lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

rubbish talk_6.

2010-07-31 22:31:22 | ニュース
人間の観念に基づく総ての振る舞いは、
非現在・非自己の形象として永遠に連なる時間の連続面に
自らを組み入れることに他ならない。

食事や生殖行動、呪術と科学、
古代の壁画から現代の芸術に至るまで、
あらゆる次元における「人」の痕跡は幾億の層を重ねながら
巨視的な「普遍性」の形成と並進対称な相同を為していく。




Oceansimage

□ 映画『Oceans』視聴

フランスの海洋ドキュメンタリー映画。
BBCシリーズとは対照的に『感傷性』を重視した内容ですが、動きやダイナミズム溢れるカメラワークで捉える環境・生態系映像は圧巻。

ただ、人間の脅かしている生物多様性への負荷を象徴するのは良いが、それは人間社会が共有する倫理的問題、不当性とは別の次元にあるということは自覚しておきたい。




□ 学力と貧困の力場

全国学力調査、「論理的理解、応用力不足」と真に受けるのは簡単だけど、出題の目的と、解答のばらつきから得られるパラメータの評価や相関に、どの程度の正当性が有るのか、更に基準がオープンになっているかなど疑問。小中学生の学力が及ぼすソリューションの文化レベルに初期値以上の意味はない。

逆に、日本社会がその「初期値」の呪縛に浸っているからこそ、子供の学力低下が必要以上に現実として深刻になるのかもしれない。リカバリー性が不当に抑圧されている反映でもある。そしてそれは、富の分布や権力構造の保持とフィードバック関係にある。




□ 本当に誤用?

言葉の誤用について、書き手はしっかりと正しい意味で用いているのに、読み手の方が誤用だと思い込むケースは少なくない。例えば「恣意」のような、正しくても誤用でも見た目の文脈が違和感なく成立してしまうような語は要注意だ。誤用だと勘違いされた上に、主張の解釈も歪曲してしまう。


一例として、「恣意的にサンプルを採る」と同義な文脈において最も起こりやすい。読み手が「誤用に目を光らせている」風潮が、ある領域では逆効果になっている例。

また、「作為的に選択されたサンプルだ」という意味の文脈を合成する時、「恣意的に選択されたサンプルだ」では誤用だけど、「恣意的なサンプルから選択された」は元の意味を保存する。


※ 恣意=「思いついたまま」「自分勝手な考え」「任意に(ランダムに」




□ 無料公演なのに「著作権料を」 JASRACにオケ当惑

>> http://www.asahi.com/showbiz/music/NGY201007210024.html

「団員に給料を払っており、実演家(団員)は報酬を得ていると判断できる。内容は同じとされても、『音楽を利用する主体』という形式的な点で判断せざるを得ない」 (JASRAC)


Jasracがプロ・オーケストラの慈善公演に著作権料を請求した問題。その主張の根幹である「音楽を利用する主体」の解釈が、(良い悪いでは無く)純粋に興味深い。これは団体間の話し合いだけで収束させるべきではなく、徹底的に検定して法的資源として欲しい。


個人的には、jasracの主張は、法解釈的にも論理的にも無理あり過ぎだろとは思います^^; 批判の風潮とは切り離しても、「承服できない」のは当然でしょうね。そして、組織として社会として、そんな事例を積み上げてきたことの何処に問題があるのか。公共の利益の為に検証されてきたとは思えない。


今回の争点を明かすと、Jasracにおいてはプロ・オーケストラ自身の主催による活動に限り、「特定公益法人としての法人格を認めない」という、実にアグレッシブな法解釈の是非が問われるでしょう。


金融システムの黒点と影 - Who controlled the trading error?

2010-05-09 06:00:57 | ニュース
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(ダウ・ジョーンズ工業平均がメルトダウンする瞬間 3:50から)



Graph
(Dow Jones Industrial Average)


□ Euro Will Collapse Like Tower of Babel (CNBC)

>> http://www.cnbc.com/id/37012541


□ All Indices Now Down For The Year (Business Indsider)

>> http://www.businessinsider.com/


□ Citigroup Denies Human Error Contributed to Wall Street Tumble.

>> http://www.banktech.com/ Bank Systems & Technology)


一体どれだけの人間が"Million"と"Billion"を打ち間違えた『誤発注』説を真に受けているのか(火元とされたCiti Groupは断固として否定している)。但し、それが実際に起こったのだとすれば、株価に及ぼした「影響」を論じるのではなく、「なぜこのタイミングで?」を疑うべきです。

ユーロ通貨を媒介したギリシャ財政危機との「共振作用」とも言い換えられる世界同時株安ですが、果たして13兆円のIMF拠出ですら、どれだけもつのか不透明。更に大規模でリスクヘッジに特化した基金の創設を叫ぶ声も高いものの、ファンドの動向は既に数年後のギリシャ・デフォルト(債務不履行)を五割の確率で予測するに至っています。


近年の株式市場の動向を理論物理的に捉えてみると(これは可視化すると面白いかもしれない)、システムの不安定さが増幅する周期(e-folding time)が、ここに至ってより軌道を収斂させている様子が見て取れます。これはもう寿命を迎えようとしている複雑系に見られる振る舞いなのだけれど、これが一過性のものとして再び安定軌道に乗るのか、それとも破綻を迎えるのかといった評価は、事実結果からタイムスケールを辿ってするしかありません。


実際、不良国債を保有する金融機関が確実に一層増す程、金融システムそのものに対する不安感は乗数的に影響を顕在化させていくに違いないし、未だ表面化していないだけで、ギリシャとは債務の質が根本的に異なるものの、例えば日本のように債務がパンク状態に陥る見込みの国や州レベルの自治体は、世界中にいくらでも潜在しているのが現実です。


EUは本日付けで、「経済実態より市場の雰囲気に依存して格付けをしている」として、格付け会社に対する登録義務制やヘッジファンド、デリバティブへの規制を打ち出しているもの、投機牽制への効果は疑問視されている現状。

しかし私は、「システムの性格がルールに先立つ」ことが容認されてきた金融市場にとって、これは必要な措置だと考えています。自由取引と法的制限の天秤。この狭間の最適解は現存する如何なるコンピュータでも見つけることは不可能。しかし一体誰が「格付け」の結果を予測し、一体誰が「予測」の結果を予測しうるのか。それとも、その影は「誰でもない私たち」のものか?



先の誤発注の件に話を戻すと、ああしたシステムの穴が、金融不安という影に隠れて事態を籠絡することもあるだろうということ。5月決算を目前にして、更なるハイレバレッジ規制の前に投資筋が仕掛けたという説も真しやかに語られています。それが如何に不自然な挙動であれ、損切り原則をプログラミングされた世界中のコンピュータが、「お互いに議論する間もなく」自動的に振る舞ってしまう。あるいはそのような事態を招きたい人々がいるとすれば、それは誰か。その影の中に何が覆い隠されたのだろうか。


ナスダック市場は「株価急落前の水準から大きく外れた取引を取り消す」という異例の措置を講じるとするものの、既に動いてしまった先物取り引きを無かったことにすることは不可能で、その不整合が中長期的にはシステムに深刻な影を落とす懸念もあると思います。



リーマン・ショック、ギリシャ危機と、短期間に多大なリスクを経験した投資家たちが、あらゆる公的債務をリスク視することになるのは自然の摂理で(一方で、前者の教訓からECBはギリシャ国債を賢明に維持している)、更に外需が落ち込むとなれば、日本のような世界最悪規模の自国国債を背負っている国家からすれば、ギリシャへの公的資金投入が、自身の死活問題そのものであると言えるでしょう。


報道管制された日本の口蹄疫感染 - FMD in Japan 2010 CENSORSHIP.

2010-05-07 16:21:26 | ニュース
□ Foot-and-mouth outbreaks in Asia spark vigilance call.

>> business.scotsman.com (07/May)


口蹄疫の確認は、現在までに35例目となった。殺処分対象家畜は、牛豚合わせて、44892頭。移動制限、搬出制限等もあり、経済的ダメージは計り知れない。また、防疫対策に従事している方々や生産者の方々の精神的肉体的疲労は、最早限界に来ている。
- governor of Miyazaki Prefecture (tweet on May 07).


『過去100年で最悪のパンデミック』と言われる規模の感染拡大という状況にも関わらず、大手マスコミが気味悪いほどに一様に口を鎖す異常事態。つい先ほど、災害派遣という形で自衛隊がようやく出動し、更なる追加派遣も検討されているが、この事態への政府の対応は常に後手後手に回っている。

今こうして記事を書いている間も、状況は刻一刻と変化している。現場では獣医師や衛生関係者、学生までもが総動員で封じ込めに当たっているという。


こんな時に外遊中の赤松農水相の代理である副大臣に至っては『牛の感染は落ち着いて来ていると聞いたので、今の対応のままでいいと思う。豚はどうなるかわからないけども食肉産業への影響は小さい』というような発言。呆れ返るような現場を無視した欺瞞と空論の結果、今こうして最悪の状況を招くに至っているのだ。


畜産規模が大きく集合した地域にあるため、国際指針において殺処分対象となる家畜の頭数について、これを一様に感染規模と見なすことは出来ないのだけれども、(大量殺処分エリア封じ込めによるリスク縮小効果が勝るため)宮崎県、ひいては日本の畜産業にとって史上最大クラスの甚大な損失を被ることは事実。



風評被害とパニックを怖れて、テレビ局には報道規制が敷かれているとマスコミ関係者を名乗る方々の情報源から訴えられているが、それもほとんど枯れ井戸のような報道状況を見れば一目瞭然、納得のいく説だ。初動防疫失敗が非難されている民主党議員も、箝口令が敷かれたかの如く沈黙する有様。



感染源については、今年始めから口蹄疫が蔓延した中国・韓国が経路であろうことが有力視されているため、(分離解析により近縁のウィルスであることが同定された) 親中政党と言われる民主党にとっては、これが非常に都合の悪い事実であることも指摘されている。


また、韓国での口蹄疫感染リスクを鑑みて、日本では長年韓国食肉や飼料の輸入を制限措置していたのに、それをまさに政権交代直後、解禁したのが民主党であるという構図もある。しかも後になって最初の感染が確認された3月のケース(発覚は4/22)の前には、韓国の食肉業者団体が宮崎の農場を視察しているという。(要ソース)

加えて、事実として今年始めの韓国での口蹄疫感染に際し、日本での感染リスクを評価せず、専用の消毒液を大量に輸出したため、初動防疫に十分な量の消毒液の確保が遅れたという失策を指摘する学者もいる。


感染拡大後の対応については、国民不安を煽るなどとして最後まで自衛隊出動を渋る始末。しかも現地で直接対応に当たる中央畜産会といった社団法人は事業仕分けの対象となっていて身動きが取りづらくなっているなど、かつて自民党が130億円をあて、全力で封じ込めにあたった10年前の口蹄疫流行の状況とは大きく体制が異なっている。(エリア封鎖、市場出荷停止は最低限かつ常識的対処であり、評価されるレベルではない)


但し、数百頭の処分で済んだ場合ですら、国際獣疫事務局(OIE)が認める『清浄国』への復帰には半年以上かかり、食肉輸出業にとっては今回のケースが如何に致命的かを推察するのは容易だ。


既に日本畜産の輸出相手国は、日本からの食肉輸入を凍結している。ただ、近代史上最悪(700万頭の家畜を処分)の口蹄疫被害を被ったイギリスのケースでは、経済的な損失が4兆円規模を超える額に昇るとの試算が為されているのに対して、日本では食肉輸出規模(国内生産量に占める輸出の割合は0.15%)が小さいため一概に比較はできないが、それでも同様に全家畜の移動が制限されれば、国内畜産業者は窮状を免れないだろう。



マスメディアでの扱いが下火であるのには、防疫手段として敷かれている取材規制(関係者が出払ってる上に、彼らとの接触が制限されている、人や物資の移動そのものが禁止されている等)に拠る所も大きいと思われるが、とにもかくにも国民は知る必要がある。マスコミが黙るなら、ネット界隈からでもこうして声を上げるしか無いのだ。


そうした詳細な状況や経緯を知ることにより、このタイミングを利用するかのような小沢氏の宮崎県訪問にも、国民はもっと批判的な目を向けられるはずなのだが...赤松農水相が帰国次第、いっせいにメディアを解禁して救済アピールを演出するのではないかと邪推する向きもある。



今後の対応としては、宮崎県や業者らに対する何らかの保障を検討することが急務であると考えられる。また、将来の口蹄疫感染への対処としては、マーカーを利用したワクチンの有用性を説く向きもあるようだ。現在、国際指針に従って全処分が妥当とされているのは、その費用対効果と技術的な困難さから、口蹄疫のDNAワクチン開発が取り残されている為だ。

しかしバイオ技術の進展は目覚ましく、自然感染との識別可能なワクチンを開発する為の基幹技術は存在するとのこと。(不活化口蹄疫ワクチンから一部の蛋白部分を除く)これを用いれば大量殺処分という指針が事実上必要な措置ではなくなり、また経済的にみても畜産経営リスクを遥かに軽減するメリットがあるという。



たった今のニュースによれば、農研機構動物衛生研究所の検査において、他の都道府県での感染は確認されていないことが発表されたそうだ。


行政刷新会議 科学事業評決がついに見直し

2009-11-23 09:44:50 | ニュース
□ lens,align.:第三回行政刷新会議~科学事業評決の過ちとリスク (参照)


11/22…民主党は、行政刷新会議の事業仕分けで大幅削減とされた科学技術関連の概算要求維持を表明。特に事実上の凍結とされたスパコン分野の評決を全面撤回。当初の予算要求を通す考えを示した。

当然ながら、あまりにも批判が多かったのだろうが、反論を遮るくせに、事業主側に一方的に説明責任を被せる態度は未だにナンセンス極まりない。(「議論の方法論」という面において劣勢にあったのは、一定の責任がある。)とすれば、 仕分け側の「有識度」「事前調査の信用性」が皆無だったと暴露しているに等しいだろう。それならなぜ事業主の説明を聞こうともしなかったのかと、「事業仕分け」そのものの手法の根本的な問題が浮き彫りとなった形と言える。


一番の問題として、仕分け側のキークエスチョン(論点)に、そもそもの大きな事実誤認や「ズレ」が生じている場合、追求される事業主側は論題の趣旨にまで遡って反論を行う必要がある。しかし、仕分け側はキークエスチョンの乖離を「議論すべきでない部分(不可触な前提事項)」として、異論を受け付けないのだ。特に効果や意義に様々な意見があり、実践されながら議論を徹底するべき科学技術分野とは致命的に相性が悪いと言わざるを得ない。

(※ 11/26...実際に財務省が事実誤認の資料でミスリードを冒したGXロケット評決に至っては、仕分け人の枝野氏はことごとく開発者の反論を「遮って」聞こうともしていない。焦点のズレた質問に「答えることしか許されない」ので、あのような結果を招いたのだ。)


仕分け側にいわゆる「学者」がいないのも不可思議な話だ。自称「事情通である」という民間の有識者は、専門家ではない。そして彼らは「学者は保身のために自己撞着する」とのたまう。では「誰の」知識によって事業の正当性を評価すれば良いのか。要するに、自己撞着に陥っているのは科学分野を評決する「事業仕分け」という議論の形そのものであったという顛末なのだ。


命長ければ....

