lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Nacho Sotomayor / "LA ROCA V6"

2008-07-30 07:01:16 | music7
Larocav6ee1



□ Nacho Sotomayor / "La Roca V6"

Timeless
Trip to happiness
Timeless (Ambient edit)

Release Date; 14/04/2008
Label; Blanco Y Negro /wea
Cat. No.; AACD002
Format: 1xCD

>> www.nachosotomayor.com/

>> tracklisting.


1. Timeless 6:09
  Voz Bebe
02. Everyday 5:46
03. Ultra* 1:31
  Escrito y producido por F. Sotomayor
04. Trip to happiness 5:07
05. I can feel your heart (2004 Remix) 4:37
06. I don´t understand 5:08
  Guitarras N. Sotomayor
07. Sin pensar 5:01
  Vocoder N. Sotomayor
  Programación loops Promisk

08. Timeless (Ambient edit) 4:00
09. Today 5:09
  Guitarra por Christophe Goze
10. Island god (07 Remix) 5:50
11. Utopix* 0:29
  Escrito y producido por F. Sotomayor
12. Contigo 5:00
13. Invisible 4:50
14. You´re a lier (Pop life)** 5:50
  Voz Deep Blue
  Por cortesía de Real Records



Escrito y producido por Nacho Sotomayor
Excepto (*) escritas y producidas por F.Sotomayor y
(**) escrita por N.Sotomayor y Sacha J. Fernadez



Enigma直系Ibiza Chillの最右翼、Nacho Sotomaorのライフ・ワーク、"La Roca"シリーズの第六弾。世界各地のEthnic ElementをMixした、古き良きNew Age-Ambient Styleで奏でる汎地球的ランド・スケープ。


これまでにもホーミーや読経、教会聖歌など、あらゆる民族唱歌やChantのサンプルをプログラミング・ビートに乗せた、Nacho/Francisco Sotomayorの描くセンシュアルな世界観は、近年のハード/ソフト面における作曲技術の進化と歩みを揃えながら着実に深みを増してきました。

1990年代中期に確立された1ジャンルとしての方法論を、ここまで愚直に、しかし圧倒的なクオリティと安定感で追求したサウンドは、千篇一律のイビサ・チルの中でも異彩を放っています。その支持されている最大の理由は、やはり哀愁・叙情性に特化したNacho Sotomayorのメロディ・センスにあります。


やや技巧に偏重した"La Roca 5"の硬質で重厚なエレクトロニク・サウンドから一転、今作ではシリーズ初期のシンプルなAcidテイストを呼び戻し、ハウスやジャズ、アンビエントと多彩に表情を変えつつ、過去のヴォーカル・サンプルも交えながら、幾つかの曲ではギターの生演奏などによるアコースティックで素朴な音色を浮遊感たっぷりのパッドにブレンドして、懐かしくも新しい響きを聴かせてくれます。

"I don't understand"や"You're a lier"で聴かれるディレイたっぷりのエレキ・ギターは、今までにも増してEnigmaの影響を見て取れますね。


しかし、世界中の音素材を詰め込む一方で、情熱的でありながら哀感のこもったフルートやギターの機微には、Sotomayor兄弟の生まれであるスペインの片田舎、カトリック教会と古家の立ち並ぶアルゾビスポ村(採水地としても有名)のゆかしい情緒が息衝いているようです。


アルバム・スリーブにはWilliam Shakespeareの"Tempest"から、プロスペローの有名な一文が引用されています。


And, like the baseless fabric of this vision,
The cloud-capp'd towers, the gorgeous palaces,
The solemn temples, the great globe itself,
Yea, all which it inherit, shall dissolve,
And, like this insubstantial pageant faded,
Leave not a rack behind. We are such stuff
As dreams are made on; and our little life
Is rounded with a sleep.



だがこの幻影が描いてみせた礎のない建物と同じように、
雲にそびえる高い塔も、豪華な宮殿も、荘厳な大寺院も、いや、この地球でさえも、
そしてそのなかにあるいっさいのものが、やがて溶けて消えてゆく。
今、消え失せた実体のない見せ場のように、あとには何一つ残りはしないのだ。

われわれ人間は夢と同じもので作られている。
そのささやかな一生は眠りによってその輪を閉じるだけなのだ。

(訳:伊藤杏里)


iPhone 2.0 Software for iPod Touch.

