□ Isobel Clouter & Rob Mullender /
"Myths Of Origin - Sonic Ephemera From East Asia"
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Sawara matsuri / Singing sand / Suikinkutsu
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Chion-in temple / Nightingale floor / Saiho-ji temple
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Baoritaolegainuoer descent
Release Year; 2008
Label; and/OAR
Cat.No.; and/32
Format: CD+
Note: Includes PDF Booklet.
>>
http://www.and-oar.org/pop_and_32.html
>> tracklisting.
1. Sawara matsuri / Singing sand / Suikinkutsu
2. Kotohiki-hama / Kotoga-hama beaches
3. Chion-in temple / Nightingale floor / Saiho-ji temple
4. Dune ascent / descent
5. Aosigetunoer descent
6. Baoritaolegainuoer Natural Booming
7. Baoritaolegainuoer descent
8. Dune 3 descent
9. Tibetan Prayer wheels, Xiahe
Compilation, images and text by Isobel Clouter and Rob Mullender.
Design by Dale Lloyd.
Field recordings of travels through east asia including Singing Sand & Booming Sand. All recordings on his CD were made by Isobel Clouter (IC) and Rob Mullender (RPM), using the following equipment:
Microphones - Sennheider K6ME66 or Core-Sound Binaurals.
Recorders - SONY TCD-D100 DAT or SONY MZ-R35 MINIDISC.
Recordings from Japan are edited soundscape compositions, whereas the recordings from China are unedited.
「無為の自然」とは存在しうるのだろうか。「環境 (environment)」という言葉が語るのは、常に何者かとの関わりの中にあり、「誰かにとっての」もの。環境を映し取るということは、そこにある人々の影を捉えることである。
世界各国から寄せられた先進的な音響芸術(サウンド・アート)を広く扱うエクスペリメンタル・レーベル、and/OARから届けられるのは、アーティスティックな意匠に基づき収集されながら、学術性資料価値を備えた貴重な"Sonic Ephemera"、音像の標本とも言うべきもの。
「環境は如何にして文化と記憶、及び神話を発生、形成するのか」
大英図書館にあり、地球上のあらゆる「環境音源」を所蔵する世界最大のサウンド・ライブラリ、"British Library Sound Archive"の若き女性キュレーター、Isobel Clouterが日本の文化・環境に触れながら集めた音像の数々は、我々が日常で意識しない、世界の中にある領域としての"Japan"特有の精神性及び、文化的側面を改めて浮き彫りにしています。
(photo by Isobel Clouter from PDF Booklet.)
佐原の大祭(千葉県)の囃子から、知恩院の鶯張りの廊下と読経、西芳寺(苔寺)の静寂、琴ヶ浜(島根県)と琴引浜(京都府)の鳴り砂浜、そして水琴窟。
(水琴窟 - Suikinkutsuの一例.)
地理的に距離を置く音たちを「時の結晶」に閉ざしたサウンドスケープは、それぞれの土地で生きる「人間」の遍在するパースペクティブを帰納的に炙り出すものであり、それは同じくここに収録された、遠く離れた中国文化の響きと驚くべき共時性を奏でている。
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例えば、夏河のラブラン寺院でチベット僧が回すマニ車と、知恩院の鶯張りの軋み。私たちが「音源の正体」を知らされない限り、出自も発生の仕方も全く異なる音像が、互いに引き寄せ合い共鳴するように類似性を発現させる。そう、これは紛れもなく「作品」であり、音響芸術として構成されたアルバムなのでしょう。
(photo by Isobel Clouter from PDF Booklet.)
この作品のもう一つの主役は、『砂』。
ある規則性を以て世界に分布する「鳴き砂」。これは名状によって一括りに出来る現象とは言い難く、その組成や環境の差異によって、地域毎に個性的な「声」を持ち合わせてるといいます。
Isobelが日本を訪れたのは勿論、日本にあるその『声』を捕らえる為でもありますが、もう一つは、粉体工学者にして鳴き砂現象の研究については世界的な権威であった、生前の三輪茂雄氏に会う為であり、このCDは彼に捧げられたものとなっています。
Isobelの協力者の一人である日本人研究者が、自身のHPにてIsobelの日本滞在の様子を綴っています。
http://www.f5.dion.ne.jp/~yshiwa/singigsand/Eigg/eigg.htm (from 『粉の世界』)
日本での録音の後、中国でRobと合流し、巴丹吉林沙漠で砂丘が鳴動する『ブーミング現象』を追いかけるに際しても氏の助言を仰いだそうですが、彼は鳴き砂やブーミング、その他「砂の現象」が関わったとされる世界中の民間伝承を整理した文学者としての側面も持っていて、この作品の根幹に関わるアイデアは三輪氏に拠るものが実に大きいと言えるでしょう。
(photo by Isobel Clouter from PDF Booklet.)
