老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

フィクション「私の病気は何なのでしょうか?」

2011-01-27 17:15:08 | 民主党政権
最近、咳が止まらなくなって、微熱もあるし、食欲もない。何をするにもやる気が出なくて、近所の「藪駄目医院」に行きました。そうしたら、藪駄目先生ったら、パソコンの画面ばかり見ていて、全然私の顔見ないんですよ。

「あなたの病気は治ります、大丈夫、私が治してあげます」って胸をはって言うんですけれど、「やる気が出ない?それはストレスですね、ほら見てご覧なさい、ストレス数値が高くなっているでしょう」と、パソコンの画面見てばかり。

「仕事がない?それが原因ですね、雇用!雇用!雇用!です」って、いきなり立ち上がって拳を振り上げて叫ぶんですもの、ビックリしました。で、にっこり笑って(パソコン見たまま)「ハローワークに行きなさい、それであなたの病気は解決しますよ。その前に注射をしましょうか?少し痛いけれど患者さんにもご負担いただかいないと‥。この注射は痛いだけで、たいして効き目もない‥じゃなかった、よく効きますよ。」

仕事がないのも本当に困っているのですが、やりたい仕事がない‥というのも原因です。この先生、何だか信用出来そうにないなので他の病院を訪ねてみました。

そうしたら今度は恐い顔の女医さんが出てきて、私を睨みつけて「何、やる気が出ない?食欲もない?そういうのを『平和ボケ病』というのよ外の様子をご覧なさい。あの男性は戦争で片足吹き飛ばされたのよ。食欲がないなんて、こっちの子は食べる物がなくて、栄養失調で死にそうなのよ、あなたの病気は『甘え病』ね。生きる目的がないんじゃないの?私?私は高名な女医になることが目的だったわ、若い頃『誰のために女医をするか』なんて本も出したりしてね、え、誰のため?そりや勿論、自分のためよ」と、お説教されただけで全然話になりません。

次の病院の先生はメガネをかけていて、見た目は一番まともなのですが、藪駄目医院の名前を出したら「あいつは、私がいた病院をのっとったんだ。酷い奴だ、あんな医院廃業させてやる!解散だ!」と怒りだしてしまいました。

その他、病院の先生だと思ったら宗教の勧誘の人だったり、女性カウンセラーは、「育った環境が悪かったんじゃないですか?だいたい今の治療法は間違っていますよ。子ども手当で空母が買えるのに、何考えているんですかね」と、分けの分からない事言ってばかりで、、、。益々具合が悪くなって、もし、重い病気だったらどうしようと不安は益々つのるばかりです。

え、私の名前?「迷える主婦」?違いますよ、そんなんじゃないですよ。私はあなたですよ。この国で生きている国民全部ですよ。

※ この物語はフィクションですが、あなたがご存知の実在の人物の顔を思い浮かべて 読んで見てください。尚、実在の人物とは何の関係もありません。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ 
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