lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

Banco de Gaia / "Farewell Ferengistan"

2006-06-27 21:35:22 | music3
Ferengistan_sleeve

□ Banco de Gaia / "Farewell Ferengistan"

Saturn Return
White Man's Burden
We All Know The Truth (You Have God)

Release Date; 12/06/2006
Label; disco gecko
Cat.No.; GKOCD009
Format; 1xCD

>> Tracklisting

Farewell Ferengistan
Ynys Elen
Chingiz
Kara Kum
The Harmonious G8
Saturn Return
Flow My Dreams, The Android Wept
White Man's Burden
We All Know The Truth (You Have God)

『"Ferengi"は慨してヨーロッパの商人や西欧人を指すアラブの古語に通じている。(中略)"Ferengistan"は元来、山岳地帯を含む中央アジア辺境に居住する者たちが用いた呼び名であった。現在のパキスタン/カシミール/トルクメニスタン/アフガニスタンである。やがて白人たちは山を越え蹂躙していった。マテリアリズムと信頼に価しないものの下に、長きに渡って貪欲に取り込んだのだ。』
───Toby Marks.

レイヴシーンの先駆者としても評価されるToby Marks=Banco De Gaiaは、チベット解放を扱った"Last Train to Lhasa"に代表されるように、民族意識と音楽の関わりをテーマに、十年以上に渡りグローバルなライブアクションと創作を行ってきました。

"Farewell Ferengistan"にも一曲一曲について、世界各地の社会的関心事や文化・伝承に基づいたトビー自身の構想が記されています。中でも、2005年の夏にスコットランドで催行されたG8・サミットの参加国から一人ずつヴォーカルを招いた"The Harmonius G8"は、お互いにそれぞれの唄っているメロディを知らされないながらも、美しいハーモニーになるという、面白く寓意に富んだインプロヴィゼーション。他にはモンゴル政府の民主化を扱った"Chingiz"もあるし、"White Man's Burden"ではラドヤード・キプリング(『白人の責務』の著者)を持ち出しています。

異色なのが"Flow My Dreams,The Android Wept"。エリザベス朝時代から有名な舞曲を多く遺すリュート奏者、ジョン・ダウランドの『流れよ我が涙』をベースに、摩訶不思議なエレクトリックサウンドを展開。タイトルの由来は、SF作家のPhilip K Dick著『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をモチーフにしたもので、ディックがダウランドを好んで聴いていたことは良く知られています。

"We All Know The Truth"は、ヨーロッパを股にかけて活躍するケルト-東欧風のフォークバンド、Dragonsfly(>> http://www.dragonsfly.org)のアルバム"The Ridgeway"に収録されている"You Have God"のリメイク。ヴォーカルも同じMaya Preeceのもの。Mayaがネパールに居た頃、ルビーというネパール人アーユルヴェーダ医の
奥さんにインスパイアされて作られた曲だそう。

全体的な印象としては、前作"You Are Here"より大きな変化はなく、寧ろあの路線を更に強化したニューエイジ系の音が強く出ています。その分尖った部分が少し剥がれ、ビートやアトモスフィアもハーモニックに円く収まっていて聴きやすく、何より心の琴線に触れる何かが───これはよくわからないのだけど────存在する、不思議なアルバムなのでした。



□ Tunes of the Day

□ John Dowland (1563-1626)

エリザベス女王のガリヤード



_*

*********************************************

You Have God.

You have God.
Look at me with earnest eyes
And feel the truth in your heart
Feel the sound around you
and feel the source within
See the smiling faces that surround you
Look into them and see who you are

I see the Goddess in you
as you stand in the moonlight
I see the Goddess in you
as I watch you dancing in the moonlight
Dancing, splashing, twisting, turning,
Spiral patterns, spinning, swirling, dancing in the waves
Dancing, splashing, patterns in the waves,
Spinning, swirling patterns in the waves

Feel compassion in waves
Feel compassion in waves for who you are
Feel compassion
Feel, this is who you are

