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Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Mac OS X v10.6 - Snow Leopard

2009-09-30 06:56:47 | デジタル・インターネット
Snow_leopard


□ Mac OS X v10.6 - "Snow Leopard"

>> http://www.apple.com/jp/macosx/


遅ればせながら、私の相棒Macbookにも、
この凛々しくて可愛らしい雪豹くんがやって参りました♪
なかなかウイヤツです。


メモリの増設を同時に行ったので、マシンの高速化がどこまでOSの恩恵に拠るものなのか実感では量れませんが、それでも最近挙動がモッサリしてきたMacbook君が、まるで見違えたようにサクサクシャキシャキ動くようになり、結果大満足。初期ロットで報告されていた不具合も概して解消されているようです。


本格的に全面Intel プロセッサ仕様に刷新されたアルゴリズムにより、HDの空き容量が一気に10GBも増えるという嬉しいオマケ付き。(人によっては20GBも!)技術演算用途でも期待されていた64bit Architectureですが、デベロッパーサイドからの対応はまだまだこれからになりそうですね。



見た目も操作感も"Leopard"の利便性を大幅に向上しただけ、つまり表層を留めながらバックグラウンドを総入れ替え、ハードに依存しない形でパワーと共にスピードのグレードアップも両立させてしまう姿勢、これまでのOSテクノロジーの進化にはない美学に胸打たれます。

Appleが今回のアップグレードを『洗練』と謳うのも頷けるでしょう。



というのが、ビジネスやユーティリティ面にまつわる短視眼的な議論を抜きにした、一個のユーザとしての素直な感想です。何より、たった$29でここまでの進化を買えるというコスト・パフォーマンス。消費者は「革新性」や「高機能」という言葉の影踏みを本当に望んでる訳ではなく、「使えるもの」が欲しいんですよね。そのパッケージが決して『OS』だけでは完成しない所に、Appleの慧眼があるのだけれど...



Snow_leopard2



□ Gregor Huebner New York NRG Quartet

♪ <script type="text/javascript" src="http://mediaplayer.yahoo.com/js"></script>Snow Leopard


ちなみに絶滅危惧種である所のこのユキヒョウ君はとても警戒心が強く、その生態がネコ科において最も謎に包まれた存在なのだとか。吠えることが出来ないそうで、そこら辺のヌコみたく「にゃ~」と鳴くそうです。そのエピソードを聞いてからユキヒョウ君が壁紙です。





□ Snow Rabbit


Usausa


さらに!
我が家にウサギさんもやってきました!
無期限で預かるという名目だったはずなのですが、
さっそくウサグッズを買い集めたところ予想外の出費。。

本当にデリケートで、飼育が大変な動物なんですねー。
当たり前ですが、肉食獣のネコとはコミュニケーションが
全然ちがってきます。

なかなか心を許してくれなかった(笑)のですが、
プレミアムな最高級牧草をフカフカに敷き詰めたところ、
やっと安心した様子。大事にします。


Sleepthief / "Labyrinthine Heart"

2009-09-04 03:43:54 | music9
Slh



□ Sleepthief / "Labyrinthine Heart"

♪ <script type="text/javascript" src="http://mediaplayer.yahoo.com/js"></script>Ariadne (The Dividing Sea)
A Cut from the Fight
A Kind of Magic

Release Date; 01/Sep./2009
Label; Neurodisc
Cat.No.; NRO 32102
Format: 1xCD

>> http://www.myspace.com/sleepthief
>> http://www.sleepthiefmusic.com/


>> tracklisting.

01. Here I Confess  / Joanna Stevens
02. World Gone Crazy  / Coury Palermo
03. Skimming Stones  / Kirsty Hawkshaw
04. Labyrinthine Heart  / Jody Quine
05. A Kind Of Magic  / Zoe Johnston
06. A Cut From The Fight  / Kristy Thirsk
07. Rainy World  / Caroline Lavelle
08. Ariadne (The Dividing Sea)  / Joanna Stevens
09. Reason Why  / Zoe Johnston & Coury Palermo
10. Fire King  / Jody Quine
11. Reversals  / Kristy Thirsk
12. I Know There's Something Going On  / Roberta Carter-Harrison



