フィラデルフィアからの放送は夏季の野外コンサートの録音で、YouTubeで見ていたのと変わらなかった。それ以上に虫の鳴き声のようなものが喧しくて、本格的に楽しめるものではなかった。会場の無反響な音響の中でも流石にこの管弦楽団はネゼセガン指揮の下で立派な演奏をしていた。初夏のベルリンのヴァルトビューネのコンサートとは違ってとても質が高い。この辺りにベルリンとフィラデルフィアの両楽団の音楽的な格差が感じられた。
The Philadelphia Orchestra Strings PlayIN at SPAC
YouTubeのハンスクナパーツブッシュ指揮の演奏会ヴィデオをコピーしてみる。音声は結局パルスオーディオ入力となったが、試してみると使えそうなのだ。これで録音に続いて録画も容易に出来ることになった。テストを含めて30分ほどしか掛からなかった。結論は、音声はWIN8でやっているようにFlacでも良いがそのままWAVとしても画像を大きくしない限りそれほどファイルが大きくならない。HDMI接続でK1仕様での録画画質は期待しないので、適当な動画に聞ける音が出てくれればそれでよい。これで旅行先にも持ち運べる。
African Animal Lookout Camera powered by Explore.org
小澤征爾が初演した「アシジの聖フォランソワ」のファイルを流している。発売当時のシベリアレコードの全曲盤は持っているのだが、一部傷ついて四枚組の一枚が聞けなくなったので、ファイルでも保存している。デジタル初期の実況録音盤なのでそもそも大した録音ではないのだが、こうしてアップサムプリングもしないでDACでDSD化したものでも悪くは無く、そのままPCMで流すと更に角が立って来て新鮮に聞こえる。中々なまめかしい音で入っていて、演奏も決して悪くない。劇場の楽団なので一度失望した思いがあるが、指揮が良いとここまで弾けるという良い例ではなかろうか。
José van Dam - Saint François d'Assise (Les Laudes)
Messiaen: St. Francis of Assisi - Act II Scene 6
José van Dam - Saint François d'Assise (Les Stigmates)
Saint François d'Assise - La mort et la nouvelle vie Part I
Saint François d'Assise - La mort et la nouvelle vie Part II
Saint François d'Assise - La mort et la nouvelle vie Part III