2008-07-28 09:24:45 | music7
Whatsnew_hero20080711


□ iPhone 2.0 software update for iPod Touch.

>> http://www.apple.com/jp/ipodtouch/whatsnew.html

遅ればせながら、手持ちのiPod TouchにiPhone Softwareをインストールしました。うーん。。購入して約一年、ここまで中身がゴッソリ進化してしまうモバイルツールも他に無いのではないでしょうか。買った時とは丸で別ものです(笑)


インターフェースの改善、メールの管理、新機能の追加、そして最大の売りの一つである"App Store"など、ツール面では殆どiPhone 3Gに遜色ない、というか通話機能・GPS(あとBluetoothも)のないiPhoneそのものになってしまったTouch。何よりも、ユーティリティからビジネスツール、電子書籍やゲームに至るまで、iPhone/TouchのUIを活かしたアプリの数々には限りない可能性を感じます。

インストールもwi-fiを通じてTouch本体で簡単に行えるし、ほんとうに使い勝手が良い!例えば「駅探」なんて、煩わしいキー入力さえ省いて、次々に入力候補に昇る地名をタッチするだけでサクサク検索できます。これこそiPhone/Touchでしか実現できないインターフェースですね。

Ipodolphin_4
(良い感じに傷の増えてきたmy touch...)


とはいえ、そういったアプリにも、GPSやCamera機能を活かしたものもあるし、何よりwi-fi環境を補完する為の3Gだということを考えれば、俄然iPhoneという選択肢を迫られるというもの。それに現状、外出時には常に「ケータイ、デジカメ、ipod」の三点セットを持ち歩いてるので、(ポケットが膨らんでカッコワルイ!)これを一つに集約出来るとなれば尚更。


Ipodtrickle
(色々あったけど、Touchは今も元気です)


ただ一つだけ、重要な問題が。。。
それは、私は「鏡面」をこよなく愛するということ(笑)Touchは薄いし、他でもない、そのフォルムが大好きなんですよ~><。iPhoneはちょっとカマボコっぽいですよね。。デザイン偏愛の私にとって最も悩ましいのがココ。

モバイルツールは存在感が空気であればあるほど望ましいのです。その点で、空間に切れ込んだ一枚の界面の如きTouchのインターフェースは、私にとって理想的な形状の一つであり、ある種の美学を感じさせます。


Ipodolphin2

写真は"Phone Saber"。これ最高です。読んで字の如くStar WarsのLight Saberを再現したもので、iPhone/Touchの加速度センサーに対応しています。つまり、本体をブンブン振り回すと、動きに合わせてライトセーバーの効果音が右から左、背後から前方へ!

しかも振る強さによって音のヴァリエーションが多彩に変わります。また、5色のセーバーそれぞれに特有の音があって芸が細かい!ヘッドフォンで遊ぶことをオススメしますが、ダースベーダーになりきっている所を家族に目撃されるなんてベタなことにはならないように。。





□ Tunes of the Day


□ Oceanlab / "Sirens of the Sea"

Miracle (Above & Beyond Club Mix)





_*


Enigma / "Seven Lives" ARD Olympic Trailer.

2008-07-27 01:18:50 | Enigma
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□ Enigma / "Seven Lives" features on Olympic Trailer.


前日の記事でお伝えした通り、Enigmaのニューシングル曲"Seven Lives"が、本日からドイツ国内における北京オリンピックの公式ソングとして放送され始めました。

ピチカートの重厚感がエニグマらしいスポーツ・チューンですね。。懸念(?)されていた通り、"Hello + Welcome"路線のサウンドでした。ヴォーカルは今のところ公表されていませんが、Andru Donaldsと見て間違いなさそうです。


もしかしたら、"Voyageur"収録の"Boum-Boum"が、もっと過去、"The Screen Behind The Mirror"の時に製作されていたのと同様、ボクシング選手のテーマソングとして作曲された"Hello + Welcome"と共に、"Seven Lives"も既にレコーディングされていたのかもしれません。

Cretuが6thリリース直後から7th Albumの構想があると語っていた通り、"A Posteriori"のコンセプトから外れたアウトトラックも含まれている可能性も考えられます。



