コロナ禍の真っただ中。目が離せない新たな情報が世界を駆けまわっています。最新の情報を提供したいと思い、2-3日の間隔で今後可能な限りUPしたいと思います。
○WHO:中東地域でコロナウイルスが危機的に高まるリスクあり。
○タイ:タイ国内で製造のアストラゼネカワクチンの輸出に制限を掛けることを検討中。
国内の感染増に対処。近隣国への打撃と共にワクチン保護貿易主義の助長に懸念材料。
インドの輸出規制でワクチン接種率向上に遅れが出ているマレーシア・ベトナム・インドネシアに更なる遅れが心配される。
○ミャンマー:一日の新規感染者が7089人、死者が145人を記録。前日に比べて大幅増。
○欧州医薬品庁:異なったメーカーのワクチンの混合接種を勧める動きを控えるよう警告。併せてブースター効果を狙う追加接種の必要性の是非判断にまだ時間がかかるとしている。但し2回接種が求められるワクチンに対しては、二回目の接種も必要であると言明。
○WHO:先週1週間の期間で、世界の新規感染者数がほぼ300万人と発表。前週に比べて10%の上昇。死者数も3%の上昇。9週間に及んだ減少傾向に反転の傾向。ブラジル・インド・インドネシア・UKで新規感染者数の増大が顕著。感染性の高いデルタ変異株は111カ国に広まっており、今後数カ月以内に世界の主流ウイルスになると懸念される。
今後もっと感染性を高めた別種の変異株が発生することも予測される。その新たな変異株と公衆衛生・社会的規制の緩和が重なって、人の移動と混合が助長されることになれば、多数の国で感染者数増大と医療機関の圧迫及び死者数増が起こるだろうと声明。婉曲なオリンピック中止勧告ですか?
○シンガポール:クルーズ船で感染者発生。乗客3千人程がクルーズ船客室で隔離。
○東京:約50名の駐在員とその家族をのせたANA航空機がインドネシアを離陸し成田に向かっている(NikkeiAsia)と政府並びに清水建設が発表。医療崩壊を起こしつつあるインドネシアの状況から清水建設がチャーター機を用意。ワクチン接種希望の帰国者に接種の予定。
○東京:1月22日以来最高の1149人の新規感染者確認。”増大傾向が明確になった段階は、既に手遅れだと言うことである。たぶんここ数日は増大傾向になるだろう”と慶応大Sakamoto氏発言。
○インドネシア:14日、一日新規感染者最高へ、54,517人。
○中国:10代へも接種開始を予定。幾つかの地区で15歳から17歳に対し今月から。12歳から14歳に対し8月から。10月までに接種終了の予定。
○米国:感染増再び。3週間にわたり倍増。デルタ株の拡大と独立記念日の集会が原因か。
○浜松:オリンピック・ブラジル代表数十人が宿泊するホテルでクラスター発生。ホテルの従業員7名がテストで陽性判明。ブラジル代表団31名は、同宿の客達からバブル隔離中で感染していない。浜松の別のホテルでもクラスター発生が疑われている。
但し医療専門家はオリンピック“バブル”措置が厳密さの点で不十分な所がある、と懸念している。
○モロッコ:チュニジアへ集中治療ベッド(Intensive Care Bed)と風圧室装置(Ventilator)各100台を供与。モロッコが他のアラブ諸国の北部アフリカ諸国支援活動に参加。
○ベトナム:一回目にアストラゼネカワクチンを接種した市民に2回目はPfizer-BioNTechワクチンも接種可能に。
○オランダ:新規感染者が前週対比で5倍に。
○米国:3回目の接種(ブースター効果を狙っての)の必要性を調査しているが、3回目の接種が重篤な副作用を引き起こす恐れもあることから更に時間をかけてデータを調べると当局は声明(Jay Buttler氏)。2回接種を要するワクチンが、その2回目で副作用が高まることが見られており、慎重に対応していると思われる。
○WHO:コロナ禍の世界で食糧危機が高まっている。
○J&Jとアストラゼネカ:両社は稀に起こっているワクチン接種に基づく血栓症リスクを減少または回避するための初期的修正研究を行っている。
○ドイツ:メルケル首相がワクチン接種は強制ではないと言明。加えて接種率を更に上げていき、ソーシァルディスタンスと検査を順守していくことで、次の第4波を抑えていきたいとも指摘。ロバートコッホ研究所(RKI)は成人の最低85%がワクチン接種済みになることが集団免疫獲得の為に必要としている。新たな対策を求めている人もいる。
○ヨーロッパ諸国及び他国:国連支援の下にワクチン接種を済ませた数百万人の人が、ヨーロッパ各国と他の幾つかの国への入国を、それらの国で承認されていないワクチンとの理由、から拒否されている。例えば欧州産アストラゼネカはEUで承認されているが、インド産のアストラゼネカは未承認である。欧州大陸のこの状況を差別的・非科学的とする専門家もいる。
○中国:顔認証技術と個人健康情報との組み合わせでコロナ対策の試み。中国はQRコードシステムを最初に利用した国でもある。居住地・スーパーマーケット・飛行場や他の公共施設への出入りに伴う移動の情報と健康情報とを追跡する目的に使用。
○マレーシア:接種会場で接種関係者200人が感染の為、接種会場閉鎖。
○日本:台湾と他のアジア諸国にアストラゼネカワクチンを今週供与。各百万回接種分を2国間協定に基づきインドネシア・台湾・ベトナムへ。COVAXスキームを通じて1100万回分をバングラデシュ・カンボジア・イラン・ラオス・ネパール・スリランカ及び太平洋島嶼国向けとして今月出荷。
○WHO:富裕国はブースター用に余ったワクチンを自国民に優先するのでなく後進国への供与を考えて。第3回目の追加効果はまだ充分判っていないという事実。後進国では未だ一回目の接種すら受けていない人が大勢いるという事実。二つの事実を冷静に見て、正しい判断を富裕国と共にワクチンメーカーにも求めたい。Ghebreyesus氏談。
「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan