老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「知られざる放射能汚染 -海からの緊急警告」(NHK総合テレビ2/5)

2012-02-05 17:40:50 | 原発
1月21日の「放射能とエネルギー」のイベントの時、「東京湾は2年後には放射能物質によって汚染され、その後10年間は江戸前の魚は食べられなくなる」という情報を耳にしました。

何を根拠にそのような事が言われているのかと思っていたら、2月5日NHK総合テレビ「知られざる放射能汚染-海からの緊急報告」(再放送)を見て、その実態を知る事ができました。

福島の原発事故で撒き散らされた放射能物質-セシウムがホットスポットと呼ばれる地域に舞い落ち、さらにそれが雨によって、荒川、江戸川などの河口付近から、川を移動して東京湾に集められる。放射能の海洋汚染を調査している近畿大の報告によると、川の汚染場所は次第に移動しており、河口付近では90ベクレル以下のセシウムが、河口から800メートル離れた川では900ベクレル以上の汚染にみまれているということでした。

今、荒川、江戸川の川底には、相当数のセシウムが蓄積しており、その50パーセントが東京湾に到達するのが半年後、その後はスピードを落とし、殆どのセシウムが到達するのが、2年2ヵ月後。その後、汚染が半減し、東京湾の魚が食べられるようになるには10年数か月の歳月を要するという事でした。

この番組に寄せられた感想には、「これからも、こういった、汚染の実態を調査し発表して欲しい」「一番恐いのは何も知らずに、汚染された環境の中で生きて行く事。どんな結果でも、きちんと調べて教えて欲しい」という意見がありました。

政府は「寄らしむべし、知らしむべからず」ではなく、持っている情報は、出来るだけ公開して欲しいと私は思います。「国民が混乱する恐れがあるから」などという、言い訳に逃れることなく、政府が率先して情報公開に努めるべきだと思います。

NHKは、最近とても良い番組を作っています。色々な問題もあるNHKではありますが、私達の知りたいことを提供している番組はこれからも応援していきましょう。

「護憲+BBS」「明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽」より
パンドラ
コメント (5)
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