砂丘が蠢く時に、粒子の摩擦によって無辺の砂漠を覆う程のドローンを発生させる『ブーミング』は、人々にとって畏怖の対象とされながらも、現在は当の人間達による環境汚染やツアリストの干渉によって沈黙の危機に瀕していると言われています。鳴り砂と同様、発現に極めてナーバスな条件を要するこの現象は、膨大な粒子の運動が関わる相転移の一種とも言い換えられます。
一度汚染されてしまうと、いくら淘げても沈黙してしまう鳴り砂と同じく、一定量の不純物を含んだ砂丘はもはや歌うことは無いと言われ、その感度は環境に対して非常に鋭敏なのだとか。大地を揺るがし、人々の心を震わす悠久と思われていたドローンが、"Ephemera(儚さの標本)"にクリップされてしまうことには、何処か物悲しさを覚えてしまいます。
IsobelとRobは、フィールドレコーディングという手法の在り方に対する自身の考えを語る上で、「音」と「音楽」との明確、あるいは曖昧な境界をそれぞれ定義しています。Isobelは音楽には「物語」が求められると言い、それはインストゥルメントを使用した「楽曲」ではなくても、ここにある「音たち」のように、何かを語り感情に訴える「声」さえあれば事足りる。
元々はイギリスのNational Film and Television School (NFTS)において映像作家としての活動を志していたIsobelは、自身の作品の編集中、サウンド・デザイナーの手掛けた音源に突然の啓示を得たそう。以来、カメラのパースペクティブや視覚効果、役者の管理など「映像」に伴う普く制約を超え、壁の向こう側の出来事や目に捉えられない事象の全てが表現可能な手段としてのサウンドアートに傾倒することになります。
『音と光』。
視覚情報としての『光』は、まさに「時間」及び「位置関係」というファクターにおいて、人間の情報処理とイメージの制限を伴うと言えるでしょう。
対して『音』は、一般的な人間の生活環境にあって、360°全方向から、そして近距離-遠距離の情報をほぼ瞬時に伝え、人に起きていることを「イメージさせる」ポテンシャルがあり、それは宇宙的尺度で「情報」という概念を扱う際の「光」の役割そのものと同様なのだと気付かされます。
音楽性の裾野の広さが窺えるRobの嗜好とは対称的に、Isobelは自国のポップソングにはあまり感興をそそられないらしく、専らラジオ番組を聴いているのだとか。最近心を揺るがされた出来事は、エッグ諸島のフィンガル洞窟での音の反響だとも言い、彼女にとっては「自然の音」こそ最も感動的な音楽なのかもしれません。
To see a World in a Grain of Sand
And a Heaven in a Wild Flower,
Hold Infinity in the palm of your hand
And Eternity in an hour.
???????William Blake / "Auguries of Innocence"
『
一粒の砂に世界を 一輪の野の花に天国を 掴みなさい あなたの手のひらに無限を 一刻の中に永遠を』
ウィリアム・ブレイクの最も美しい詩の一つにある如く、"Sonic Ephemera"が捕らえたのは、極小の中の無限、刹那に刻まれた永遠であり、その本質は鳴り砂のように「遍く響き合う」人と環境との時を超えた結びつき、そこに美を感じる心の源泉と、それを包容する自然、そして人の姿なのです。
:: references
and/OAR interview: Isobel Clouter & Rob Mullender (JUNE 16, 2009)
最後に、音源形式の論文とも形容できる本作の重要なコンテンツである、ブックレット記載のInner Textを日本語訳しましたので、彼らのレコーディングの動機への理解、及び目的の為の助力となることを望むべく、以下に掲載します。
原文を確認したい方は、是非CDを手に取って見てください。巻末には、より仔細なレコーディング地の記述と、IsobelとRobの活動と考察の根拠となった資料の数々がFurther Reading(参考文献)として記されています。
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Myths of Origin - Sonic Ephemera From East Asia
神話の源流 - 東アジアの消え行く音遺産
これらの録音は、1999年に発端したプロジェクトにより、長らく追い求めて来た「環境は如何にして文化と記憶、及び神話を発生し、形成するのか」という普遍的な考察を裏付けるものとして導かれた。科学的手法や人類学に拠らず、録音の収集のみによって、「音の環境」のかけがえのない価値を浮き彫りにしている。また、これらの音素材は大英図書館、the British Library Sound Archiveのサウンドスケープ・コレクションへ寄贈される。
きっかけはDavid Toopの"Ocean of Sound"において、故Paul Burwellがヘブリディーズ諸島エッグ島への旅で、鳴き砂のビーチに彼の足で大きな「ト音記号」を描きながらレコーディングを行ったことに由来する。こうした行為も刹那的な影響のみを遺して、絶えず移ろう地景に没してしまう。これも‘エフェメラ(短命な標本)’という単語の指す所の一側面であろう。
