Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

新たな視座が拓かれるか

2024-06-26 | 料理
ダルマイヤーでいつものフィレを購入した。今回は初めてそこにベリーソースをつけてくれた。それだけで急に高級料理になった。それを二種類購入していたテリーヌの一つのバムビのそれにもかけた。それに合わせてゲヴュルツトラミナーをゾンマーハウゼンで選んでいたのだ。

嘗てはドイツのトラミナーは甘口のレイチ風味が強いだけのリキュール酒のようなものだった。しかし流石にそのような市場が無くなったので最近は時々真面なトラミナーに出合えるようになった。

トラミナーというとその名の通りの南ティロルの街での特産で、その標高2000メートルに至る尾根筋の冷たい空気が夜中の入りて来て清涼感のある果実の熟成を可能にしている。彼のイタリアでもあの谷でしか収穫できないような素晴らしい作物がある。

勿論それに匹敵するようなワインは収穫されないが、場合によっては一寸清涼感のある酸味の効いたそれに出合えるというのだ。その点で今回都合二本だけ購入したそれは食事によっては合わせれる。現時点で昨年購入したものと二本だけが地下の蔵で眠っている。フォアグラにでも開けるか。

上海では音楽祭が始まったようで、室内楽編成などでの催し物が既に開かれたようだ。しかし、ペトレンコのデビューとなる演奏会は26日に週末のヴァルトビューネでのプログラムで開かれる。

27日はブラームス「悲劇的序曲」にタンホイザーからの前奏曲など、後半で「英雄の生涯」が演奏される。ペトレンコは再び29日から登場するが、その間もフィルハーモニカーが多彩な音楽を演奏する。

先日のパートナーの書き込みのその感じが若干気になった。一寸投げやりな感じがあって、もう少し楽天的な感じがあってもいいと思った。彼女があんなことをしていたその心情的な背景がやはり見え隠れする。金はある程度手にした筈であり、それが必要な経費からの目標額を大きく超える訳でもないとなれば、それ程楽天的ではないのかもしれない。

彼女がどのように思うのかは知れないが、自分に投資しろと書いてみたい。物申す限りはそれぐらいの援助をするということでもあり、こちらもそれだけの覚悟はいる。中々的確な助言は難しいのだが、少なくとも自分自身の経験は語れるのではなかろうか。

人のいうことを簡単に聞き入れるような人間ではないことはよく分かっているので、なにも反発されるようなことは書かない。謂わばお奨めのようなものだけど、それをどのように感じるか。そうした助言などが彼女の環境で得られていると確信するならば何も口を出さない。しかしそうでないならば新たな視座が開けることにはならないのか?

経験がないというのはそうした視座が開けないということに尽きる。結構無垢に才能のある人なので、一寸した切っ掛けがあると彼女の世界が広がるのではないかと思っている。あんなことをしてもなんだかんだと保守的な世界観から抜けられていないのではなかろうかと疑うのである。



参照:
赤か白か、有りの侭 2023-05-21 | 試飲百景
ボックスボイテルの夕食 2024-06-25 | ワイン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏至の週末のお愉しみ

2024-06-23 | 料理
今晩はベルリンからの生中継である。フィルハーモニカーのシーズン最終公演で、新シーズン初めは8月の終わりである。ブルックナー交響曲五番とスメタナ「我が祖国」の二曲なので時間を掛けてのお勉強が可能となる。どこまで深くやるべきか。

次の旅行はその夏のツアーでのルツェルンである。よって、シャツも洗濯に出そうと思ったら、7月8日までお休みだった。新品の汚れた白シャツなので早めにどのようにしようかと迷う。

マイン河沿いで購入したジルファーナ―の為にアスパラガスの屑を購入した。先ずやりたかったのはアスパラガスサラダである。その為に賞味期間切れになるサーモンの燻製も購入しておいた。決して安くはなかったのだが、サラダの付け合わせに簡単に食せる。

サラダの方はバター炒めそしてレモン汁とワインで火にかけて、本来ならばサワークリームなのだがクラフトのマヨネーズで合えただけである。歯脆くて思ったよりも美味であった。

このワインはまだ暫く熟成させないと駄目であるが、やはりこうした食事には全く悪くない。これがリースリングとなると魚の臭みなどが目立ちやすくなる。週末には残りのアスパラガスを使って、もう一つの出来上がって仕舞っているグリューナ―ジルファーナ―に合わせて食してみたい。

リースリングが食事に合わせ難いことを考えれば、丁度オーストリアのグリュナーフェルティナーがシュニッツェルに合うように、ジルファーナ―の使い勝手はある。しかし、所詮は個性が弱いのでただの晩酌の退屈なワインにもなって仕舞う。

今回の旅行では新しい靴を履き続けた。それ程快適で問題はなかったのだが、歩く時に踝に当って痛かったので、底敷を購入することにした。つまりシークレットシューズで底上げする靴になる。楔形に0.5㎜から30㎜程迄様々である。素材も色々あるようで、スキーブーツのそれぐらいしか知らなかったので、驚きである。

踵に当らないようにするのが目的なので、0.5㎜では効かない。1.5㎜でも余り前の方に当るようになるのでなければそれでも良いと思う。靴の踵と合わせてあまりにも不自然に膝から下が伸びるようになるとこれまた都合が悪い。まだ次に本格的に使用するまでは時間があるので初めてのシークレットシューズをしっかり拵えたい。

金曜日のお昼のガーデンではアスパラガスは時期遅くかでなかったのだが、鱒を食した。こちらもフォレレミューラリンで久しぶりに食したので大変満足した。そこのフォルスト産のワインはまずまずで決して悪くはないのだが、料理を引き立てるほどの味覚の感覚を刺激するほどの繊細さがないのは仕方がない。いいワインの土地や食事処では食事も優れているというのはこうした因果関係が存在している。

ここは何よりも気持ちの良い中庭でゆっくり食せるのがなによりもの特徴なのでそれ以上に求めることはないのかもしれない。いつの間にかクレディットカードも使えるように高級化してきて、裏側でワインバーも戸外でやるようになっている。



参照:
夏至を越えての一雨 2024-06-22 | 暦
久しぶりの喰った鱒料理 2009-09-22 | 料理
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全く動じない森の住人

2024-06-10 | 料理
無事帰宅した。途中で路上記念撮影がなければだ。石を首から下げて、眼鏡に触れたようだが、枠に触れたのだろう。ティタンであるから剥げる可能性があるが、あの程度なら大丈夫だろう。レンズだけは無傷でいたい。それでなくても一年経って若干度の感じが変わってきている。

往路はシュヴァルツヴァルトの友人のところで食事をした。どうも五年ぶりぐらいの訪問でその間も電話を貰ったらしいが、出なかったというものだ。勿論出ないのは借金取りから逃げる為と話しておいた。冗談半分で半分は本気に受け止めるような人たちで、それだけ私のことを知っている。四十年程のお付き合いなので、嘘は効かない。

新たに手を入れた客室も見せて貰ったが、結構空いていた。なるほど一部屋などは地元の古い木を使った内装で素晴らしかったが、どの部屋も昨今の使い方からすると、二部屋の寝室があってバスルームが一つとか、リヴィングにベットがおいてあるとか、または自分らが嘗て住んでいたところも90平米程あってもケチなキッチンしかなかった。どうも想定しているのは親子が夫婦で来るという感じだ。要するに田舎の人の感覚で現在の需要にあっておらず、そしてそれだけの価格を取っている。

だから自分がこれから泊まる55ユーロのアパートメントやルツェルンの宿の地下駐車場も話しておいた。次来る時は新車だからねと話していたので、あんたの為にガレージ造るわと話していた。そしていつものようにガールフレンドを尋ねられるので、次来る時は彼女と泊まるからねということで新しいお部屋案内となったのだ。

ドイツの人かというので、否ネットで知り合ってねと、そして幾つだというから、まだ学生だよというと、賑わう。全くそんなことを気にしないのがこの人たちで、こちらも可也いってる人間だが、森の人には容易には勝てない - 流石にセックスチャットでとは言わなかった。以前は地下で捌いていた豚やら羊やら飼っていたところは部屋になっているのだが、今もそこにいる羊は家のだと、上の方に飼っている場所があるとは初めて聞いた。財産持ちである。全く動じない人たちだ。

しかし嘗てなら満杯になっていたのはそれは価格も適当で、新鮮な豚やら自家製のシュヴァルツヴァルターシンケンなどの名物があったので、とても満足度が高かった。しかしどんなに素晴らしいサウナ施設があってもそんなものは大ホテルで楽しめる。何も森の中でとなるので、若い子が沢山いるならと嫁さんに話しておいた。需要が全く分かっていない。方針は自分がオーナーになりたいと思う施設の増設でしかなかった。なるほどあれだけの施設があれば無一文にはならないが、駆動率が悪ければ税金ほど儲からないのではないか。自分で汗かいて作ってもいるので、投資は金銭だけでは計算されていないから安心なのだろう。

更に息子が前回はまだもう少し気の利いた料理を出していたが、余りお客さんが来ないようになったところでは材料も落ちていた。そして腕に入れ墨を入れて、明らかに嫁さんがそのようにさせて仕舞ったのだろう。

それでもコロナ期間中は、ポーランドから一年間貸し切りになっていて、毎日のようにハイキングを夫婦でして遊んでいたのでとても幸せだったと語っていた。財産があるからあくせくしないのだろうが、その不動産も何時までどれだけの金を生むかだろうか。



参照:
ストーンズで変わる人生 2024-06-09 | 文化一般
凍てついたのは身体 2018-02-28 | アウトドーア・環境
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火の無いところの湯気

2024-05-30 | 料理
何か凄く疲れる。天候のせいだと思う。基本的に眠いのである。良く寝たつもりだが眼が疲れて、開けていられなくなる。

またまた祝日で、この間休暇しているに人はいいのかもしれないが、ペースが掴みにくく休日の準備をするだけでめんどうだ。日本のように祝日は多くないので助かるが労働効率はとても悪くなる。

青梗菜はなぜか人気だ。栄養素的にも悪くないのだろう。炒めて簡単にはもろく食せるのが一番だ。湯麵を食するときは、豚の煮汁を使う。コラーゲン満載でこれさえ食しておけば冬場の肌荒れもなく、お肌艶艶が保てる。それだけに余り摂り過ぎないようには留意していて、痛風気味に足が腫れる時などは要注意である。

二種類ブッキングしたアパートメンツの一つから連絡があった。オープンにしてあるが、長い期間の宿泊者があるのでキャンセルにしてくれないか、他の物を探して差額は払うと書いてきた。少々の差額を貰っても仕方がないので、それよりもちょっと奥に行ったところで10ユーロ程高額でブッキングしておいた。こちらは出発一日前までは無料キャンセルが効き、更に支払いも二日前なので殆ど問題が起こらない。

三泊で300ユーロに近いとなると少々の宿の快適さよりもキャンセル可能が大きい。最初にそこを選ばなかったのはサテライト写真で駐車スペースが確認出来なかったからだ、距離にして10km程所要時間にして10分ほど目的地から離れる。しかし遠隔地のより郊外の静かなところで過ごせるのは決して悪くはない。

催し物前乗りで、二日間街まで通うが、それはそれ程問題がない。それよりも早めに都心まで乗り入れてガレージに半日も停めておくとなると可也の額になる。まだ直前までよりよいオファーが出てくるかどうかわからないが、宿泊場所が決まると旅行が計画しやすい。

先日シュトッツガルトの劇場の支配人ショーナーがインタヴューを受けていた。ここ暫くミュンヘンのドルニーの後任にという噂が流れていたからだ。支配人と音楽監督との関係を話題にしていてその在り方を改めて問うていて、実際に座付き楽団とその給与そしてその将来像についての意見などの齟齬がマイスターの間でもあったというものだ。フライブルクからのトレーナーというのが癌になっているようだ。

それはそれで問題がないわけではないが、重要なのは芸術的な一致であろう。芸術的にどれだけの成果がなされるかが問われる。ショーナーと指揮者エンゲルは共著もあるように同じ志を抱いていて、一方ミュンヘンのドルニー体制での問題よりも、ショーナーは、バッハラーの下で責任を担っていたことから「バッハラーとペトレンコの関係は理想的だ」と発言していた。とても驚いた。

