Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

否応なく使うただ券

2024-08-24 | 
シーズン初日である。19時前から中継が始まるので、それまでに用事を終えておかないといけない。今回はやはりDCHの中継もオンタイムで観たい。とても細かな仕事が要求されると同時に大きなアーチで圧倒的なフィナーレを迎えるかどうかは必ずしも成功は約束されていないからだ。どの程度の成果が初日からなされるか。

当地の一時間遅れで実況中継するラディオ局では公演を前に支配人のインタヴューが朝から流れたいたが、どうももう一度通し演奏があるらしかった。ブルックナー交響曲五番は年内に何度も演奏する為にペトレンコのやることははっきりと分かっていると練習風景を観ての話しだった。

本日、日曜日のザルツブルク、そして水曜日のルツェルン、土曜日のロンドンと同じプうログラムが演奏されて、9月13日、14日にとベルリンでもう一度演奏される。漸く五年目にしてベルリンでペトレンコ指揮ベルリナーフィルハーモニカーの本領が発揮されることとなるだろう。

さて、否応なくただ券を使うことになる。9月15日までに溶かさなければいけない三日分があるので、先ずは48時間分を使い、同時にもう一つのプログラムである「我が祖国」のアーカイヴを観る。お勉強期間は土曜日、日曜日、月曜日、火曜日の四日間なので、週末にこの二曲の演奏をざっと吟味して、残り二日で重点的にとなるだろうか。

その次はアーカイヴ化されるのを待つ。来週水曜日頃にアーカイヴ化されれば、二枚目のただ券をとかして、往路でそれを流しながら車を走らせられる。勿論「我が祖国」も旅行中に流せる。水曜日に間に合なかったら、使わないで9月に集中して使える。

幸いなことにここ暫くの燃料の料金は10セントほど落ちていて、70リットル入れると7ユーロ違う。会場でのプログラムとコーヒーぐらいは出る。来週明けに満タンにするように廉い時に入れたい。

その他では月曜に走りに出かける以外は余り車を動かさないで済むのかどうか。6月のヴュルツブルク以来の遠乗りとなるので、少し緊張する。

気温が再び上がって摂氏30度を越えようとしているのだが、時間が許せば中継前に走って来て、涼めるか。すると土曜日の朝はゆっくり出来るので、ブルックナーの五番のお勉強に間違いなく時間を費やせる。

旅行準備も兼ねて洗濯機を回せば僅かばかりの荷造りも叶おう。当日にゆっくりと早めに出ようとすれば、週明けに仕事を片付けられる。幸い月内は天候が安定しているようで、ルツェルンも週末明けまで降るようだが、その後は心配が要らない晴天となる。薄い軽快な服装で出かけられる方がやはり楽である。



参照:
独り立ちできない声部 2024-08-23 | 雑感
涼しい森を想う夕刻 2024-08-22 | 生活
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視界を秋へと拓く

2024-08-19 | 
冷えて来た。朝夕は摂氏15度を切るようになり、一桁に近づいて来る。そうなると半袖では寒くなる。夏のパジャマの買い時でもある。旅行には何を持って行けばよいか分かった。毎年あまり変わらないがすっかり忘れている。部屋着も膝までがいる。靴下も欲しくなる。天気が回復すればまた摂氏30度に近づくが、それはもう超えない。白衣を洗濯したのはベストの機会だった。

窓を一切締めて、一度折りたたんで片付ける心算でいた白衣を羽織らないといけなくなった。雨は火曜日のみで、その後は晴れて朝晩の温度差が大きくなる。木曜日頃を目途に乾いた岩肌を目指す。

するとルツェルンでの衣装もイメージし易くなってくる。それほど暑くはないが、大した席でもないので簡単に済ましておくのも一つだ。すると靴をどのように合わせるかも考える。今回は両日とも休憩がないのも特徴で、前プログラムぐらいである。すると二日目は早く宿に戻れるので、買い物も初日に済ましておいた方がおいいかもしれない。翌朝のパン屋の朝食の為の買い物とワインとなる。

