Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

えらく暑い遠足日和

2007-04-16 | 
本日は真夏日であった。その規定は知らないが、摂氏28度の抜けるような青空と言えばそれ以外に表現の方法は無い。

そのような日和で数時間山の中を歩いた。日焼け止めクリームを塗り、十分に容易をしたお蔭で、僅かな火照りだけで済んだ。

本日は独日協会の催し物であったのだが、懐かしい顔にお目に掛かった。日本滞在中に生まれた二人の子供に、小澤征爾に肖って、京子と征爾と名付けている。暫らくお会いしなかったので、お互いに始めは判らなかった。同じ町に長く住んでいるに関わらずである。

もう一組、日本から来て二週間目と言う新鮮な奥さんがいらした。日本で知りあったようで英語を使うご夫婦らしい。

もう二人見慣れない顔の二人のお嬢さんは、交換留学の高校生で、一人は仙台、もう一人は岐阜に暮らしていたと言う。色々と面白い話も聞けたが、何よりも各々の方言学習を聞けたのはとても愉しかった。

東北のずうずう弁を話したが、こちらが出来ないのでここにも書き写せない。アニメにも何かあるとか語っていた。方言とは異なるが、急に思い出したのか「迷子になりました」とか突然言い出したのが面白かった。その言い草が可愛らしくて、忙しくても誰も放って措けないだろう。なるほどこれは使える言葉だったのだなと笑える。牛タンが美味く、強い味付けも全く気にならなかったとか。

もう一人は、「えらい」と言う言葉を語ってくれた。なるほど、これは西日本では使う表現で、「大変」と言う意味に限らず「辛い」とかの意味をも持つ。「迷子」と「舞妓」もしっかりと聞き分けられて、定義出来るのは凄いと思うのである。またアニメでの、大阪弁の悪く使われている事までをも教えてくれた。

それにしても、このような若い柔軟な彼女らがこうしたものを体当たりで体験して、それが如何に将来に生きてくるかと言う議論が必要だろう。

アニメの影響は、こうした次元ではただの仔細な現象で、それがなにか文化的なものを伝達すると考えるのは、本末転倒かもしれない。十分に議論されるべき話題である。
コメント (10)
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