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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

首相より災害対策本部長として語れ

2011-03-14 10:31:34 | 東北地震
3月13日夜の官邸記者会見場に於ける菅首相の国民に向けた災害対策メッセージを聞いて正直失望した。メッセージのみで早々に引き上げた首相の対応に対して、記者からも首相はなぜ質疑応答に応じないのかと、次に登場した枝野官房長官へ不満が出されていたが、尤もである。

警察官や消防隊員を何名投入したかということ、自衛隊員を5万人から10万人に増やすこと以外には具体的な災害対策は示されず、計画停電につても具体的なことは海江田経済担当相に丸投げ。その海江田氏からも具体的な説明はなしのつぶてであった。計画停電は東京電力の社内事情であって、災害復旧対策とは直接関係ない。要は災害対策本部長として具体策が示されないのである。

例えばライフライン復旧のために、全国の電気工事会社から電気工事士を1000名集めているとか、ガス復旧のために2000名集めているとか、水道工事のために工事士を何名手配しているとか。またその工事のための重機の手配台数等を話して貰いたいのである。

しかしライフライン復旧工事の前に、先ず膨大な廃材を処理しないことにはライフラインに着手できないであろう。テレビの映像を見る限り廃材処理は遅々として進んでいない。そのための重機を300台、ダンプカー600台を東北・関東一円の建設業者に手配したとか、応援業者の宿泊のため近郊のビジネスホテルは全て押さえるよう指示したとか、首相ではなく災害対策本部長として、このような具体的な話をして貰えれば被災者の希望と元気の素になる。

ところで、先日菅首相にも前原前外相にも「政治と金」の疑惑が発生し、今や小沢氏だけを党員資格停止処分する大義名分は無くなっている。菅首相が自ら言うようにこの震災で日本は戦後最大の危機に直面しているという認識ならば、東北地方の事情に詳しく人脈もある小沢氏に災害対策本部長を任せるべきである。岩手県は小沢氏の地元であり、達磨県知事も小沢氏の子分である。小沢氏の災害対策本部長は、余人を以て代え難い適材適所なはずである。

具体的な復旧対策となれば、災害対策本部長の手足となって動く知事・県会・市会・町会議員が居るか居ないかで雲泥の差が出てくる。全国の県議会で民主党が過半数を占めているのは唯一岩手県議会のみであり、この事実を見ても市会、町会議員への小沢氏の人脈は菅首相とは100対0、比べ物に成らないはずである。その人脈の差が復旧スピードの差になって表れることは必然であり、未曾有の東北の災害復旧に小沢氏を対策本部長に抜擢しないのは第二次人災と言っても過言ではないであろう。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年

「計画停電が想定されるエリア」情報

2011-03-14 00:33:30 | 東北地震
NHKなどでは、東京電力のHPを参照するようにと言っていますが、今現在アクセスできる状態にはなっていません。

産経ニュースの以下のサイトに詳細情報が乗っていますので、参考までにご紹介しておきます。
http://sankei.jp.msn.com/etc/news/110313/etc11031322560001-n1.htm

それにしても、周知の上実施すると言っていながら、情報が錯綜しテレビでも充分な情報を流していません。このままの状態で、あと6時間後には停電開始してしまうのでしょうか。今回の東電の一連の対応、情報開示の仕方には大きな疑問を感じます。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子

東日本大地震・地域再生のために

2011-03-13 14:53:04 | 東北地震
リアス式海岸と呼ばれる地形に位置する市街地に止まらない、津波エネルギーの破壊力のもの凄さ。この世のものとも思えない。

改めて心からなるお見舞い・哀悼の気持ちを捧げます。

ほとんど更地と化した生活拠点。これをどのようにして再建するのか。その途方も無さに言葉を失う。だが、腕を拱いていては、何も始まらぬ。自力で再建出来る方々ももちろん居られよう。しかし、高齢化という大きな流れは、被災各地とて例外ではあるまい。