Produced by Justin Elswick
Mixing & Programming by Justin Elswick & Israel Curtis
Additional Programming by Ken Harrison
Guitars by Vic Levak & Joshua Aker
Artwork by Brian Son



火に入る毒蛾の侘しく燃ゆる様よ
陽光の残滓を弄ぶ鏡よ
しかし雲雀は渡るのだ 何者にも惑わされず
何もかもに見放されようとも 為すべきことを為そう
我が意こそ我が身の全て
氷の双眸に無慈悲を誹るのなら
きっと我が哀しみは それほどに深いのだ
夜明けとともに汝と漕ぎ出そう
櫂を掲げ 不信の舫を解くのだ
虚けよ 我が迷宮の心
 

         ーMichael Leonard



このアルバムの為に捧げられたMichael Leonardの詩に誘われて、果てのない闇と眩惑する光の交叉する、十二様に彩られた時間と歌の迷宮へと囚われて行く...

Sleepthiefの2nd Album、"Labyrinthine Heart"は、十二編の歌い手それぞれの心象を描きながら一編の壮大な物語を為し、彼らの幻想でありながら、あなたのリアリティに汎化する。



前作"the Dawnseeker"では、明瞭ながら洗練されたメロディラインに、JustinとIsraelによるNew Age/Electronicaなサウンド・メイキングが完成度の高い統一感をもたらしていましたが、この"Labyrinthine Heart"においては敢えてそこを崩しにかかり、暗く切々と歌い上げるクラシカル・クロスオーヴァーの趣を狙ったディレクションが目立ちます。


偏に言えば、近年エレクトロニカ界隈の時好にもなったGothic Metal風の仰々しさを前面に出しているものの、要所要所ではJustinのテクノ/オルタナへの傾倒が窺えるエスプリが効いたポップな節回しが健在です。ベースやビート回りのプログラミングについては、Israel Curtisの仕事によって、より今風にアドヴァンスドされています。



Joanna Stevensによる"Here I Confess"、"Ariadone (The Dividing Sea)"は、前者の色合いが最も色濃いシンフォニックな曲調に彩られていて、アルバムの印象を大き過ぎる程に決定づけていると言えるでしょう。新進気鋭の男性ヴォーカリスト、Coury Palermoをフィーチャーし、先行シングルにもなった"World Gone Crazy"は、パワフルで刺のあるナンバーで、アルバムにエッジを与えています。


これもまた先行公開トラックとなったKirsty Hawkshawの"Skimming Stones"は、オリジナルとは異なるアレンジで収録。彼女のハイソプラノを存分に活かしたファンタジックで映画的な曲想。一転して暗翳を投ずるのは、Sleepthiefの発起人でもあるJody Quineのタイトル・トラック、"Labyrinthine Heart"。アジアンテイストな前奏から、迷宮のように入り組んだ心模様をセンチメンタルに、そして艶かしく歌い上げる。

今作では貴重となった軽快で爽やかなポップソング、"Fire King"でもJodyは潤いのある落ち着いた歌声を披露。作品の暗い世界観に、一筋の鮮やかな光風を吹き込んでいます。踊るようなベースラインも特筆に値するので、ぜひ重低音の効く環境で聴いてもらいたい一曲。



Zoe Johnstonの"A Kind of Magic"は、今作でも突出したアダルト・コンテンポラリーに仕上がっています。彼女の嗄れた声とヴォーカルラインの絶妙な調和が、幽玄な世界観を隙なく構築している楽曲。


続いて登場するのが、Kristy Thirskの"A Cut from the Fight"。特異なエレクトロ・ポップナンバーでありながら、Sleepthiefらしいクールなフレージングに回帰していて、サースク嬢の特質をこの上なくユーティライズして聴かせてくれています。同じくThirskによる"Reversals"では、ややダブ・エフェクトに頼るきらいがあるものの、ソング・ライティングとしては真っ向から挑んだバラード。


ちなみにKristy Thirskは、本アルバムのリリース直前に第一子である娘を出産。彼女には"Phoenix Evangeline"という、とてもユニークな名付けが行われたそうです。




Caroline Lavelleのホーンヴォイスとチェロが暗愁を漂わせる"Rainy World"も、"A Kind of Magic"と同様に、まるで非の打ち所の無いアダルトナンバー。前作の"Fire from Heaven"もそうでしたが、Sleepthiefの真骨頂は、こういうトラックにこそあるのかもしれません。


このアルバムからは2nd Singleとしてカット予定の"Reason Why"は、Zoe JohnstonとCoury Palermoのバラード・デュエット。声質が似通った二人だけに、そのハーモニーの妙は秀逸。あたかも表裏一体に引き裂かれた慕情を歌い上げるようで胸を打つ。



シンセ・オーケストラのスタッカートから、Hans Zimmerのアクションスコア風に展開する意表の"I know There's Something Going On"は、ABBAのメンバーであったFridaのソロ・プロデュース作品からのカヴァートラック。Roberta Carter-Harrisonが持ち前のスロートヴォイスで冷艶豊かに楽曲を彩っていく。

この楽曲はプロデューサーとしては知る人ぞ知る名匠、Russ Ballad氏によって手掛けられたものですが、RobertaのパートナーであるKen HarrisonとJustinは、原曲に対して大胆なアレンジを敢行。アルバムの最後を飾るに相応しい、勇壮で聴き応えのあるストーリーを奏でています。




以上の楽曲たちで綴られた、歌と幻想の十二回廊、『Labyrinthine Heart』。想い焦がれる人々の心模様を映すように、その天桴は一定の周期を刻まないのかもしれないし、一回りして同じ時を巡るのかもしれない。ただしばらくはその蠱惑する夢想に身を委ね、今もこうして眠りの時を奪われている。


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A Cut From The Fight.

Is there any way to find some peace for you and me?
Is there anyway that we could deal with this rationally?
I'm in the dark and it's blinding my heart
I really didn't want it all to fall apart


[Chorus]
Guess we sorta lost control
so the fight began and now it's all we know
Guess we kinda lost it all
When the fight began we lost c-c-control


Did you ever think we'd get this far? It's so bizarre
Did you ever think we'd find out trust was a casualty?


Why couldn't we work it out with no blame?
I really didn't need to deal with all the pain


[Chorus]


Control.........
You can go left. I will go right
I don't wanna fight anymore
Don't care who's wrong or who is right
I don't wanna fight anymore


I'm in the dark and it's blinding my heart
I really didn't want it all to fall apart


Guess we sorta lost control
so the fight began and now it's all we know
Now we've really lost it all
When the fight began we lost, we lost control
Guess we sorta lost control
When the fight began and now it's all we know
Now we've really lost it all
When the fight began we lost c-c-control


I guess we lost control
You can go left I will go right
I don't wanna fight anymore

*************************


私とあなたとの間に、何か平和的解決を望めない?
何か合理的な方法がないのかしら
心も暗く鎖されたまま
バラバラになんてなりたくなかったのに


私たち なんだか自制を失いがちなのよ
争うのにわかりきったことだけれど
見失うのにも程があるわね
争いが始まれば ロスト・コントロール


こんなになるなんて思ったことある?突飛すぎるわ
あんなに築いた信頼が 大事故に見舞われるなんて


どうしてお互いを責めずに為し遂げられなかったのだろう?
こんなに痛い結末なんて ほんとに望んでなかったのに


私たち なんだか自制を失いがちなのよ
争いはじめてから ここに至るまで
見失うにも程があるわ
争いが始まれば ロスト・コントロール


コントロールしましょう
あなたは左 わたしは右に
もうこれ以上傷つけあいたくない
誰が正しいか間違ってるかなんてどうでもいい
争うのはもう嫌なのよ


心は暗く鎖されて
バラバラになんて 本当になりたくなかったのに


私たち なんだか自制を失いがちなのよ
争いはじめてから ここに至るまで
いまに完全に見失ってしまう
争いを始めれば失うの ロスト・コントロール
私たち なんだか自制を失いがちなのよ
争うのにわかりきったことだけれど
こうして何もかも見失って
争いが始まれば ロスト・コントロール


自制が効かないのよ
だからあなたは左 わたしは右に
もう傷つけ合うのは止しましょう