2008-09-02 09:29:24 | ニュース
不名誉、不面目、赤恥、生き恥、死に恥....
「恥」には色んな種類があり、そのどれもが、人が生きていく上で受け身を避けては通れないものです。


昨夜会った友人から、酒席で受けた上司の説教についての愚痴を聞かされました。

曰く「若い奴はまったく常識がなってない。」


というようなことを延々と強い口調で聞かされたそうですが、私の目には、彼は至極一般、年相応の礼儀と常識を弁えた人物に映り、人当たりも良く、なぜそこまで糾弾されなければならないのか、彼自身については要因が皆目見当付きません。

それはきっと、「私が彼と同い年だから」に他ならないからなのでしょう。「社会の常識」は、膨大な時間を通じた見聞と体験の集積であって、人生を生きた絶対時間の足りない「若者」を俯瞰して通念や知見の欠損を認められるのは、常に切磋琢磨を繰り返してきた「より大人な人間たち」以外ではあって欲しく無いものです。

(もちろん、そこには各世代の行動原理を構成する環境要因や情報差異の埋め難いギャップがあるのは事実。自分の意図とは全く違う方向に言質を取られたり、伝聞過程で恐ろしい齟齬が生じたり・・・)


とはいえ、20代も半ばを過ぎた私もそろそろ、晒した恥や失敗に「若いから」という言い訳を添えたくは無い時分です。



福田首相の辞任表明に寄せて、本当に、近代において政府・国民共々これほど迷霧の中で蒙昧し、奔走した時節も珍しいのではないでしょうか。福田さんのイメージの中では、安倍前総理から続く難しい政局を切り開き、支持率を得られない中で「やるべきことはやった」という自己の客観像があるのかもしれませんが、会見中ずっと続く国民感情とは乖離した自己評価、説得力に乏しい口上、愚痴に等しい責任転嫁の果てに、「ひとごとの態度だ」と非難した記者に対して「私はあなたと違って自分を客観的にみることが出来る」と捨て台詞。


冒頭で触れた「恥」の大きな成分として、「客観像の乖離」が挙げられると思います。私は別に国家行政と切り離して、福田首相の人格を畏れ多くも否定するつもりでも、(客観像としての)国民に必要以上のシニシズムを認めるつもりでもありませんが、あの会見はただただ見苦しかった。それは寧ろ逆風の中で踏ん張ってきた福田さんのこれまでの労苦が窺えるものだからこそ、余計に悲しいのでした。

もし私たちがもっと賢明で、彼の働きに一定の理解を示していたとしたら、政局の迷妄は防げたのでしょうか。とんでもない、それが出来るはずないからこその結果だということを、肝に銘じてもらいたい。あなたは決断させられたのだということを。


生きていれば、無数の矛盾やジレンマが行く手に立ち塞がります。一方では評価され一方では貶され、いつの間にか塗った覚えの無い「恥」に自分が色刷りされている。世の中の尺度に定向性は無く、人は常に自身への否定を受け止められる器量を試されています。他人の評価を鑑としながら、成すべきことを透徹できるか否か。「恥の文化」の危機が叫ばれて久しい昨今、決して同次元に語ることは出来ないけれど、今、社会の冷風に晒されている若者たちにとっても、この辞任劇を他山の石とすべき部分が大きいのかも。



話は変わって、

折から黒海洋上で続いている、アメリカを中心とするNATO・グルジア艦隊と、ロシア艦隊との軍事的緊張状態。巷では世界が新冷戦に突入するとの見方が強まる中、日本としては「NATOとロシアの双方に対して」どういう姿勢を示すべきなのか、今現在が最重要の局面での、この辞任騒ぎだということ。かのビスマルクが大久保利通に教示して曰く、「大国は国際法をいとも簡単に破る」。

そもそも紛争の発端や責任所在についての情報戦が繰り広げられ、ことの真偽が霧に包まれたまま。グルジアがNATO入りすることで、恐れていた通り、ロシアもミサイル供与という形でイランに目配せ、いくらアメリカが疲弊してるとは言え、「戦争は最悪の状況だ」とは思わない連中がいる限り、如何に小さいといえども有事の可能性は否定出来ません。この状況を利用したいと思う人間が、然るべき立場にいるに違いないのです。


いつの世も、国家間の軍事に民衆の声は届き辛いもの。誰が望んで殺し合い、犠牲を捧げるのか。知りたくも無い悲惨さをいつまでも繰り返してまで何を学ぶのか。不条理を制するはずの力が、また不条理を生む。「こんなはずじゃなかった」と思う前に、何処で踏み止まるべきなのか。

武力均衡が庇護であるが故、衝突もまた避けられぬ必然なら、我々は自身を庇護するもっと良い選択を考えるべきである。NATO加盟国、或はロシアの国民の本音はどうであろうか。何故彼らの、私たちの声は届かないのだろう。何よりも、既に起こってしまった悲劇の負債と代償は・・・。


(関連)

>> lens,align.; South Ossetia conflict.


Volcano erupts in Chile.

2008-05-12 12:34:44 | ニュース
Volcano
(>> http://www.flickr.com/photos/benjaminm31/2465403388/)


□ チリ、チャイテン山の噴火。避難住民7000人に

>> CNNニュース

SANTIAGO, Chile (AP) -- Police and soldiers are forcefully removing some 130 people who have refused to leave the area around the erupting Chaiten volcano in southern Chile.

Defense Minister Jose Goni said the evacuation is necessary because the volcano remains active for the seventh straight day.

He said the volcano had erupted again around midnight Wednesday, spewing out a lot of incandescent rocks.



衝撃的なまでに神威を放つ写真ですね。
写真はflickrから拝借したものです。

今年始めから火山活動が活発化していたチャイテン山が、今月2日に6000年ぶりに噴火しました。


Volcano2
(同、ロイター)


噴煙中のチリ(笑)の摩擦で、雷が発生しています。ただ、現実に視認しても写真のように見える訳ではなく、長秒時撮影と露光のマジックによって、上のような恐ろしいほど神秘的な映像を垣間みることが出来ます。

避難を拒否していた130人余りの住民も強制退去。しかし今後も火山活動が活発化する恐れがあり、強制退去命令の該当地区を拡大することも視野に入れてるそうです。隣国アルゼンチンの環境や交通にも深刻な影響を及ぼしていて、今後のチリ政府危機管理当局と国際援助の動向が気遣われます。


1バレル100ドル時代は安定するか。-Stability of the Era of high crude-oil prices in $100 a barrel.

