lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

lens,align. awards 2006.

2006-12-31 15:56:30 | art music
2006年も終わり、
今年もlens,align.で紹介してきた音源から、
Best 3 Tracksを発表したいと思います。

因に、過去のawardsはこちら↓

>> lens,align.awards 2005
>> lens,align.awards 2006 Summer


□ lens,align. awards 2006

Davinci_1_1</cemter>

□ Hans Zimmer / "The Da Vinci Code"

Poisoned Chalice

>> http://blog.goo.ne.jp/razoralign/d/20060525

Summer Awardsに引き続き、2006年度の大賞はやはりこれ。
ハンス・ジマー作曲『ダ・ヴィンチ・コード』のスコアから。
闇から闇へと流れていく神秘的で捉え所のないフレーズ、
そしてコーラスやオーケストラの陰で気付かれない程度に
鳴動する不気味な装置音、シンセベース。
原作も去ることながら(映画はおいておいて)
他に類を見ない巧緻な楽曲。それ以上にメロディ一つ一つの
効果も計算し尽くしていて、 作曲者が自負しているように、
正に魂を削った一曲ではないかと。


Vasks


□ Peteris Vasks / "Symphony No.3/Cello Concert"

Cantus ll :Cello Concerto (Marko Ylönen,cello)

ラトヴィア現代音楽の旗手、
ペテリス・ヴァスクスの『チェロ協奏曲』から。
こちらは後日改めてレビュー予定。郷愁と叙情、そして激情を抉る
悲壮なヴァスクスの節回しの中にあって、どこか物悲しい
静謐さを湛える佳曲。浮き沈みする音色はカンチェリの如く、
一瞬ワーグナーにさえ聴き紛う、バルト海独特の暗く透明な旋律。


Hammock


□ Hammock / "Raising your voice...Trying to stop an echo"

I Can Almost See You
God Send Us a Signal

>> http://www.hammockmusic.com/Hammock_Music.html

Marc ByrdとAndrew Thompsonのデュオ、Hammockの2nd。
重層的で冷たいアトモスフィアと、限りなく遠く響きを奏でる
ディストーション・ギター、そしてどこか暖かでメランコリックな
旋律が胸を打ちます。絞りきれなかったので2曲。






□ lens,align. special award. (特別賞)

□ Serge Devant feat.Jan Johnston

Transparent (Benz & MD's Aurium Remix)

こちらは2006年のリリースではないのですが、
私がこの夏に最も心を奪われた曲ということで。。
真夏の蒼空の下、高速道路の高架を、
この曲をかけながら疾走した爽快感は
忘れ得ぬ感覚ですね。


Enigma、Deleriumのニュータイトルは
残念ながら選外でした。。。
"A Posteriori"のDVDがまだ届いていないので、
来年度の評価へと回したいと思います。

2006年は私にとって、
あらゆる意味で『解放』の年となりました。
来る2007年、皆様にとっても良きお年となりますように。。


Delerium / "Apparition" Lyrics.

2006-12-30 19:39:17 | delerium
歌詞が公開されていない為、
海外の掲示板で議論の的となっていた
Delerium / "Apparition"について、
ようやく決定稿とされるものが纏まりました。


Apparition.
(Performed by Greg Froese)

Don't let the eyes of Sadness
Reflect on your inner soul
Let the light shine through
Let the light shine!

And deliver you through
the passages of life.

**************************************

Apparition (顕現)

哀しき瞳を湛えたもうな
汝が内なる御霊を示したまえ
其の光輝かして顕さん
光輝かして!