Enigma / "Seven Lives" New Single of official ARD

2008-07-26 07:03:23 | Enigma
Seven



□ Enigmaの新曲が、北京オリンピックのテーマソングに

>> http://www.emimusic.de/enigma/news/659


8/15にリリースされるEnigmaのニューシングル、?La Puerta del Cielo - Seven Lives“ (EMI Music Germany/Virgin) から、タイトルトラックの"Seven Lives"が、ARD(ドイツ公共放送連盟)における北京オリンピックの公式ソングとして採用されました。

>> http://www.ard.de/

ドイツ本国では、早くも7/26から放送される北京オリンピックのトレーラーに、"Seven Lives"が流される模様。気になるサウンドについては、"Hip-Hop Beat"に"Classical"、"Symphonic"な要素を加味したものだそうですが。。


また、カップリングの"La Puerta del Cielo"は、イビサに住む60代の女性の歌声をフィーチャーした、感動的なメロディの曲となっているそうです。


9/19に(実質の)世界同時リリースとなるアルバム、"Seven Lives Many Faces"の"Limited Special Edition"にはBonus CDが付属するとのことでした。加えて、"A Posteriori"と同様にCover Artを手がけたDirk Rudolphによるニューアルバム及びシングルのジャケットには、今後微細な修正が施される可能性もあるということです。Singleは既に2 Versionが存在しますね。どちらが採用版なのでしょうか?

>> http://www.dirkrudolph.de/


Craig Armstrong / "Memory Takes My Hand"

2008-07-20 11:08:34 | art music
Mtmh


□ Craig Armstrong / "Memory Takes My Hand"

Govan
Many

Release Date; 02/ June/2008
Label; Virgin Classics
Cat. No.; 50999 519032 2 0
Format: 1xCD


>> tracklisting.

I. Immer (Violin Concerto No.1)
1. Immer (Vilolin Concerto No.1)



II. One Minute, 15 pieces for orchestra
2. Knoydart
3. Sionascaig
4. Sound Of Jura
5. Bauchaille Etive Mor
6. Rassay
7. Govan
8. Kirkwall
9. Crimond
10. Quiriang
11. Rackwick Bay
12. Edinburgh
13. Cape Wrath
14. Glasgow
15. Rannoch Moor
16. Perth



III. Memory Takes My Hand
17. Us - Orchestra
18. World - Soprano, Chorus & Orchestra
19. Age (Once) - Soprano, Chorus & Orchestra
20. Taittirya Uphanisad -Chorus & Orchestra
21. Recovering - Soprano, Chorus & Orchestra
22. One Day - Orchestra 2
23. North - Soprano, Chorus & Orchestra
24. Glasgow - Chorus & Orchestra 2
25. As We Loved - Soprano & Orchestra
26. Risen - Orchestra
27. The World Shall Turn - Chorus & Orchestra
28. Many - Chorus & Orchestra



I. Clio Gould, violin
II,III. Lucy Crowe, soprano - Apollo Voices
(chorus master: Stephen Betteridge)
I,II,III. BBC Symphony Orchestra / Garry Walker
Chorus Manager Chris Foster



Related Links:

>> http://www.craigarmstrong.com/
>> http://www.dalzielscullion.com/
>> http://www.horsecross.co.uk/
>> http://www.glasgowmuseums.com/venue/index.cfm?venueid=4



グラスゴー出身の作曲家、Craig Armstrongが、主に2006-2008年の間に地元スコットランドにおいて嘱託を受けて作曲したオーケストラ/合唱作品を会した小品集。Garry Walker指揮、BBCシンフォニー・オーケストラの演奏。


"Immer"

一曲目を飾る"Immer"(永久に)は、スコティッシュ・アンサンブルと競演した際に、その「透き通るような音色に感銘を受けた」という、クリオ・グールドのヴァイオリンの為の協奏曲。クレイグの作品の中で「協奏曲第一番」と銘打たれた記念すべき楽曲。

様々な音程のヴァイオリンのビブラートに重ねて、細波のようなノイズのループ、チェロやヴィオラの異なる波長のループの山と谷を織り込んで、遠景に霞むような、冷たく荒涼とした広がりとスケール感を醸し出している。悲哀を感じさせるだけでは無い、旋律の末端に浮かぶような暖かい機微がクレイグらしく、かえって人の「心の痛み」を表現し得ている。後半12分からの涙に咽ぶような旋律の移り変わりには、誠に感動を禁じ得ない。