「我が祖国」のお国ものの演奏を観聴きした。N饗でもいお馴染みのヴァツラフ・ノイマンとその前のチェコフィルの指揮者カレル・アンチェルル指揮の演奏でである。特に興味深かったのはノイマンの練習風景と本番の映像で、チェコ語は分からないが、結構重要な話をしている。特に耳についたのが、本来は祝祭的なポルカの扱いである。そのボヘミアの森と平野の中で描かれるのだが、ポルカの根源は圧政に苦しむポーランドを思ってのボヘミアの舞曲ともあるが、スラヴのそれへの連帯は間違いがない。それが示されるとなる。

ノイマン指揮はその話にもあるように素晴らしいと思うのだが、後年にデジタル録音されたライヴなどは聴くに堪えない演奏で、今でもチェコフィルの悪い印象は当時の壊れた様な楽器のその音と技量に源があるのだろう。ドイツでもゲヴァントハウス管弦楽団などをトレーニングしていた指揮者である。それに比較してその前任者の指揮はとても興味深い。とても上手に管弦楽団に演奏させていて、明らかに成功している。

ブルックナーのF-Dur, スメタナのg‐Mollなど調べることが沢山ある。ブルックナ―の方の参考録音はこれといったものはあまり見当たらないが、スメタナの方はDCHのアーカイヴにあるものを観ていないので出かける前に聴くのと、また土曜日に中継されるものが旅行中に観れるかどうかなど考えなければいけない。

先日片付けた筈の昨シーズンのプログラム類が寝室の机を占領して仕舞ていて、最終的整頓がされていない。新シーズンまでに収まる所に収まるか。その後の窓掃除や秋以降の生活を考えると、覚束ない。税務書類整理など会計関係も整えておかないと先に進みにく。整理整頓はそれだけでしかないのだが、やはり大きくは日常生活を越えて人生に関わっているとしか思われない。PC自体がまだ片付いていない。



参照:
シュヴァ―ルテンマーゲンS 2024-08-18 | 料理
夕方に雹が降った翌日 2024-08-15 | 生活 
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一晩の一種の夏バテ

2024-08-13 | 
日曜日は暑かった。午後になるとそれなりに気温が上がる。まだ陽射しが強い。夕刻も日没までは急激な気温低下は期待できない。それでも19時過ぎには窓を開けて外気で暮らせるようになる。

前夜に開けたブラウワージルファーナ―を愉しむ。ステーキを焼くからであったが、もう一年寝かせる心算が既に二本目で、やはりリースリングとは異なる料理への合わせ易さがこころいい。アルコールも12%あるのに重さが全くないのも特徴だ。それでも通常のヴァイスアージルファーナ―に比較すると色も濃く味があるので冷やしても水っぽくならない。そして清涼感もある。特にこの醸造所がマイスターのシュヴァルツのところで修業したステンレス醸造に長けているための清潔感が夏に嬉しい。

ステーキにはプファルツ風の玉葱ソーズとしたが、これが全く嫌味にならない。素材の無いところでの簡単な食事で、そのソースでヌードルも食せた。これで週明けからの暑さに備えるとしたのだが、夜中に窓を薄く開けておくとやはり若干寝つきが悪く、神経がふらふらとなる。一種の夏バテである、一夜でなる。

妙に腹が空く感じも冷たい飲み物で代謝が違ってきているのだろう。以前は夏の間どんどん冷やしていたのだが、この夏はまだ数回目で、今週中盤で終わる筈だ。それでもやはり堪える。ビールの場合はやはり酵母が入っていて、炭酸もありで身体に優しいようだ。少なくとも利尿作用だけでなく活発化させるアルコールの効果がある。紅茶を冷やしていたがハーブに切り替えて、どうしてもカフェインも入っておらず水分の吸収の仕方が違うらしい。

アルコールの場合は食欲増進もあるが水の場合は胃液を薄めるだけなのも具合が悪いかもしれない。最も胃腸に優れているのは白ワインで、これは疑いようがない。量を抑えればやはり百薬の長であると信じるに足りる。

