心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

孫君のお泊り。春を探し、レモン風呂を楽しむ

2015-03-01 00:23:49 | Weblog

 今年も早3月。旧暦では第六候雨水末候「草木萌動(そうもくほうどうす=草木が芽吹き始める)」の季節を迎えています。「日本の七十二候」(中経文庫)によれば、「冬枯れの野山や木々に、薄緑色の小さな息吹が現れる時季」なのだそうです。言われてみれば、バス停横の大きな柳の枝先も、ぼんやりと膨らんできたような気がします。
 さて、土曜休日の昨日は、孫君たちがお出ましでした。午前中は孫次男君をお預かり。お昼になると孫長男君がお母さんとやってきて、賑やかに昼食をいただきました。この春小学2年生になる孫長男君、ずいぶん落ち着いた雰囲気で、お祖母さんの甘い言葉には「僕は幼児じゃないよ。児童だよ」と、面白いことを言います。弟の面倒見も良く、お兄ちゃんらしくなりました。そして夜、一人残って我が家にお泊りでした。
 明日は朝早そうだから、夜遅く、こんな時間にブログの更新をすることにしました。でも、習慣って恐ろしいものです。別に義務でもないのに、週一度はブログを更新しなきゃあ、なんて考えるご老人がおります。本当に困ったものです。(笑)
 そんな土曜休日の午後、孫長男君を連れ、春を求めて街を散策しました。まず孫君が見つけたのは、我が家の畑の片隅にあったフキノトウの子供でした。春の陽気に誘われて、少し恥ずかしそうに佇んでいました。その次に見つけたのは、道端にひっそりと咲く菜の花でした。
 この日、孫君を最も感激させたのは、大きなクヌギの木肌を器用に歩き回る啄木鳥の仲間コゲラでした。絵本やテレビでは見たことがあるけど、こんな街の公園にもいるんだ、と興奮気味に話しておりました。よく注意して見渡せば、都会の街にも、いろいろな野鳥に出会うことができます。望遠レンズを忘れたので写真で確認するのは大変かもしれませんが、とりあえずアップしました。
 この日の夕食は、孫君大好きな「手巻き寿司」でありました。その食べっぷりもたいしたものです。大きくなるはずです。クラスでも大きいようで、後ろから4番目に背が高いのだと。お爺さんとは違うようです。
 締めくくりは、孫君と一緒に入ったレモン風呂でした。庭に植えているレモンの実ですが、数年前から実がだんだん大きくなって、レモンらしからぬお姿になっていますが、さあてどうなんでしょう。接木苗の先祖帰りで、別の柑橘類が顔を擡げてきたのかもしれません。でも、味と香りはレモンなのです。毎年40個ほど実を付けますが、食用というよりも、もっぱら入浴剤替わりです。特に寒いこの季節、身体が温まります。温泉大好きな孫君も、まんざらでもなさそうです。
 我が家では、レモンのほかにも、大きく育ったアロエの葉を木綿袋に入れて、アロエ風呂を楽しむことがあります。アロエといっても4種類のアロエを育てていて、昔はアロエ酒をつくったりしていましたが、最近はもっぱら入浴剤です。そして時々、胃薬替わり、肌のお手入れに使います。いずれもお肌つやつや、身体全身が温もり、初老夫婦の健康維持に一役かっています。そんな老人じみた生活を、孫君は楽しんでいるようでもありました。

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