作曲にあたってクレイグは、「アモルファスで、たゆたう雲のようなサウンド」を醸し出す為に、浮かんでは消えるループを重ねて調性を暈すなど、既に知られた現代音楽の理論作法を用いているという。「これらの技法のルーツは、古楽に見いだすことが出来る。反復、カノン、フーガ、etc...大昔に培われた技術が、今にちの電子音楽の基盤として役立っているのは面白いね。」


Clio Gouldはクラシック演奏の第一線で活躍する傍ら、Miriam Stocklyとコラボレーション("Adagio")を行うなど、その表現手段の開拓に余念がない。ちなみに、彼女が現在所属するロンドン・シンフォニエッタもクレイグに曲を委嘱しているという。


"One Minute"

第二曲、"One Minute(オーケストラのための15の小品)"は、その名の通り、映像と連携したサウンド・インスタレーションの為の、各一分間のピースを収録した、非常にコンセプチュアルなパート。当作品はホースクロス・トラストによってパースに建設された、コンサートホールの杮落しに委嘱されたもの。


これらはスコットランドを拠点に活動するヴィジュアル・アーティスト、Matthew DalzielとLouise Scullionのビデオ映像に合わせて、フィールド・レコーディングされた環境音のサンプリング、オーケストラをコンパイルした楽曲。

興味深いことに、ここで聴かれるクレイグのオーケストレーションは、これまでフィルム・ワークとして手がけてきた、どんなスコアのそれよりも仰々しく、饒舌だ。GASの影響を思わせるノイズループと、デジタル・プロセッシングによる罅割れたベルやハンマーの重々しい音色が、効果的なアトモスフィアを形成している。


「私の関心は常に、分単位の素材を繋ぎ合わせることによって、それぞれのピースのポテンシャルを如何に活かすことが出来るかということに注がれている。」


"Memory Takes My Hand"

「思い出の手を取って」地元グラスゴーの人々に長きに渡って親しまれてきた歴史ある美術館、Kelvingrove Art Galleryの2006年度の再オープンに際し、同市議会から嘱託された作品。クレイグは幼少の頃から同美術館に抱いてきた、自らの想い出と親愛の情を、この曲に注いだという。

Kelvingrove(Kelvingrove Art Gallery)

これも"One Minute"と同様に、本来はDalziel+Scullionによる映像ありきのビデオ作品となっている。また、当作品のRemixが、ここ数年Craigとのコラボレーション・パートナーであるベルリンの女性エレクトロニカ・アーティスト、Antye Greie-Fuchsに提供されている。

メイン・ソプラノを務めるLucy Croweは、英国王室が協賛し、オペラ・ソリストの登竜門と言われる『Royal Overseas League』の2002年度ゴールド・メダル保持者で、期待の新星として世界中のクラシック・コンサートで活躍している。


こちらはよりクレイグのフィルム・スコアリングの方法論に歩み寄っており、映画音楽で聴かれるような扇情的なコーラスワークとストリングスが鮮烈な印象を放ち、Lucy Croweの歌う物悲しい旋律は、どことなくGoreckiの第三番をも彷彿とさせる。

Peter Arnottによる歌詞は、太古からの人類の共通の願い、「平和」を切実に請う内容となっており、中にはタイッティリーヤ・ウパニシャッドから引用したサンスクリット・テクストも含まれている。"Risen"から終曲を飾る荘厳なカンタータ、"Many"までの流れには、Michael Nyman風にはじまりPhilip Glassに至るエピック・ミニマルの魅力的な要素が凝縮されている。

しかし、この変則4行連句に乗せた、オルフ調の反復に救いの光を射す終曲部の転調とオルガン・シークエンスには、紛れもなくクレイグ・アームストロングたる由縁と持ち味が存分に発揮されている。


************************************************

"Many"
Lyrics: Peter Arnott
Mucic: Craig Armstrong


In one place in one time
you may find a turning
In one place at one time
you may find a learning

In a place in your life
there may be a healing
In a place in your life
there may be a breathing

In a hand or a face
there can be forgiving
In a hand or a face
there can be life living

In the beat of a heart
there may be crying
In the beat of a heart
there may be no dying

In the street where you live
there may be creation
In the street where you live
you may find salvation

In the touch of of a hand
there may be no choosing
In the touch of a hand
there may be no losing


Life of the mind
Is all too human
Being and time
Are illusion
Life that we lead
Leading us
to our own selves
Where we find inside