ワインの経験は、全てこのアルコール摂取量を抑えるということ費やしたかもしれない。そこで思うのはやはり今後の試飲会での酒気帯び運転への自己規制であろう。新たな車は居眠り防止の監視機構はついているようだが、眼球の動きで酔いにも警告が為されるかもしれない。必要な場合の宿泊ともう一つはトランクでの仮眠の準備の常設で危険性は減らせるだろうか。数時間ぐっすり眠れる環境が容易に設定可能かどうか。

そのような天候の為にまた蚊に刺された。線香への火付きが悪くて刺された。寝室ではしっかりつけたので無事であった。蒸し暑くなってきたので、室内でも暑くなったが、来週からは涼しくなる。

夏のパジャマに一つがそろそろ駄目になって来た。来年に備えて処分セールでいいものが探せるか。小さめのサイズに安売りが多くて購入したがやはり52のL以上でないと腰回りが辛い。今のうちに安売りを購入しておけば、まだ秋にも腕を通す可能性もあり、まだ来年は新品に近い。古いものは穴が開き出せばそれで終わりとなる。



参照:
ボックスボイテルの夕食 2024-06-25 | ワイン
夏至の週末のお愉しみ 2024-06-23 | 料理
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刻まれる夏の想い出

2024-08-12 | 
土曜日の朝写真を撮った。タイヤの溝を測る時だ。谷の駐車場では陽射しの関係で撮り難かったので、フォルストのグランクリュ地所ペッヒシュタインの一角に止めて撮った。天皇家にベルリンの日本大使館から献上されているバッサーマンヨルダン醸造所の地所である。嘗てはその歴史と共にそれだけの価値があったのだが、身売りしてからはやはり没落した。宮中晩餐などで味を覚えた元最高裁判事などが買い付けに訪れていたのも昔話だろう。

序に葡萄の様子を見ると、状態の悪い古い幹に貧弱な実りしかなかった。収穫量を落とすのはグローセスゲヴェックスとしての条件でもあるのだが、それはただ実りが悪いとしか思われない。固く不揃いの粒から真面なリースリングとならないのは我々は観るだけで分かる。

それ以前に葉も落とされておらず手が全く掛かっていない地所の下草も甚だしい。オーナーが変わって暫くは真面だったのだが、落ちるところまで落ちたという感じだ。あれだけの規模の独有数の名門となると少々の投資では一朝一夜には回復しない。他人事ながら全体の環境に影響が大きいのでとても気になる所である。

チェリビダッケ指揮ブルックナー五番のYouTubeを流した。朝から眠くなった。カセットに録ってある1986年9月24日の演奏とは異なっていて、これはその前年のミュンヘンでの録画。管も重ねられていて、記憶通りに特に緩徐楽章では遅いテムポで進むが、思っていたよりも指揮者の狙いもよく分かった。但し大きなマクロの流れが見え難いのはいつものこの指揮者特徴かもしれない。テムポが遅いだけに拡大されてゆっくり練習するかのようにその音の断面が見えるということでは成功していて、対位法的な扱いでオルガンの様に出てくる響も分析的に聴こえる。
Bruckner - Symphony No 5 - Celibidache, Munich Philharmonic (1985)


上の日付で初めて気が付いたのは、あのカラヤンが完売していた第九を指揮して日程を消化できずにキャンセルした音楽週間で、チェリビダッケがシチェドリン自作自演の「カルメン」が終わって一人スタンディングオヴェーションした背景には、その後の公演指揮があったのだと初めて今回気が付いた。当時も上の演奏会のことは全く眼に入っていなかった。何故だかはよく思い出せない。

ミクロのところではこの指揮者の意図は見えてくるのだが、全体への視野が欠けている。ということでお勉強用にはなったが、使える参考音源がどうかは疑問。しかし、細部に拘ればしっかりそこに意味が浮かんでくることは分かった。

夕刻も乾燥して来て、空気が軽くなって、日暮れまでの一時間ほどの気持ちよさは珍しかった。多くの隣人が外に出て来て話し声がしたりするのでそのことが確認された。夏はやはり暑く、夜中も湿気で気温が低下しない時も少なくないので、今夏のこの快適さは今迄も経験のないぐらいのもので、日曜日朝の爽やかさも喜ばしかった。

