Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

名古屋陶磁器会館

2015-03-12 00:00:13 | 旅・再発見
名古屋を訪れたら短い時間でもここは外せないと名古屋陶磁器会館へ寄りました。
この時は2階で『「技の創造塾」作品展~凸盛り春盛り~』展が開催中で入ると真っ白なワイングラスに「ガラス盛り」のお皿のワインタワーが迎えてくれました。
  
名古屋絵付けの技法と題して、その多彩な技法による作品、また凸盛りの方法などが展示されていました。
凸盛りには二重盛りとガラス盛り(コラレン)があること、また名古屋絵付けの最も盛んだった頃のまさに百花繚乱といった感のある技法を用いて作られた作品、金盛り・手描き・吹き・ラスター・銅板転写・ゴム判・転写・金腐らし・漆蒔き・・・etc.が展示されていました。
    
手描きの茶器セット、ラスターのもの 
 
金メッキ加工された茶器セット、金腐らしの花瓶、
    
ガラス盛りの小皿、名古屋名物三点(きしめん・天むす・海老フライ
      
階段から1階展示室を見たところ。
この日はこの展示室で『輸出用陶磁器限定販売』で会館が持っている戦前・戦後の名古屋絵付けを施した輸出向けの陶磁器製品を販売してました。
見ていて、ほんと飽きないです~!
でも同時に思うのは、これだけの隆盛を極めた一大産業がどうして短期間のうちに衰退してしまったのだろうか、ということ。
この名古屋絵付けの技法をなんとか後世に残し伝えようと奮闘している「技の創造塾」の活動は貴重なものだと思いました。
   

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