What we need
What we are
What we want
What we need
What we know
What we seek
What we find
What we lose
What we hear
What we read
What we saw
What we fear
What we hope
What we hide
What we show
What we need
What we know

(Fire to fire dawn to dawn to light - Day to night)

In a place in a time
there will be consequences
In a place in a time
there will be circumstances

In one day in your life
there will be restitution
In one day in your life
there will be resolution

In a place in a time
there may be contemplation
In a place in a time
there shall be restoration

(We are what we are what we have what we are)

All our lives are fire
and steel
And stone and glass
and sand and light
and word and sign
and air and sky and touch
and sight and mind
and hand and face
and time and place

Stone and glass and sound
and light and word
and sign and air and sky
and learning we are many
we are ever
we are many one
We

**********************************************************

ある時ある場所で
あなたは変化に気付くだろう
ある時ある場所で
あなたは学ぶだろう

この人生の何処かで
癒されることがあるだろう
この人生の何処かで
深い安息が得られるだろう

その手にその顔に
慈悲を浮かべて
その手にその顔に
魂が息衝く

その胸の鼓動が
慟哭に暮れることもあるだろう
その胸の鼓動が
絶えることなどないだろう


あなたの暮らす通りには
きっと創造が溢れている
あなたの暮らす通りには
きっと救いを見つけられる

触れるその手に
戸惑いはなく
触れるその手が
失うものはなく


精神の依代こそ
全く人間であることなのだ
存在と時間は
幻想に過ぎない
我々の導く生命
我々であるものに
我々は導かれる
我々の見いだした内なる処へと

我々が何を望み
何であろうとしたのか
何を欲し
何を要し
何を知り
何を求め
何を探し
何を失い
何を聞き
何を読み
何を見て
何を畏れ
何を望み
何を隠し
何を見せ
何を欲し
何を知るのか

(炎から炎 夜明けから夜明けへ 夜は繰り返す)

何時か何処かで
結果は齎されるだろう
何時か何処かで
要因が発するだろう

あなたもいつか
償わなければならない
あなたもいつか
決断しなければならない


その時その場所で
黙して考えよ
その時その場所で
何を還すべきなのか

(我々とは 我々を我々たらしめるものである)

総て我々の生命を成すのは
炎と鉄であり
石とガラスと
砂と光と
言語と象徴と
空気と空と 触れるものと
視界と意識と
顔と手のひらと
時間と位置と

石とガラスと響きと
光と言葉と
徴しと空気と空と
我々が学んだいっぱいの
学んできたいっぱいの
一杯のもの
"私たち"


Delerium 'Acoustic' Anthology will be released in September?

2008-07-20 06:31:51 | delerium
□ Deleriumが新しいスタイルで過去の曲を再録中。

>> http://www.kristythirsk.com/


以前の続報ですが、Kristy Thirskによると、現在Deleriumとスタジオにて"Flowers Become Screens"と"Self Saboteur"のNew Versionをレコーディング中、9月にはダウンロード販売、以降、何らかの形で世界中にリリースされる予定なのだそうです。

コンセプトは"acoustic/organic/stripped-down"ということで、エレクトロ、プログラミングを極力排した、Un-Pluggedなアルバムを制作しているのかもしれません。過去のアルバムに収録された旧曲の他、幾つかの新曲も含まれるとか。


またKristy Thirskは、Delerium ファンにも"Heaven's Earth"のリミックスで馴染み深いトランスDJであろう、Matt Dareyの"Urban Astronauts"に一曲参加しているそうです。9月からのDelerium North American Tourに加えて、相変わらず多忙そうです。


ENIGMA / "La Puerta Del Cielo / Seven Lives" August 15 Release!

2008-07-19 11:01:22 | Enigma
Lpdc



□ Enigma / "La Puerta Del Cielo / Seven Lives"

>> http://www.emimusic.de/produkt/5099923465022#1

Release Date; 15/08/2008
Label; EMI
Cat.No.; 2346502
Format: 1xCD Single

>> tracklisting.