週明けからの夕立が来るまでの暑さに備えて、今のうちに火を使っての食事をしておこうと思う。現在までのところ冷たい飲み物も余り摂っておらず、胃腸の調子も悪くない。それだけで少しでも自身のタフさを感じられる。



参照:
覗き込む深い溝 2024-08-11 | 雑感
少しづつ見えてきた今日 2024-08-09 | 雑感
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目覚良いブルーマンディ

2024-07-09 | 
久しぶりに気持ちよく目が覚めた。特段これといった原因はない筈だが、月曜日に目覚めが良かったのは記憶にない。なるほど天候は晴れて、そして清々しかった。心理的に取り分け清々しい背景もなかった。ベットでのタブレットの使用も少なかったとはいえ全く使ていない訳でもなかった。ベットに入ったのが若干早かったのと、珍しく日曜日に飲酒しなかったことが大きいかもしれない。ワインの瓶をと取って来ていなかったからだ。やはり地下に入れておくと態々取りに行くには口実が要る。

タブレットで見ていたのはハイデルベルクの秋の音楽祭の売り出しがあったからだ。小さな秋のアルテアウラでの九つほどの催し物で、こじんまりとしたものだが、今迄の常連がついてきているので、それなりの集客力がある。先ずは定期会員を集っていて安く出ていたのだが、もう一つ行くとしてもポルノピアニストの妹のリサイタルぐらいで、お姉さんを見に行くのでもなく芸術的な価値は皆無だった。その他も有名なピアノトリオとかサローン以上の価値はなかった。正直プログラミングに全く芸術的なコンセプトを見出せない。

それでも初日にフランソワ・ルル―のオーボエリサイタルは興味を引いた。最近は奥さんのリサ・バティシュヴィリとミュンヘンからベルリンに移ったのだが、ハイデルベルクには初登場となる。友人らとは何度も話題になる演奏家なのだが、実は生で聴いた記憶がない。少なくともソナタ演奏は聴いていない。そこでこの機会に小さな会場で是非ということになった。レパートリーによってはやはり現在の第一人者という印象はある。ある程度の年齢なので、技術的に頂点にはいないのだろうが、少なくともソロリサイタルをやっているうちにということである。

入場料も最高額が52ユーロで、最低が20ユーロなので、それだけのギャラを取っているということでしかないだろう。適当な価格でと思っていたが、開始時刻を過ぎてから出て来たのは限られた自由席枠だけで、大して良い席はなかった。完売しそうで、如何にこの音楽祭が十年以上の時を経て定着してきていることも分かる。大学での開催乍その客層はそれほど若くと高年齢でもなく、ハイデルベルクの通常の聴衆という感じはある。様々な催しものではやはりマンハイムのそれとは異なって、若干インテリ層は多いかという程度で、姉妹都市のケムブリッジなどの聴衆ともに通っている。勿論予算の中で一番よさそうな席で手を打っておいた。それで充分だと思う。

フランス物プログラムで、殆ど聴いたことのない作品も入っているので楽しみである。九月の末はそこからフランクフルトでのバムベルク交響楽団、クロンベルクでの演奏会と三つほどが続いて、秋のシーズンに入る。今秋は車のことがあるので出来る限り出かけないようにしてあるのだが、なんとか最後まで無事走って欲しいと思うのみである。

目覚めがいいことと、眼精疲労とは関係性がある。目覚めがいいという時はやはり眼の調子もよい。明日あたりから夏日和となるので、そろそろ髪結いの夏休みを聴いておいて、一番都合の良い時に散髪としたい。そこで寝具も夏物とすれば、盛夏もそれで無事終えれるか。



参照:
しっとりとした旧市街風景 2024-03-17 | アウトドーア・環境
声が聞こえる大きな手 2024-04-13 | 音
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夏至を越えての一雨

2024-06-22 | 
本年は夜中に雨が降った。しかし野外で最後まで気持ちよく飲めていたのはよかった。午後4時頃から試飲もしていたので、久しぶりにアルコール量も上がった。その試飲もとても成果が上がった。現在の醸造主任になってから最高の出来だった。何年かの年度が良かったのではなく、その技がものになってきたからだ。

