lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

howlings.

2009-04-10 11:29:02 | music8
Solitarium
(IXY DIGITAL L2; ISO Auto; AWB; Evaluative: iPhoto.)



□ lens, align. Mix.

♪ <script type="text/javascript" src="http://mediaplayer.yahoo.com/js"></script>howlings


>> tracklisting.

1. "Entropy" / Between Interval
2. "Subterranean River" / Rudy Adrian
3. "IBM 729 II Magnetic Tape Unit" / Jóhann Jóhannsson




_*


Memento.

2009-03-22 14:55:40 | music8
Memento_2
(photo by unknown; 19th Century; Public Domain.)



□ lens, align. Mix - "Memento"

Memento   (26MB)


>> tracklisting.

01. "La Puerta del Diablo" / Celldweller
02. "Good Morning Indian Country" / Lisa Gerrard And Jeff Rona
03. "Your Protector" / Fleet Foxes
04. "Everglade" / Antony and The Johnsons
05. "One for Sorrow, Two for Joy" / The Innocence Mission
06. "LUri" / Amiina
07. "Here Before" / Vashti Bunyan
08. "No Llama" / Juana Molina
09. "And Fold" / The Hand
10. "Sheepskin Tearaway" / Peter Doherty feat.Dot Allison
11. "Don't Say Goodbye" / Buddy and Julie Miller




お彼岸も明けた三連休も今日が最後。
みなさまにおかれましては如何お過ごしでしょうか。


定期的にアップしている"lens, align. Mix"ですが、今回は『とあるストーリー』を自分の中にイメージして作ってみました。音源の大半は、昨年から今年の初めにかけてチェックして、ここで紹介できなかったものからの引用となっています。「最近はこんなのが好きー」という指標にもなっていますね。


内容はアンビエントからレトロスペクティブなアコースティック、ネオ・フォーク等といった、歌や楽器の素朴な色合いを前面に出した楽曲揃い。テーマとしては郷愁、慕情....というようなアンティークなテイストで纏めてみました。

ここからどんなお話が紡がれるのか、自由にイメージを広げながらお聴きくだされば幸いです。




□ private message.

Shangri


来週末、東京に滞在します。

例によって、お宿は今月オープンしたシャングリ・ラ ホテル 東京を予約していますが、仕事の都合により出発の直前まで予定が変動する可能性アリ。おかげでスケジュールが組めません。。(>_<。

それにしても新進の外資ホテルはオリエンタル・モダン一色というか、そろそろ画一的に過ぎるのでは。。というのが正直なところです。


Tomb Raider: Underworld

2009-02-15 12:17:42 | music8
Tru


>> http://www.spike.co.jp/tombraider_u/


□ Tomb Raider: Underworld

Main Theme
Burning Manor (Vocals)
Lower The Gate
Thor's Room


Eidos / Crystal Dynamics
Director: Eric Lindstrom / Toby Gard
Score Composed by: Colin O'Malley
Main Theme by: Troels Brun Folmann


</object>



□ STORY

世界の数々の古代遺跡を攻略してきた女性考古学者のララ・クロフト。地中海の奥底に眠る古代遺跡で探索をしていたララは、あることに気づく。尊敬する父が追い求めてきた神秘的な土地「アバロン」と、突然失踪を遂げたララの母親。一見無関係と思えるこのふたつに、実は何か接点があるのではないか? と。真実を解明するため、ララは世界中の闇に葬り去られていた古代の土地「アンダーワールド」へ足を踏み入れることに。また、母親の謎を解く旅の途中、世界のすべて、神をも滅ぼす恐ろしい力を宿す、神話に伝わる武器「トールハンマー」が実在することを知る。神話に隠された真実とは…?



世界で最も愛されている遺跡探検アドベンチャーゲーム、"Tomb Raider"シリーズの最新作。これをプレイする為にPS3を買いました。

ゲームをすること自体、凡そ7~8年ぶりになるのですが、最後にプレイしたのがトゥームレイダーの4作目。このシリーズは他に3作目しかやったことがないですが、それでもずーっと意識の奥底で燻り続けるインパクトを与えてくれた作品でした。

私にとってその魅力とは、何と言っても「朽ち果てた遺跡を探索する情緒とカタルシス」以外の他にありません。数々のトラップや鬼畜の如き仕掛け装置も、言うなればそれも古代の意思との対話であり、ここで関係性を築いているという、ある意味、遺跡フリークにとっての「麗しき妄想」全てが凝縮されているといっても過言ではないのです!(力説)


Tru2


もう実写と見紛うばかりのCGの描き込み、情報量の凄さに圧倒されるばかりでした。要所要所でBGMが挿入されますが、プレイ中は自然音に包まれるだけのシークエンスも多く、ただボーッと画面を眺めてるだけで癒されます。


このシリーズに名高い難しさは、謎解きや戦闘にもそれなりにあるのですが、実は「操作性のシビアさ」こそが、その大部分を締めていたりします。今回ただでさえ画面の情報量が半端ないので、8年ぶりにコントローラを握る私には正に修羅の道。。それでもなんとか、Hardモード+最もシビアなカスタマイズでクリアしました!

