Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ブラッド・ダイヤモンド/BLOOD DIAMOND

2007-05-02 21:01:35 | 映画 は行
               *公式サイト
2006年/アメリカ/143分
監督:エドワード・ズウィック
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン、アーノルド・ヴォスルー、カギソ・クイパーズ

ダイヤの価値を決める4つの「C」以外のもう一つの「C」:Conflict(争い)、そしてアフリカ地域の武力紛争のシンボルともされている「紛争ダイヤモンド(ブラッド・ダイヤモンド)」
重い内容だったが、素晴らしかった~役者も、アフリカの景色も!!
救いようのない激しい内戦、複雑な権力の構図に光の見えないトンネルの中のような現実、少年兵にする為の少年狩り、引き裂かれる親子の絆・・・。
こうした悲惨な状況を生み出すのも人間なら、そうした状況からなんとかして未来を見出そうとするのも人間だと、それが信じられるラストに救いを感じることができ、感動が静かに深まるのを覚える。

パンフレットにあった寺中誠氏(アムネスティ・インターナショナル日本 事務局長)の一文が映画とともに心に刻まれる。
「ダイヤモンドを目にする時、その輝きに心奪われるのではなく、人としての尊厳と命を思い起こすことができるかどうかが、試されている。あなたは、ダイヤモンドに封じ込められた、多くの人びとの命の叫びに耳を傾けることができるだろうか。」
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2 コメント

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観ました (わん大夫)
2007-05-15 22:54:03
最後の方のシーンですが、

デカプリオが死んでしまった後、

ジェニファー・コネリーが広げた雑誌の中に

デカプリオの写真入の記事が載っていました。

いろいろと画策したデカプリオでしたが、

あのシーンが最高でした。

思わず涙が出てきてしまいました。

デカプリオは、「デパーデット」の時より数段味が出てきました。

いい役者になりましたね。
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わん太夫さま! (rubicone)
2007-05-16 00:47:43
私、「愉快なシーバー家」以来、初めてディカプリオを観たのが「ディパーテッド」で、この「ブラッド・ダイヤモンド」が2作目だったんです。凄い存在感のある演技で魅了されました。で、どっちも可哀想な末路で・・・
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