01. La Puerta Del Cielo
02. Seven Lives



9/19に発売されるEnigmaの7th Album、"Seven Lives Many Faces"に先駆けて、アルバム中の2曲をカットした先行シングル、"La Puerta Del Cielo / Seven Lives"が 8/15にリリースされる運びとなりそうです。

※ "La Puerta Del Cielo"は、スペイン語で
  (The Gates of Heaven:天国への門)の意。


また、現在各国のAmazonで予約可能となっている、"Seven Lives Many Faces" (Digipack Limited Edition)ですが、リリースが "August 5 (??)"となっており、これは「恐らく"October 5"の誤りではないか?」との声も上がっています。


Enigmaのリリースには、いつも混乱と予告なしの変更・延期が付き物なので、もう少しの間、静観の構えで辛抱したいですね。


ENIGMA / "SEVEN LIVES MANY FACES" Art Cover Revealed.

2008-07-15 05:48:13 | Enigma
Enigma7coverfinal_2



□ Enigma / "Seven Lives Many Faces"

>> http://www.enigmaspace.com/

Release Date; 19/09/2008
Label; EMI Virgin
Cat.No.; tba
Format; tba

>> tracklisting.

01. Encounters
02. Seven Lives
03. Touchness
04. The Same Parents
05. Fata Morgana
06. Hell's Heaven
07. La Puerta del Cielo
08. Distorted Love
09. Je T'aime Till My Dying Day
10. Déjà Vu
11. Between Generations
12. The Language of Sound


遂にニューアルバムのジャケット・アートが解読されました。

・・・うーん。。
雰囲気は出てるんだけど、
今までの洗練された感じがなくなったかな?


恒例の通り、EMIミュージックジャパンから、日本盤(TOCP-70605)が先行発売(Japan Premiere Release)、ボーナストラックも収録されるとの情報がありますが、ドイツ本国でのリリース延期も例の通り考えられ、現段階では信憑性は薄いと言わざるをえません。


"A Posteriori"の時も、日本先行発売とボーナストラックの情報が一番最初に出たものの、結局は反故にされていましたね。こういうリリースについては、情報が決定的になる前から「先行発売・ボーナストラック」という付加価値を根拠もなく示すのが暗黙の了解なのかもしれません。


Melanie Doane / "A Thousand Nights"

2008-07-13 09:07:37 | music7
Athousandnights



□ Melanie Doane / "A Thousand Nights"

Every Little Thing
Chopin Ballad

Release Date; 01/ July/ 2008
Label; Prairie Ocean Recordings
Cat.No.; MRD08
Format: 1xCD

>> http://www.melaniedoane.com/
>> http://www.facebook.com/pages/Melanie-Doane/6796604707


>> tracklisting.

1. Every Little Thing
2. Songbird (featuring Jim Cuddy)
3. Song of Bernadette
4. First Love
5. Wildflowers
6. Devoted to You (featuring Ron Sexsmith)
7. Chopin Ballad
8. All The Diamonds (featuring Emilie Claire Barlow and Kathryn Rose)
9. Martha (featuring Ted Dykstra)
10. Baby Makes Three



カナダの「いぶし銀」カントリーミュージック・シンガー、
Melanie Doane。

音楽一家に生まれ、幼少の頃から幾つもの楽器をマスター。クセのない清涼感あふれる歌声を披露しながら地道に活動を重ね、現在では知る人ぞ知るライブ・アクターとしての評価を確固たるものにしています。

15年間の音楽活動の中で、6枚目のスタジオレコーディング・アルバムとなる"A Thousand Nights"では、タイトルの通り「夜」をテーマにシットリとしたバラードが目立つ内容。小粒ながら胸に染み入るような楽曲の数々は、正に煌めくような短い夏の一夜にピッタリ。

Melaniedoane_2

ピアノやベース、マンドリン、フィドルに至るまで、主要楽器のほとんどを彼女自身が演奏しているという拘りもさることながら、ミュージシャンとしての求心力にも唸らされるものがあります。未だ日本では殆ど無名なのが不思議で惜しいくらいです。

その証拠に、夫である俳優のTed Dykstraとのデュエットをはじめ、あのBlue RodeoのJim Cuddy、日本でも熱狂的なファンの多いシンガーRon Sexsmith、ジャズ・シンガーのEmilie Claire Barlowという、著名なネームの参加がそれを物語っています。ちなみに、"All The Diamonds"で競演したKathryn Roseは、Sarah McLachranのバック・ヴォーカリストの経験もある職人。声質も似てますね。


白眉はショパンの「バラード第二番ヘ長調作品38」から第一主題のアンダンティーノを引用した、その名も"Chopin Ballad"。熱に憂かされたような、だけど何処か肌寒い哀愁の心象を浮かばせる味わい深い歌です。


Everything is backwards here, you know we've gotta leave.

2008-07-10 12:51:50 | delerium
Proud_3
(IXY DIGITAL L2; Exp.-1; Macro; AWB; Evaluative; iPhoto.)




□ Lucky Soul / "The Great Unwanted"

Get Outta Town!




_*



□ Delerium / "Flowers Become Screens" re-recorded.

>> http://www.kristythirsk.com/

US/Canadian Delerium Tour this fall!

Kristy Thirsk:
"I am going in the studio to re-record 'Flowers' in a week or so... news for the rabid fans! I'll keep you posted on the progress. "


ユーロ・ツアーも成功裡に終わったDeleriumですが、9月からはホームである北米でのライブツアーを早々に開始する模様。ライブ内容は従来の曲から『余計なものを削ぎ落とした』、より素朴なアレンジに傾倒しつつあると、サースクは語ります。

そして現在、記念すべきDeleriumの「最初のヒット・ソング」とも言える、あの"Flowers Become Screens" =("Flowers"?)を新録しているそうです!Live用なのか、New Release用なのかは不明ですが、近日中に進捗状況が語られるとのことです。


Lattice.

2008-07-08 07:30:41 | music7
Lattice
(IXY DIGITAL L2; Exp.±0; ISO Auto; AWB; Evaluative; iPhoto.)




□ New Order / "Get Ready"

Close Range



□ Simmonds & Jones / "Interpretations"

For A Lifetime (Vox Mix)



□ Matt Cerf & Evelio Ft. Jaren

Walk Away (John Huijbers Remix)




_*


□ clip.

□ Reincarnation can save Schrödinger's cat.

454008a

量子物理:輪廻が「シュレーディンガーの猫」を救う

>> http://www.nature.com/news/2008/080702/full/454008a.html

Physicists reverse quantum?classical transition.
Zeeya Merali
It's one of the most perplexing questions in physics: how does the seemingly exotic behaviour of tiny particles in the quantum realm collapse to create the classical reality observable in matter that is at least a molecule big? Now, an experiment further muddies the distinction between the two realms by demonstrating that it is possible to halt the transition from the quantum to the classical in its tracks ? and reverse it. The achievement could provide quantum computing with a crucial capability.
物理学において最も紛糾を招く問題の一つ。外来性の振る舞いを見せる微粒子の量子領域における崩壊が、どのようにして分子のような大きい物体にまで観測可能な古典的実在性を引き起こすのか。今にちの実験は、古典系に転移する量子過程を静止し、逆転すら可能であることを実証、この二つの実在性の境界を曖昧にした。この偉業は、量子コンピューティングにおいて極めて重大な意義を持つ。

Published online 2 July 2008
Nature 454, 8-9 (2008)
doi:10.1038/454008a




クライマーズ・ハイ

2008-07-06 02:50:14 | 映画
Climbershigh


>> http://climbershigh.gyao.jp/


1985年の日航機墜落に翻弄された、架空の地元新聞社の一週間を描く風刺的人間劇。

日航機墜落当時、私はまだ物心がつくずっと前で、知識として知っているだけなのだけど、今の30代以降の年齢の人々にとって、この題材は現代においてもセンセーショナルなのでしょう。親に話を聞くと、寧ろ回顧というよりも未だ生々しい追想として蘇ると言った方が良いのだそうです。その日は空が真っ赤に染まっていたのだとか。


この映画、あまり「映画然」としていないのが印象的でした。原作は未読なのですが、「映像化」とはこういうことを言うのかもしれませんね。ただ、それは原作読者からすれば逆の評価にも成り得るのかもしれませんが。。


物語の体裁を為す上で、主人公がぶつかる「障害」というのが、ある意味、普遍化された社会的、人間的な性質の「負の側面」だけではなく、意地やプライド、本来「良きもの」とされる様々な行動原理、あるいはもっと利己的な欲求まで、多様な人間の織りなす大きなうねりの中で、摩擦し、歪みを広げていく。疑惑と真相を天秤にかけた時、それまで『クライマーズ・ハイ』状態に陥っていた彼の取った選択は・・・。