今回の噂は、バイロイトのカタリーナ・ヴァ―クナーの契約延長が背景にあって、その発表前後に出て来ていたものなので、ミュンヘンよりもバイロイトに関わっていたものと想像する。ショーナー支配人もバイエルン政府の官僚の第一層でなくて二層三層と話しが通じていないと為されないとその行政機関の裁定機構に言及していた。要するに火の無いところに煙は立たないということだ。



参照:
来年の宿泊をブッキング 2024-05-29 | 生活
コロナ対策でモーツァルト 2020-06-05 | マスメディア批評
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全てを食う赤い奴

2024-05-20 | 料理
連休である。久しぶりに時間が出来る。休み明けに片付けておくことを見通しておきたい。

バーデンバーデンに出かけたので、食料は確保できてよかった。19時ごろまでスーパーが開いているので、国境を越えて多くのドイツからの買い物客である。いつも同じようなもの買うので、おばさんも覚えてしまうかもしれないが、流石に連休前の土曜日で人が多くて売り子やレジも知らない人が結構いた。

しかし危惧していたように並ぶ人は平日よりも少ないぐらいで、流石にプファルツにも近いと言ってもフランス語で買い物する人が少ないからだと思う。売り子も少々のドイツ語は出来るのだがお互い様である。

少しづつでも新しいものを物色している。今回はリレットの知らないものを購入した。普通はシュトラスブルク風と称して地元でもカモのものは買える。しかしデュマンというのがあった、調べるとあの24時間耐久自動車レースで有名なルマン風らしい。中世の街テュールの名産が、ルマンでは豚煮込みから作られるようになったもののようである。レストランなどでは出たことがあるのかもしれないが、カモのものと比較して全然安くなかった。

早速朝食にそこで購入したバケットにつけて食してみる。ドイツのそれのように塩が強くてあくが強くなく、やはりフランスの味である。脂気が多いのもフランスらしい。もう一種類廉いのがあったが、考えられるのは鶏か?

魚類ではホタテ貝を三つほど購入した。一つ1,30ユーロ程なので質は良さそうで、どうして食すか。調べると、赤い部分を剥がして、貝柱と別に焼いて食するのが一番手早く美味そうである。オードブルに三つも食せればよい。

メインはヌードルやパエリアにはエビが大き過ぎるので、これまた大きい方から半分ぐらいを炒めようかと思う。串刺しグリルもした事があるのが、それ程今迄上手く行ったためしがない。直火のバーベキューでないとかさかさしてしまうからだろう。夕方でもそれだけ残っていたのはやはり大き過ぎると料理の仕方が限られるからだろう。

今回は30分ほどの短い時間で済ましたので、ワインは見なかった。それにチーズとキシュ類で十分な収穫があった。次回はバーゼルから復路なので三週間後である。但し、宿泊がただの部屋で冷蔵庫がないので余り生ものは買えない。そこからワイン街道まで30分以上は掛かる。

帰路も明るく尚且つ交通量も少なかったので久しぶりに飛ばした。しかし、やはりもう車輛の限界である。

「突撃服」も徐々に着こなせるようになってきていると思う。あれだけ目立つ服は先ずは自身が小恥ずかしいので、あまり平素は気にしない身嗜みには気を遣うようになる。手洗いなどでちらっと見ても大分慣れて来て、次はバーゼルのブッシュ四重奏団などが活躍した最も伝統的で保守的なホールにそれで行く勇気が生じて来た。指揮者が一番、どうしたのだろうと思うだろうが、決して場違いにはならないであろう。それでも帰宅して鏡に写ると自ら驚く。やはり自宅でどんな大スターでもああいう格好をしている人はいまい。




参照:
11月の古い鎮魂歌 2022-11-23 | 暦
吟味すべきCPは如何? 2024-04-02 | ワイン
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の衣装も準備しておく

2024-05-01 | 料理
メーデー前の買い物を済ませた。思っていたように混んではいなかったが、若干違う顔があった。洗濯屋からシャツも回収してきたので、次の衣装を考えるだけだ。週末はまたぐずぐずした天気になるようで、完全な夏服とはいかないだろう。

六月の避難計画も徐々に決まってきたが、又不明なところがある。なによりも車を出せる時刻などが確定するのは直前で、どのような交通規制が行われるのかが分からない。日曜日にも清掃車が入ったりして動かせる筈だが、午前中だけとなる。夜はバーゼルに向かうので、途中をどこで過すのかなどを考える。

美術館などを訪問してもいいのだが、妙に疲れるので、シュヴァルツヴァルトの二時間程の友人のところに出かけてもいいかと思う。昼飯を早めに摂って、標高の高めのところで二三時間歩いてから下っていくのも良いかもしれない。

当初の予定では、スイスとの国境のアパートで三泊してまだ見物をしたことのないラインの滝やまたはそこからスイスアルプスの高峰に日帰りしたりも考えていた。三泊260ユーロでのアパートメントなので気持ちよく過ごす計画だった。しかしその次の週に動くことになってきたので、そちらを一泊だけに傾いてきた。宿も数日以内にキャンセルしないといけないと思っている。その代わりのバーゼル近郊の宿一泊は65ユーロのアパートメントなので、少々の夜食と朝食だけ持って行けば事足りる。特にお昼にしっかり食しておけばよい。キャンセルは直前まで効くのでもう一泊必要な時は考えればよいだろう。

その前の週にナーヘでの試飲会があり、一週間明けて土曜日にバーデンバーデンがあり、その前の週に南ワイン街道での試飲会があってクロンベルクとなっている。抑々五月はアウトドーアも忙しかったものだからシュヴェツィンゲンの音楽祭などに通っている時間も無かったのである。靴を磨いて片付けておいたところなのだが直ぐに履くことになりそうである。

