こんばんは、新年の幕開けよりも、正月休みが早くも後半を迎えようとしていることに暗澹たる気分の非国民通信です。日付が変わってから読まれる数の方が多いような気がしますが、とりあえず2008年の最後のエントリです。去年も一昨年も、微妙にショッキングなニュースがあって、それを取り上げて終わっていたのですが、とりあえず今年は一年を振り返るエントリで終わらせたいと思います。中東地域では大変なことになっていますが……
この1年ですが、私生活にはあまり変化がありませんでした。「将来に希望は持てないが、今すぐ困るわけではない」というレベルの貧困について、こちらのエントリで言及したのですが、私の収入状況もそんなところでして、「今のままではいけない」と思いつつも「今のところは何とかやっていける」ので、グズグズしている内に1年が過ぎてしまったような印象です。今の仕事をクビになったら……などと思っていると、不思議と契約延長が続いたりするものなんですよね。
ブログ上のことですと、年末に近かったこともあってか(年始に起ったことなんて、もう忘れちゃいました)国籍法改正を巡る一連の騒動が印象に残りましたね。法案自体は特に議論するようなところもなかったわけですが、一部のレイシストが騒ぎ出した、これ事態はいつものことですが、それに同調する人が予想外に多かったわけです。まぁ敢えて言うなら、ネット上の妄言に媚びるタイプか、それとも毅然として反論できるタイプか、それをはっきりさせるのには役立ちました。この騒動を契機に、新たなブログとの出会いもありましたし。
逆に別れもありました。護憲だ平和だと口にしていたはずの人が、いつの間にかウヨのケツを舐めるのに一生懸命の「自称中道」みたいなブログに転向してしまったり、大いに失望させられることもありました。ブロガーではありませんが、東浩紀もそうですね。デビューした当時の東浩紀(浅田彰の後継者みたいな触れ込みでしたね、浅田だって別に引退した訳じゃないはずなんですが)の著作を、私はかなり熱心に読んでいました。90年代の東の愛読者だったのです。しかるに華々しいデビューの一方で、その後はめぼしい著作が出てこない、対談集や雑誌掲載をまとめた程度の本は出てきましたが、新しい本ほど退屈な出来映え、いつの間にか東を読むことはなくなりました。そして彼のことなどすっかり忘れていたわけですが、ひょんなことから東浩紀の名前を再び目にしたのが11月末のことでした。歴史修正主義の擁護者として。いつの間にか自称中道ブロガーの屁理屈みたいな今年か言えなくなっているようです。今、東の10年前の著作を本棚から引っ張り出してきたところです。昔はこんなでは無かったような気がするのですが……
ちなみにこの1年、なんだか意地になって毎日更新を続けてきました。一度更新を休んでしまうと、そのままズルズルと放置しちゃう気もするのですよね。他所のブログでもそんな終り方をしたところが数件有りますし。ただまぁ、ブログを更新するためだけに他人の誘いを断って日付が変わる前には家に帰る、みたいな生活は本末転倒も甚だしいと思うので、来年は書きたいことがあるときだけ、更新のための更新はしないようにしたいと思います。
とはいえ、無駄な更新は減らして空いた時間に何か有意義なことをやるのかと問われれば、全然そんなことはない、何もしないで終わっちゃいそうなんですけれどね。元々、1日12時間労働が基本のブラック企業から逃げ出して派遣社員に転向、概ね定時に帰れるようになって暇な時間が出来た、無為に過ごすのもアレだから、せめて何か残せるものを……と思って始めたのがこのブログですし。
将来のためにも色々と勉強することがあるだろうと、そう思わないでもないのですが、何となく後回しになってます。今年の初めには思うところあって英語の参考書など引っ張り出してきたこともありましたが(海外のPCゲームをやるためではありませんよ、別に)、う~ん、学生時代に毎日猛勉強しても無理だったのが、働きながらカタテマにやったところでどうにかなるものではないよなぁと、早々と挫折したり……
後はそう、ブログの「目次」欄の、自分でもあまり意味があるとは思えない分類をどうにかしたいなぁ、と。「社会」とか「政治」「経済」に分類することも考えているのですが、大体の場合は3つとも絡んでくると言いますか、特定のジャンルに切り分けできるという感じでもないので、無理に分類すると逆に、目的の記事が探しにくくなりそうでもあるわけです。まぁ、基本的には更新分を見てもらうものなのでしょうけれど。低機能のgooブログでも可能で、かつ機能的な分類方法があればご教示願います。
最後に、コメント欄のことです。皆様のおかげで閲覧数も増加傾向、コメントをお寄せいただく件数も増えており、御礼申し上げます。御礼申し上げます、といったその口で申し訳ないのですが、読者数が伸びても私の仕事量は伸びないものですから、頂いたコメントにご返信できない機会も今後は増えると思います。ツッコミどころのあるコメントに切り返すのは簡単なのですが、逆に「それ以上付け加えることがない」コメントにお返事を書くのは難しく感じるものでして(その点では赤旗より産経新聞の方が、このブログ的には美味しいメディアなんですよね)、下手をすると「優良コメントほどブログ主からの返信がない」なんてことになるかも知れませんが、決して無視しているわけではありませんので、どうか御容赦下さい。
それでは、良いお年を。