生たるゆえ道々となりし
汝が救拯を為さん

(Special Thanks to Bahn & Nugnut)

ヴァンクーバー・バッハ児童合唱団に所属するボーイ・ソプラノ、
Greg Froeseによるパフォーマンス。
彼は児童合唱団を代表する歌い手のようで、
過去の仕事にもおいても高く評価されているようです。

http://www.vancouverbachchoir.com/choir.php
http://www.reviewvancouver.org/proms_2004.htm


>> http://www.delerium.ca/
>> http://blog.goo.ne.jp/razoralign/d/20061006
>> http://blog.goo.ne.jp/razoralign/d/20060828





□ Tunes of the Day

□ GAS / "POP"

Pop


□ Massive Attack / "100th Window"

What Your Soul Sings


□ Synaesthesia / "Ephemeral"

Intelligence Dream



今年も残り僅かですね。
今日明日中に、2006年度の
lens,align.awardsを発表します!
EnigmaやDeleriumは。。。


Merry Xmas.*。゜†

2006-12-25 10:22:12 | art music
Merry Christmas~♪
今年のイブは厳かに、
テーブルには燭台とパンとワインを、
十字架を握りしめて
ベツレヘムの方向へ手を合わせ、
聖母子に祈りながら過ごしました。
エイメン。。


□ Tunes of the Day

『世界の古典自動演奏器4/アンティーク・オルゴール』 (KICG 8538)

Silent Night (EROICA - Style - 38A)
Cavalleria Rusticana (Polyphon "MIKADO" - Style54)

ドイツ・シンフォニオン社が1900年に制作した
エロイカ・シリーズは、3枚のディスクを同時に演奏でき、
自在な編曲が可能な、当時の最高級機種。

エロイカと同年に生まれたもう一人の皇帝、
最大手ポリフォン社製の「MIKADO」は、
サリヴァンの同名オペラにちなんで
名付けられた縦型オルゴール。
使用するディスクはオルゴール中最大のもので、
一つの楽曲中におけるレンジの広さが特徴です。


Klazz Brothers & Cuba Percussion / "Classic Meets Cuba"

Air




_*


Delerium / "Nuages Du Monde" Japanese Edition.

2006-12-24 00:31:43 | delerium
Ndm


□ デレリアム / 『光と雲と~神秘の物語』

Release Date; 20/December /2006
Label; Imperial Records International
Cat.No.; TECI-24399
Format: 1xCD
Note.:incl. "Lost and Found (Blank & Jones Late Night Remix)"

http://www.imperialrecords.jp/intl/artistlist/artist/delerium/index.html
http://delerium.crossfade.biz/index.shtml

<トラックリスト>

1. エンジェリクス
2. イクストーラー
3. ウェイ・ユー・ウォント・イット・トゥ・ビー
4. インダクトラネイション
5. セルフ・サボトーア
6. テクタニック・シフト
7. ルーメニス
8. フリーティング・インスタント
9. シスター・ソウジョーン・ゴースト
10. ロスト&ファウンド
11. アペリジョン~幻影

<ボーナス・トラック>

12. ロスト&ファウンド(ブランク&ジョーンズ・レイト・ナイト・リミックス)


::Delerium Maniax:: とのクロスポスト(一部追記)

届きました。
通常のEU盤に日本製帯とスリーブをバンドルしたもの。
"Lost & Found"のBlank & Jonesは、
まぁ、借りてきたネコみたいなリミックスですね(笑
四分打ちながら、なかなか綺麗にまとめてます。


残念ながらライナー&対訳ともに
誤解や誤訳が目立つので以下に簡単に取り上げます。


・Rhys Fulberの読み

これは慣用ということで致し方ない面もあるのですが、
Rhys Fulberについては、この"Rhys"はウェールズ地方由来の
『リース』の方が正しい発音です(家系の関係)


・12thアルバム?13thアルバム?