シュヴェツィンゲンは結構な庭園なので、そのウィングの左右だけでも駐車場を替える方が砂利道や石畳などを長く歩いて靴を傷める必要がない。今回は久しぶりのロココ劇場なので、そこの横の庭から出れる筈で、そちらの方に駐車した方が都合がいいかもしれない。少し遠回りになるのだが、アウトバーンをホッケンハイム経由で走った方が53kmを40分で早く着く。日曜であるからマンハイムを経由してもあまり変わらない筈だが、ラインの橋が閉鎖されたりしている限り仕方がない。木曜日でも燃料を安く入れておきたい。

それよりも来週の試飲会の前に靴のマーケットで平素の靴を探してこようかと思っている。現時点では使えるのだが中敷きに穴が開いてきているので時間の問題かもしれない。冬物の内履き秋には必要になるのだが、どこで出かけるかが問題だ。今年はルツェルンが早めに始まりその後がないので秋の試飲会に行けないようなことはない。

アスパラガスの屑を前回の様に炒めて食そうかと思ったが、そこに人が並んでいたので止めた。まだ暫くはシーズンであり、暖かくなってきた時にでもサラダにでもしようかとも思う。



参照:
色々とお試しの季節 2024-04-08 | 生活
大衆食では無いおつまみ 2021-07-25 | 料理
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンツ風トルテの切り方

2024-03-02 | 料理
結構忙しかった。なによりもボンの連邦法務省に反論の文章を送るのに苦労した。期限があるのでFAXで送ろうとしたが上手く入らなかった。メールで送って原本も郵送しておいた。罰金が免除されるかどうかは疑問であるが、先ずは反論しない事には済まない。先田ての警察の違反金もそうであったが、承知がいかないならば異論を唱えるしかない。先ずは支払いの猶予を勝ち取ることが優先である。

それに関連して、FAXの印字インキが無くなっていたので急いで発注した。キャンノンの製品であるが、今時FAXが必要になるとも思っていなかった。インクは初めて純正品でないものを使ったのだが、半額でも半分しかもたなかった。またもう一度純正品を購入する。どちらが最終的にお得かである。

洗濯ものは一日遅くなったが漸く回収できた。出す時に四回引き取りに二回で六回行かなければ用を成さなかった。それでもお陰で嘗ての走るコースを走れた。パンツを脱げばもう少し早く走れそうだが、まだまだスピードは出ない。

前日には比較的安く燃料を入れられてよかった。リットル1.67で60リットル入れたので、4セントの差で2.4ユーロ、洗濯シャツ一枚分も安くなる。エンジンオイルも補給して、これで問題がなければ日曜日の午後にスイス国境まで往復可能となる。あとは先日配送された普段の靴用のクリームを塗って体裁を整えるぐらいだ。

シャツは回収してきたけど、日曜日は暖かくなり、ジーンズで出かけるので、部屋着に下ろそうと思っていたシャツをもう一度使ってもいいかと思う。洗濯屋に出してあるので上手く使えば、春先まで買い物ぐらいには使えるかもしれない。お出かけの回数がまた増えるので、新しいものは後で着る方が効率がいいだろうか。

6時間の日射が期待されるところで先ずは早朝から洗濯だろうか。まだ夜具を替えるには早いが、床屋にでも行った後ぐらいの復活祭ぐらいになるのか。

先週購入したリンツァートルテが美味かった。普通は一人づつに切って呉れるので買わないのだが、二人分の大きさの儘切って貰って購入した。好きな分量だけ日にちを掛けて楽しめるからだ。こういう風に購入すれば結構なケーキ類も大きめに買えることが分かった。勿論全部とか半分では高過ぎるので、二人分を買うぐらいであるが、少しづつ楽しめる。

このリンツ風の伝統的な菓子は赤いスグリのジャム状のものが入っているだけなので、日持ちもして、切りやすい。抑々そんなに量は要らなくて、口が寂しい時に紅茶などと愉しむだけなのでそれで足りる。

日曜日の深夜に帰ってきて何を食すか。先日食したザウワークラウトのスープにマウルタッシェを入れたものも良かった。出かける前にブランチとしてしっかり食しておけば、外出8時間ぐらいはなんでもないだろう。

エンゲルの指揮も生ではボッフム以来なので、その間の生放送などでもいいいものを聞かせていたので、今回も新曲とは言いながらとても楽しみである。



参照:
最後にシネマ交響楽 2024-03-01 | 雑感
数日楽しんだ8ユーロ 2023-07-13 | 料理
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信用払いカードの味

2024-02-01 | 料理
車中のラディオは難民への支給カードについて伝えていた。難民指定された人々はドイツ連邦共和国から支給金を受けるのだが、その扱いを仕送りなどに消えてしまいかねない現金から支払いカードにするというものだ。同時に現金支給の煩雑さを避ける意味合いもある。しかし難民が支給を其の儘故郷の親類などに送ることが出来なくなれば不正な難民への波も抑えることが出来るというものだ。

このカードは通常のECカードの様に買い物等に使えるのだが、送金などは出来ないようになっていて、トトロットも買えないようになっているという。それでも物品を購入して売れば現金化できるという穴もあるのだが、それでも抑止力はあるというものだ。

久しぶりのAfDの首長誕生などで連邦内でも外国人問題が久しぶりに沸き立っているのだが、嘗ての労働者の間での不満の矛先というよりもよりイデオロギー的なものになっていて、如何にも皮相的な問題でしかなく、場合によってはAfDの崩壊へと繋がる可能性もあるだろう。

ベルリンのことは沢山語ることがあるのだが、なによりも演奏会についても生中継されたアーカイヴを含めてまだこれからであるが、エルツ地方での食事もとても良かった。以前は旅行と言えば外食の楽しみだったのだが、そうした楽しみは殆ど無くなった。理由は夜の催し物絡みで出かけるので、ゆっくり外食を摂る時間も機会もないからだ。

すると今回の様に前乗りで一泊するのは貴重な機会であり、厳冬期でなければ一日途上で食料を車に入れておくのも不可能になる。それゆえにこうして機会があるとやはり楽しみとなる。

宿でネットで早速調べると水曜日に開いているところは限られていたのだが、あれだけの田舎で最高に評価されている店が開いていたので、早速車で出かけた。宿を探す時に既に見かけた水道塔の近くだったので距離感もあって、全く問題がなかった。