ただ、映像にリアリティが増した分、舞台装置やギミックについては逆に制限が生じているようには感じました。クリア手順が随分と画一的になったような。。?あと、海中シーンにおいて生理的に生じる障害、「3D酔い」これが最大の難関でした。


Tru3


とはいえ、巨大な装置がけたたましく鳴動する様は壮観です。今作のテーマは「北欧神話」がベースということもあり、舞台となる遺跡の建築様式は質実剛健で荘厳なオーラを放っています。ストーリーは、かなーりアメコミチックになってますね。。ただ、それを除けば、神話に歪曲された生々しく重厚な真実に迫っていく展開には引き込まれるものがあります。


[以下、ネタバレ]

北欧神話の「ラグナロク(世界の終末)」とは何だったのか、オーディンやトールといった太古の神々の正体とは?と、その真相の大部分は明かされないどころか、多くの矛盾と謎を残したまま終わります。話が繋がっているという"Tomb Raider: Legend"と"Tomb Raider: Anniversary"のストーリーを参照してみても、謎は広まるばかり。


ララのドッペルゲンガーについては、シナリオ的な必然性が全くありませんが、これぞパルプ・フィクション!って感じで好きなくだりですね。母親の行方は、分かりやす過ぎるほどの決着が。。



以下、このゲームにおけるミソロジーを整理すると、


トールに与えられた地上最強の兵器「ミョルニル」は、地下の機械施設ヘルヘイムへの鍵であり、無重力のパワーを用いる(?)。地球「ミッドガルド」を取り巻いているという大蛇ヨルムンガンドは、実はプレート・テクトニクスにおける地殻構造そのものを指しており、ヘルヘイムに設置された「デバイス」によってヨルムンガンドを刺激すると地球は再び火山の星へと還り、種の大量絶滅を引き起こす。この装置が何故作られたのかは不明。

生命種を瀕死状態にして進化を促す「セブンス・エイジ」を引き起こすのが目的である不死の女王ナトラ(一作目のボス)は、この装置の機能に乗じただけであって、彼女自身が北欧神話とどう関わっているのかは全く説明されない。前々作のエクスカリバーが時空転送のポータルとして再登場する他、とにかくSFテイスト満載!



この手のファンタジーとしては、「謎」を雰囲気のままで扱うのが正解なのですが、どうもシリーズ化して関連の話を引っ張っている以上、ある種の顛末を設けようとしているのかもしれません。



音楽について。前々作"Legend"から引き続きTroels Brun Folmannがメインテーマを担当。劇伴曲はColin O'Malley(Yanniの指揮者も経験)によるもので、ほぼ全編に渡って、Hans Zimmer系の混声合唱+オーケストラ、エレクトロビートで構成される曲ばかりです。

ただ、今作は従来にも増してずっとクラシック寄りのアレンジになっているとのことです。それでも舞台となる各国の民族色を押し出した、エスニックなアンビエントに徹するトラックが大半ですね。オープニング・ムービーではモーツァルトのLacrimosaが使われています。



Tombscore

□ Graeme Revell / "Tomb Raider" Original Score

Main Titles
The Planetary Alignment
Home Invasion


こちらは2001年にアンジェリーナ・ジョリー主演で製作された映画版"Tomb Raider"から。スコアはあのGraeme Revellが担当していて、民族音楽系アンビエントと教会的混声合唱、そしてデジタルビートと、現在におけるゲーム版トゥームの音楽の方向性を打ち出したといっても良い内容。私のマスターピースの一枚でもあります。


THE FUTURE SOUND OF LONDON / "ENVIRONMENTS II"

2009-02-01 09:18:23 | music8
Fsol__environments_ii



□ The Future Sound of London / "Environments II"

Viewed From Above
A Corner
Small Town
Ice Formed

Release Date; 05/01/2009
Label; Jumpin & Pumpin
Cat.No.; CDTOT62
Format: 1xCD

>> http://www.futuresoundoflondon.com/


>> tracklisting.

01. Viewed From Above
02. Glacier (Part 1)
03. Serengeti
04. Colour-Blind
05. A Corner
06. Newfoundland
07. North Arctic
08. Factories And Assembly
09. Ice Formed
10. Small Town
11. Nearly Home
12. Boca Manu
13. Journey To The Center
14. Glacier (Part 2)


Written by Brian Dougans and Gaz Cobain
Engineered by Yage
Published by Futuresong
Produced by The Future Sound Of London
Recorded at EBV Studios London
Enhanced by FSOL and Yage at 9 Ley Lines West 2008


this album was created with help and inspiration from:
Max Richter, Daniel Pemberton, Chris Margory
Robert Fripp (King Crimson), Colin Bell, Will White(Propellerheads).