ライナーでは"Euphoric"EPがアルバムとして
カウントされていない為、今作が12thとして紹介されています。
確かにEPはミニアルバムとして、
アルバムの通算枚数には入れない場合もあるのですが、
Deleriumについては、海外でも長く"Euphoric"を含めた
通算枚数が用いられてきました。

これはもうアーティスト毎の通例でしかないのですが、
"Euphoric"EPについては、それ自体が独立した作品で、
どのアルバムのリードシングル、ミニアルバム的性質も
持っていないため、私自身はアルバム数としてカウント
するべきだと考えました。


・Bill LeebとRhys Fulberの音楽性について

ライナーの印南氏も『語弊を承知で』と書いてますが、
確かに色々な解釈もあるので否定はしないものの、
ポップへ歩み寄りたかったのはBill Leeb、
Rhysは多様な音楽性をもちながら、
プロデュース業が忙しくPoemに参加できなかった、
というのが実際のところです。


・ 歌詞の誤訳

ここは色々と目立つので、
まだしっかり検証していませんが、
特に"Lost & Found"で

"I was lost and Found"を
受動態として訳しているようにも見えるので、
歌詞の解釈が定まらない(意図的?)

「私を『失った』のは私?彼?」

文法上、行間の時制の一致かもしれませんが、
この歌詞は全行「過去に言及している」ので、
Lostはあくまでも形容詞として扱い、
"I'm Lost"=『「迷った」「正気を失った」
あるいはFoundに対応して「失った」』として

「私は失って、見つけることが出来た。」

という風に解釈するのが妥当だと考えます。


Delerium / "Angelicus" Promo Single.

2006-12-22 12:49:56 | delerium
□ Delerium / "Angelicus" Promo Single.

Angelicus (Andy Moor Radio Edit)

Release Date; Unknown
Label; tba
Cat.No.; tba
Format: VBR (mp3) 1xCD.


>> tracklisting

1. Andy Moor remix 08:22
2. Morgan Page remix 07:59
3. Redanka remix 07:48
4. Andy Moor radio edit 04:06


Delerium / "Angelicus"のプロモシングルが出回りました。
オフィシャルのリリース日は未定。
やっぱりAndy Moor、巧いことまとめてくれてます。
アトモスフェリックでヘヴィなアレンジ。

Morgan Pageはヴォーカルラインをリアレンジした
重くソリッドなリミックス。

Redanka Remixは、例のAndy Holtによるもので、
最も一般受けしそうな無難な音です。


"Nuages Du Monde"の国内盤がなかなか発送されません。
まさか! ( ゜д゜ )


ACHILLEA / "AMADAS ESTRELLAS"

2006-12-20 00:25:05 | Enigma
Achillea2


□ Achillea / "Amadas Estrellas" (feat. Luisa Fernandez)

♪ Alas del Aguila
A Maria Santissima
Amadas Estrellas

Release Date: 05/ 12/2006 (iTunes)
      26/ 02/2007 (CD)
Label; Sequoia Records
Cat.No.; tba
Format: m4p, 1xCD

>> http://www.gadmusic.com/
>> i-Tunes >> Amadas Estrellas

>> Tracklisting.

1. Prologo
2. Amor - Parte I
3. Desnudame
4. Vivir
5. El Alma Herida
6. Alas del Aguila
7. Amor - Parte II
8. Atacame
9. Amadas Estrellas
10. A Maria Santissima



"Amadas Estrellas" - 『愛しき星々』

便りがないのは何とやら、
公式サイトの更新も滞っていたJens Gadが、
押し迫った年の終わりに忽然と現れ、やってくれました。
"Enigmatic Obsession"のLuisa Fernandezをフィーチャーした、
Achilleaとしての2ndアルバムをi-Tunes先行発売。
CDは来年2月末の発売。

ハッキリ言います。
これ、2006年度の最高傑作です。

本家Enigmaの"A Posteriori"から抜け落ちてしまっていた、過去のEnigmaのエッセンスが、ここに結晶化。

壮大なスペースビューが視界に開けるようなアトモスフィア、星々のように冷たく、時に熱くきらめく硬質なリズムセクション、エロティックに揺らめくパーカスとLuisaのウィスパーヴォイス、ビザーレなエスノ・エレメント、そして神聖な響きで銀河の天蓋を震わす混声合唱。極めつけに、イントロにはEnigmaに対抗した(?)ホーンのモチーフが登場します。


