心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

大阪・中崎町界隈

2009-07-19 10:24:27 | Weblog
 ここ大阪は、なかなか梅雨明け宣言とはいきません。そんな鬱陶しい季節ですが、夏咲きのカトレアが一輪、わたしの心を和ませてくれました。この1週間は、このカトレアを愛でながら、冷たいビールで1日の疲れを癒したものです。
 そうそう、数日前の朝は、夏セミに叩き起こされました。例年のように、部屋の三方の窓を網戸を残して全開して眠っているのですが、早朝、枕元の窓の網戸に、孵化したばかりと思われるクマゼミが一匹。朝の5時半過ぎに、それはそれは大きな声で「みーん、みーん」と鳴くではありませんか。すぐに目が覚めました。
 ところで、昨日は縁あって、半分仕事ですが、大阪は北区中崎町界隈を散策しました。空襲を逃れて、いまでも僅かに残る古い街並みに若者たちが帰って来ている。古い長屋を改装した洒落たお店が出来ている。そんな噂を嗅ぎつけて、急に散策してみようということになったのです。大阪・梅田の中心部から歩いて10分足らずのところにある、この街。これが大阪?って思うほどに、至る所にレトロなアンティーク店、小物店、衣料品店、喫茶店、粋なレストラン、などなど。そこに人々が三々五々都会の喧騒を逃れるかのようにやってくる。聞けば、この一帯には80軒ほどあるようですが、まだ点在しているので、これからもっと進化していくのだろうと思います。無造作に都市化が進むなかで、下町の雰囲気も大切にしながら、何かしら人間の温かみを感じさせる街づくりが進んでいました。不況だ不況だと大騒ぎするのではなく、自分の人生を見つめ、自分たちの街を見つめ、地域と共に「生きる」。そんな若者たちの「心」を垣間見た思いがしました。
 ・・・・・・ブログ更新をしながら、キーボードに触れる手のひらに違和感があります。実は今朝がた、庭のお掃除をしていて木の葉を払い避けようとしたら、手のひらに二カ所、痛みが走りました。「やられた!」。そうです。イラガが10数匹。その1匹にやられました。恐る恐る駆除しました。今も少し腫れがあります。虫はいやですねぇ。
 今年も、いよいよ夏休みの季節です。きょうは、近くに居る長女の孫君がやってきていますが、我が街はいたって静かです。どこのお家も、お孫さん待ちなのです。昨日の新聞によれば、日本の平均寿命はまた伸びて男性が79.29歳、女性が86.05歳だとか。最近、出生率低下に歯止めがかかったようなニュースもありましたが、時代の大きな流れは、高齢者社会に向かってまっしぐらです。年金はどうなる、高齢者医療はどうなる、なによりも家族の絆はどうなる。政治屋集団の空騒ぎにうんざりしながら、それでも1票の投票の重みを信じたい夏の総選挙も1カ月後となりました。

【写真説明】
きのう中崎町界隈の写真を撮っておけばよかったのですが、撮り損ねてしまいました。というわけで、1枚目は1週間前に開花したカトレアです。今年は咲かないだろうと諦めていたのですが、立派に花開きました。2枚目は孫君と収穫したブラックベリーです。
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