1988年、UKエレクトロの最左翼として登場した時代のパイオニアであり、今やテクノ・レジェンドとして讃えられるFSOLこと、Brian DougansとGaz CobainのデュオによるAmbient Album。昨年夏にリリースされたmp3 AlbumをCD向けにエンハンスしたもの。


主に90年代、FSOLやその他無数の別名儀によって残された膨大な音源の数々は、現在エレクトロニカやIDMと称されるジャンルの基盤構築に大きく貢献したとしても過言ではありません。

YageやAmorphous Androgynousといった名義ごとに、あらゆる音楽スタイルを自在に行き来する彼らにとって、シンセサイザーとサンプリングを駆使した、不定形でSci-Fiな異時間的音響を奏でるFSOLは、それらのCardinal Point(基準点)でもありました。


2007年、彼らは長い潜伏期間を経て、聖典とされる過去の音源を"From the Archives"としてコンパイルし立て続けにリリース、それを皮切りに『FSOLとしての』積極的な作曲活動を再開しました。



その一環として象徴的にインベントされたのが、紛うことなきFSOL名義による新作アルバム、"Environments"シリーズです。その一作目では楽曲を大きく二部構成とし、過去の音源を再構築しながら間断なく続くオーガニックなアンビエントを奏でていましたが、今回"Environments II"においては、楽曲を小分けにタイトル、それぞれのパート毎に特徴的な音響や曲調をイニシャルし、抑揚を効かせています。全編に自然や動物などによる環境音がレイヤーされています。


今作に大きく貢献しているMax Richterは、ドイツのネオ・クラシカルの旗手であり、フルートやストリングスの旋律に電子音響を絡め、FSOL独特の硬質で冷たいアトモスフィアの中に室内楽的な静謐さを加味しています。

ダークでシネマティックな導入となる"Journey to the Cener"と"Glacier (Part 2)"の流れは、Amorphous Androgynous名義でも見せたサイケデリック的なアプローチから民族音楽に切り込んだ、Bill Laswell風のサウンド。


他にも、フィルタリングされた合唱がビザーレな印象を喚起する"Small Town"や、初期のエスノ・トライバルなサウンド・スケープに立ち返った"Serengeti"と"North Arctic"、"Boca Manu"。荒涼とした巨視的空間に無機質で機械的な鳴動を響かせる"Newfoundland"。

そして、Old Schoolながらダイナミックなビートを効かせる"Colour-Blind"と"Factories and Assembly"、"Ice Formed"など、そこには確かに、FSOLがオリジネイターとして開拓してきた『テクノ』の音響の新旧が介しています。


Kirsty Hawkshaw / "Sanctuary" E.P

2009-01-27 14:05:17 | music8
Sancutary



□ Kirsty Hawkshaw / "Sanctuary" E.P

Meteors Hill

Release Date; 23/01/2009
Label; not on label
Cat.no.; none
Format: mp3 Album

>> http://www.kirstyhawkshaw.co.uk/


>> tracklisting.

01. Lavender
02. Meteors Hill
03. Sanctuary
04. Sanctuary (Digitonal Remix)
05. Night Theme
06. Faith in me
07. Night Theme (Paradox Remix)


Kirsty Hawkshaw名義でのソロ・リリースとしては"O.U.T."以来、およそ10年ぶりのOriginal Vocal Album(E.P)となります。

2000年以降、Kirstyは主にTrance方面を中心に、ダンス・ミュージック界隈において途方も無い数のフィーチャリングをこなしてきましたが、2008年を境に、自身のウェブサイトから活発にオリジナル曲の配信を開始しました。

最近、彼女はあの‘Second Life’に没入しており、仮想空間上のパブやプライベート・ジェットにおいて、世界中のアーティストやファンと交流を重ねているようです。そして彼女のアバターである"KFH"に自身のスピリチュアルな『旅』を反映させ、頻繁にMachinima(ゲーム上の既成のグラフィックを操作して作るアニメーション)をアップロード。その為のサウンド・トラックも、Mark Pritchard (a.k.a. Global Communicaton/Pulusha)を始めとする、親交のあるDJ達と共に作曲しています。



>> http://jp.youtube.com/user/KFHMACHINIMA (KFHの動画チャンネル)


Machinimaに使用した一連の楽曲が、Kirstyの立ち上げたMagnatuneレーベルからDownload Albumという形で不定期にリリースされていますが、昨年末、正にKirsty Hawkshawの‘Full Album’という名目で発表された"Winter Moon"は、彼女のVoiceをほぼ全編に渡ってinstrumentとして使用した、Ambient/Chill Outのoff-Vocalといった構成。その作風もKirstyの深い精神世界の顕示であり、恐ろしく内省的なものとなっていました。