2008-01-04 02:48:56 | ニュース
lens,align.を開設して間もない頃に取り上げたことがありますが、
原油価格について、何年も前のJim Rogers(クォンタム・ファンドの設立者)の予言が的中しました。(いつか100ドルになる、という意味ではなく、早い時期に100ドルになった)

今回100ドルを突破するトリガーとなったのは、ナイジェリアやパキスタンの政情不安を外因とした投機筋の動向だと言われていますが、ファンドなんて今も昔もミスリードを犯しまくって、世情を混乱させているわけです。闘牛でいえば決してマタドールではなく、自分の利益の為に猛突する抑えのきかない暴れ牛の方です。リスクヘッジの為に潜在的なリスクを外部に及ぼす。つまり投機家の認識では人と牛の立場が逆になる。 個々の最良の判断が、システム全体に深刻なマイナス影響をもたらすことがあるのです。


とはいえ、値上げの根本的な下地は商品相場のみならず、世界的な資源不足への懸念とインド・中国での需要拡大が作っているのだから、投機要因でない非常にリスクの高い安定カオス的な部分が大きいのですね。

ジム・ロジャーズがいくら天才だとしても、3年前の当時から1バレル当たり45-50ドル以上の値上げ(実質的には、サブプライムローンに端を発した大幅な変位が更に一年以内)をマークする時期の予測に際して、e-folding time(システムの可測性の安定時間:それ以降は予想を行う時点での情報が発散してしまい、初期値が役に立たない)としては、もう少し長いスパンを想定していたと思うのだけど、それが仮に予想値よりも早かったとすると、その分だけシステムの不安定性が拡大していることを意味します。さもなければ、今の動向は最初から誰かの筋書き通りだということになります。 事実、産油国や欧米の石油資本は、ある程度長期的な恩恵を得られることになるでしょう。


バイオエタノールが実は温暖化予防に貢献しない、なんて説も出始めていますね。枯渇した油田から微生物でメタンガスを抽出するという動きも今年からありますが、焼け石に水でしょう。備蓄石油の開放も一時的な安定しか齎しません。あくまでカオス系の視点で捉えれば、新エネルギーへの移行が実現しなければ、たとえこの先原油価格自体が値を下げたとしても(現実には2020年頃には150ドル台に至ると謂われている)、現状の社会システムが破綻を迎える確率が高くなる周期が、非常に狭い軌道に集まっていくことになるかもしれません。


<<関連・参考>>

>> lens,align.: Michael J. Mauboussin /「投資の科学」
>> lens,align.: 原油価格高騰 資源を巡るリスクの交換 (2005年2月)


身命の対価

2007-05-29 23:38:33 | ニュース
松岡利勝農林水産相に心からお悔やみを申し上げます。
本当に悲しい。
人の死は政治的な死であっては絶対ならない。

自殺が罪を雪ぐ目的のものであれば、彼はその身命を持って、政治の果たすべきところを、その真の目的を否定してしまったことになります。だからこそ、政治構造に絡む疑惑やひずみは、個人の責任のみに還することなく、より構造的に反省を促していかなければなりません。彼が命を賭してまで護りたかったものは、護ったもの自身の価値とは無関係であり、おそらくそれによって断罪を受ける可能性のある「関係者」や、「影響」を省みてのことだったのでしょう。ここら辺はまだ明らかになっていないので、「わからないもの」として語ることしか出来ないのですが、それは政治的であるというよりも、むしろ当事者達に向けた人間的な感情であったのかもしれません。

死を遂げた人間の内面は、死という不可侵な隔壁がそれについての生者の言及を永遠に阻みます。おそらくそれは彼自身を苛み続けた苦悩の末の決意であったと、「人の死」以外の何者でもないのであろうと受け取ることが、私たちにできるせめてもの、「人間的な」弔いであるのだと信じます。


思考ゲームと公発言の違い。

2007-01-31 04:40:55 | ニュース
柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言。
これに乗じた対抗勢力の悪意的な動きの方が
問題のような気もしてきましたが、

さて、この発言の何が致命的なのかというと、

「女性は人間である」
「人間を機械に例える」
「女性を機械に例える」

この三段論法を段階的に分解していくと明らかです。
氏の不配慮な発言は、少なからず女性の差別視から
発せられた可能性が高いかもしれません。

しかし、それはどちらかといえば心証の問題であって
論理的に自明なことから探ると、
彼の発言の芯にある「おかしさ」とは、こういうことです。

「国民は経済的な装置である。」

人間を機械に例えた場合に生じる歪みが悪印象となります。
「装置」は「装置」の為に働きません。
そこに搾取者のような存在を感じさせてしまうのですね。
だから普通はこんな発言はしません。

でも「女性」だったらどうか。
それこそ「女性差別」と非難されるかもしれない。
しかし、彼にはそこで心理的なスケープゴートが
働いてしまいます。

「私の発言の本質は女性差別ではない。」

そう、本当は「国民差別」なのですから。
「言ってはいけない」けど、「真意は違うんだよ」
という二段階の免罪的プロセスを経て、
本当に言ってはいけない発言が生まれてしまうこともあると。
もう一つブレーキが足りませんでしたね。
これは「迂闊」というレベルだと思います。