政治と行政の出番である。何にもまして取り掛からなければならないのは、住居の確保であろう。
 
地域再生である。基盤である「土地」に着目しなければならぬ。所有を継続したい意志のある者といえども、昨日まで慣れ親しんだ場所でのそれは保障しない法制を早急に作れ。
高齢の地権者で、自力再建を放棄する者には、土地の権利と引き換えに家賃終身無償の公営住宅を用意せよ。
説明会やら審議会やらのダラダラは排して、速やかに被災地域の土地利用計画確定に当たれ。本格的なインフラ修復が始まってからでは、遅すぎる。
これらを推進するに当たっては、とかく付きまとう濡れ手に粟を為すの行為には、関係者全てに「相場」を越える厳罰規定で備えよ。
ポツリポツリと空き地が残る被災地の光景は、今後は、皆無とするという覚悟で、法制を始めとする諸施策への取り組みをすばやく始めよ。
国会一週間休会のブランクは、焦眉の急への着手によって取り戻せ。

この大方針を、被災地の方々のみならず、国民全てに「歴史に名を残す覚悟」と共に伝えよ。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山

大地震で問題化する原子力発電

2011-03-13 14:41:20 | 東北地震
電力会社および政府は日ごろから原発の安全性をテレビCMなどで放送しているが、今回の地震と大津波で安全性神話に亀裂が走っていることは明白である。

原発の安全性神話は広瀬隆さんの最近著作で再度批判されているが、簡略して言うと広瀬氏はCO2が地球温暖化の原因であるという通念は明らかに誤りだったと指摘している。その根拠は温暖化が始まるのは最近のことであり、およそ産業革命期から温暖化が始まるというデータは虚偽であるという。つまり二酸化炭素原因説に科学的な根拠はないというのである。

そして、最後の章で原発問題に触れているが、それによると原発がCO2を出さない温暖化を止めるエネルギーであることを宣伝するのに、このCO2悪人説が利用されているという。

そして地球温暖化の大きな原因として原発の放射能冷却システムが存在すると指摘する。そのメカニズムはこうだ。原発は電気製造においてかなりの高熱を出すので原発の高熱を冷却するために原発付近の海水は異常に高温化するという。このことを物理学的に翻訳すれば、電気というエネルギーを産出すると同時に高温という膨大なエントロピーが発生してしまうのである。(物理学の熱力学の問題)

このメカニズムが今回の地震と津波でバランスを失い、原発のトラブルを引き起こし大きな危険を招いてしまうのではないだろうか。

* * *
政府の隠蔽行為に近い答弁と保安委員などの誤誘導で、住民の多数が被爆することになった。

今日の報道では、今度は3号機までも露出、原子力発電の危険性はさらに高まった。原発は異常に高温化するので常に冷却し続けるこにになるが、その冷却の水がなく海水に振り替えたわけである。

やはり電力会社は事故を想定していない。これで原発は代替エネルギーに切り替わる方向に行くことにならざるをえないと思われる。

「護憲+BBS」「 メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
名無しの探偵

震災復旧に急務なこと

2011-03-12 16:08:32 | 東北地震
一夜明けて、被災状況が明らかになってきた。この被災状況が分からないのが皮肉にも停電でテレビが観られない被災地の人々であることは、阪神大震災の時の経験である。

その経験から復旧対策で急務なことを述べれば、先ず人命救助のヘリコプターと重機とそのオペレターの動員である。米軍空母や韓国軍が来てくれるのはありがたいが、戦闘機をヘリコプターと重機に積み替えて来て貰わなくては実効はなく、単なるパフォーマンスに終わるだけであろう。勿論その前に政府は自衛隊と民間のヘリコプターと重機を一刻も早くより多く、全国から集結させる必要がある。

また人命救助と同時に必要なのはライフラインの復旧対策である。先ず必要なのは水道、電気、ガスの復旧であるが、専門のマンパワーの集結が急務である。阪神大震災の時も他県から応援の専門業者が派遣されたが、1週間後くらいからであったように思う。よって場所によっては復旧に1ヶ月以上も要した地域があったと記憶している。

次は廃材処理であるが、是は見た目以上に膨大な量である、これも全国から重機とダンプカーを集結すべきである。自衛隊員がスコップを持って5万人集まっても手の施しようが無く、遅々として捗らないと思う。阪神大震災の時も遠くは福岡、名古屋の他県ナンバーのダンプカーが被災地に表れたのは、震災発生後3周間くらい経ってからであったように思う。廃材の物量を読めなかったからである。