Ambient Albumという発想自体は、1999年に製作した"Enlightenment"という作品がお蔵入りになった経緯もあり、以来ずっと温めていた企画なのかもしれません。



さて、ここに来てようやく"Sanctuary"E.Pについての紹介となりますが、その内容は『一個のシンガーであるKirsty Hawkshaw』としての表現手法に立ち返った、アコースティックかつ素朴なもの。楽曲のプログラミングは、Remixも提供している人気リミキサー、DigitonalことAndy Dobsonが手掛けています。


notesによると、"Sanctuary"は1999年にコーンウォールで作曲されたものの、今まで日の目を見ることが無かった秘蔵曲で、Digitonalのremixは2003に製作されたものだとのこと。切々と紡がれる可憐な歌声は、まだまだ瑞々しい当時の煌めきを残しており、最も貴重な音源の一つに数えられるでしょう。


また、2005年にPole Folderのアルバム"Zero Gold"に提供した、"Faith in Me"のリテイク・ヴァージョンが収録されているのも嬉しいですね。"Night Theme"をリミックスしたParadoxことDev Pandyaは、UK Drumfunkの第一人者。現在、彼がAlaska名義で製作を進めているアルバムの数曲に、Kirsty Hawkshawが参加しているとのことです。

E.P全体の印象としては、アコースティックとチル・アウトの間の微妙なバランスに揺れながらも、この上なく静謐でメロウな後味を残してくれる粒選りの作品でした。




□ Sleepthief New Album will be out on June 2009!!

>> http://www.myspace.com/sleepthief

Kirsty Hawkshawも参加しているEthereal-Popの最右翼、Sleepthiefの待望のニューアルバムが、6月のリリースを予定しているとのこと。同アルバムに参加したZoe JohnstonとKirstyは懇意らしく、彼女のblogでも仲睦まじい写真が幾つかご覧になれます。


それと、実は昨年末から今月初めにかけて、SleepthiefがKirsty HawkshawをフィーチャーしたChristmas Song、"O Come O Come Emmanuel"を期間限定で配信していたそうですが、私は見事に聞き逃してしまいました(;_;。

Justinは、次の冬にSleepthiefの"Christmas Album"をリリースしたいと語っていて、"Emmanuel"も収録するつもりだそうですが。。もうショックで神戸牛くらいしか喉を通りません。。。



Xmas Dim.

2008-12-24 20:39:40 | music8
Xmas_dim_3
(IXY DIGITAL L2; ISO Auto; AWB; Nightsnap; Evaluative: iPhoto.)



□ lens, align. Mix - "Xmas Dim"

Xmas Dim (26MB)


>> tracklisting.

1. The Christmas Bells of Chants (Intro) / Gregorian Chill
2. White Christmas / Love Colony
3. Music Box / Atthis Alcedo
4. Walking in the Air / The Noeltunes
5. Where You Belong / Blank + Jones
6. O Little Town of Bethlehem
7. The Sun's Gone Dim and the Sky's Turned Black / Jóhann Jóhannsson




あぁ~。。点心が食べたい。。。
飲茶したい。。。
肉まんじゃ満たされないの。。


そんなわけで、ささやかながら、
今年もクリスマス“っぽい”BGM作りました。

商業戦略に踊らされたっていいじゃない!
仏教だっていいじゃない!
お一人様だってい...いじゃ....な.....い
お祭りだもの!

楽しみ方は人それぞれ。
凛と澄んだ聖夜の空気は、
毎年何か特別な気持ちにしてくれますよね。


HAPPY MERRY CHRISTMAS!!


Xmas_dim_2_2


昨年に作ったクリスマス用動画も置いておきますね。

【ニコニコ動画】クリスマス用BGM


[Google Video Version]

□ lens, align. Mix - "Xmas Night Music"

<embed id="VideoPlayback" src="http://video.google.com/googleplayer.swf?docid=1222372878272847963&hl=ja&fs=true" style="width:350px;height:285px" allowFullScreen="true" allowScriptAccess="always" type="application/x-shockwave-flash"> </embed>


□ "Xmas Night Music - 2"

<embed id="VideoPlayback" src="http://video.google.com/googleplayer.swf?docid=257917878231729028&hl=ja&fs=true" style="width:350px;height:285px" allowFullScreen="true" allowScriptAccess="always" type="application/x-shockwave-flash"> </embed>



HELIOS / "CAESURA"

2008-12-03 11:46:48 | music8
Caesura



□ Helios / "Caesura"

Hope Valley Hill
Fourteen Drawings

Release Date; 11/11/2008
Label; Type
Cat.No.; TYPE042
Format: 1xCD

>> http://www.myspace.com/thesadepicurean


>> tracklisting.