車で通ると店の前に数人が立っていたので席が空いているかどうかが訝れたのだが、時刻も18時ごろでまだ早く、座れた。ビールは半リトッルのピルツナー4.1ユーロで二杯、メインに16.6ユーロのベルリン風子牛のレーバーに選択して3.5ユーロのベルン風レスティとした。ソースが付くかどうかが理由だったが、熱々の方が良いということで揚げ物にした。玉葱のしっとり感とこれがまた最高に合って、その甘みが旨味となっていた。

そして結構入っていた店に来ている地元のおばさんとかの話しを聞いていると興味深かった。ベルリンからもライプチッヒから結構遠い田舎であるのだが、それ程田舎臭い感じではなかったのも少し驚きで、やはり街自体が小さいながらもそれなりに襟を正している感じがあって、逆にワイン街道の小さな村で酔いだくれで奇声をあげているのとは少し違う。レストランとワイン酒場の違いであろうか。

クレディットカードでも決算可能だったので28ユーロの所を32ユーロ支払っても大満足であった。物価が安いのは当然か、西ドイツなら10ユーロ高くなっただろう。お味も全て大満足。



参照:
赤ワインにレバーとザウワークラウト 2004-11-20 | 料理
蛇が逃れる所-モーゼとアロン(2) 2005-05-03 | 音
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くっつかない米粒ヌードル

2023-12-07 | 料理
最初の寒気は過ぎた。それでも咳をしている人は増えた。走るにも僅かな陽射しの間に済ましたい。谷の林道は陽射しが強く当たる所以外は真っ白になっていて、自転車ともう一人に続いて三人目の足跡で、動物のそれはほとんど見かけなかった。バムビなどもどこかで過しているのだろうが分からない。

季節柄安売りのモッツァレッラの賞味期限が来たので、食し方を考えた。ネット情報ではオーヴンにかける方法もあり、以前は茄子の上に乗せた。茄子もないので先日購入したバリラの米粒ヌードルを合わせてみることにした。スープの為に購入していたのであるが、時間通り10分茹でて、同時に準備したトマトのソーズに刻んだそれを入れて、ヌードルの上に全てを掛けてオーヴンにかけた。

心配していたのは、米粒ヌードルがくっつくことだったが、そういうことはなくて、綺麗に皿に取れた。味はベーコンと玉ねぎも効いているのでまずい訳もなく、綺麗に満遍なくモッツァレッラが伸びていて、食感と言い風味と言い文句なしであった。何よりも寒い時に熱いグリルものを楽しめるのが一番だった。雑炊風のものしか思いつかなかったので更なる使い方が出来ることが分かって得をした気持ちである。これならば付け合わせにカレーとかサフラン風味で米代わりにも使える。米よりも早く付け合わせれる。

来夏のザルツブルク音楽祭のプログラムが発表となった。何よりも関心があったのは秋にスカラ座でやる共同制作「バラの騎士」が入っているかどうかだった。日程的には難しいもののキリル・ペトレンコが新制作指揮をするならばその前に他の指揮者ではあり得ないと思ったからである。そしてミラノでの配役などが明らかに落ちていて、決して話題となる制作とはならないだろうと予想がついている。

結局ペトレンコのザルツブルクオペラデビューは伸ばされた。勿論再来年に同じ制作をザルツブルクで指揮するとすれば手間は省けて、ヴィーナーフィルハーモニカーに練習と付ける時間により時間を割けれる。少なくとも独語圏では大物独語歌手でないとお話しにならないので、ディアナ・ダムラウが予想される。

少なくと2024年も今年に続いてザルツブルクに出かける必要はなさそうだ。ここ暫くはアスミク・グリゴーリアンを引き上げたヴァルサーメストも病気もあってか来年も入っておらずに、批判にさらされ続けているロシアンマネーの影響から足を洗えないようなプログラムとなっている。

これで再びプーティンバンクの支援が明らかになると可也危ないことになって、大きな体制の改革が為される必要が生じてくるかもしれない。

嘗てから中心となっているヴィーナーフィルハーモニカーの負担を如何に減らして沢山の催し物を執り行うかが課題だったが、結局そこにブラック労働の賜物である露西亜の楽団を上手く振り別けるようになっていて、それらの楽団の活動にプーティンの銀行の支援が欠かせないとするならば、ザルツブルク音楽祭もその経済的な恩恵に授かって開催されているということになる。

嘗ては大きなスポンサーによって運営されていてメディアの投資がそこに乗っていたような状況が既に朽ちたということである。



参照:
回答が出される週末 2022-12-14 | 生活
立ち眩みでメガネ屋へと 2022-07-17 | 生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英雄の慰霊記念日

2023-11-20 | 料理

フランスで購入したブルゴーニュを開けた。オートコーテドヌイ2021年ものだ。残念乍らコルクがいかれていた。抜いた時に直ぐに分かった。価格的に20ユーロしないものだから、寝かしておく必要もなく、よかったが、いいものならば精神的なダメージ受けた。案の定その若干かびた様な味はどうしようもなく、レストランならば直ぐに好感させる代物だ。だからレストランは60ユーロ近くの価格となる。

スーパーで購入した日常消費品なので仕方ないが、実はこういう例はドイツのリースリングを購入している中では殆どない。醸造元で購入するワインの管理がいいこともあるが、コルクの不良に関しては管理とはあまり関係ない。当るか当らないかだけだ。勿論高級なワイン程管理された上質のコルクを使うので当るケースは少ない。しかしドイツの醸造所が多くスクリュー型の栓のシステムを日常消費用ワインの為に投資しているのは、フランス程にはいいコルクが入り難い事情があったからだ。それでも昔からそれ程当たった覚えがなく、精々千本の数回にも満たなかった。

最後のバーデンバーデン訪問辺りから喉が痛かったりしたのだが、どうも微熱などがあって、更に腹の調子も悪くなった。となるとやはりコロナの症状で全く夏のあれと似ている。一月以上快適だったのに再び不調になった。早く治すしかないと思う。