You have God
You have God

************************************************************

あなたは神を宿してる
嘘のない瞳で私を見てごらん
ハートに真実を感じるでしょう
あなたを囲んでいる音を感じて
そしてその内側に源を感じるの
見て あなたを取り巻く笑顔達を
覗き込めば あなた自身が見つかるでしょう

月明かりに佇む
あなたの中に女神が見える
月夜に踊るあなたに
女神が見えるのよ

踊って 跳ねて 捻って 回って
螺旋をかいて くねって ぐるっと 波間に踊りながら
踊って 跳ねて 波紋を描いている
くるくる 回りながら 波紋を広げてる

感じて この波の慰めを
感じて あなたであることを この波は慰めてくれる
慰めを感じて
感じて これがあなたというもの

あなたは神を宿してる


ブライダルモデル

2006-06-25 23:46:28 | 日記・エッセイ・コラム

ジューン・ブライド、というのには少しタイミングが
遅いような気もしますが、某所で行われた
ブライダル・フェアで、「やると婚期が3年遅れる」
といふところの模擬披露宴のモデルをしてきました。
詳しいことは後でmixiの方で書くことにして。。
指輪が入らねー!ヽ(`Д´)ノ ゴメン!!>相手役の方

入場

人前式(誓いの言葉・指輪交換etc)

退場

キャンドルサービス

退場

という流れ。
メインキャンドルが燃え広がる過程で、
ローソクが一本倒れそうになったりしたものの、
お約束の「裾踏んでズッコーン」も無く、
リハも衣装合わせもなしで敢行した割りには
だいたい順調に進行し、ホッと胸を撫で下ろしました。
前回引き受けたショーモデルの時よりも
簡単だったかも。でも、こういうのは普通は
本当のカップルに頼むそうで、今回みたいに
他人と組むのはちょっと気を使いますね。。
とりあえずお互いに、あと“三年”頑張るように
励まし合っておきました・゜・(ノД`)・゜・



□ "M:i:lll" 感想

昨夜の先々行ロードーショーで観てきました。
『ミッション・インポッシブル』の三作目。
面白いです。最近は毎週映画館に通っていますが、
「満足度」という点で、近作では群を抜いていました。
逃げ場のない橋の上で、戦闘機のミサイル攻撃を
受ける一連のシーンの構図やカメラワークが
素晴らしいです。他にも、脳に埋め込まれた爆弾を
解除する方法が、電気ショックで一度死んで、
もう一度息を吹き返さないとならない。
というプロットの置き方も絶妙。

とにかく「絶体絶命」のシチュエーションの連続。
これまでのシリーズなら、トム・クルーズ演じる
主人公、イーサン・ハントの「作戦」と、超人的
身体能力で敵に一泡吹かせるというのがお約束でした。

しかし今回は、最後の最後までジリ貧に
追い込まれ、敵に利用され、陰謀に陥り、
ほとんど死に体のまま、逆境に晒され続けます。
従来のヒーロー的活躍はそれなりにしか通用せず、
戦闘シーンも埃に塗れた泥臭ささえ漂う、
非常に暴力的でリアリティのある演出でした。

クライマックスでは、頭脳の機転でも何でも無く、
「ファイトー、いっぱーぁつ!」な根拠の無い
「愛の力」で何故か逆転してしまいますが、
かえってそこに「愛」の力強さを見せつける何か
メッセージ性のようなものを感じられるのも確か。
もう、新妻を必死で救おうとするトムが(足速過ぎ)
一生懸命で一生懸命で、痛いくらい胸を打つ作品。
ぜひぜひパートナーと一緒に観て下さいね。
でも自分の彼氏と比べて溜息をつかないように。



□ Tunes of the Day

□ Mike Oldfield / "Incantations"

Part One



_*


文献を擬似ニューロンとするデータベースの推論機構と遺伝学への応用

2006-06-23 21:03:43 | Science

□ ゲノムリテラシー講座
(@BIRD: 科学技術振興機構 バイオインフォマティクス推進センタ─)

>> http://www-bird.jst.go.jp/literacy/course/detail.php?ci=24#1
(脳型データベースの推論機能を使ったポジショナルキャンディデートクローニング入門)

abstract:

ゲノム知識の体系化研究として、我々は、文献などの各ドキュメントや各概念語を擬似ニューロンとする「脳型モデル」でデータベースを構築した。脳型モデルでは多様で膨大なドキュメントの統合が容易なうえ、最初にキーワードで全文検索してから数段階の推論過程を経由して目的の条件を満たすものを表示し終えるまでが秒程度の短時間で完了する。人間の思考パターンに近づけることで、どのような問題を解決できるか研究している。ここでは文献(Medline)、遺伝子、薬物、代謝物、バイオリソースなどの網羅的情報を学習させたPosMedデータベースの推論機構を解説し、ポジショナルクローニングにおける候補遺伝子推定問題に応用する。

講師: 豊田 哲郎 
日時: 2006年7月26日(水)
(>> http://www-bird.jst.go.jp/literacy/course/top.php)

ゲノム解析学には、これまでデータ先行で推論を導き出す「データドリヴン」と、推論先行でデータを読み取る「モデルドリヴン」のどちらが効率的かという議論が存在していましたが、この方法論(詳細なシステムは不明ですが)を用いることで、オミックス領域の研究開発に、よりポジティブなフレームワークを提供できそうです。特にフェノーム(個体の体系的表現形質)分野における「ソート」の重要性の認識と、現実的なアプローチに光明をあてるものだと、個人的には期待しています。付け加えるなら、これからは実際にWetで観察できる「現象」や「プロセス」を、データベースにおいて可視化、あるいはビジュアル化して統合・再現・アクセスできるような技術の完成を望みたいところ。
7/19には、坊農秀雅氏による"トランスクリプトームからの代謝経路解析の実際"が開講。


FLA / "Artificial Soldier"

2006-06-22 00:51:07 | delerium
As

□ Frontline Assembly / "Artificial Soldier"

Buried Alive
Unleashed

Release Date; 20/06/2006
Label; Metropolis Records
Cat.No.; met 431
Format: 1xCD

>> Tracklisting

1 Unleashed (5:17)
2 Lowlife (5:30)
3 Beneath The Rubble (6:26)
4 Decsention (6:07) [Guitar - Jared Slingerland]
5 Buried Alive (5:30)
6 Dopamine (6:31) [Guitar - Adrian White (2)]
7 Social Enemy (5:23)
8 Future Fail (6:11) [Vocals - Jean-Luc De Meyer]
9 The Storm (5:12) [Keyboards [Additional Keyboards] - Eskil Simonsson] [Vocals - Eskil Simonsson]
10 Humanity [World War 3] (13:39)

Bill Leebのコア的ユニット、FLAの最新作。
詳しいことは、6/16のエントリーに掲載した
インタビューを見て下さい(超手抜き)
参加アーティストは、Rhys Fulber、Chris Peterson、
Jeremy Inkel、Adrian White、Jean-Luc De Meyer(Front 242)
Eskil Simonsson(Covenant)、Jared Slingerland
そしてMixingにお馴染みGreg Reely。
ジャケットデザインはDave McKeanによるもの。

私にも割りと聴きやすかった"Civilization"が、
80年代以降のニューウェイヴ・ロックの流れを汲んだ
SPKやPotion Controlの直接的な作用が覗える
インダストリアル、あるいはその現代型とも言える
『フューチャーポップ』路線、更にはクラブトレンドである
プロッグハウスの影響さえ見せた作品だったのに対し、
今作は寧ろ攻撃的で本来の意味でのEBMに近い、
DAF系の色であるFLA初期の作風を突き詰めているようです。
とにかく趣味の音では無いのですが、Deleriumサウンドの
片鱗が新作とどうリンクしているのか探ってみるのも。



□ Tunes of the Day

□ Frontline Assembly feat.Intermix

Monument (Lost Classic Mix)



_*


Bill Leeb Interview/Sleepthief Remixes.

2006-06-16 02:20:22 | delerium

□ Bill Leeb on Release Magazine interview.