01. Hope Valley Hill
02. Come With Nothings
03. Glimpse
04. Fourteen Drawings
05. Backlight
06. The Red Truth
07. A Mountain Of Ice
08. Mima
09. Shoulder To Hand
10. Hollie


アメリカ、オレゴン州ポートランド在住の音楽詩人、Keith KenniffによるAmbient/Shoe Gazerユニット、Heliosの3rdアルバム。


"Caesura(カエスーラ)"とは、古代ギリシャ詩の中間休止に起源する音楽用語("Helios"はギ神の太陽神の名)で、多くの場合「音楽時間の停止」を意味するものですが、このアルバムの楽曲において、それぞれの終曲が「えっ?!そこで終わるの?」という唐突な断絶が起こる構成が為されています。

荒涼とした寒々しさの中に、一抹の暖かみを感じさせるイラストが施された中折りのスリーブですが、中身はタイトルの「休止」を象徴するかの如く真っ黒。


ジャケットのディスク・ホルダーに"For Hollie"とある通り、"Caesura"は、Keithの妻でありMint Julep名義でのパートナーであるホリーに捧げた音楽散文詩という側面が強く、楽曲の展開も、人の思慕や恋情を反映したかのように変幻自在に跳ね回る印象。



世界中で支持された1stアルバム"Eingya"の牧歌的なアコースティック・アンビエントに、エッジの効いたリズムワークを加味した今作では、Keith Kenniffが別名儀で展開するGoldmundで聴かれた耽美なピアノも主張する他、環境音とミックスされた多彩で複雑な音色が耳を刺激する。

しかし決して暗く重くなり過ぎず、全体では寧ろ、暗愁の中に夕映えを灯す軽快さと躍動感を感じさせるもの。ノイズの陰影を浮かべるプログラミング・ビートは何処か壊れていて、日常の生活、環境の中で私たちの記憶に刻まれた律動と、この上なく符合した響きが心をえぐります。


それは決して自然のままの音色でもなく、楽器の奏でる生々しいビートとも異なる何か。この作品を聴くのに最も適した時間があるとすれば、それはきっと日没前後の数分間。窓の外の暗碧に覆われた部屋、ソファかベッドに深く腰を沈め、遥か隔てた夕雲に見るような連綿と変化する音楽に身を委ねて...

寂寥に打ちひしがれ、一人遠く離れて彷徨うことがあっても、この響きが届くうちは完全に孤独ではないんだ。そんな力強さをくれる素敵な作品です。


ENIGMATIC SHOW VOLUME 3 - December (Mixed by Oceano)

2008-11-30 19:34:13 | music8
Enigmaticshow_volume3



□ ENIGMATIC SHOW VOLUME 3 (Mixed by Oceano)

>> http://www.sendspace.com/file/tsffbo (Download)


>> tracklisting.


01 - Sarah Brightman - Gothica [Remix]
02 - Sarah Brightman - Siren [Christmas Chillout by Jakub Fijak]
03 - Andru Donalds - Precious Little Diamonds [Radio Edit]
04 - Ambra - The Futute [Album Edit]
05 - Schiller - Leben Variation
06 - La Brassa - Dreams Of Eternity [Edit]
07 - Vangelis - Line Open ["The City" Session Recording][Previously Unreleased]
08 - Wise Hand - Timeless [Album Version]
09 - Pilgrimage - Land Of Ecstasy [Album Version]
10 - Frank Borell - Landpartie [A Touch Of Georgian Mix]
11 - Mistico - Mistico [Album Version]
12 - Oceanlab - Just Listen [Album Version]
13 - Chicane - Arizona [Album Version]




EXCLUSIVE BONUS TRACKS : ENIGMATIC SHOW LIVE SESSION

14 - Enigma - Seven Lives [Seven Lives Many Faces Virtual Tour][Live In Your Room]
15 - Schiller - Sehnsucht Instrumental [Sehnsucht Tour][Live In Koln]
16 - Gregorian - Moments Of Peace [Christmas Tour][Live In Berlin]
17 - Mike Oldfield - Tubular Bells [Night Of The Proms Tour]
18 - Sarah Brightman - Phantom Of The Opera [Symphony Tour]
19 - Enigma - Sadeness Part 1 [Seven Lives Many Faces Virtual Tour][Live In Your Room]
20 - Jean Michel Jarre - Hey Gagarin [The Twelve Dreams Of The Sun Tour]




Mixed by great spiritual person: Oceano

>> http://musicspiritland.blogspot.com/


I deeply appreciated your conscientious piece of work.
Keep your good devotion to music:)


Enya / "And Winter Came..."

2008-11-28 08:20:20 | music8
And_winter_came


□ エンヤ / 『雪と氷の旋律』

O Come, O Come, Emmanuel
One Toy Soldier

Release Date; 10/11/2008
Label; Warner Music
Cat.No.; WPCR-13203
Format: 1xCD

>> www.enya.com/


>> tracklisting.

