不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「第9条の生まれた背景」(水木しげる出征前手記:東京新聞「大波小波」より)

2015-07-14 22:08:53 | 戦争・平和
東京新聞・本日付コラム「大波小波」から転載します。

++++++ ここから ++++++
「第9条の生まれた背景」

 「毎日五萬も十萬も戦死する時代だ。芸術がなんだ哲学がなんだ。今は考へる事すらゆるされない時代だ」

 これは昭和17年10月、つまり日本海軍による真珠湾奇襲=大東亜戦争開戦から間もなく一年になろうという時期に書かれた一青年の日記。詳しく言えば「新発見 水木しげる出征前手記」(『新潮』8月号)中の一節である。このとき彼は20歳、画塾に通う画家志望の学生だった。不要不急の芸術など目指していたが故に、時代の厳しい空気を感じていたのであろう。
「五萬も十萬も戦死する」
とは、むろん日本だけではない、第2次世界大戦としての時代も視野に入っていたわけだ。世界の若者がみな間近に迫った詩を現実としていた。この青年も翌年5月には召集を受け、やがてラバウルへ出征、そこで片腕を失う負傷をした。そして復員後は食べるために漫画家に転向、新しい日本文化の担い手となったのは誰もが知る通りだ。

 「こんな時代に自己なんて言ふ小さいものは問題にならぬ。希望だ理想だ、そんなものは旧時代のものだ。/現在と言ふ現実を見れば、どんな将来の希望もふつ飛んでしまふ」

 二度とこんな時代、社会にしないために我々は憲法第9条を70年間護持して来たのである。
(鬼太郎)
+++++++ ここまで ++++++++

水木しげるさんには「水木しげるの戦記選集」宙(おおぞら)出版、580円という実体験漫画集があります。サブタイトルは、

・亡き戦友が描かせた戦記ドキュメンタリー!
・昭和の証言「水木しげるロングインタビュー」収録
・真実の戦争まんがは水木サンにしか描けません。

とあり、水木さんがいかに戦場で人を殺さず、戦闘を避け、生きるために知恵を絞ったかが描かれています。その中に、いったん軍部が出した玉砕命令を「忠実に守る」ため、生き残った兵士を参謀本部から殺しに行く場面があります。

殺される側の兵士集団にいた軍医は「生き残った若い優秀な兵士をなぜ殺すのだ!」と憤り、師団本部へ「命乞い」に行くのですが、本部の参謀長は「女々しいやつ」と殴り、翌日一緒に兵士たちの下へ連れて行くと言い放ったのです。(つまり、玉砕命令通り)

その晩、軍医は・・・拳銃で自決しました。駆けつけた師団長一派は

 「彼らはいずれ、こうなる運命なのだ。可哀相に」

といい、火葬にして翌日現場へ持っていき、「彼らといっしょに埋めろ」と命令しました。

これが安倍首相など認めたくないであろう、真実の戦場です。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
猫家五六助

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9条の会;小森陽一講演(報告) | トップ | NHK、今日国会中継しない... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「フリーメーソンと廃仏毀釈伊藤博文偽士族人脈スパイに告ぐ」 (通りがけ)
2015-07-15 09:12:33
Imagine there's no heaven 【日本国憲法】

【衆生無辺誓願度 煩悩無尽誓願断 法門無量誓願学 仏道無上誓願成】

「常識・金・法・戦争・宗教・選挙などはすべて「地球を未来永劫統治するシステム」の為の「支配者層」にとっての道具にすぎません」さゆふらっとまうんどのブログhttp://nueq.exblog.jp/24579535/
>一生滅びない世界統治システムです

支配者と奴隷の構図が一神教カルトの妄想です。すなわち万物を作った全能の神とはそのまま悪魔であり悪魔の妄想です。一神教すなわち邪宗外道です。
この邪宗外道においては人間以下の生物はすべて神にはなれません。神の生け贄として血を流して死なばその魂を天国という楽園を装った牢獄に入れてやるというのがすべての一神教の秘儀です。すなわち魂を持って生まれた者は皆、万物の造物主唯一絶対神すなわち悪魔の餌なのです。死後の復活と不死の契約とはまずこの世で死ぬことが前提なのです。
宗教とは人間が如何に生きれば幸福を得られるか、この世の真理を教えるものです。神のために死せよと教え神を信じぬ異教徒を殺せと教えるならそれは真理ではありません。不幸へ導く邪宗外道の教えです。

仏法では人間はすべて仏陀になる可能性を持っており釈尊が説き示した方法によってのみ成道成仏して宇宙の無上の真理そのものに成る、すなわち涅槃に入ることができる。

仏陀釈尊に帰依することは父母から縁に依って授かった得がたく尊い命を自ら固く決意してこの世でより善(よ)く生きることです。善く生きることによってのみ成仏という仏果すなわち幸福を得ることができる。これに反して邪宗外道カルト一神教に帰依すれば、父母の恩によって生まれた尊い我が唯一無二の命を神父や牧師や巫覡(ふげき)者という霊詐欺師に騙されて悪魔の生け贄として捧げられ、不幸のうちに徒に死ぬことしかできません。そしてその死後に得られるものは不幸にして天国と称する己が父母に無縁なる無限牢獄入りです。