正直、Jensの一連の作品は、素材だけは揃っているものの、どこか薄っぺらで、Enigmaにあったようなエスプリを感じることが出来ないので食傷気味でした。Enigmaのサウンドでムード音楽に特化したものだと割り切っていたのですが、今作ではかつてのEnigmaの哲学をも更に深化させることに成功しているように聴かれます。皮肉だけど、ギターがそれほど主張していないのが功を奏しているのかも。

ビートはほぼトライバルなものに絞られ、Enigma4thで用いたエレメントを解体して、本編中に巧みに再構築した、かつてない重厚なサウンドメイキング。リズムやエフェクトの多くも"The Screen Behind The Mirror"から引用されていて、ほぼ再解釈といって差し支えないほど。("Find Love"のピチカートや、"Push the Limits"と"Sadeness"のあのモチーフが。。。)

もし、Enigmaが4thの路線を押し進めていたら、こうなったであろうとまで言って良いかも。LesiemやE Nomineといったフォロワー達にも、改めてお手本を突きつけるようなマスターピースに仕上がっています。

ちょっと興奮さめやらぬな感じのレビューですが、仮にそこを差し引いても、音使いの深みとバラエティだけは聴き紛うことなくプログレッションしています。捨て曲がなく、一様に濃密なので、聴いた後にどっと疲労が。。試聴はちょっとしか用意できませんが、これは是非アルバムごと聴いて頂きたい!全Enigmaファンに間違いなく、迷いなくオススメできる作品です!





□ Tunes of the Day

□ Cantamus / "Aurora"

Aurora




□ Sting / "The Living Sea (Soundtrack)"

Why Should I Cry for You? (The Living Sea Version)



_*


lens,align.Mix - "Stella"

2006-12-16 08:28:26 | music4
この間も紹介した、なつみるくさん用に制作した
コンピレーションの第三弾を試聴用にuploadしました。
今回のイメージはー。。。

『星』

静けさに包まれた聖夜の星空に
舞う雪のごとく伝う雫のごとく
白く輝き綾を織り成す
天来の灯影 かの夜這星なりて(略

今回は統一感よりも流れを重視していますね。


□ lens,align.Mix

Stella   (72MB)


>> Tracklisting.

1. Unreal / Yello
2. Smile / Olive
3. Spaceman / The Beloved
4. Carpe Noctem / E Nomine
5. Resurrection / John Debney
6. Spiritus / Khayyam / Globus
7. Bkab (Speechless Mix) / Ethan Stoller
8. Spirit Dance / Peter Buffett
9. Around the World in A Tea Daze / Shpongle
10. Forbidden Love (Remixed) / Govinda
11. Auglaize River, 1830 / Peter Buffett
12. Awaiting Eternity ("Dead and Gone to Heaven" Version) / Rose Chronicles
13. Yesterdays / Junkie XL
14. Light & Day (Single Version) / The Polyphonic Spree
15. When You Take My Hand / John Boswell




□ Tunes of the Day

□ Hans Ulrich Werner

Dreams and Memories


□ Delerium / "Spiritual Archives"

Deceased


□ Alucode [Alucard + Code(Jared Kesler)]

Beautiful Midnight


_*


双子座流星群

2006-12-16 07:30:59 | music4
山の中腹にある展望台へ。。
ほとんど見られませんでした(ノ_;
空が晴れてきたのはピーク後夜明け前くらい。
三日月も意外と明るく、海岸の工業地帯の灯りが。。
まばらに流れるのを確認できた程度でした。

でも、三日月と宵明けの蒼い空、
彼方に走る稲光と流星群というのも、
なかなか綺麗な取り合わせで満足。

もう数日は見られるはずなので、今年最後の見納めとして
零れ落ちる星空を眺めてはいかが?