01. And Winter Came...
02. Journey of the Angels
03. White is in the Winter Night
04. O Come, O Come, Emmanuel
05. Trains and Winter Rains
06. Dreams are More Precious
07. Last Time by Moonlight
08. One Toy Soldier
09. Stars and Midnight Blue
10. The Spirit of Christmas Past
11. My! My! Time Flies!
12. Oíche Chiúin (Chorale)
13. Miraculum (iTunes Exclusive)



7作目となるスタジオ・アルバム。
デビュー時より普遍的な神秘の歌声を響かせるエンヤが「冬」をテーマに描いた本作。クリスマスを間近に控えた胸の踊る祝祭の歓びと、凍み氷る純白のベールに秘された静寂の疼き。それらが共存する至高の聖域がまた一つ、今まさに冬を迎えようとしているこの世界に降臨した。


思えばこの20年来、Enyaの音楽は、多様な価値観を抱える世界中の多くの人々の「心の拠りどころ」として、絶対不可侵な神秘性を纏って、まごうことなき「癒し」の業を為してきたのかもしれない。多重録音による深いエコーを帯びた彼女のヴォーカルはもはや、ピアノやヴァイオリン、あるいはギターなどと肩を並べる楽器の普遍的な方法論の一つとして数えられるだろう。



タイトル・トラック"And Winter Came..."は、2001年のSingle、"Wild Child"にカップリングされた"Midnight Blue"のセルフ・カヴァー。キリストの生誕に備える天使の行脚を描く"Journey of the Angel"や、クリスマスの飾り付けに勤しむ様子を期待感とともに表現する"White is the Winter Night"など、サウンドメイキングについては、全体的にこれまでのアルバムよりも色彩豊かで華やかな印象を放っている。


従来のアルバムにも必ず一曲はあった、マイナーコードのダークなトラック、"O Come, O Come Emmanuel"は欧州では定番中の定番といえるクリスマス・キャロルのアレンジ。リード・シングルとして発表された"Trains and Winter Rains"は、教会聖歌のループをサンプリングするという異例の楽曲。


男女のハミングに導かれる"Last Time by Moonlight"は、恋人同士の別れをポジティヴに綴る。壊れてしまったオモチャの兵隊の微笑ましい杞憂を物語る"One Toy Soldier"は、これまでになくメルヘンチックな暖かさに満ちた楽曲。"Miraculum"も同じトラックを基調としている。

"The Spirit of Christmas Past"は、Dickensの著書"A Christmas Carol"(日本では映画『3人のゴースト』の方が有名?)にインスパイアされたもので、「現在」「過去」「未来」を生きる自分の写し身を通して、心のあるままに人生を選択しようと語りかける。


"My! My! Time Flies!"にはギターが登場するなど、今までのEnyaには無かった驚きに溢れた曲。歌詞にはニュートンをはじめ、チャイコフスキーやビートルズ、キング牧師といった歴史上の人物を暗喩する語句が散りばめられ、間近に迎えようとしている未来への時の流れに想いを馳せる。



イマジネーションの妨げにならぬよう説明は最低限に抑えさせて頂いたが、是非これらの楽曲を実際に耳にして、自由に想像を広げて欲しい。サウンドについては従来に比べ、シンセサイザーの装飾音や奥行きを増したヴォイス・フィルターの比重が大きく、あたかもモミの木を飾る色とりどりのオーナメントの輝きの如き、まさにクリスマス・シーズンに似つかわしいアルバムとなった。




□ 『ありふれた奇跡』

「人の夢は何よりも価値があるもの」と歌う"Dreams are More Precious"にあるように、Enyaの音楽は常に聴く者の心の特別な場所に座してきた。それはしんしんと雪の降り積もる森のしじまであったり、真夏の夜空に照り輝く星々の響きだったり...

どこにでもいる人が、どこにでもある自然に心を打たれ感動を抱くように、「人々の日常」は無限の奇跡の上に折り重なっている。。何も外にある「特別な場所」まで足を運ばなくても良い、それは私たちの心の中に覆い隠されていて、きっかけさえあればいつだって呼び覚ませるのだ。自身が受け入れる限り、Enyaの音楽は特別な場所と時間への「鍵」としてこの上ない働きをしてくれるだろう。



とはいえ、Enyaが誰にでも受け入れられるイージーリスニング的な安らぎと聴きやすさを持っているとは、一概には言い難い。割に刺激が強く、重厚な楽曲で占められているので、聴く側にも予め態勢が求められるかもしれない。私はアルバムをじっくり聴く機会を見計らって、とうとう数週間が過ぎてしまいました...orz


The Killers / "DAY & AGE"

2008-11-22 20:11:00 | music8
Killers_day_age



□ The Killers / "Day & Age"

Spaceman
Goodnight, Travel Well

Release Date; 24/11/2008
Label; Island
Cat.No.; B0012197-02
Format: 1xCD

>> www.thekillersmusic.com/


>> tracklisting.

01. Losing Touch
02. Human
03. Spaceman
04. Joy Ride
05. A Dustland Fairytale
06. This Is Your Life
07. I Can't Stay
08. Neon Tiger
09. The World We Live In
10. Goodnight, Travel Well


Brandon Flowers (vocals, keyboards)
Dave Keuning (guitar, vocals)
Mark Stoermer (bass guitar, vocals)
Ronnie Vannucci Jr. (percussion, drums)


ラスベガス出身でありながら、イギリスにおいて爆発的支持を得たニューウェイヴ・バンド、"The Killers"。kono
3rdアルバム"Day& Age"は、過去に彼らのリミックスやB-Side Album、"SAWDUST"を手がけたGrammy賞コンポーザー、Stuart Price(a.k.a. Jacques Lu Cont, Thin White Duke)によって全面プロデュースされています。



"New Order meets Bruce Springsteen"と評される彼らの湧然で猛々しいグルーブと、心を鷲掴みにするようなポップネスは、マドンナやブリトニー・スピアーズを手がけて来た職人、Stuart Priceのエレクトロ・アレンジによって更に深みを増し、ソフィスティケイトされています。

Stuart Priceが初めてキラーズをリミックスした"Mr. Brightside (Jacques Lu Cont's Thin White Duke Mix)"の評価はある意味オリジナルよりも高く、クラブシーンにおいても"The Killers"というムーヴメントを牽引したに違いないマスターピース。私もこのリミックスで初めて彼らを知りました。


Stuart Priceが別名義として拝借している"Thin White Duke"は言わずと知れたDavid Bowieのアルバム、"Station to Station"に初めて登場する架空のキャラクターですが、この"Day & Age"こそ、70年代グラム・ロック時代のボウイの影を仄かにちらつかせる回顧的サウンドに溢れていて感慨深いです。

バンドの中心人物、Brandon Flowersは"Day & Age"について、『デヴィッド・ボウイやルー・リード、エルトン・ジョンにインスパイアされたもの』と語っており、Stuart Priceを起用するに至った経緯がその辺にうかがえそうですね。(※Elton Jonhとは近日中にクリスマスソング、"Joseph, Better You Than Me"を発表予定)



70年代サイケ・ロックテイストのイントロで幕を開ける"Losing Touch"に始まり、今シーンで最も流行しているブリティッシュ・ハウスのグルーブを前面に押し出した"Human"、70年代ロックの曲調を耳馴染み良く洗練した風の"Spaceman"、同じく古き良きディスコ/ブラス・ロックのマナーを呼び戻した"Joy Ride"まで、これまでにない多彩な音色で前半を畳み掛けます。


"A Dustland Fairytale"に至って、the Killersの持ち味であった荒削りな哀愁のインディーズ・ロック・サウンドと再会。エスニックなアフリカン・コーラスがオーバーダブされる"This Is Your Life"は、同様のコーラスをサンプリングしたthe Dream Academyのヒット曲、"Life in a Nothern Town"をフラッシュ・バックさせる特異なトラック。


再び70年代的な小気味の良いオケとボーカルラインが郷愁を誘う"I Can't Stay"と"Neon Tiger"がアルバムの軸をしっかりと固めています。Divine Comedy(band)やRobbie Williamsを彷彿とさせる華やかな"The World We Live In"を経て、私たちの住む地球をゆっくりと離れて行く情景を浮かべる壮大なスペース・ロック、"Goodnight, Travel Well"が、かのボウイの歴史的名曲"Space Oddity"を思い出さずにはいられない厭世観が堪りません。


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The Killers - Human
Uploaded by The-Killers


□ The Killers / "Human" Official Video.


ユタ州のゴブリンバレー州立公園で撮影されたMusic Video。
ブランドンの妙なダンスが気になります(笑)
ホワイト・タイガーがカッコイイ!

近日中にシングルカットされる"Human"ですが、Stuart Price本人によるリミックスの他、Armin Van Buuren やFerry Corstenといった第一線のDJの起用が決定しています。


"Human" Promo CD tracklist

"Human (Radio Edit)" ? 4:05
"Human (Ferry Corsten Radio Edit)" ? 4:27
"Human (Armin Van Buuren Radio Edit)" ? 3:48
"Human (Stuart Price Club Mix)" ? 8:03
"Human (Ferry Corsten Club Mix)" ? 6:55
"Human (Armin Van Buuren Club Mix)" ? 8:12


***************************************************************

"Human"

I did my best to notice
When the call came down the line
Up to the platform of surrender
I was brought but I was kind
And sometimes I get nervous
When I see an open door
Close your eyes
Clear your heart...
Cut the cord

(* chorus)
Are we human?
Or are we dancer?
My sign is vital
My hands are cold
And I'm on my knees
Looking for the answer
Are we human?
Or are we dancer?

Pay my respects to grace and virtue
Send my condolences to good
Give my regards to soul and romance,
They always did the best they could
And so long to devotion
You taught me everything I know
Wave goodbye
Wish me well..
You've got to let me go

(* chorus)

Will your system be alright
When you dream of home tonight?
There is no message we're receiving
Let me know is your heart still beating

(*chorus)

You've got to let me know

Are we human?
Or are we dancer?

Are we human
Or are we dancer?

*************************************************************

あれだけ忠告したのに
敗北のプラットフォームへの道すがら
僕はここまで連れてこられてしまったけど
気持ちは穏やかだった
でもあのドアが開くたびに
酷く参ってしまうんだ

さぁ目を閉じ
心を研ぎすまして
束縛を断つんだ


僕たちは人間?
踊らされてるだけの?
ほら僕は生きてる
両手が冷たいよ
だから僕はひざまずいて
アンサーを探してる
僕たちは人間?
それともダンサー?


つつしんでお悔やみを その慈悲と愛徳に
良きものに弔いと
魂と情熱に哀悼を
ベストを尽くし続けた者たち
それも生涯を捧げて
僕の知る全ては あなた方の教えです
さよならと合図して
きっと上手くやるから
さっさと僕を解放してくれ


僕たちは人間?
踊らされてるだけの?
ほら僕は生きてる
両手が冷たいよ
だから僕はひざまずいて
アンサーを探してる
僕たちは人間?
それともダンサー?


お変わりないですか?
夜が更けて家が恋しくなったなら
ずっと便りはなかったけど
心臓なら動いてるって知らせてよ


僕たちは人間?
踊らされてるだけの?
ほら僕は生きてる
両手が冷たいよ
だから僕はひざまずいて
アンサーを探してる
僕たちは人間?
それともダンサー?

どうか知らせてくれ

僕たちは人間?
踊らされてるだけの?
ほら僕は生きてる
両手が冷たいよ
だから僕はひざまずいて
答えを探してるんだ
僕たちは人間?
それともダンサー?


僕たちは人間?
踊らされてるだけ?

僕たちは人間?
それともダンサー?


ENIGMATIC SHOW VOLUME 2 - NOVEMBER 2008 (Mixed by Oceano)

2008-11-04 08:57:37 | music8
Enigmatic2_3



□ ENIGMATIC SHOW VOLUME 2 - NOVEMBER 2008

>> http://rapidshare.com/files/159382712/Enigmatic_Show_-_November_2008


>> tracklisting.

1 - Sarah Brightman - Gothica [Remix]
2 - D'Emotion Project - Cang Ding
3 - Moya Brennan - I Will Find You
4 - Joel Kanning - L'amoure Sonique
5 - Myth Chorus Of Tribe - Inception
6 - Enigma - The Roundabout
7 - Vangelis - Antarctica Echoes
8 - Art Of Noise - Moments In Love
9 - Slavik...Keller - Can You Heal Me
10 - Jakub Fijak - Return to The Past
11 - Eivissa Imaculada - Celebration
12 - Terry Oldfield - Deep Connection
13 - Enigma - Carly's Loneliness [Remix]
14 - Schiller - White


http://musicspiritland.blogspot.com/
(Oceano's great polish music blog.)


ポーランドのOceano氏の選曲による、エニグマ系Mix Compilationの第二弾が届けられました。今回はよりNew Ageに深く切り込んだテイストに仕上げています。


前作と同じSarah Brightman"Gothica"のツボを得たイントロ。続く"D'Emotion Project"と"Myth"は、ある意味有名なEnigmaの"Imitation Album (模造アルバム)"の代表曲ですね。Moya Brennan(Clannad)の"I Will Find You"も名曲。2002年にはAntillas feat.Clannad名義でのTrance Remixがヒットしています。Vangelisの"Antarctia Echoes"は、日本では『南極物語』として知れたサントラの名作から。


紹介するまでもなく、Art of Noiseの"Moments In Love"はテクノ/アンビエント界のみならず、間違いなく音楽史に残る時代を超えた名曲。ここではRemix版が聴けますが、"Into Battle with the Art of Noise"に収録されたOriginal Full Versionを未聴の方は、騙されたと思って是非一度聴いて見てください!lens,align.でも過去に挙げていますが、そのうちまた紹介するかもしれません。


Terry Oldfieldは、何を隠そうあのMike Oldfieldの弟。どの楽曲もそうですが、どっぷりと妖し気なアジアン/オリエンタルの精神世界に浸かった音楽性は、ある意味Mikeの斜め上を逝っちゃってます。Mikeはあくまで自分の音楽性を貫いているのに対して、Terryは姉のSallyともども、New Age Musicの安易で定型化した方法論に迎合してしまっている感が。。


9-11曲は、いずれもネット上で活動している無名のアーティストによるもの。13曲目の"Carly's Loneliness [Remix]"も同様に、数多あるFan Remixの一つ。Schillerの"White"はイントロの"Gothica"と対になっているような心憎い選曲です。