「真実」と「情報」の差異。「読者」と「事実」の間。新聞という媒体を形成するプロセスにおいて、それらと全く関係のないドグマや確執が絡み合う。それは「新聞であること」の構造的な宿命でした。ただ、遺族も報道も、そして他ならぬ誰よりも、被害者自身が知りたいと思うもの、同じ「真実」という目的を共有しているということ。

520名の生命の尊厳と、記者らの情熱の歯車は、何処か違う次元で回っていて、全く噛み合っていないように映る。しかし、誰もが「自分達が(事実を伝えるという点で)頂に到達しなければ」という志向性を失った時点で、きっと真実は生臭い汚水と成り果てて、私たちの見聞きする目を、耳を、冒してしまうに違いないのです。


劇中では、1985年と2008年の時系列が同期するかのように交互に織り交ぜられていますが、幾つかの出来事を「登山」の経過と対比させていて、事件渦中の折々において、主人公が置かれていた状況を象徴的に示しています。そして最終的には、現代における彼の未来への足がかりを示すのですが。。。


執拗なカット割や、ランダム・パン、アウトフォーカスの使用も、まさに「クライマーズ・ハイ」にある登場人物の高揚感を表現しているようで必然性がありますね。キャスティングもとても良かったです。特に事実上、主人公の踏破すべき壁となる「大久保連赤」の三人は、それぞれお互いに対立しながらキャラクターを引き立て合っています。「敵の敵は味方」と、一筋縄ではいかない所も痛快。

何と言っても映画としての最大の見所は、叱咤し、怒号する役者たちの迫真のぶつかりあい。それが本編中、幾度となく津波のように畳み掛けてくるので、映画としての「ピーク」は、本当にとてつもない険しい波形を為していると言っていいでしょう。あまりに過激なので、観ていてここが映画の「中盤」なのか「クライマックス」なのかを嗅ぎ取る感覚が麻痺してしまいました。


でも、そういう状況の中でこそ、現場を訪れた記者の雑感や、墜落する日航機の中で書かれた遺書を読み上げるシーンにおいて、彼らがふと失われた生命の実在、他でもない魂の叫びに振り返った時、私たちには「彼らも同じなんだ」という共感とともに、激しく心を揺さぶられる瞬間があるのかもしれません。


事故や災害に見舞われた人々を扱う創作には、否定的な意見も当然寄せられるでしょう。しかし、この作品はメディアの振る舞いを描きながら、そういった「人の浅ましさ」を自己言及的に包含しているように見受けられます。


人が情念を持って伝えるメッセージは、死よりも悲劇よりも尚強く忘却に抗う。このテーマにおいて「新聞社の人々」を描くに至った原作者の隻眼に、まずは感服です。


ENIGMA / "SEVEN LIVES MANY FACES" Cover Art will be revealed with 数独.

2008-07-04 04:04:29 | Enigma
□ 数独でニューアルバムのジャケットを解析せよ。

>> http://www.enigmaspace.com

Sudokucovergame_2



前回までの暗号で全12曲のトラックリストが明かされましたが、今度はアルバムのカバーアートを解き当てるゲームが開始しました。"sudoku"、数独ですね。今後、7回に分けてE-Mailで送信されるコードを手がかりとして、最終的に指定されたマスの数字の組み合わせ 『7数字 (7 numbers)』を、解答として送信するようです。


Hubble snaps ghostly ribbon of light.

2008-07-02 20:25:00 | music7
Dn142411_800
(Image: NASA/ESA/Hubble Heritage Team)



□ New Scientist

>> Hubble snaps ghostly ribbon of light.

00:00 02 July 2008
NewScientist.com news service
Rachel Courtland


ハッブルが捉えた、宇宙に浮かぶ虚ろな光のリボン。この幻想的な光は、西暦1006年5月、中世に観測された超新星爆発の名残だそうです。

地球上から肉眼で目視できた中では、史上最も明るいものに分類される天体爆発。1000年の後、その衝撃波は、時速1000万kmのスピードで未だ宇宙を広がり続けています。爆発した天体の残滓に含まれる、水素原子の放つ可視光がリボンを形成。

超新星爆発の可視光は非常に捉えにくいのですが、X線スペクトル解析によって驚くほど鮮明に記録された写真も公開されています。綺麗ですね。もうすぐ七夕。お星さまどうか願いを。。。


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□ I Awake

Rebreath


□ Paul Miller

Galaxy



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