□ Tunes of the Day

□ Sissel / "All Good Things"

Weightless


□ Madonna / "Ray of Light"

The Power of Good-Bye



□ Oceanlab

Satellite



_*


Sharon Bezaly / "Mozart: Flute Concertos."

2006-12-14 21:53:33 | art music
Bezaly


□ Sharon Bezaly / "Mozart; Flute Concertos Rondo,Andante"

Allegro maestoso (Concerto in G Major KV313)
Rondeau. Allegro (Concerto in D Major KV314)

Release Year; 2005
Label; BIS
Cat.No.; BIS-SACD-153901
Format: SACD Hybrid

All Cadenzas by Kalevi Aho
Sharon Bezaly: Flute
Ostrobothnian Chamber Orchestra
Juha Kangas: Conductor

Concerto in G major, KV 313

1.I. Allegro maestoso  8'14
2.II. Adagio ma non troppo 8'33
3.III. Rondo. Tempo di Menuetto 6'48

4.Andante in C major, KV 3156'26

5.Rondo in D major, KV 184 Anh. - Allegretto grazioso 5'45

Concerto in D major, KV 314
??
6.I. Allegretto aperto 7'18
7.II. Adagio ma non troppo 6'22
8.III. Rondeau. Allegro 5'24


『フルート大百科』シリーズが定評を得ている、イスラエル出身の
天才フルート奏者、シャロン・ベザリーのモーツァルト。
世界初録音だったディートヘルム・ヨナス/『ゾディアック』の
演奏を聴いてから気になっていましたが、モーツァルトを
扱った今作では、その超絶技巧を余すこと無く発揮。
フィンランドの作曲家、カレヴィ?アホが彼女の為に作曲した
カデンツァ(曲の終結部に設けられる即興的なパート、
奏者の技量を主張する部分でもある)が最大の聴きどころ。
この人の音色はどこか放り投げたような奔放さがあって、
良くも悪くも冴えた透明感が強いです。
フラットで高く突き抜けていく音は、
どこか日本的な響きさえ感じられますね。

二枚組かと思ったら、ものすごい分厚いカタログが付いてました;
これだけでもけっこう読み応えがあります(笑





□ Geminate -均一な非平衡系におけるコミュニティの形成 -序論

昨今ネット上を騒がせた一連の事件により、SNS、とりわけmixiの信頼性が揺らいでいる。こうしたことから一部、あるいはアルファブロガー達の中にさえmixiの存在意義自体を揶揄する声が聞かれるようになった。

私としては、これらにささやかながら反論したい処があるのだけど、mixiが既に自らが詠っていたSNSとしての機能を果たしているとは言い難いのは疑問の余地がない。というのは、あくまで全体を均一化してみれば、という仮定の上である。もちろん非公開コミュについてはこの限りではないし、個人間さえ健全なコミュニティを確立している例は多くあり、一般的にそれほど難しいことではないと言える。

問題の所在はその機能面というよりも、時間を経て獲得されてきたコミュニティの形質にあり、選択の偶然とアクシデントに多く拠るものがあると考える。そういったものを包容して生成されるmixiの定性にはやはり欠陥があると言い換えられるのだけれども。

オートポイエーシス・システムの観点に転じてみよう。mixi、あるいはどんなSNSでも良い(個人に及ぶセキュリティはあらゆる悪意に対し「絶対」ではないから)そこに重大な欠陥があるとして、コミュニティの形成を阻害する要素が同質空間上に散逸的に存在するとする。

このシステムで自己を形成するのは自身の自己決定以外に他ならない。ネット上におけるコミュニティの形成には、一切が自身の立ち振る舞いに選択を決定される円環構造が見て取れる。

オートポイエーシスとは、細胞や神経ネットワークの形成の過程で、システム自身の振る舞いが、自己と非自己に境界を設けて自己生成を繰り返すような動的な作用を指し、現在では生命現象に限らず、あらゆる概念的な動的システムにも応用可能であることが知られている。

