老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

賢者ぶった愚者がうごめく

2013-09-29 02:53:34 | 安倍内閣
人は賢くもあり 愚かなものでもある。愚かさに関しては人後に劣らぬを自認する我が物申すのは、如何なものかと自問自答しつつも、不幸にして我に劣らぬ愚人が賢人ぶる昨今を何と言えばいいのか、言葉もないの思いである。

自分のものだとか我に理ありと言い張るものが彼我複数あり、その正否判断を当事者同士に委ねるとすれば、行き着くところはネクタイを緩め腕まくりをするという、正に知性以前の段階に陥る。こうなればその決着は、泥沼での「どちらが強いか」の競い合いになって、選り抜かれた代表1対1の決戦などというもので終ろう筈もなく、無差別に無垢の者達をも巻き込んだ「阿鼻叫喚図」が繰り広げられることになる。これは、人類の歴史そのものと言っても過言でないほどに繰り返されて来たナンセンスである。

二度と繰り返すまいと世界に先駆けてその決意を固め、それを国是として歩み来たこの国。この間既に68年、武力なるものの競い合いでただ一つの命も、いや、ただ一滴の血すらも流さずに今日まで歩み来た。これを何と見るのか。

賢者ぶった愚者がうごめく。一国の総理とは何なのか。その座に就くことを「花を咲かせた」と表するのか。経済成長とは「物価上昇」に先導されて具現されていくものなのか。「積極的平和主義」とは何なのか。「己が平和」という得体の知れないものにひれ伏せさせる活動を展開しようと言うのだろうか。
 
無人機には話が通じないから、打ち落とすという。正気なのか。「競い合い」は、常に相手より強くなければならぬ。そのための際限のない「軍備拡充競争」に華々しく打って出ようとでも言うのか。

書き連ねてきたことに「正気」の太鼓判を押すこと。それは、愚の骨頂と言わずして何と言えば良いのか。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山
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