比較で音楽監督ペトレンコを引き合いに出すと、「三部作」あたりから自由自在に成って来たその感じに強い。つまり狙っている通りの成果を出して来ているということで、とても信頼できるようになってきた。今後の購買も若干力点を入れれるようになると思う。

グーツリースリングからグランクリュまで選択で比較試飲したのだが、今迄は一度も成功していなかったレゼルヴにおける四年間の酵母への接触での酵母臭零の出来合いは見事というしかなかった。2023年産レッヒべッへルと2018年ゴールトベッヒャルの比較は瞠目で、その瓶熟成の色に拘わらずの新鮮さは驚きだった。後者の土壌からこれだけ出来上がったリースリングを為したことだけでその醸造の腕を賞賛せざるを得ない。

なぜならば何本かギフト用に購入してまさかここ迄出来上がってしまうワインとは思わなかったからである。

味筋としてはダイデスハイムのヴィラージュの良さは、プリミエクリュ化を準備ししているヘアゴットザッカーやモイスヘーレそしてカルクオフェンの地所からのそれが、特に最後の火付け石のスパイシーさはヴェトナム料理や場合によれば豆板醤にも合いそうで、そのような料理で楽しみたい人には御誂え向けだった。そしてヴィラージュ本来の品がエレガント。

テラスでの試飲は暑くもなく、一方にオペラ劇場を望みながら英国庭園が目前に広がる風景は気持ちよかった。ドイツのグライボーン音楽祭を目指したのだが、やはりしっかりした芸術監督がいなかったのが成功にならなかったのだろう。

そしてフォルストのヴィラージュも2023年産で各地で話題になった還元臭もとても上手な処理となっていた。要するに亜硫酸臭には全く結びつかずに、決して否定的な要素とはなっていなかった。しかしながらそれによって濃くのあるリースリングとして飲んで仕舞うと、通常の瓶熟成を待たないことになる。

どのワインをどのように開けていくかの判断は全く個人的な需要に準拠するので、最もその素養のポテンシャルを活かした飲み方にしたいものである。

ワインを収めてから引き続き食事に向かった。いつものガーデンレストランは閉まっていたので、近くのダイデスハイムの農協の貸しているレストランで食した。現在のキッチンは初めてかもしれないが、思ったよりも遥かに良かった。久しぶりにこれだけ美味いビーフを杏子茸ソースで食した。30ユーロ程の価格で腹いっぱいになって、カベルネソーヴィニオンも飲めた。なるほど腹にガスがたまって厳しかったかもしれないが、原因はヴュルツブルクから帰宅後にコーヒーの為に生ミルクを入れられなかったことが胃腸を弱らしていたのだろう。


その後各国の元首がヘルムートコールににって招かれたダイデスハイマーホーフのテラスでビール一杯だけでも夏至が暮れていくのを楽しんだ。



参照:
フランケン葡萄処漫遊記 2024-06-21 | 試飲百景
栄養満点のフルーツパン 2023-12-27 | 暦
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ワイン祭り避難計画2024年

2024-05-26 | 
ワイン祭りの交通規制が明らかになった。ざっと、いつかの酷い状況はなくて、スタンドも城への登り口付近に集まっている。よって市役所前広場での駐車証明書が入っている。つまり騒音も大分落ちる。それでも何日もそのようなところでは過せない、折角素晴らしい週末が一つは潰れる。

基本は夕方17時若しくは15時から車が出せなくなる。しかし今回は午前2時とか月曜日の零時半以降は通行が可能となる。

つまり、日曜日のバーゼル行は当日の10時までに出発して仕舞えば問題がない。道路の掃除が8時迄には終るのでその間に出発となる。夜中に帰宅すれば戻れたかもしれないが、一泊してくるのも悪くはない。

また、金曜日にミュンヘンに向かうのも全く問題がない。帰宅する月曜日の7時過ぎには平常化している。

バーゼル行の前にシュヴァルツヴァルトの友人のところに立ち寄るのもいいかもしれない。催し物は19時始まりなので、早めに出て、15時迄にチェックインすればよい。昼食をしっかりできる。

