました。彼(彼女)は草を食んでいたのでしょう、でも人の気配を感じた時にはお互いの目が合ってました。その目は真っ黒で大きくて、それに吃驚しました。しばらくじっと見つめあっていて、その後「あっ!」みたいな感じで彼(彼女)はぴょんと跳んでどこぞへ逃げていってしまいました。残された私は野生のうさぎに初めて出会ったことにちょっとぼやんとして、それからじわじわ嬉しくなってました。
そして、もう一度は寮から学校へ行く道で。目の前にふいにぴょ~んと飛び出してきて、そのまま道を横切って森の中に走りこんでいきました。
どちらもあっという間の時間だったけれど、野うさぎというとこの時のことが鮮やかに思い出されます。
しかし、自然に恵まれたとこ(↓これは以前撮った秋の景色ですが)にいたんだなあ、と改めて思います。今住んでいる所だって、結構自然に恵まれているとは思うけれど、鶉のおかあさんが雛連れて山の中をぱたぱた駆けていたり、流線型の何か動物(多分いたちかと)に運がよければ出会えたりするのですけれど、さすがに野うさぎには出会ったことはないものね。