(参考)http://ja.wikipedia.org/wiki/オートポイエーシス

システム自体を支える構造はある意味アロポイエーシス(他者決定的)であるが、ここでは「コミュニティ」にパースペクティブを固定することで、このオートポイエーシスなシステムを抽出する。

このように捉えることで、SNSにおいても、オートポイエーシス的な力学により、批難されているシステム上の欠陥のあるなしに関わらず、その構造を乗っ取る形で、強固な自己境界を持つコミュニティが生成可能であるという仮説を立ち上げることができる。

アンチmixi、あるいはSNS信奉者にとっても、コミュニティを評価する上で重大なのは、テンプレートシステムの存在意義そのものでは実はなく、そこにいる人間が選択する個別のトランザクションだということを自覚することだ。したがって一様に当該システムの利用者を批難し貶めるようなことは論理矛盾も甚だしい。(裏返せば、そういった否定を孕みつつ発展しているシステムだと捉えられる。)

余談だが、ここで論じているのは、オートポイエーシスとしてのコミュニティ形成論を、両者の関係性に絞って限定的に自己言及を展開したものであり、例えば「winnyは使用者のモラル次第で云々」という一般論を排除したものであることを断っておく。

「静的な評価」というものは亡霊である。
『論破』の結果は、相手を巧く騙して言いくるめるか、
開いた口が塞がらないほど呆れさせるかの二通りしかない。


□ 寝違えた?

頸椎が痛むのですが、昨日から痛みが増しているような。
痛み止めをすればいいものの、
痛みはセンサーだと考えているので、
原因に疑いがあるうちは、我慢出来る範囲なら
なるべく薬の類は控えるようにしています。
モニターを見下ろすのがつらい(T-T


□ 続・ベルトフェチ

というわけで、先日買いそろえたベルトルックを
お披露目したところ、アンチベルトな人に

「そんなに縛られるの好きなん?」

という素敵なツッコミを頂きましたw
たしかにちょっと安心感?みたいな。
でもどちらかといえば縛る方が(ゲフンゲフン




□ Tunes of the Day

□ Sissel / "into Paradisum"

Vitae Lux
Marble Halls




これから双子座流星群を見に山へ登ってきますノシ
雲の切れ間から見えることを願って。。。(ノ_;


Delerium / "Angelicus" Video Clip.

2006-12-13 15:33:07 | delerium
http://delerium.ca/ (>> media >> music videos)

Delerium / "Angelicus"のVideo Clipが公開されました!
ディレクターは"After All"のScott/ElliotとErin Berry。
前作の雰囲気と似ていて、荒廃した都市を舞台に
子供達が生き延びるという内容。
でもちょっと曲とチグハグなような気も。。
同時に制作されている"Lost & Found" のVideoに期待ですね。



Alucard.ca

>> http://www.alucard.ca/Music/BOSHpromo12-06.mp3

Alucardの新しいミックスセット、
"A Slice of BOSHmas"がアップロードされました。
濃ゆい選曲でおなかいっぱいです。
ちょっと前にPhil Kあたりがthe Therapy Sessionsで
見せていた選曲センスと通じるものがあるかも。


>> tracklisting (excerpt from message board)

1)Spur&Jevne - Down Together
2)Peace Division ft. Daniel Diamond - Club Therapy(John Ciafone vocal)
3)Cicada - The things you say(dirty south remix)
4)Freeform Five - No More Conversation(Mylo remix-Petey short edit)
5)The Fresh Juice-Listen Now(Knoxtown IN-side)
6)Sarah Mcleod - He Doesn't Love you(Hook n Sling mix)
7)The Freaks - The Creeps(Vandalism mix)
8)DJ Mar-T - Opposite Sides(John Dahlback mix)
9)Alter Ego - Rocker(Cirez D remix)
10)Macca - The Big Rinse
11)Mixin' Marc - Right Here Right Now(Dub)
12)Ferry Corsten - Junk'd(Flashover mix)
13)Rob Mooney vs Yerman - Fuckin Electro(Kanzyani vs Peter m Mash up)
14)Max Graham - Crank