ミュンヘンへはインゴルシュタットの手前で15時チェックインなので3時間半以上を見込む。遅くとも11時前に出れればよいか。

大きな誤算は旅行の目的であったヴェルサーメスト指揮の「家庭交響曲」が指揮者病気治療でキャンセルされたことで、お馴染みの便利屋指揮者が代わるので、前半の皇帝交響曲を10ユーロで聴いてこようと思う。ルツェルンで220フランケンもぶんどられたので今後一切と思ったのだが便利屋は何処にでも登場するゴキブリのようなものだ。なによりも主席がラトルになって状態が良くなっている楽団を、ヘラクレスザールの理想的な音響で、そしてコロナ期間中にキャンセルになったピアニストをを聴いて来る。もうそれ以上は我慢できない。

宿まではまた100kmを一時間程走らなければいけないが、これは一日の走行としても許容限度だろう。翌日は180km程を2時間ほどかけて走る。チェックアウトが10時で17時なので、現地のヴュルツブルクで昼食になるだろう。早く着けば一杯飲めるだろ。

そして翌日はゆっくりと日曜日でも開いている醸造所で試飲をする。フランケンは石灰土壌なので本格的な試飲は避けてきた。薄っぺらいリースリングしか出来ないからである。しかしミュンヘンのダルマイヤーで物色してシルファーナーなど味わううちに、リースリングでは物足りなくてもそれなりにいいワインを探せることが分かった。四半世紀前に走った時は田舎の醸造所で適当なものを所望したので、本当にいいものは購入できなかったからだ。

それで日曜日も10時チェックアウトなので、ロマンティック街道沿いのアウトバーンをゆっくり戻ってきたらワイン祭りは完全に終わっている。車が最後まで動くかどうかだけの問題である。



参照:
新調する前に充電池を 2024-04-30 | 生活
祭りの交通規制を確認 2023-06-07 | 生活
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聖金曜日からの不信感

2024-03-31 | 
新制作「エレクトラ」である。後にも先にもここで準備しておかないと万事休すとなる。まだ何が出来ていないか?問題点のある所の楽譜を点検することもあるが、それは指揮者をはじめ映像制作プロデューサーらに指摘されて修正される。客席で確認することはそこではない。

音楽的に確認しておくことは、最初のモノローグ、妹とのデュオ、母親との絡み、オレストの死、オレストの登場、オレストとエレクトラの絡みの音楽的内容をもう一度確認したい。

一週間経って流石に疲れたので、先ずはゆっくり食事をしてぐっすりと眠って当日の朝からにしたい。夏時間で一時間損をするわけだが、重要なのは深い眠りだ。実は聖金曜日から土曜日にかけてあまりいい気持にならなかった。ちょっとした不信感とかそういう否定的な気持ちが強かった。朝も雨が降っていて天気が回復して初めて10時頃に走れた。それで復活祭明けまでのノルマを果たしたので、あとはゆったりした気持ちでとなる。

例年ならば復活祭で衣装も変わる所なのだが日曜日は摂氏20度ほどになるとしても翌月曜はまた冷えそうなので、其の儘誤魔化そうかとも思う。次回のハイデルベルク訪問にはまだ一週間以上あってそこも考えものである。

最大の問題は日曜日に21時頃に帰宅して最終日は11時始まりなので、遅くとも10時に入る為には9時に出かけなければいけない事である。適当に夜食で早寝しなければいけない。要するに最終日に準備する時間が車中しかない。車中は耳しか働かせない。

両日ともに最終日に席替えをしようかとも思うのだが、これという潜り込みやすい席が空いていない。結構売れているということでもある。初日だけは空きがあったが、その後は移動するほどの余地は全くなかった。