11月は死の月だ。例年ならば寒さもあって籠っているのでこの慰霊の日の日曜日も問題にならないが、お天気になったので州などに依っての禁止事項に抵触する場合があったと思う。音曲のエンタメなどスポーツ行事等も許されていない。面白いのは車の洗浄も許されない。あまり意味は分からないが、今年はイスラエルのガザ攻撃もあって、各地で問題があったかもしれない。ナチ時代には英雄の日となっていたようだ。

社会的にもう少しガザの犠牲者に対する支援などの声が、この日を越えてクリスマスに向けての草の根の運動が盛り上がってくることが期待される。

大阪ではベルリナーフィルハーモニカーによって「英雄の生涯」が演奏されたが、週明けからはいよいよ東京での初日となる。上の慰霊の日の決まりによれば、こうした催しものはエンタメではなく芸術的な催しものなので全く問題がない。

日本の学者などはEとUつまりエルンストとウンターハルテュングの区分けを古臭い美学だと批判するが、歴としてこの差異は法律的にも峻別される。九月に指揮者エンゲルが発言していた管弦楽団とジャズのフユ―ジョンへの第三の道への可能性は法的に著作権の徴収率などにも大きく関わるのでそれ程容易ではない。この法的な判断で最も有名なのは嘗ての三大テノール演奏会がエンタメとして認定された事だった。要するにそうした演奏会はこの日には催してはいけないとなる。

スーパーで購入したサヴォワのチーズも平らげた。やはり油脂の多い40%の方が味わい深かった。その時に購入した雉のパイは美味かった。リースリング浸けということでザールのリースリングにもよくあった。次回も是非買いたい。今迄気がつかなかった。聴いてみるまで分からなかった。



参照:
時間的な余裕感を吟味 2023-10-16 | ワイン
パロディーの様なもの 2023-11-19 | 文化一般
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

付け合わせザウワーボーネン

2023-10-26 | 料理
故コール首相の大好物アイスバインの缶詰を週末開けた。旅行先とは違って付け合わせなどを考えた。一度目はジャガイモのチップス風で煮凝りを溶かした。それが甘くて、ゲーテの愛したモンツィンゲンの2018年ものプリミエクリュが輪を掛けて素晴らしかった。2018年のグランクリュ「フリューリングスプレッツェヘン」も暑い年度で単調とされているに拘わらず落ち度のない年度ということを醸造所の垂直試飲で皆で確認していた。勿論これは酸がそれほど際立っていないので何十年も長持ちはしないが、開けた初日は最大級の素晴らしさだった。

そして二回目は、ザウワーボ―ネンというマメのザウークラウトと同じ乳酸での漬物を付け合わせた。なれていない新鮮なものなのでクラウトよりもむしろ癖はない。しかし若干酸味があるので、煮凝りの甘さを中和させた。通常の煮凝りの場合は酸が入っているのだが、これは足肉コラーゲンを其の儘詰めてあるので、その辺りの相性も少し違う。

リースリングに関しても開栓後二日ぐらいで酸が若干弱くなっていた。やはり正式にプリミエクリュに昇進する以前の年度だったので若干その辺りは仕方がない。この年度のグランクリュを何時か開けるのも楽しみだ。

ラフマニノフのお勉強を少ししている。やはり気になったのは、ペトレンコが復活祭中止でその代わりにベルリンで演奏した交響曲二番である。ざっと流しているだけではあまりやっていることは分からなかったのだが、楽譜を見ていると、そこ記してあるメリハリをしっかりつけて、テムピの設定も見事にコントラストをつけているのが分かった。

呈示部の繰り返しでも、二回目になると流麗に、逆に力感をしっかりつけて音の質も表情も変えている。それがどこで活きて来るかというと展開部の突然の転調でのはっとさせる効果などさりげなくなのだが音楽に深みを付ける演奏をしている。弦に木管が寄り添っての音色のグラデーションが味噌であるが、その管と弦のつけ方が絶妙で流石の超一流管弦楽団である。この面に関しては、管がしっかりと純声調で核を作り、そこに弦が寄り添うフィラデルフィア管弦楽団の演奏に期待したい。確かネット実況録音があるので先ずは確かめてみる。

それ以外にスケルツェの早いテムポやら運動性もペトレンコ指揮ならではの演奏で、尻を振っての指揮のネゼサガンでは無理なことは分かっている。

もう一つ「パガニーニの主題による変奏曲」は2017年にペトレンコ指揮で日本公演前にピアニストのレヴィットを招いてのアカデミー定期演奏会での録音がある。これも当時の印象からすると大分変わった。なによりもピアニストの癖が分かってしまっているので、以前はなかったそのソロを前後するように合わせているという感じがつよい。上手く合わせているのはペトレンコであり、テムピに定まらない歌手にも上手に合わせる座付き管弦楽団だというのがとてもよく分かった。そこが後に招聘されたアムランとの共演とは全く異なる。

ラフマニノフの動機の扱い方は少しブルックナーを思い起こさせて、その先にはロシア正教会などのメリスマ感覚があるのだろう。音響的にはマーラーなのかもしれないが、上行下行などを上手く組み合わせているなというのも印象に残った書法だ。恐らくピアノの右手左手などから来るものなのだろう。



参照:
曖昧模糊とした風景 2023-10-25 | 雑感
故コール元首相のご愛好 2023-09-14 | 生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シチリアの安物ワインに

2023-10-12 | 料理
本年最後の予定の旅行から帰宅した。プファルツに入ってから、燃料が怪しくなっているところで渋滞があったのでアウトバーンを下りて、遠回りしながらとランダウで給油した。174.9だったので30リットル入れておいた。通常ならばミュンヘン往復は無給油で往復するのだが、往路に急いだことと、復路で飛ばしたことで心細くなっていたからだ。

復路のアウトバーンは久しぶりに気持ちがよかった。ミュンヘン―ウルムノルト間の工事が全て終わったようで、一か所だけの橋だけで、その他は夜間などは再び殆ど無制限で走れることになったようである。新しい車で新機能で夜間視覚さえよくなれば平均速度を可也上げれると思う。BMWを国上げて支援しているようなものである。兎に角、三車線が長く続いて路面が綺麗なので飛ばす楽しみがある。