鳴砂現象は、まず第一に湿度や汚染といった環境変化にとてつもなくセンシティブだ。2000年、エッグ島において我々は、非常に乾燥した浜砂に恵まれ、録音することが出来た。(MiniDiscへの圧縮過程で、ある程度変質しているものの)2001年の中国北東部への旅においては、敦煌の鳴動する砂丘"Booming Sands"が、営利的な搾取やツアリストたちによって如何に失われているか、ということを思い知った。
毎年何千人もの人々が訪れ(我々の立っていた所は、いくつもの隊列が蹂躙していた)、ゴルフバギーやエアプレーンの騒音を響かせる。ミクロの人工廃棄物を含んだ砂は、もはや鳴ることはないのだ。実に儚いものである。
内モングル、バダインジャラン砂漠の遥か北では、今のところそういった弊害もなく、中央部では500メートルの高さに及ぶ荘厳な砂丘が、畏怖を轟かせながら地平線の果てまで黙々と行進を続けている。幾日かの午後や夕暮れ時、2-3日の風の強い日を除いては全くの静寂で、白熱の太陽がジリジリと照りつけていた。
「
突然、聴いたことも無いような低音のドローンが砂丘の向こう側から轟いて来たので、ふもとのキャンプにいた我々は愚かにも、マイクも水も持たずに飛び出してしまった。砂丘のなだらかなスロープを登るに従って、ドローンは徐々にか弱くなって行き、音源を見つけるには更に歩かねばならないことを悟った。何よりそれを完全に見失ってしまうことを怖れていた。Isobelはバイニューラルマイクを、彼女のサンハットに取り付け、地面に伏して息を殺していたが、もう音は消えかけていたんだ。それでもなんとか、消え失せてしまう直前の数分を捉えることが出来たよ。」
結局、我々のツアーの中で実際に捉えられた『ブーミング』の例証はこれだけとなってしまった。確かめられる限り、2回の録音のうち、一方のみが自然現象としての"Booming Sand"が存在することの証であり、他のレコーディングは、砂丘の尾根を6-8フィートに分けて滑り降りたり、全身を使って砂を押し崩すなどして、人為的に砂の雪崩を起こしたものだ。
『
柔らかいヒスとともに摩擦する砂は、だんだんと特徴的なハミングを形成する。まるで弾けてダンスしてるみたいに。音量が増すに従い、徐々にパターンが描き出され、砂丘は突如として生命を宿すものとしてあなたの下に横たわり、咆号し始めるのだ。この経験の後では、もはや砂丘を以前と同じ眼差しで捉えることは出来なくなる。その傍らで眠りにつくことすら奇妙で落ち着かない気分に囚われるのだ。』
こうしたことは、モンゴルや中国の伝承歌と"Booming Sand"との関わりの可能性を示唆するに十分だろう。然し乍ら、両国における共産主義者の構造改革により、それらの歌の同定は困難を極める状況となっている。民族音楽学者のCarol Peggは、モンゴルにおける多様な民俗伝承歌は、単一な社会主義及び国家主義の下に統一を図られ、その結果として多くのローカルな伝統様式のアイデンティティが失われたと唱えている(Pegg, 2002: PP1009)。そうした音楽様式の中でも浄化を免れたものがホーミー(倍音唱法)であり、外モンゴル西カフカースで口伝される神話の源流ともなっており、ここに音色と音楽性との深い関連性を見てとれるだろう。
『
アルタイ山脈を西に走る境界で分けられた区域には、ジャルガラン山と東に位置する巨大な湖、ハルヌールが構えている。ジャルガラン山の人々は、東からの風が低い唸り声をあげて辺りを行き交い、湖に吸い込まれていくのだと言う。』(Pegg, 2002: PP1009)
"Booming Sands"が彼らの歌唱法や楽器の役割に特徴的な影響を及ぼしているという発想は尤もらしくある。敦煌では、鳴沙山と三日月湖の伝説に関する出版物をあちらこちらで目にすることが出来た。バダインジャランでは環境組合の現地モンゴル人(砂丘湖の浅瀬へのザリガニ放流で知られる)とガイドに当たってみたものの、彼らの知る限り、そのような例は実在していないという。山からの唸り声が意味を為すとすれば、それは人々にとって『ちょっと風が強いな』と気付かせるくらいのものなのだとか。それでも、モンゴルに精通するQiao教授は、バダインジャランのローカル・フォークロアに関するリサーチを数年に渡って行っている。
ある人は言う。砂漠に慄く響きは失われた都の鐘楼の音だと。またある人は言う。あれは合戦に向かった兵士が埋葬される音なのだと。中国における他の"Booming Sand"スポットでも多くの類似した伝承に出くわすが、その多くは埋もれた人々、もしくは遺跡に関するものだ。それは沙坡頭にある村民の婚礼の宴であったり、ラマの寺院における仏教僧のチャントであったり、唐王朝の女将軍・樊梨花(ファン・リファ)が進軍する陣太鼓であったりする。
日本での録音素材は、より広域に及びカヴァーしている。鳴砂海岸のほかにも、旅の貴重な体験を描いた「音はがき」とも言えるミックスに、日本古来の文化的側面を見出すものである。『鶯張りの廊下』、夥しい苔に覆われた『西芳寺(苔寺)』、そして『水琴窟』。江戸時代から続く音の造形。ここに収録されたその全てが、響きによって日本独特の遠景を描き出すように美を構成する。それも原理的あるいは霊験的に意義深い現象として。
日本の音文化を紐解いてみると、『神道』を避けては通れないことが分かる。それは日本の人々と自然環境との結びつきによって成り立ったものだ。神話や伝説は、自然とは総て神の実在を体現するものであるという神道の概念を核に通じて構成されている。岩の形から風のような元素に至り、因って日本の伝承においては、それらの音は重要な要素として扱われている。神道における多神教的な自然崇拝は、旧暦に基づく季節祭で祝われる。その模様を克明にするのが、CDの冒頭に収められた佐原の大祭である。
1997年、日本サウンドスケープ協会(SAJ)は、地域や世代間を通じた環境音の保護を謳い、『100 Soundscapes of Japan』なる保存プログラムを請け負った。SAJが敢行したのは、地方自治体と市民によって挙げられたサンプルから100個を選り抜き、音環境の意義深さを顧みてもらうというものだった。その狙いは自然音を、多岐に渡る文化の音として理解を促すことである。このプロジェクトの賛助の下、全国の鳴砂海岸は保護対象として扱われるようになった。
鳴砂海岸に付き物である神話の類いは、中国でも多種多様に伝えられている。三輪茂雄氏による30年余りに渡る鳴砂現象の研究によって、それらは「砂のように」分類収集されている。鳴き砂の響きは、「琴」に準えられるのだが、このCDの収録の舞台となった浜辺の二つも、地名に「琴」を冠しており、関連する民俗唱歌においても欠かせない楽器となっているのだ。
British Library Sound ArchiveにおけるSoundscape Collectionへの追加に伴って、これらの音源を"U.K 100 Soundscapes Project"を提議する支援素材とする。このプロジェクトはSAJの成功にインスパイアされたものであり、早くも実現することが期待されている。
ISOBEL CLOUTER & ROB MULLENDR May 2007
(Translated by lens,align.)
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Recording Details.
JAPAN
1. A) Sawara Matsuri (Festival), Chiba. The Summer Festival of Yasaka Jinja (shrine) in the Honjuku area. Music called Sawara Bayashi is played upon the floats. recorded on 17.07.2001, (IC).
B) Singing sand, Kotoga-hama (beach) Maji, Nima-cho, Shimane prefecture. recorded on 22.07.2001, (IC).
C) Suikinkutsu in private garden near Nima, Shimane prefecture. recorded on 22.07.2001, (IC).
2. A) Kotohiki-hama (beach), Amino-cho, Kyoto prefecture. recorded on 26.07.2001, (IC).
B) Kotoga-hama (beach), Maji, Nima-cho, Shimane prefecture. recorded on 22.07.2001, (IC).
3. A) Chion-In temple, Hayashishita-cho, Higashiyama, Kyoto. recorded on 28.07.2001, (IC)
B) Nightingale floor (Uguisubari-No-Roka) Chion-In temple, Hayashishita-cho, Higashiyama, Kyoto. recorded on 28.07.2001, (IC).
C) Saiho-Ji temple moss garden (Koke-Dera - Moss Temple), Nishikyo-ku, Kyoto. recorded on 31.07.2001, (IC).
CHINA
4. Dune Ascent / Descent, Baoritaolegainuoer, Badain Jarain desert, Inner Mongolia. recorded on 22.08.2001, (IC / RPM).
5. Aosigetunoer descent, Badain Jarain desert, Inner Mongolia. recorded on 21.08.2001, (RPM / IC).
6. Baoritaolegainuoer Natural Booming, Baoritaolegainuoer, Badain Jarain desert, Inner Mongolia. recorded on 20.08.2001, (IC / RPM).
7. Baoritaolegainuoer descent, Baoritaolegainuoer, Badain Jarain desert, Inner Mongolia. recorded on 21.08.2001, (RPM / IC).
8. Dune 3 (Unnamed dune) descent, Badain Jarain desert, Inner Mongolia. recorded on 22.08.2001, (RPM / IC).
9. Tibetan prayer wheels, Xiahe (Labrang Monastery), China. recorded on 29.08.2001, (IC / RPM).