思考ゲームで、経済活動をモデル的に捉える場合には、
ある意味有効な切り口ではあるのかもしれません。
でもそれを説明するときに「装置」と例える必要もないわけで。
公的な発言というものは、なるべく自由な解釈の余地を
与えないことが理想的です。
「周囲を一律に動かしうる力」を必要とされる場合が多いのですから。

あの発言は正に、攻撃される隙だらけのエラーコードを打って、
案の定プログラムを違う方向へ走らせてしまったという結果に。
考え事と公的な発言との間に垣根を設けるということが、
尊大な人たちの最も苦手とすることなのでしょう。


クリスマスに希いを

2006-10-31 08:05:50 | ニュース
「たらこ」のクリスマス・ヴァージョンが
eRaのAmeno (Remix)っぽいと思った人は
日本にどのくらいいるんでしょうか。。


□ 高校の必修科目履修漏れについて

これってつまりダブル・スタンダード・システムの破綻でしょ。
教育現場の実利主義的な姿勢と、教育の存在理由との乖離で
エアポケットが生じたままブートしてしまった。
システム中に予め潜んでいた瑕疵が
結露して引き起こした事態と言えそう。

問題の本質は「受験立国の弊害」だとかを
批難することではなくて、まさに見た目通り、
一定のルールが破られていたというところに尽きます。
極論を言えば、ルールの方を変えてしまえば、
例外を認めれば、考え方を切り替えれば、
消滅してしまう問題なのかもしれません。

学歴の差異というものは、究極的には
各々の決意と選択で生じるもの。
教育現場は選ばせる為に存在するのです。
「(結果として)全体の引き上げ」は、その存在理由において
全くナンセンス、ゼロサムゲームに過ぎません。
誰かが抜け駆けすれば、みんな真似するのですから
(少なくとも、今回はそうなった)

一方で「教育水準」は受験教育とは別の所で成立するもの。
受験教育は、そのルールにおいて同じ条件を
教育者・被教育者に与えなければ、自己矛盾に陥る。
損なわれるものは何か。教育が目指すもの、
遵守されるべき秩序が、その中で獲得するはずの知の価値なのです。


それでも冥王星は回る。

2006-08-26 09:35:34 | ニュース

みんなが楽しそうにあの人の周りを回ってるの見て、
いいなぁって思ってた。
ここはとても寒くて、でも私はこんなだし、
でも…さびしくて。
いつのまにか、こっそり私も回ってた。
みんなみたいにうまくいかなかったけど。

見つかっちゃった時は少し恥ずかしかった。
でも、うれしかった…
みんなが私に気づいてくれた。
ここは寒いけど…もう寒くなかった。
私はもう、一人じゃないんだって。そう思えた。
でも…やっぱりいけない事だった。みんな今まで騙してゴメンね。
やっぱり私には資格がなかった。

今まで私を仲間にしてくれて、ありがとう。
みんなにたくさんのあったかい思い出をもらったから、
私はそれで十分です。

どうか、私が勝手に回ることをゆるしてください。
うまく回れるように、今も頑張っています。
そうしたら、もしかしたら、また…
それは絶対にない。頭ではわかってる。
でも、そうせずにはいられない私を、どうかゆるしてください。

冥王星「あたい…間違ってたんだ…」
http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-1862.html#comment38914

1 名無しにかわりましてVIPがお送りします
冥王星「あたいみたいなのが惑星なわけないよね……はは……」
海王星「冥王星…」

20 名無しにかわりましてVIPがお送りします
冥王星「でも…うれしかった」
冥王星「こんなに小さくて遠くにいるあたいを惑星と呼んでくれた」
冥王星「それだけで…うれしかったよ」

25 名無しにかわりましてVIPがお送りします
今NHKでやってた

冥王星…ムチャシヤガッテ…

海王星「冥王星は…それでいいの?」
冥王星「これが…正しかったのよ…仕方ないよ…」
海王星「本当に?」
冥王星「…」

30 名無しにかわりましてVIPがお送りします
冥王星「あたいだって…本当は淋しいよ……っ…」

50 名無しにかわりましてVIPがお送りします
海王星「…時期次第では私のほうが地球より遠いの」
冥王星「…?」
海王星「私も…惑星から外してください」
冥王星「! ちょっ…海王星!?」

57 名無しにかわりましてVIPがお送りします
だけどだけど一緒に回ってるじゃん・゜・(つД`)・゜・

328 名無しにかわりましてVIPがお送りします
発見年:1930年
公転周期:248年 197日 5.5時間

発見されてからまだ軌道を 1/3 も回っていないんだな
一周くらいさせてやれよ


英国旅客機テロ未遂

2006-08-12 15:47:35 | ニュース

先ほど入った情報によると、やはり今回の首謀者も
昨年のロンドン同時テロと同じパキスタン系イギリス人の
アルカイダ工作員であることが断定されたようです。

こうして確認情報が前後するのは、テロ計画を監視していたという当局の思惑もあるのでしょう。2期目にして大きな翳りを背負ってしまった米ブッシュ政権にとってのテコ入れとも受け取れそうなこのタイミング。いわゆる「ネオコン」と呼ばれる勢力が、どの程度テロをコントロールしているのか、という疑惑も持たれている。たとえば昨年のロンドンの場合、オリンピック開催決定の「前日」ではなく、「直後」にテロが起こったのは、米・英が協調していた対中国武器禁輸措置を(最有力地である)フランスが解除したためという説もあるくらいだ。それは考えすぎかもしれないけど、とかく「先進国」という国は、自分達に被害の及ぶことに関しては、あらゆる論理をもって自己防衛を正当化して、テロという巨悪をイベンチュアルに演出したがる傾向があり、危機意識の向上という点で、それは至極当然のことではある。