>> http://www.releasemagazine.net/Spotlight/spotlightbillleeb.htm

Bill Leeb、Rhys Fulberとその周辺の近況について
中心的に触れられています。インダストリアル・シーンにおける
自らの先進性を自認する発言も。


□ Sleepthief / "Eurydice" Remixes

1. Eurydice (Single Version)
2. Eurydice (Nick Wax's "Orpheus Descending" Mix)
3. Eurydice (Psychosomatic Mix) by Israel Curtis
4. Eurydice (Dark Territory Mix)
5. Eurydice (Nook & Kranny's "Lost" Mix) by Shelly & James Harland
6. Eurydice (Sensory Gate Mix)
7. Eurydice (Underworld A Capella Mix)

i-Tunesで2週間以内にリリースされる"Eurydice"のリミックス。
CDシングルの発売は無く、限定的にDJ向けの
プロモ盤をプレス予定。
Nook & Kranny's "Lost" Mixは、"Desire of Ages"の
ヴォーカル、Shelly Harlandと、その夫Jamesによるリミックス。
Sleepthiefのサウンド・エンジニア、Israel Curtisによる
"Psychosomatic Mix"は、Myspaceにて試聴できます。

http://www.myspace.com/sleepthief


Afterlife / "The Afterlife Lounge"

2006-06-13 23:21:57 | music3
Afterlife_large

□ Afterlife / "The Afterlife Lounge"

Let It Go (feat.Battistessa)
Souk Rok (feat. Kid Stone)
Bacalao (feat.No Logo)
Breakfast at Benirras

Release Date; 06/06/2006
Label; i-label
Cat.No.; ILABELCD01
Format; 1xCD

>> http://www.theafterlifelounge.com
>> http://www.i-label.uk.com/artists_afterlife.html

>> Tracklisting.

1 Let It Go (feat. Battistessa)   
2 Lovedub   
3 Breakfast At Benirras (feat. Kid Stone) 
4 Souk Rok Feat. Kid Stone   
5 Coldcut - Return To Margin (afterlife Mix)   
6 The Alkemyst (feat. Dos Hombres) 
7 Jello (feat. Lux)   
8 Bacalao (feat. No Logo)   
9 Home (feat. Chris Coco)
10 China Flowers   
11 S'estanol (feat. Dos Hombres)   
12 Sleazebag (feat. Kid Stone)   
13 Let It Go (RKW Mix)

水平線から蒼い空へと吹き抜ける涼風。
遥か彼方まで望む入道雲。
クリスタルの陽光が緑に透けるヤシの葉を、
限りなく澄んだ朝露が零れる。

AfterlifeことSteve Millerは、ここ十年間に渡り、カフェ・デル・マーを始めとするイビサ・チルアウトシーンで最もリスペクトを集めるDJ/コンポーザーとなりました。ダウンテンポ、ジャズ、アンビエント、エスニックの無境界領域を縦横するサウンドは、クラバーのクールダウンの為の音楽には留まることなく、世界中に厚いリスナー層を築いています。

AfterlifeになくてはならないCathy Battistessaを起用したヴォーカル曲が一つしかないのが意外で、他全てがイントゥルメンタルという思い切った構成。Kid Stone、Chris Coco、LuxやPhil Misonなど、イビサ・チル、シーンの最前線で名だたるアーティスト達を各所にフィーチャーして、これまでのラウンジミュージック然としたサウンドの枠を踏み越えて、非常に緻密に、鋭角的にアプローチされた新しいサウンドテクスチャが完成されています。

Coldcut / "Return to Margin"のRemixに見られるドープで冷たいアレンジ、あるいは"Souk Rok"や"China Fowers"のアジアン・ムード、"The Afterlife Lounge"は、「自身に表現できるあらゆる世界」とも言うべきある種のコンセプトに基づいて、Afterlifeの贈るセルフ・コンピレーションに近い趣があります。



(※…6/12のエントリー"Gabriel & Dresden"の一部を訂正。

× たとえばM.MarcosとD.PennerとのユニットであるDepeche Modeのカヴァートラック

○ たとえばM.MarcosとD.Pennerとのユニットである『Andainによる』Depeche Modeのカヴァートラック

大事な部分を削除してしまっていました(T-T


Gabriel & Dresden.

2006-06-12 23:14:34 | music3

(※…記事の一部を修正)

612744784_m

□ Gabriel & Dresden / "Gabriel & Dresden"

Let Go
Tracking Treasure Down

>> http://www.gabrielanddresden.com/
>> http://www.soundmail.org/gabrielanddresden(試聴)

Release Date; 29/05/2006
Label; Organized Nature
Cat.No.;ORGNCD001
Format; 1xCD

>> Tracklisting Treasure Down

1. Let Go (Lead Vocals Molly Bancroft)
2. Eleven (With Scarlett Ettiene)
3. Enemy (Lead Vocals Jan Burton)
4. Dust In The Wind (Lead Vocals Molly Bancroft)
5. Mass Repeat
6. Closer (Lead Vocals Molly Bancroft)
7. Not Enough (Lead Vocals Jan Burton)
8. Amsterdam Interlude
9. New Path (Lead Vocals Jan Burton)
10. Sydney
11. Dangerous Power (Lead Vocals Jan Burton)
12. Tracking Treasure Down (Lead Vocals Molly Bancroft)

ひとこと。カッコイイ!!
カンサスの78年のヒット曲のカヴァー"Dust In The Wind"、
Andainの為に書かれた"Closer"など、フックの効いた
重厚なエレクトロファンク・ヴォーカルトラックが沢山。
ザラついたビープ音と質感のあるアトモスフィア、
絡み合う様々な楽器とリズムトラック、眩いばかりの鳴り物に、
ズシンと来る重めのベース音。

最近では数え切れないほどのリミックス・ワークやCo-Produce、別名義の活動を行っており、今ここでその一つ一つについて取り上げる余裕はありませんが、昔から一貫して「ノイズのウェーブ」を特徴的に用いていて、Josh Gabrielを中心とする一連のプロジェクトのトレードマークともなっています。ヴォーカル曲のテイストに顕著に見られるのは、たとえばM.MarcosとD.PennerとのユニットであるAndainとして発表した、Depeche Modeのカヴァートラック"Here Is The House"にあるような80-90年代のレトロで渇いた感傷性であり、motorcycle / "Imagination"からアダプトされた"Enemy"にもその片鱗は覗える。インダストリアル全盛期を現代において復興するようなインストゥルメンツの使い方もそういったコンセプトに合致するものです。

2004年のG&Dによるミックスアルバム"Bloom"は、こうしたファンク/インダストリアルの影響を落とす最新の楽曲群を彼らなりの解釈でコンパイルしたものでしたが、それはクラブシーンのトレンドというよりは、G&Dが意識的に作り出した流れが強く出ていました。プロッグシーンではOzgur CanがG&Dのサウンドに共鳴して足並みを揃えていることなど、彼らのシーンに対する牽引力が如何なるものなのか、ここ2年間のトレンドの潮流と照らして再確認して頂きたい。

このデビューアルバムは、"Bloom"や最新のヒットシングル"Tracking Treasure Down"、Ozgur Can等の楽曲のリミックスの交点座標となるサウンドで、これまでのレトロ・リバイバルよりも発展的でイリーガルなサウンドメイキングが随所に施されています。"Tracking Treasure Down"や"New Path"のノイズは、あのFenneszさえ思い起こさせるほどアーティスティックだし、各曲で効果的に用いられるベル・プレートやピアノ、ログドラムといった生音、その全てをテクスチャに吸着させるエレクトリック・ベースとの一体感。幾層にも交互に浮き沈みしながらトリッキーに響くビートが、パワー感溢れるリズムを縁取る"Dangerous Power"。
アルバムタイトル"Gabriel & Dresden"は、流動や細分化の著しいクラブシーンにおいて、彼ら自身の掲げる時代の趨勢を語っているのです。


KETTEL / "My Dogan"

2006-06-09 00:57:38 | music3
6_1

□ Kettel / "My Dogan"

