老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

桂春蝶専用落語

2018-03-05 09:27:57 | 暮らし
上方に桂春蝶という噺家がおられます。

このお方がネット上のツイッターという140文字の呟きサイトで

「世界中が憧れるこの日本で『貧困問題』などと言う方々は余程強欲か世の中に受けたいだけ。この国はどうしたって生きていける。働けないなら生活保護もある。我が貧困を政府のせいにしている暇があるならどうかまともな一歩を踏みだして欲しい。この国での貧困は絶対的に自分のせいなのだ」

と呟いちまったもんで、ツイッター読者が「落語家なのに自己責任論を振り回すなんてとんでもねえ野郎だ!」と怒り心頭に発しました。

だいたい日本の貧困問題は、ワーキングプアだったりシングルマザーだったり、働いても生活出来ない賃金しか得られ無い。政府がそれに対して本気で取り組んで来なかったという現実を、この落語家はわかっているのでしょうか。

たかが一落語家の呟きと侮るなかれ。既に彼は全国放送のテレビ番組で持論を展開しているのです。

この春蝶という噺家。実は二代目桂春蝶の倅で世襲って奴でございます。お銭(おあし)に何不自由無い育ち方をして、総理夫人と写真を撮ったり、ネトウヨの集会で櫻井よしことチラシに収まったり。

とんでもねえ野郎だと、ツイッター読者がついに「春蝶専用落語」というタグをつけてツイッターに投稿したところ、大反響。そのひとつをご紹介いたしましょう。

「ブラック企業に就職した寿限無」

「激務 激務で心は擦り切れ 退社時間過ぎても 感情なく 未来なく 将来無く 
食う寝るだけの 住むところ パワハラ上司の糞上司 
解雇 解雇 解雇で少人数 少人数の愚民達 愚民からの暴言有りの 病休からの無職へ」

これにはツイッターでやんやの大反響。「いいね!」の数が3万を越えたとか。国会で審議されております「定額残業やらせ放題」法案を先取りした話じゃござんせんか。

落語の笑いと涙は市井に生きる名も無き人々の武器だったんですよ。それを悪代官にすり寄ってご機嫌取っている奴なんざ噺家の風上にもおけねえ、豆腐の角に頭ぶつけて……おっとそれ以上は言わぬが華。

桂春蝶のツイッターは大炎上とか。火事とけんかは江戸の華と申しますが…「桂春蝶専用落語」で検索しておくんなさいまし。オチの無い噺になりましたが、お後がよろしいようでテケテンテン。

✳「桂春蝶専用落語」はツイッター社のサイトから引用しました。

「護憲+コラム」より
パンドラ
コメント
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