しかし実際に私達が直面している問題というのは、「悪の脅威」などではなく、「お互いの行動原理による衝突」というべきであり、そこに両者が歩み寄るべきキークエスチョンとなる規範を築くのは不可能に近い。イラク戦争は何の為に起こったのか、正義か、石油利権か、あるいは混乱か。今回未遂に終わったテロの目的は?正義の鉄槌か、イスラム教からの改宗者が後を断たない焦りか。こうして提示された一つ一つの因果の無数の組み合わせを、あらゆるドグマから生じるバイアスをもって、個々がお互いに対し矛盾した形で抱えている為だ。争いを避けるのならば有無を言わさず「争いを回避」するという徹底的な基本姿勢を与えなければならいし、例外に対しては多少フレキシブルに対応する必要もあるだろうが、その場その場の理屈ではなく、フォームが大切なのだ。

そうして現在、こうしている間に地球上で何人の人が「非人道的」な理由の下に命を落としているだろう。イスラエルとレバノンの間では数千人が巻き添えとなり、スーダン・ダルフール紛争では7万人を超える人々が虐殺され、今尚貧困に喘いでいる。カカオ農園ではまだまだ児童奴隷が多く駆り出され、コーヒー農園の為に多くの飢餓が発生する。あらゆる国のことは他人事、それは当たり前のことかもしれない(私は違うと思う)。しかし特に文化圏を支えている下敷きには、次代に争いのタネとなる事柄が、あまりにも無関心のままに培われている。もしも近い未来、彼らが自らの境遇を、「自身の正義」として私達に突きつけ責める時、それを否定し、こじつけ、退けることが出来るだろうか、あるいはそうせざるを得ないのか。歴史は何も証明しない。その時、自分自身がどうふるまうのか、為政者に対し自身の何を反映できるのか、よく考えたい。

とにかく当面懸念されることは、未遂に終わったテロの次の矛先ですね。お盆休みの海外からの帰省客にも大きな影響がありそうだし、やはり我が身のことですから。。

※…イスラエル・レバノンでは、国家間の断絶の間に興味深い現象が起こっているようです。

・「紛争下で交流を続けるイスラエルとレバノンのブロガーたち」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/31/news015.html

イデオロギーに支配されない(あるいはその逆)こうしたネットワークが、なんらかの実効性を行使できる時代が、これから来るのかもしれないですね。



□ Tunes of the Day

□ Vincent de Moor / "MOOR"

Main Distance to the Sun



□ Aria

Dido (Armin van Buuren's Universal Religion Mix)



_*


星の彼方に

2006-02-21 00:01:39 | ニュース

□ すばるに二重の円盤 (神戸新聞ニュース)

>> http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00048459sg200603201000.shtml

兵庫県佐用郡佐用町の県立西はりま天文台は十九日、おうし座の「すばる」と呼ばれるプレアデス散開星団の恒星プレオネが、高温水素ガスによる大小二つの円盤で取り囲まれた特異な構造になっていることを確認した、と発表した。同天文台の鳴沢真也主任研究員(40)によると、恒星の周囲に二つの円盤が確認されたのは初めて。鳴沢研究員らのグループは、三月に和歌山大学で開かれる日本天文学会で成果を発表する。

 鳴沢主任研究員らは、国内最大の光学望遠鏡「なゆた」(口径二メートル)と分光器を使ってプレオネを調査。既に発見された大きな円盤の内側に、六十度の角度で交差する小さい円盤を確認した。大きな円盤は約一万度、新しい小さな円盤は約八千度とみられる。


□ 宇宙に浮かぶ巨大「竜巻」(アストロアーツ)

Cosmictornado

>> http://www.astroarts.co.jp/news/2006/02/16hh49-50/index-j.shtml

NASAの赤外線天文衛星、スピッツァー宇宙望遠鏡が、宇宙に浮かぶ巨大な竜巻のような構造をとらえた。その正体は、生まれたばかりの星が発するジェットによる衝撃波だ。



□ 長い長いさんぽ

休日、私がどんなに遅く帰ってきても、
起きだしてきてわがままにエサをねだる声も、
ストーブの1番前に陣取って転がる横着さも、
あぐらの上で撫でるといつもツメをたてられた痛みも、
コーヒークリームを開ける度にすりよって
中身をピチャピチャと飲み干す音も、
一つ一つの想い出を、砂を掘るシャベルの音に
埋めていきました。この先日までの寒気も嘘のような、
春の陽射しの暖かさも届かない土の中。

悔しい。悲しい。
自分に対する怒り。無力感。
息も絶え絶えに、苦しみ抜いて這い回り、
最期は脚で宙を掻くようにして逝った
ねこの目には、私はどう映ったのでしょうか。
結局生者は、「かれと私」の関わる所の
私にとっての「かれ」についてしか語れないのです。

死を湛えたその眼は、生けるもの全てを従える
高みの一部へと還って、まるでその全知の闇の中から
逆に覗き込まれているようでした。
そしてなんとなく、ブレニは遠い日にまた
帰ってくるような気がしました。
いつでもエサと水を用意して待ってるよ!
大好物のマグロも出してあるからね。
今はまだ、長い長いさんぽの途中。

