非国民通信

ノーモア・コイズミ

政党候補者(平均)の一致度

2007-07-07 22:10:23 | ニュース

 とりあえずはこちらのリンク先を開いてみて欲しいのですが、何でも主要政党の政策とアンケート回答者の考え方の「一致度」なるものが計れるとか。この手のアンケートは何かと眉唾物ではあるのですが、とりあえず私もやってみました。

 結果はご覧の通り、共産党との一致度が80%で最大です。この辺は自分の自覚しているものと変わらない結果ですね。80%という数値が大きいものなのか小さいものなのかはわかりませんが、とりあえず共産党の政策が最も私に近いわけです。

 この手のアンケートを私はあまり信頼しませんが、それでも一応の目安として、考える材料にはなります。皆さんの結果はいかがだったでしょうか? わざわざ私のブログを読みに来てくれる読者であれば、多少なりとも考え方が私と近い人が多い傾向にあるかもしれませんが、その辺を差し引いても共産党の政策への一致度が高い人がかなり多いのではないかと思われるのですがいかがでしょう。

 選挙での投票先となりますと、自民党が一番多い、今回の選挙に限っては民主党が一番多いかもしれませんが、何はともあれ社民党や共産党への投票は決して多くありません。しかし、政策の一致度を測った場合はどうでしょう? 自民党との一致度が高い人、民主党との一致度が高い人、共産党との一致度が高い人、多いのはどの政党との一致度が高い人でしょうか。この辺の統計がないので推測でしかモノを言えませんが、共産党との一致度が高い人は共産党に投票する人よりも遙かに多いのではないかな、と。

 共産党の主張と似たような主張をしているにもかかわらず共産党に投票しない理由を一生懸命探し出す人もいれば、打倒石原を口にしながら石原都政を忠実に支えてきた与党民主党の推薦する候補を盲目的に応援する人もいたり、いざ選挙となると矛盾した投票行動が目立つわけです。政策一致度の高い政党に投票する代わりに、政策の一致しない候補、政党に投票する、この矛盾した投票行動のおかげで議席を増やした政党もあれば議席を減らした政党もあります。そうして矛盾した投票行動によって議席を獲得した政党が影響力を持ち、議席を失った政党が影響力を減らした結果が今に繋がっています。

 選挙になると民主党を押す声が今でも強いわけです。そりゃまぁ年金問題を徹底追求してきた長妻議員などを個人単位で応援するのはわかりますが、党そのものを応援してしまうのはどうかと。ましてや他に「一致度」が高い政党があるにもかかわらず、それをさしおいて「一致度」の低い民主党を押すのはどうかと思うわけです。確かに現行の勢力図で行けば民主党が野党第一党ではあるのですが、それは上述の矛盾した投票行動に支えられた結果のことであって、政策一致度の従った投票行動が行われれば勢力図は大きく変わりそうな気もするのです。

 もちろん、政策の一致しない政党が議席を増やしても、当然の帰結として望ましい結果は得られません。まず自分の要求をはっきりと表明すること、そのためには自分の主張を完全にではないにせよ代弁してくれる候補、政党を推すことが必要です。わざわざ政策の違う候補に投票して、政策の一致する候補が当選する可能性を自ら封じているようでは希望などあるはずがないのです。あなたの政治的主張を代弁してもあなたの支持が得られず、あなたが自分とは政治的主張の違う候補に投票するというのなら、誰もあなたの政治的主張を代弁するようなことはなくなるでしょう。

 

 ←何はともあれ投票を


コメント (16)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カラオケの帰りに考えたこと | トップ | 金持ちの、金持ちによる、金... »
最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (これお・ぷてら)
2007-07-07 22:37:23
こんばんは。
先を越されましたね。わはは。
実はエントリーしようと思ってました。が、非国民通信さんのこの記事でやめました(笑)。
こいつが面白いのは、日本人の意識の盲点をついているかもしれないということですね。
日ごろ思っている政党への親近感どおりではなく、ちょっと理詰めでいくと思いもよらぬ結果がでるというところですね。
とくに民主党に相性がいいと思っている人はどうなんでしょう? 2チャンネルでも話題みたいですね。
TBありがとうございました。
では、また
返信する
Unknown (これお・ぷてら)
2007-07-08 09:20:46
舌の根も乾かぬうちに前言を撤回させていただきます。
参照させていただきました。
では。
返信する
私の場合は社民党でした (kojitaken)
2007-07-08 11:02:48
こんにちは。

私もやってみましたが、社民党との一致度が最も高く、以下共産党、国民新党、民主党の順番でした。
選挙区(一人区)では、社民党の支援を受けた民主党候補との一致度が、共産党候補との一致度を上回りました。
民主党は、党としてのまとまりはなく、ネオコンからリベラルまで幅広く分布しているので、党としての民主党を支持することは不可能ですが、選挙区で安倍政権を倒すために民主党候補に投票するのは、現にそういう選挙制度である以上、止むを得ません。