あとは、シュトッツガルトからカールツルーヘ迄の黒い森の工事が終わり、一部ICEの新線路と日本の新幹線の様に交差している辺りからもう少し峠越えがなんとかなれば、2時間半か掛からなくなる筈だ。しかし下りの復路も飛ばしても3時間では無理で3時間半以上掛かる。

眼鏡の影響は大きいのだが、飲んだ後に右目が充血していたので、それだけ運転の負担が掛かっていたのだろう。コロナ期に明らかに落ち込んだ動態視力などが回復したように感じるのは、全く気が付いていなかった臭覚でもそうであり、様々に健康的にコロナ影響を脱しつつあると思う。

500周年記念演奏会はそれに値するだけの演奏をしていた。舞台上のこの座付き楽団を聴くのは、2016年のツアー、2017年の日本公演直後のブラームス交響曲四番、ヘルマンレヴィ記念演奏会に続いて四回目であったが ― それ以前はザワリッシュ指揮とクライバー指揮だけだろう ―、今回が奈落で演奏するその良さを一番発揮していたと思う。態々出かける価値のある演奏会だった。

予想通り1時間40分後にはレストランに出かけられた。一度一人でふらりと寄った時に手前のガストロでの食事が気が利いていたので今回試してみた。高級ホテルフィーヤヤーレスツァイテンの横にあるだけに普通に200ユーロぐらいのボトルがメニューに並んでいて、一人80ユーロ以上ぐらいの相場を作っている様だ。それでも一等地だけに結構入っている。やはり外国人が多いようだ。

そういうことで決して安くて旨いレストランではないのだが、イタリアのシチリアの安物ワイン39ユーロに合わせて勧められた特製ティラミズも良かった。本物のアマレットなどの材料を使ったというのはその味の良さに表れていて、全く変な甘さがなかった。14%のアルコールにバッチリで、覚醒した。その前のヴィール肉レモンソースにアンティチョークは味付けが参考になった。

お陰で車を動かす前にカフェンインを必要もなかった。地下駐車場は早めに出かけたので良かったのだが、案内の様に半分は閉鎖されていた。次にこの劇場に行くときはある程度解決されていることを祈る。広場を進入禁止にして出入口をマクシミリアン通りに作るらしい。広場でイヴェントがもっと盛大に出来るようになるのだろう。16時55分入場で24ユーロはまずまずだったか。ダルマイヤーに行こうと思えば劇場に出るしかなかった。劇場の人らしきが声をかけてくれたのだが、その行先は異なる。



参照:
備えておきたい生活 2023-10-11 | 料理
500周年記念の一望 2023-10-10 | 文化一般
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

備えておきたい生活

2023-10-11 | 料理
愈々旅行の準備である。今年最後のお泊りの予定。燃料も満タンにした。エンジンオイルを入れておけば、これで帰って来るまで動いてくれればよい。178,9で午後よりも若干高めに支払ったがそれでも前回と合わせて安い。

駐車場の制限があるので上手く入り込めるかどうか、いづれにしても普段よりも余計に時間を見ておかないといけない。上手くゆっくり走っていければ一番良い。シャツも回収してきた。出来れば日帰り支度で着替えずに、チェックインして荷物を部屋に入れて、保冷材だけを預けて其の儘16時30分過ぎに劇場に向かうぐらいでもいいかもしれない。

衣装も朝晩が13度程まで下がるぐらいで、晴天で25度までなので何を着ていても問題とならない。夏と下着も全く同じでいけそうだ。あとはジーンズだけでいいのか。衣装ケースだけはスーツケースに入れる。帰りに着替えるだけにしてもよい。

道中の用意にノイズキャンセラーを充電したり、お勉強にブレゲンツでの演奏をWAVにした。演奏時間は70分ほどしかなく、今回もスポーティーという皮肉もあったぐらいで早いのだろう。食事の予約を21時に取ってあるが、これならば20時45分で十分だった。楽譜は探しても見つからないので調べるとやはり昔の音友版の楽譜があった。四年前のこととなると忘れている。

今回はコーヒーも何を買うべきか考えておかないといけない。その他は結局いつものようなものを買うだけだが目新しいものがあるのか。途上ではピクニックとなるが、ブロッツェン二つに、何かを挟むのと、果物三種類にラッディシュ、あとはお好み握り飯を二号飯となる。茹で卵三つにサラミ類を二三本あれば途中一色外食を挟んで帰宅迄なんとかなる筈だ。コーヒーメーカーがあったが、それ以外にこちらからエールグレーを魔法瓶に入れていき、セイロンティーを一リットルほど向こうで沸かす。

九月に残っていたインゲン豆に合わせるように牛肉を食した。2021年産のオートコートドニュイのワインに合わせる為だった。初めてそれに合わせてボンベイと呼ばれるカレーソースを作ってみた。見た目はもう一つであったが、まずまずの味だった。なによりもブルゴーニュに合わせられた。

二本重ねて購入していたワインで、これはこれで楽しめた。ドイツのリーズリングでも拠り抜くと最近は10ユーロ代で食事に合わせた日常消費用も中々見つけるのが大変になっているので、こういうのが15ユーロ越えても当然かと思う。スーパーでは流石に50ユーロも出せないので、25ユーロ迄ぐらいでいいブルゴーニュが探せると勉強になる。

牛肉もローストビーフなどの少し安いところになるとぱっと焦げ目だけをつけて、オーヴンに十分ほどかけることで、触感のいいものが食せる。やはり牛肉は食欲を齎すので、豚肉も色々と味の繊細なものは少なくないのだが、やはり月に何度かは食したい。その為にも手ごろな赤ワインはしっかり備えておきたいものである。



参照:
ダブルブッキングを確認 2023-03-21 | 文化一般
山の中にある産業 2023-10-07 | ワイン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サフランライスの秋の味覚

2023-10-09 | 料理
ミュンヘン行の燃料は半分入れた。ワイン引き取りに南ワイン街道に出かける途上で最も安いセルフスタンドで40リットル入れた。177,9セントだったので残りを満タンにする時には下回ることはない。その間に20kmも走らないので足しにはなるだろう。