My Dogan
Halt Him
He's His Own Man

Release Date; 01/06/2006
Label; Sending Orbs
Cat.No.; SO 006
Format: 1xCD

>> http://www.kettel.nl

□ Tracklisting

1.  My Dogan 4:47
2.  Dogan 9247 1:02
3.  Mauerbrecher 6:07
4.  Billiton Beruh with Cleo&Wouter 2:09
5.  Little Tongues 4:16
6.  Meeuwuh 1:20
7.  Halt Him 5:24
8.  Mannschaft 2:32
9.  Follow Me! 4:57
10.  Peeksje 1994 2:00
11.  Sekt I Sing 7:16
12.  Ok Norah 0:52
13.  Sylvia 3:02
14.  Afwezig 3:31
15.  The Second 2006 5:06
16.  Escape from ETA Th2 1:41
17.  Choo Choo India 7:26
18.  He's His Own Man 6:33

"Through Friendly Waters"より一年、オランダの先鋭的エレクトロニカ・レーベル、Sending Orbsより発表されたReimer Eisingの6thアルバム。結晶の如き透明さと煌きを放つサウンドスケープ"Volleyed Iron"、壮大なアンビエントとエレクトロビート、トライバル的要素も併せ持つKettelサウンドの集大成"Through Friendly Waters"の流れを汲んで、この"My Dogan"を以って、"KETTEL"の純粋な形容がその輪郭を露わにしつつあります。

輝く宝石や星のように散りばめられたシンセのウワモノや、無数に噛み合う歯車をも思わせるビート、そしてあらゆる距離で幾層にも渡って鳴り響きあう環境音。時間や空間を超えて、遥か遠くから響いてくる想い出の音。その音は遠くのものほど、大きくうねりを重ねて、自分とその狭間にある全ての音に共鳴しながら呑み込んでいくヴァイヴとなって打ち寄せます。


Sleepthief / "Eurydice" Remixes.

2006-06-07 01:29:26 | music3

□ Sleepthief / "Eurydice" remixes finished.

http://www.sleepthiefmusic.com/forum/viewtopic.php?t=8

Sleepthief / "Eurydice"のリミックスが仕上がりました。
Remixに参加したのは、

・Harland (ヴォーカルも務めるアーティスト)
・Israel Curtis(SleepthiefのSE)
・Andy (Sensory Gate)
・the lads of Dark Territory
・Nick Wax
・DJ Mikel

Harlandに期待したいですね。
他にアカペラ・ヴァージョンが収録されるようです。
これらのリミックスは、I-Tunesで2週間後に公開。
DJ向けにプロモ盤の発売も予定されています。



□ Tunes of the Day

□ Collide / "Vortex"

Halo (Sensory Gate Aura Mix)
Tempted (Conjure One Mix)
Wings of Steel (Astro Sensorium Mix)



□ The Thrillseekers

Dreaming of You (Tranquilo's Ambient Mix)
Dreaming of You



_*


New Sleepthief Site.

2006-06-02 22:14:47 | music3

□ Sleepthief オフィシャル・サイトがリニューアル

http://www.sleepthiefmusic.com/

綺麗になりました(笑)
それだけじゃなくて、バイオやディスコグラフィ、
各楽曲のオーディオサンプルと歌詞、
ビデオクリップもあります。その他には
参加アーティストのインタビュー(追加予定)、
各メディアでの露出、イメージギャラリーなど、
コンテンツが充実。

やはりKristy Thirskの"Sublunar"が突出。
他の楽曲も粒揃いではあるのですが、
天性の声の美しさは、
他の参加ヴォーカルとは一線を画しています。



□ Conjure One / "Face the Music"

Facethemusic1

http://delerium.crossfade.biz/

Remixes:

Kaskade Club Mix
Kaskade Club Mix Edit
Redanka Remix
Erick Muise
Reloaded Mix (by Jaded Alliance)

Conjure Oneのニューシングル
"Face the Music"のプロモ盤が回り始めたようです。
既にいくつかのDLサイトで販売中。



最近、今更ながら鬼束ちひろを聴いてます。
というよりも、昔から羽毛田丈史の音が
好きだったので(『地球白書』のテーマから)
「流星群」なんかは初めて聴いたのですが、
これはヤヴァイですね。。泣けます。。