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□ Gold Panda / "Companion"
♪ <script type="text/javascript" src="http://mediaplayer.yahoo.com/js"></script>Quitter's Raga
♪ Black Home
Release Date; 21/04/2010
Copyright; Gold Panda
Format: m4a (iTunes music)
Note; CD Version only available in Japanese.
>> http://iamgoldpanda.com/
>> http://www.myspace.com/goldpanda
>> tracklisting.
01. Quitters Raga
02. Fifth Ave
03. Like Totally
04. Back Home
05. Mayuri
06. Long Vacation
07. Lonely Owl
08. I Suppose I Should Say 'Thanks' Or Some Shit
09. Heaps
10. Bad Day Bad Loop
11. Triangle Cloud
12. Win-San Western
13. Police
All Tracks Written & Produced by Gold Panda
□ "Quitters Raga" Official Video
【GOLD PANDA とは?】(from: Varicount Records Official site)
UK イースト・ロンドンのダブステップのプロデューサー/ リミキサーで、UK の名門インディレーベル、Wichita(Bloc Party, Simian Mobile Disco, The Cribs, Peter Bjorn And John, Clap Your Hands Say Yeah, etc)がマネージメントとして手掛けるアーティストです。
現在まで3 枚のEP( 'Miyamae' [Various]、 'Quitters Raga' [Makemine]、'Before' EP[self-released])をリリース。既にBloc Party、Little Boots、 Zero 7、Simian Mobile Disco 他のリミックスを手掛け注目を浴びています。
毎年恒例のBBC のサウンドオブ2010(2010 年にブレイクが予想される15 組のアーティストの特集)や、Pitchfork のリーダーズポールの2010 年期待の新人の一人に選出されるなど、今年のブレイク候補と世界的に大きな注目を浴びているアーティストです。ちなみに2009 年のPichfork の“The Top 100 Tracks of 2009(2009 年のベスト100 曲)”にも、先のEP の楽曲が選ばれています。
とまぁ、何やら鳴り物入りで脚光を浴びることとなったGold Panda。日本限定盤アルバムとしてリリースされた"Companion"は、Gold Panda名義で昨年より発表されてきたEP収録楽曲の集成となっており、新曲は一切含まれていないので注意。(※ 一部では誤認されている。)
その日本人好みしそうなメランコリックかつオリエンタルなフレーバーに満ちた楽曲と相俟って、日本在住経験もあるコネクションからか、やたらと持ち上げられるようになった経緯もあり、既に日本では多くの音楽メディアにインタビューを提供している。
その中で彼は、彼自身を括っている「ダブステップ」クリエイターという紹介を軽やかに一蹴して見せる。確かにGold Pandaの音楽は、そのような最先端を走るスタイリッシュさとはかけ離れた手作り感に溢れている。先鋭的なサウンドを求めるにも大味過ぎて、カットアップ・コラージュものとしてもレイヤーが薄過ぎる。
しかし、楽曲毎のつながりもまるでチグハグなパッチワークなのに、それぞれが色を補い合って一つのおもちゃ箱が完成するような、そんな楽しみに満ちているのだ。メディアが讃えるような先進性やアイデアというのは、実はエレクトロニカ/IDMのフレームに照らして、このアルバムには何ら目新しいものは見当たらない。
ただ言えるのは、「音楽で遊ぶ」という最も単純で無邪気さに溢れた楽しみ方を、(ただ明朗にではなく何処か郷愁を背負いながら、)リスナーの心を打つように思い出させてくれる。そういった意味で、とかくけったいに考えがちな音楽ライターやクリエイター自身に支持されることが多いのかもしれない。
映像と電子ノイズ、民族音楽との不思議なミスマッチを見せるミュージック・クリップが印象的な"Quitter's Raga"にしても、インド人やパキスタン人、バングラデシュ人の祈りの歌が生活に溶け込んでいたというロンドンの都市の一角に暮らしていた想い出を、音というペイントに滲ませてみたものだという。
彼はつい最近になってautechreの作品の良さを理解出来たという。曰く、「音楽を生み出す過程にこそ興奮する」ということで、実は彼自身はもうこんな寄せ集めのアルバムからは、とっくに心離れしてしまっているのかもしれない。(そんなことはないと信じたいが。。)
本国におけるGold Pandaの活動としては、4月でCaribou (Dan Snaith/Manitoba)とのツアーを終了した後も欧州とアメリカを周り、新作EP、"You"の7'' vinylをリリース予定。(ダウンロード販売中)こちらも"Quitter's Raga"と同系統のエスノ・オリエンタル・エレクトロニカの趣となっている。