今回の参院選で与党を過半数割れさせたあと、選挙制度を民意を反映するようなものに変えていく議論を高めていきたいと思います。
返信する
夜勤明けでちゃれんぢ・・・おいらはこうなった (y-burn)
2007-07-08 13:13:59
自民 29%
民主 37%
公明 21%
共産 50%
社民 40%
国民新党 38%
新党日本 40%

・・・現与党以外はだいたい40~50%の範囲内とは・・・憲法改正賛成にしたからしょうがないけどな。おいらの公明(介護保険を作った政党でもある)嫌いがよく分かるでしょ?
返信する
Unknown (contack)
2007-07-08 16:23:58
私は共産党を推しているので一致度が一番にならなかったらどうしようと思いながら回答していました(笑)
結果は共産・社民が1位2位でほっとしたのですが、こうなると両党の選挙協力ができないものかなぁと思ってしまいます。
もし選挙区で共産が立候補せずに社民が立候補していたら(そんなのありませんが)、私なら迷わず社民候補に投票するでしょう。
この両党が協力したらインパクトあると思うんだけどなぁ…
民主党は単純小選挙区制を主張していたので、仮に自民と民主の一騎打ちでも絶対に民主には入れませんけど。
返信する
Unknown (tatu99)
2007-07-08 17:33:01
皆さん政治参加意識が高いです。意識の高い人が注目しているブログには間違いないですね。
私の場合絶対値が低すぎて(政治意識が低くて)話にならないようです。

新党日本>各政党>社民>公明 でした。
社民・公明は20%前半 新党日本が少し高くても30%台です。
数字だけでは政治拒否のネトウヨ認定。 悪い言い方ではアナーキスト、上品に云えばリバタリアンです。
嫌いな政党がはっきり出て一致度に信頼が置けます。
返信する
Unknown (うぺぽ)
2007-07-08 20:34:01
自分もやってみました。共産・社民が一番高かったですがそれでも50%超えてるところがなかった。いかにもノンポリっぽい。まあ貧困問題ぐらいしか興味はないので妥当な結果ですな\(^o^)/

返信する
わたしも・・・ (非国民2)
2007-07-08 21:21:02
私もやってみました。
なんと、共産党との相性が88パーセント。
非常に高い数字です。
自民党は22パーセントでした。
さっそく、私のブログでも、この診断のことを、掲載させていただきました。
ネタをぱくったみたいで、申し訳ありません。
返信する
Unknown (非国民通信管理人)
2007-07-08 22:11:59
>これお・ぷてらさん

 リンクを貼っていただきありがとうございます。他のブログも色々と検索してみましたが、自民・公明寄りの人と共産・社民寄りの人に別れるみたいですね。概ねどこの人も民主・国民新党は中位に収まるようで、この一致度に沿って投票が為されるとしたらおもしろいことになりそうです。

>kojitakenさん

 kojitakenさんのように人を選んで投票される限りは民主党もアリなのですが、党を丸ごと肯定されてしまうとどうかな?とも思うのです。下手に民主党が勝っても、今度は政界再編と称して民主党右派と自民党の連立もあるのではと危惧しないでもありません。もちろん、今の与党にNO!を突きつけねばならないわけではありますが。

>y-burnさん

 最大でも50%あるいはそれ以下の人も多いようですね。政府与党には強い不満があるが、他の政党に対して期待の持てない人が当てはまるでしょうか。その場合はとりあえず、最も否定したい政党の天敵に一票をお願いします。

>contackさん

 中には自分が支持していたつもりの政党と、「一致度」診断の結果が食い違う人もいるかもしれませんね。

 社民主義と共産主義の目指すところは厳密にはかなり違うようなのですが、今は共産主義社会を目指すとかそういう次元での話はないわけですし、とにかく自公政権の暴走を止めないといけない、そんな中では共産党と社民党の政策は似てくるもので、協力しても良さそうではありますね。少なくとも民主党と社民党の協力よりは政策面で一致できる選挙協力に見えるのですが・・・

>tatu99さん

 最大でも30%となると、政治参加意識が低いというより、むしろ積極的に拒む意識が強いのではないかという気がします。自公政権には不満だが、他の野党も嫌、そういう気持ちの現われなのではないかと推測しますがいかがでしょう。

>うぺぽさん

 まぁ争点が色々ある中で、他の争点を留保して雇用や経済の問題に搾ってみると、とにかく自民・公明はダメ、社民の側から見て許容できるのが社民・共産辺りになるのではないでしょうか。貧困問題を考えるなら自民・公明はあり得ない選択肢ですから・・・

>非国民2さん

 お~、88点は最高記録に近いかも?

 同じネタでも、どうぞご遠慮なくやってください。非国民2さんの記事も是非読ませていただきたいですので、トラックバックなどお待ちしております。
返信する
Unknown (guevara)
2007-07-09 00:37:30
私は全ての政党が40~50%という中途半端な結果になりました。
憲法改正関係では自民党支持。
格差是正や、福祉政策では共産党支持、というスタンスをとっているからだと思いますが。
基本的には共産党の候補に票を入れるようにしているんですけどもね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ニュース」カテゴリの最新記事