幸いなことに来週の天候は落ち着いて秋日和になりそうだ。衣装も夏に着ていたものに若干下着などに工夫すれば足りる。駐車場を工事しているというので早めに入庫しなければいけないようだ。それでも停められれば助かる。

今朝は一番冷えた。摂氏一桁で流石に走りに出かけるのにフリースのチョッキを着て、羽織るものが必要だった。天気が良いので裸で走れるが、汗はあまり掻かなかった。

長袖シャツは週の半ばから着るようになって、その上に白衣となっている。足元も冷たくなってきたのでサンダルからスリッパに替えた。長袖になると厨房で袖が汚れるので長袖割烹着が必要になる。購入する実験室用白衣は決めてあるが、なにと一緒に発注するか。やはり窓拭き用のスプレーか。

窓拭きもこの二週間ぐらいで計画をしたい。寒くなってくると陽射し頼りとなる。冬タイヤのこともあるので初雪予想を調べた。今迄の統計から最も早くて2012年の十月末の里雪らしいが、十一月第二週までは雪道を走る状況にはないと判断した。その後はどうしてもというのはないので慌てないでいいだろう。拠って不凍液もその後でよく、冬籠りも上手く行けばそれ以降にまで伸ばせると思う。

それでも窓を閉めるようになるとノートブックのファンが気になるようになってきた。そこで最も甚だしく負担の大きいエッジブロウザーを使わないようにした。その代わり再びOperaに戻ることにした。これをクロームのサブとして使う。普段はそれを使っておくということだ。アドストッパーも標準で入っているので使いやすくなっている感じだ。

エンジンオイルは残っている300㏄程をミュンヘン行前に入れておけば戻って来てもかつかつにはならないだろうが、十一月第二週までにまた1000kmほど余分に走るので、再び1リットル補充しなければいけない。月末の発注でいいだろうか。

すると今回はまとめで配送料を浮かすためにマイクロファイザーの皿拭きを購入してみようかと思う。大抵は手洗いでも籠で乾かしておくので必要もないのだが、やはりワイングラスなどは拭いたい時もあり、急いで水気を拭き取ることも少なくない。

先日の杏子茸をバスマッティのサフランライスにしたのは悪くなかった。ワインも若いので力があったので、いい味の均衡が楽しめた。鶏もオリーヴオイルマリネ―だったが、リースリングを壊さなかった。オリーヴオイルもグリルにしてしまうとニュートラルである。安物米が値上がりしたので、リゾットやバスマッティにタイ米などを上手に使っていくことで、麺に頼らずに食を維持できる。やはりジャガイモが価格安定していることが大きな安定感となっている。因みに米は前日のワインソース仕込みの貝のブイヨンで炊いた。



参照:
若年寄りも結構使える 2021-08-06 | ワイン
蝙蝠食べるジキル博士 2020-02-01 | 生活
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あまりに素朴な田舎の味

2023-09-28 | 料理
ベルリンのオペラ劇場の次期音楽監督が決まった。予定の指揮者パパーノの調印発表が遅れていたのでおかしいと思ったのだが、結局ベルリン出身のティーレマンとなった。既にの公職追放並みに前連邦文化大臣からも叱責を受けていたので、継承はないと思われていた。しかし国立歌劇場は州の管轄のようで、連邦政府が関係しないのは嘗てのベルリナーフィルハーモニカーがそうであった時と同じである。そしてその担当者はアフリカ系ドイツ人のユニヴァーサルレーベルのマネージャーがこの間にその任についていた。以前は左翼党の管轄だったので、状況が変わっていたのだった。しかし最終的には来年同じように就任する新支配人に決裁権があって、彼女とそして州の書記官の女性が今回の契約にあたったとされる。そこで給与から職務迄がんじがらめにして発表に至ったらしい。

やはり大きな選考理由には集客性があるとされていて、当然のことながら専門にしているヴァ―クナーやシュトラウスなどの新制作が為されるのだろう。それによってバイロイトの方で新たな動きとなれば喜ばしいことである。要するにベルリンは地方の小規模の劇場として継承されることになる ― 実際に嘗てティーレマンが西側のドイツェオパーベルリンを辞める背景にはバロックオペラ座にする予定だった国立劇場にバレンボイム音楽監督が就任して予算を集中させたことがあった。

既にベルリンでのイムプレッションは纏めているが、そのティーレマンもインタヴューで尋ねられるように東ベルリン風の田舎臭さが顕著で、まさしく現在の首都ベルリンの冴えない感じを体現することになる。他の芸術に関しては言えないのだが、少なくとも芸術音楽に関してはベルリンのフィルハーモニーも残念な事であり、地方都市の一つでしかないだろう。

次回は一月に再訪する予定であるのだが、パンコウ郊外に宿を入れてある。ミッテからは15分ほどであるが、そこに車を停めておいてパークアンドライドするのもいいのかもしれない。どちらにしても宿がベルリンの北側になるのでこちらからは一時間以上長くかかるだろう。時間があればベルリンに入る前に今迄夜行フェリーでしか知らない北海を見てくるのもあり得るかと思っている。先日泊まったポツダムの南の村の人は景色は綺麗だけど何もないと話していた。海まで出ないと意味はなさそうだ。

そこの宿で土曜日は晩に備えてブランチとした。既に開けた煮凝り化していたアイスバインの缶詰にインゲン豆を合わせた。本当はザウワークラウト化したマメを使うようだが暖かければ煮凝りが溶け出す。それで十分で煮凝りに煮込んである脚其の儘の皮を上手くナイフで切ってやれば小さく盛り付けられる。

故コール首相こうした食し方を何処で学んだのかは知れないが、恐らく家庭でアイスバインをグリルして保存しておくというような食生活があったのかもしれない。彼の母親の世代とすると若くても20世紀初頭が恐らく19世紀の女性なのだろうから、こうして一度焼いたような食料を何日にも別けて食するというような知恵があったのだろう。

そしてその素材純粋の味わいは、これまた煮豚に負けない程にニュートラルな味のリースリングに最高の食事となった。残念ながら昼なのでアルコール無しで楽しめた味覚であるから間違いない。



参照:
漆黒の闇があったから 2023-09-15 | 歴史・時事
故コール元首相のご愛好 2023-09-14 | 生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする