11月の29日から今月の5日までの東京出張中、ほとんどピアノに触らない日々を送りました。29日と30日は少し弾きましたがその後はまったく、指一本ピアノを触りませんでした。審査員の仕事や旅行などで1・2泊してピアノを弾かないことはありますが、こんなに長くピアノを触らなかったのはほんとに何年ぶりのことか想い出せないくらいです。
気がつくと指先が薄くなって、ペタンこになっていました。私は元々指先にお肉がつきにくいタイプなので、指先が丸っこい手を持っている人のことをいつもうらやましいと思っています。でも、私のこんな薄い指先でも、ずっと弾いていると少しづつ幅が出てきます。それを利用して、角度をつくり音色を工夫するときもあるのです。それがこんなにぺたんこになってしまって・・・。
5日の日に空港から自宅に戻って以来、あわててピアノを弾きました。思いのほか素早く指の状態は戻ってきましたが、でも一番驚いたのは、耳でした。いつも生のピアノの至近距離で暮らしているわけですが、その生のピアノの音というものがいかに肉迫してくるかということに改めて驚いたのです。東京でも町には音楽が溢れ、娘の家でも何かしらCDの音楽が流れていました。しかし、生のピアノの音を至近距離で久々に耳にすると自分が出している音にも関わらず、大きくて生々しくて(生だから当たり前?)我ながら驚いてしまいました。
この耳は新鮮になってるかも。まっさらとは言わないまでも、今がチャンスかも。ということで、昨日もピアノ三昧しました。ちょっと、疲れ気味だったので早めに切り上げましたが、今日もまた新しい耳と元通りになりつつある指でピアノに向かいたいと思っています。
ちなみにピアニストの手は「まるで白魚のよう」というのは、私が知る限り嘘だと思います!
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気がつくと指先が薄くなって、ペタンこになっていました。私は元々指先にお肉がつきにくいタイプなので、指先が丸っこい手を持っている人のことをいつもうらやましいと思っています。でも、私のこんな薄い指先でも、ずっと弾いていると少しづつ幅が出てきます。それを利用して、角度をつくり音色を工夫するときもあるのです。それがこんなにぺたんこになってしまって・・・。
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