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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

フセイン取調官の証言とイラク帰還兵

2008-05-09 20:25:40 | イラク戦争
「9条世界会議」ピースウォーク(広島から幕張へ)を読んで、良心のある兵士が心身症になる原因がよくわかりました。

先ほど(5/8 1:45am頃)地震があり、テレビで地震情報を確認していたら、深夜番組「CBSドキュメント」を見てしまいました。ちょうど、サダム・フセインが処刑される前にアメリカ国内で取調べを担当したFBI捜査官がインタビューを受けていました。彼はサダム・フセインから「生の声」を数多く引き出した功労者との事ですが、彼の証言で印象に残ったことは、

①アメリカが開戦理由とした大量破壊兵器は、その時にはなかった。
②アメリカ(ブッシュ大統領)は最初からフセイン後の政治を収拾する気などなく、フセインさえ排除すればイラク人が何とかすると思っていた。
③当時、パウエル国務長官が開戦に反対し、「パンドラの箱を開けることになる。戦後政治に責任を持たざるをえない状況になる」と忠告していたのに、ブッシュ大統領は無視した。
④今も続くイラクの混乱は、その結果だ。
⑤フセインはアメリカの文化(意思決定)を知らな過ぎた。彼はアメリカ映画を見て学んでいるだけだった。
⑥同様に、アメリカもイラクの文化を知らなかった。
⑦イラクでクルド人を化学兵器で虐殺した事件は、フセインが命令した。化学兵器による犠牲者の遺体写真を見せても、彼はそれを「必要だった」の一言で片付けた。とても怖い人間だと感じた。
⑧息子のウダイ氏の残虐な行為について、フセインは「仕方がない。子供は選べない」と言った。

以上です。フセイン元大統領(故人)がいかに危険人物だとしても、ブッシュ大統領は騎兵隊もどきの単細胞的な軍事介入しか頭になかったのでしょう。現在も自分のメンツとネオコン・軍需産業の機嫌取りでイラク派兵を続けているように思います。

松林さんがお書きになった「フラフラのアメリカ人」は、正義と言われて戦ったが真実を知ってしまった人、戦争の加害者かつ被害者でしょう。近い将来、日本人(自衛隊員)にも同様な事例が起こらないとは・・・。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助


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