日本は釈尊生誕以前の悠久の大昔から先祖代々仏法に帰依する地球唯一の菩薩国です。日本人はこの世の親が赤子に施す慈愛の躾により親に孝行他者に親切な忘己利他菩薩行を三つ子の魂のうちから性得し人生を努め暮らすのであり、自分の身を露惜しまぬ親孝行と他への親切、これこそが日本人の日本人たる最根源的民族特質となるのです。すなわち、親孝行でかつ人に親切なのが大和民族であり、行いの儀に於いてこのふたつのうち一つでも欠く者は、大いに謙譲なる和の心を懐く日本人にとって廉恥に悖る人の如く思われ、日本人同朋として至極恥ずかしい者であると感ぜられるのです。親孝行でない者や他人に対して酷薄非道にふるまう者は一人前の伝統の日本人ではない、と断定できるまでに。

この地球上で過去現在未来において悪魔一神教カルトがつねに仏法という宇宙の真理に対して下克上叛逆を仕掛けているのですが、悪魔は常に敗れ去ります。何故ならこの宇宙の鬼神の世界も人間界も畜生界もすべて宇宙の真理不生不滅の仏法に包含されるから、滅ぶべき万物の創造主という地球の小なる一神教カルトがそれを包含する無辺大なる滅びぬ宇宙の真理すなわち仏法を越えることは未来永劫ありません。これが仏法を教え給うた釈尊が人天の師と呼ばれる所以です。

そして邪宗外道カルトによる仏陀仏法への叛逆、これは地球のことだけではなくこの宇宙のすべての場所で常に起こっていることなのです。と、釈尊が2600年前にこの世に露明らかにお教え給いました。nueq.exblog.jp/24579535/
_____________

「天に代わりて不義を伐つ」

★高田延彦の安倍・安保法制批判ツイッターが話題! 元スポーツ選手には珍しい反権力姿勢(リテラ)阿修羅♪
http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/497.html#c23

人の上に立つべき人は有徳者をもって第一とし、有徳者は仁義礼智忠信孝悌にもとづいて政治を行わねばならない。

血筋は関係ない。親がたまたま政治家だったと言うだけで躾も礼儀も学問も武勇もまったく具有(そな)えない出来損ないが私利私欲で不正選挙に出馬して他人を欺き金と暴力で総理大臣位を簒奪するなどもってのほかである。よっく聞け、【安倍晋三よ、おまえのことだ。】

この人品卑しい嘘つきのチンピラ似非総理が、没義道にもよその国の人を武器で殺してその財産を強奪したいがために、一神教悪魔カルトイスラエルユダヤフリーメーソンの治外法権を利用して日本国憲法に違反する集団的自衛権行使をかってに決議しても、日本人は親に孝行他人に親切だから、たとえ心賤しき匹夫下郎似非総理によって徴兵され武器を持たされ強制的に海外へ送り込まれようとも、何の怨みも無い外国の人たちをその人の親兄弟の悲しみを無視して武器で殺傷するなど、義を尊び和を貴ぶ仁智勇伝統仏心日本人は断じて斯様な無道残虐略奪をやりません。

今日7月15日憲法違反安倍晋三匹夫下郎総理が憲法違反の国会決議を行うそうだが、どうぞおやりなさい。地位協定や外交官治外法権を使って日本国内で何の罪にも問われないのは外国籍外交官と米軍人軍属だけであるから、日本国籍を有する日本政府公務員の治外法権行使は全員が日本国憲法最高法規99条違反内乱を犯行することになる。内乱罪は無期懲役以上死刑まである。

犯罪者を現行犯逮捕執行することは社会正義を実行することだから誰にでも許された権利である。日本国籍憲法違反内乱罪お尋ね者不義不忠公務員は全員この極刑逮捕をよっく覚悟しておくように。

24. 2015年7月14日 19:29:22 : rWn9PLlcps

日本国憲法に於いて日本国を統治する国権を持つ君主は、天皇ではなく主権者国民である。そしてすべての公務員は主権者国民というご主君に忠義を尽くして奉公する下僕である。
よってご主君である我々主権者国民を騙してその財産を盗み命を奪う日本政府匹夫下郎公僕公務員は不義不忠の盗賊に他ならず、日本国憲法最高法規99条に背き内乱クーデターテロリスト犯罪者となる。

われわれ伝統の仁智勇慈悲仏心日本人が不義不忠の匹夫下郎を義をもって捕り押さえることはまさに天の命ずるところであり、これぞ【天に代わりて不義を討つ】。
而して後、天の命ずるところに従って世に正しく政道を敷き、この慈悲仏心忘己利他菩薩常民国を主権者国民みずから和をもって治めるべし。【五箇条ご誓文の主語を天皇ではなく我々国民と変改すればよい】
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

戦争・平和」カテゴリの最新記事