□ ベルトフェチ

先週の日曜日に冬服を一気に買いだめしてきたわけですが、
どういうわけかコートからパンツやらブーツまでベルト付きだらけw
コートの場合、ベルトしなくても体のラインが出るものを選んでるけど、
後ろで留めたときにバックルがカッコ良く見えるかがポイント。
ブーツはベルトがぐるぐる巻き付いてますw
踏まれないように、電車のドアに挟まれないように歩かなきゃ。。



□ Tunes of the Day

□ jpl

Your Whole Life (Carl b Remix)

スウェーデンの若きタレントDJ、jplこと
Joni Ljungqvistが来年1月にリリースする最新トラック。
何重にも張られたアトモスフィアとウワモノは
北欧ならでは。。なんだけど、こういうのも
ちょっと飽きてきたかなぁ。。。
Carl bの重厚なリミックスがちょうど良いです。


□ V.A. / "Reich Remixed"


Music for 18 Musicians (Cold Cut remix)

現代音楽家スティーブ・ライヒについては、
もはや説明の余地はないと思うので省きます。
前世紀の末頃は、テクノ界隈からの現代音楽への
アプローチが盛んで、同時に、個人的に
いわゆる『テクノ』が最も面白かった時期だと思います。
同じ頃にPierre Henryのリミックス盤なんかも出てましたね。


Sleepthief feat.Kirsty Hawkshaw / "The Chauffer (The PSYCHOSOMATIC REDUX)" and NEW Track.

2006-12-10 14:10:03 | music4
http://www.myspace.com/sleepthief

JustinとIsraelが手掛けた"The Chauffer"の
ニューバージョンがmyspaceに公開されました。
こちらもシングルに収録予定とのこと。

そして、Sleepthiepとしての新曲を制作中だそうです。
まだ詳しくは話せないらしいですが、
歌手は「お馴染みの誰か」だとか。。。



□ Tunes of the Day

□ Mikael Stavostrand

Onside



□ bizz.circuits

Grace Under Fire

_*


Enigma / "A Posteriori" Nominated for a Grammy awards.

2006-12-10 00:39:07 | Enigma
http://www.grammy.com/GRAMMY_Awards/49th_Show/list.aspx#09

Enigma/"A Posteriori"が、
グラミー賞の"Best New Age Album" に
ノミネートされました。

でもたぶんEnyaが獲るんだと思います(笑
他のライバル作品も如何にもな「ヒーリング系」で。。
逆に今作だからこそ、比較対象となり得てしまうことに微妙な心境。


□ E6 EPK

http://www.titanfilm.de/index.php?site=film_epk&nr=9

こちらで、Titanfilmによる"A Posteriori"の
EPK Trailerがご覧になれます。
おそらくDVDに収録されるだろうとのこと。



□ 

ちょっと軽くダウン気味で更新停滞。
とにかく眠いの~(-_-

Schiller"Tagtraum" DVDの感想は。。
どうしようかなw
買って損はないです。
モイヤ・ブレナンがライブに参加してますが、
髪型のせいでおばあちゃんに見えます。


Lament.

2006-12-02 22:35:47 | 写真
Lament
(IXY DIGITAL L2; Exp.±0; ISO 100; AWB; Evaluative.)



今夜ここにねて 明日の夜はどこや
明日は田の中 畔まくら 
 
畔をまくらに 枯草よせて
落つるその葉が 夜着となる 

守りはつらいもんや これから先は
雪はチラチラ 子は泣くし 
 
ねんねしなされ おやすみなされ
おきて泣く子は つら憎い 
つらの憎い子を まな板にのせて
青菜切るよに ザクザクと 
切ってきざんで 油で揚げて
道の四辻に ともしおくよ 
人が通れば なむあみだぶつ
親が通れば 血の涙 


     『美山の子守歌』より抜粋  -採譜:高橋美智子