goo blog サービス終了のお知らせ 

老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「軽視される帰還兵支援予算」(5/24毎日)

2009-05-26 22:20:06 | イラク戦争
5月22日に「サロン・ド・朔」で「冬の兵士」のDVDを見ましたが、24日の毎日新聞にそれと関連ある記事が出ていました。

「テロとの戦いと米国(4)」の第2部の「疲弊する兵士」で、『軽視される帰還兵支援予算』という見出しで、以下のような内容です。

* * *

昨年5月、当時の大統領ブッシュは、上院で審議されていた帰還兵の奨学金制度を大幅に改善する法案に猛反対したが、奨学金を増額すれば、帰還兵の大学進学率が高まり、兵役に戻る率が減少する懸念からという。

しかし、法案を提出したベトナム戦争帰還兵のウェブ上院議員が、「拒否権を使うなら、秋の大統領選の争点になる」と揺さぶり、ブッシュも改選を控えた議員たちも支持に回り可決された。

これに関し、元海兵隊員のクックさん(61歳)は次のように言う。
「政治家は選挙のときだけ帰還兵の問題を語り、愛国心をアピールする道具に使う。」「冷戦の崩壊後、帰還兵支援の予算は軽視されてきた。」「帰還兵の問題は、大多数の国民にとっては人ごとなのだ。」

また、市民団体『米国のイラク・アフガニスタン帰還兵』のリコフ事務局長は、「人口に占める従軍兵の割合が低下し、メディアや国民の関心が弱まっている」と指摘。その割合は、第2次世界大戦当時は12㌫、ベトナム戦争では4㌫だったが、対テロ戦争では0.6㌫にすぎない。

* * *

といった内容で、『冬の兵士』で、イラクの戦場でのことを語っていた帰還兵たちの顔を思い出しながら読みました。 

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
松林


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。