Breni



□ Tunes of the Day

□ The Album Leaf / "in a safe place"

window



□ Mum / "finally we are no one"

green grass of tunnel



_*


楽園

2006-02-08 01:14:42 | ニュース

□ インドネシア・パプア州フォジャ山脈における新種生物の大量発見。今更の現地調査という声もあるようですが、周辺の熱帯雨林を保護する気運の高まりの結果ともとれるし、逆にそのための効果を狙った意図も捉えられます。隔絶された地域での新種発見はそう珍しいことでもないのですが、今回はその種が確認できただけで25種あったということ、当然、暗数の値も違ってきます。数学的には、あるレベルの隔絶が、その進化系の劇的な独創性をもたらすモデルがあることは周知のことですが、それが生物圏において実現されている例を示す要素の一つでしょう。



□ Tunes of the Day

□ Lange feat.Skye

Drifting Away


_*


職場のゴタゴタ フ──-♪上司のセクハラ ウ───♪

2005-04-27 21:52:04 | ニュース
はーぃつかれましたぁー。
今の業務、前任者がてけとーだったおかげで
ビシビシ風当りを感じるんですけど。
でも負けないよぉー!がんばる!!

ねるまえに寝言いってみました。

つくづく仕事に必要な能力は、
「ミスをカバーする」「ミスをミスにしておかない」
の二つだと思う。忘れっぽくても、
凡ミスが多くても良いのです。(←良かぁない。)
それと仕事で何か出来る人、ってのは違うよね。


そんなヘトヘトの帰途、道路の真中あるってた
酔っ払いに絡まれました。車の窓を叩いてきて、
覗き込みながら「そういうことやめよ?」だと。

ハァ?( ゜Д゜)

こういう輩は既に、自分が爆発してもいい
自己正当化のシナリオを頭の中に書き上げています。

・最初は低姿勢に出ながらメチャクチャなことを言う
       ↓
・相手が突っかかってくるのを期待する。
       ↓
・せっかく下手に出てたのに、相手のせいでケンカになった。

これで心おきなく鬱憤を垂れ流せるわけですね┐(´ー`)┌
車のドア開けて顔バーン!)`Д´)∴・急発進で足グシャー!!
なんてやってやりたい衝動に駆られましたが、
大人のわたくしは「はぁ?すみませんね。」と言って
立ち去るのでした。・・・急発進で。(`皿´)ウシシ


□ 今そこにある危機

JR福知山線脱線事故の犠牲者と、その親族の方々の悼みは察するに余りあります。望まぬ死、語られぬ死。死は誰もが抱えてるものだけど、誰に対しても等価なものではないようです。「死に方」は、他でもない生者に与えられた何らかの符号だと思います。

人と人との繋がりにおいて、人一人が突然失われることの負荷は、環境がゆっくり変える関係性とは比べものにならない程大きい。周りの人々は突如として崩れた関係性の中に、その空白を日々の日常で突き付けられることになるでしょう。怒りと悲しみは相補的ですが、恐怖を中和出来るのは、どちらかというと悲しみの方でしょうか。。

JRの体制についても批判は尽きないけど、私達はあらゆる面で、罪を共有しています。社会、人間が抱える様々な綻び。それらが形作る冪集合の中に、波動関数的なある一点への収束があって、大きな現象を引き起こすことがあるような。。問題というのは、発生する前からそこに潜んでいるものなのです。車両の軽量化、コスト削減、設備調整…、大規模なインフラに働くベクトルは、その長周期的性質から、小さな綻びを大きなうねりの中に蓄積してしまう。かといって逐一可変性を与えていたら、こういったモデルは『適応疲労』を引き起こして破綻しかねない。乗り物に乗る場合は、私達は既に生命の価値と社会化との非対称性の中に生きているのだ、という覚悟を持っておくと良い。車両撤去作業を行う重機の掲げる「未来に夢中です。」という標語が皮肉。


□ 感覚の類似 -快楽の記号接地

スポーツ、というか体を思いっきり動かしてると気持ち良いですよね、ただ動かせば良いってもんじゃなくて、特定のルール、または型に帰属して、その中でゲーム的に役割を担い、理想的に遂行することに快感を覚えるようです。子供の頃に感じていた昂揚感は直接自己実現に結びつく為か、とても強かったような気がします。こうして湧き上がる衝動に、性的な感覚との類似性を感じる瞬間があります。イデア、エロス、それぞれに結ぶ虚空の焦点ヘ向う集中的なベクトル。似ている、ということは違うってことだし、こういう考察は往々にして表明しにくいですが。。人間の結ぶ全ての関係が孕む自己利益追求、機制としての側面が露呈されてしまうシンタックスに嫌らしさを感じてしまうのでしょうか。文脈を発散させて終わり(笑)


□ Tunes of the Day

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□ Kettel / "Volleyed Iron"

♪ America Video

オランダのReimer Eisingが描く淡くアンニュイな
透明感を漂わせるサウンドスケープ/アンビエント作品。
環境音が溢れる中、"アンビエントミュージック"な
側面が最も顕れている楽曲がこれ。

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□ Blank & Jones

♪ Desire (Ambient Mix)

アンビエントに造詣の深いトランスデュオ。
トランスファン以外にも人気の根深い作品がこれ。
碧潭にさざ波を描く微風のような清々しさが
感じられる名曲。


□ Eden

Metamorphosis

2004年発売のIntencityレーベルからの
チルアウト/ワールドビートのV.A.オムニバス、
"Spiritual Chillout"に提供されたExclusive Track。