それと廃材処理の場所の確保である。ダンプと重機がやっと揃ったと思ったら、今度は通常の公営ゴミ処理場だけでは24時間稼働しても処理しきれず、処理場前の道路には何十台ものダンプカーの行列ができ、荷下ろしするのに5~6時間待ちの渋滞が発生し、ダンプと重機が効率よく回転しない状況が生じた。よって公営のゴミ処理場とは別に国有地か民間の休耕田を借地して一時的な廃材置き場を確保すればダンプカーがピストン運転可能となり復旧活動がよりスムースに動くはずである。

一方よく問題になるのは、他県業者を導入する場合、仕事を他県業者に採られたくないとの地元業者の排他本能と感情対策である。とにかく是もあれもひとえに菅首相の的確な指示と政治力である。その政治力さえあれば全国の高速道路網を利用すれば1、2日で必要な重機とダンプカーとマンパワーは揃うはずである。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年

東日本大地震に思う

2011-03-12 16:02:06 | 東北地震
大災害である。東日本大地震と呼称した方が相応しいような大きさが、刻一刻明らかになりつつ、更なるとめどない追い討ちが続いている。

呆然とする全ての方々に申し上げる言葉もない。様々な傷跡の修復に、どれだけの時間・財貨・労力を必要とすることになるのか、想像もつかぬ。政治と行政。血税蚕食を論われるこの両者にとっては、不謹慎ながらも「真価発揮」の絶好の機会とでも言うべきであろうか。

さて、このような災害が起こるたびに持ち出されるのは、「想定外」という免罪符。これまでの災害を教訓に、様々な「対策」は講じられて来てはいる。しかし、その基になる「想定」は、目の前に広がる「現実」を前にした時、胸を張り得るか。

諸策を講ずるに当たって心すべきことの第一は、「史上最大」は、何時「史上第2位」になるかも知れぬという深慮であろう。完成までに400年の河川堤防は別格としても、住民の生命・財産を護るべく講じられた諸施策は、その物差で万全か。被災地から送られてくる映像を見るにつけ、その感を深くする。

津波の進入を阻止するために設けられた防潮堤は無いに等しく、他方、易々と進入を許して惨状をさらす地域は、海岸線と地続きと言ってもよいような、景観を誇るのみの無防備地帯。一方では、押し寄せた津波の高さを捕らえ切れなかったとも言い、複数生じた震源が災いして「緊急地震速報」の精度を損なったとも言う。

住民への情報提供や避難誘導、安全な避難先・諸設備類の整備・人口集中地域での交通手段の確保や、代替策などへの対処は、十分であったか。時代の寵児然とする原発の安全確保策、代替電源の整備などは、遺漏なく行われていたのか。

百年に一度などに金をかけていては、幾らあっても足りぬのしたり顔もあろう。だが、錦の御旗然に胸を張る「科学研究」は、「衣食」足りて「礼節」を~の、どちらに属すると言うのだろう。

宇宙遥か遠くを駆けて、学校の敷地程度の星屑から吸い取って来た「ホコリ」から得られるものや、帰還したら数ヶ月のリハビリを必要とした宇宙基地での長期滞在などが、この地上で必要とする万民の生命・財産の保護よりも尊いと言うのだろうか。
 
また、自然災害を皆無とするのは出来ない相談、しかし、実績は「本来業務」とは決して称せぬ「災害救援業務」だけなのに、年間5兆円を超える予算をあてがわれ続けるお大尽。これらを、おしなべて無用とも、喜ぶは科学・宇宙オタクと揶揄するでもないが、根っこはロケット技術。その究極は、所詮軍事活用のみとみるのは、とんでもない科学音痴とそしられるのがオチと言うものなのであろうか。

備えて憂いを退ける。これこそが、最小不幸の言葉にも相応しい選択と信じる「一音痴」です。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山

東北・太平洋沿岸地震 お見舞い

2011-03-11 21:50:23 | 東北地震
今日午後宮城県沖にマグニチュード8.8、深さ10キロの大地震が起きました。東京でも大きな揺れを感じ、その後も大きな余震が続いています。テレビでは、津波や火災が発生し、全国的に被害が広がっている様子が報じられ、心を痛めています。

被害に会われた皆さまには、心からお見舞い申し上げます。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
笹井明子