*公式サイト
2006年/アメリカ/130分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、パイパー・ペラーボ、レベッカ・ホール
こ、これは!・・・
華麗なマジックの饗宴を「楽しむ」つもりで出かけて見事に裏切られた。マジックは登場人物の復讐劇の一要素に過ぎない。巧妙に仕組まれ、全編に張られる伏線。劇中の一言が後で「あ~、こういうことだったのか!」と思わせられること度々で、それらが全て自分の中で繋がり解決したかというと・・・実は自信がない。それ位、色々なことが絡み合い、こんがらがる。
暗いトーンの中で繰り広げられる、底知れない復讐劇に気持ちが暗くなる。表はあくまで華麗に、だからこそ余計にその裏に広がる人間の欲望、業、闇の深さ暗さが浮き彫りになる。マジックのネタも含めて、なんとも割り切れぬ後味の悪さが、心の底にどよ~んと溜まり、妙な疲労感を覚えた。復讐、報復という負のパワーの強さ、おぞましさを感じたからだろうか。一度落ちたら抜けられないこの復讐の連鎖から抜け出る術はないのだろうか? もう観てから大分時間が経っているんだけれども思いは結局そこに戻る。
2006年/アメリカ/130分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、パイパー・ペラーボ、レベッカ・ホール
こ、これは!・・・
華麗なマジックの饗宴を「楽しむ」つもりで出かけて見事に裏切られた。マジックは登場人物の復讐劇の一要素に過ぎない。巧妙に仕組まれ、全編に張られる伏線。劇中の一言が後で「あ~、こういうことだったのか!」と思わせられること度々で、それらが全て自分の中で繋がり解決したかというと・・・実は自信がない。それ位、色々なことが絡み合い、こんがらがる。
暗いトーンの中で繰り広げられる、底知れない復讐劇に気持ちが暗くなる。表はあくまで華麗に、だからこそ余計にその裏に広がる人間の欲望、業、闇の深さ暗さが浮き彫りになる。マジックのネタも含めて、なんとも割り切れぬ後味の悪さが、心の底にどよ~んと溜まり、妙な疲労感を覚えた。復讐、報復という負のパワーの強さ、おぞましさを感じたからだろうか。一度落ちたら抜けられないこの復讐の連鎖から抜け出る術はないのだろうか? もう観てから大分時間が経っているんだけれども思いは結局そこに戻る。