goo blog サービス終了のお知らせ 

老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「自由診療」について

2007-03-25 11:02:01 | 医療・介護
「自由診療」とは医療機関にとって「自由な診療」という意味です。

つまり、社会保険制度では保険に適応するために定められた診療をしなければならないのですが、それにとらわれない診療ということで、それに対する治療費も自由に設定できます。(保険を適応しない診療そのものを指す場合もあるようです。ex.交通事故や労災の診療。)

ご存じのように、公的な医療保険制度が財政的に逼迫している一方で、医療機関の経営も悪化するというおかしな現象(どこに厖大な「医療費」が流れているのでしょう?)が起きています。そこで医療機関の経営を改善するために積極的に「自由診療」をすすめようという動きもあるようです。

http://www.jiyushinryo.com/
http://www.jnews.com/business/digest/2006/025.html
http://www.kaishika.com/introduction/

つまり、貧乏人を相手にしていたのでは儲からないから、これからは富裕層をターゲットにした「質の高い医療」をめざそうということのようです。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
千葉の菊

「モラルがあれば法は必要ない」・・自由診療について

2007-03-25 08:33:16 | 医療・介護
「モラル」というのはある程度の品格が備わった人には通じる概念であるが、もともと犯罪行為なり犯罪的な行為(刑法犯でなないがそれに近いもの)に手を染める人々には通用しない。そこで法の出番となる。法が必要になるというわけである。

最近特に日本では、上は政治家から下は学生までモラルも崩壊してきている。こうなると、「モラルがあれば法は必要なし」という牧歌的な格言は過去のものとなっている観がある。DV法などは「法は家庭に立ち入らない」(これは近代法の原理だった)という原則から本来不要な法規定だったはずなのである。飲酒運転で車を運転して交通事故を起こし、人の死を招くことがあまりにも大量になりすぎて、毎日のようにニュースにもなっている。

このような目に見える現象は氷山の一角であり、いたるところにモラルハザードが起きているだろう。(法の制定に依存することも出来ないし未来の教育に期待するほかにないが、安倍政権のような戦前回帰型政府では百害あって一利なしである。なんでこうなってしまったのだろうか?)

ところで、医療問題も日本では医療技術の先端問題に話題が集中しすぎて、医者のモラルの問題がやはり先端技術の問題-例えば遺伝子応用技術とかのモラル問題など-に限定されすぎている。しかし、桃季さんのいう歯科診療の問題などのように、もっと一般的なモラルの低下や崩壊の事例の方が重要なのではないだろうか。

歯科の診療技術不足や欠陥によって歯がおかしくなったという事例もテレビなどで報道されている。こうしたモラルハザードの現場の声をひとつひとつ取り上げていくしか方法は見つからないだろう。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
名無しの探偵

自由診療

2007-03-24 10:09:56 | 医療・介護
私の使っている社会保険の関係で、外国語の分かる、書ける医者の所へ通わざるをえないのですが、先日歯が痛くなり、そういった歯医者をネットで検索して、電話をしてみたところ、「色んな国の保険を取り扱っているからご相談に乗りますよ、すぐにいらして」と言われ、片方のほっぺを覆うようにして、半べそをかきながら、歯医者へ。

歯科治療、歯を3本か4本なおして88万円だという。??????じょ、冗談でしょ???

これ以上相談して安くすることもできないという。2回通ってしまったので、初診料と、これから治療する1本目の歯の治療費を前払いするも納得がいかず、通うのをやめました。

しかし、前払いした治療費は精算して返してくれると言っていたのに、あとから、色んなことを付け足した領収書が我が家に送られてきて、金額につじつまを合わせ、返金してくれない。

これを警察、厚生労働省、医師会その他に相談したけれど、全部たらいまわしされて、結局裁判するしかないという。

自由診療は法の縛りに掛かりにくい。先日書いたことですが、「モラルがあれば法は必要ない」と言うこの言葉が、きれいな診療室の受付のおばちゃんやお医者さんには通じないのである。

医師会にも入らず、外国人あいてに自由診療をしている歯科医の中には、医師免許を剥奪されたものが法の網をかいくぐって、ゴージャスでパーフェクトな診療を宣伝し、客集めをするぼったくりも多いと、関係者から教えられて、よく調べないであわてて歯医者に飛び込むような事態になるまで自分の歯を放っておいた自分を反省しました。

3人の医者が診て、1人目は「根っこの治療をすればよい」、2人目の先生は「いま悪い1本だけ直せば、あとはいつ痛み始めてもおかしくない歯があるけれど今やることもない」、3人目の先生は「今痛いところの手前の歯が膿に包まれているから、抜いてブリッジかインブラントするようになる可能性が非情に高いです」と。

歯は、痛くなる前にきちんと手入れして治療するようにしないと、とんでもないことになりますね。

「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
桃李

お笑いを一席

2006-12-17 18:25:54 | 医療・介護
世の中暗い話ばかりなのでお笑いを一席。

80歳と77歳の老夫婦のところに、区役所の「高齢者支援課」から手紙がきました。何をやってくれるのかと開けてみたら、「介護保険納付書」でした。

もう一度封筒をみたら、その後に小さい字で「介護保険担当」とありました。

ブラック・ジョークでした。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
松林

病院食について考える

2006-11-01 07:01:03 | 医療・介護
叔母からの電話で、叔父があぶないとのこと。享年62歳の母を筆頭に、母の兄64歳も亡くなり、末っ子の叔父は60歳になったばかりです。私の父も63歳で逝きましたから、60歳代というのは、70歳が若いと思える時代にあって、肉体の大きな変化があるのかと思います。

そして、病院のお世話になる。入院してみな同じことを言っていたのが、「楽しみの食事がおいしくない」ということです。

胃ガンで胃を取ってしまった叔父は、栄養を摂取するためには共働きの家で難しいので、入院しました。でも、食べられずに血液の状態が悪くなり、さらに脳に出血を起こし、血小板の減少で出血が止まりにくくなっていました。少しはっきりしてきたら叔父は「スープとかでなくみそ汁が飲みたいなぁ」といっていました。

母の看病をしていた頃から真剣に、「病院の食事を病院はどのくらい大切に考えて手間をかけお金をかけているのか」と思います。作っている方が悪いと言うことでなく、病院の姿勢や医療の世界全体でこのことがどう思われているのでしょうか。もうけになるから投薬にはお金をかけても、家庭で削りやすい費目が食費であるのと同じで、まず食べなければ生きていけないにもかかわらず、食事の材料や作り方がかなり節約されていると思うんです。

「果たしてこれで十分な医療なのか」と考えると、病院食が食べにくいという病人のために、食べやすいものを食べやすい調理法を勉強して作って運んでいた私の考えは、「否」です。野菜も肉もゆでるよりは蒸した方が美味しいですし、肉など真空調理の方法をつかえば、鶏のささみや胸肉などの脂肪のないところもしっとりしあがります。

食が生命を支えているのであって、そのつぎに投薬だと思いますが、どうも今まで去っていった私の家族を考えるとき、投薬や手術などの方に重点を置かれていて、食事を見直そうとしない病院が多いように思えます。

【補足】
こんな記事を見つけました。お金がないと十分な医療だけでなく食事もけずられて我慢しなければならないなら、ナンのための国民皆保険なのでしょうか?

医療格差のはじまりは食事から?病院食の格差
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/byoin/archive/news/2005/20050411ddm013070184000c.html

栄養素の壊れている食事なの??
http://intmed.exblog.jp/4537876

「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
桃李