ベルリンなどでも既にコロナ前に戻っているということで、確かにバーデンバーデンでも幅広い聴衆が戻ってきているという印象はある。そして来年でベルリナーフィルハーモニカーは最後となるのだが、最初は指揮者ペトレンコとフィルハーモニカーがラトル時代同様に半々ぐらいの喝采を受けていたのが今は完全にペトレンコへの喝采に変わってきている。ある意味、エンゲル指揮の管弦楽団と同様に指揮者の方が喝采を受けるというのは当然なのかもしれないがラトル指揮時代は一度もそうはならなかった。実力通りということになる。一般聴衆というのは決して馬鹿ではないのだ。

そういえば「エレクトラ」のプログラムもまだ目を通していない。何故だかはよく分からないが、結構忙しかったからだ。そういうのは旅行で完全にヴァカンスになっているとそういうことにはならないのだが、自宅との間を通うと往復に二時間、そして平素の時間で結構きつきつになる。これももうあと一年のみだ。燃料も二往復分は入れた。現金も必要な分は下した。あとは二日分のお勉強をなんとか敢行するのみである。



参照:
日常茶飯に出合う芸術祭 2022-04-17 | 文化一般
似た様な感覚の人々 2018-04-02 | 暦
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四旬節も終盤へと

2024-03-16 | 
保守的なオーストリアの形式である。ザルツブルク音楽祭の芸術監督がまだ辞任するとは表明していないのだが、形式的に次期の監督への応募を募っている。指揮者のメストなどと並んで、シュトッツガルトのショーナーやスカラ座を辞めるメイヤーとミュンヘンのドルニーも応募した様である。

ショーナーも受けるとは思われないが、ドルニー体制の任期が2026年までになっていて、まだ延長されていないことからの圧力ともされる。たとえ師匠のモルティエが成功していたとしてもこうした革新的な人たちがそこでやれることは限られている。

それでも2025年以降契約延長されていないカタリーナ・ヴァ―クナーも既にそれ以降の計画の必要があってなされていることから後手に回っている。背景はよく分からないながらも、バイロイト、春夏のザルツブルク、そしてミュンヘンやスカラ座などは関連して着ていることは明らかで、バッハラーだけでなく、そこのドルニーやショーナーなの名前が挙がってくることはとても喜ばしい。一番期待したいのはバイロイトである。

さて、バーデンバーデンでの舞台稽古が始まった。一週間前の開幕を前に既に最初の稽古は終えていて、みっちりとした集中的な練習が繰り広げられているのだろう。昨年の「影のない女」に比較すれば容易く仕上げられる反面、演奏時間も短く飛び切りと決定的な演奏となる筈だ。

歌手陣に心配はいらないが、演出が上手く行くのかどうか。稽古写真を見ると独伝統的楽器配置を採用していて、ペトレンコ指揮のオペラでも「マイスタージンガー」に続くとても異例の配置である。それゆえに一番端にコンツェルトマイスターリンのサライカが座っているのだが、実際は内側のダイシンがリードするのかどうか分からない。もし彼女が受け持つとすればとてもしなやかな演奏となることだろう。

女性が主役の出しものの方が多いので、もっと多くの楽劇が女性のリードでなされた方が良い。同時にそこで期待したいのは、ブラームㇲを日本での公演とは違ってダイシンが受け持つとなればより硬質の交響曲四番となる筈である。

兎も角あと一週間で、その前の総稽古から録音されてカメラが回されるだろう。そして三回の公演から編集して、四月にラディオ全国放送される。映像は昨年同様に夏以降にTVで放映される。それ以外にブラームスの公演の録音が為されると良いと思うがさてどうなるか。そしてDCHでは日本で放映された11月の公演がハイレゾでアーカイヴされた。券を購入して公演前にもう一度しっかり観ておかなければいけない。

肉屋ではこの季節に合わせて、ヴィーガンのモッツァレッラの玉のペスト和えを売っていた。チーズも買いそこなっていたので、価格も4ユーロもせずに結構入っていたので購入した。ペストの臭みや後味はあるのだが、滋養強壮で良さそうで愉しめる。

食事やアルコールを節制していてもそれほど痩せる気配はない。やはり暖かくなると服装だけでなくて、消費するカロリーが可也減少するのだと思う。もう一息である。来週散髪をするのかどうか、考えどころだ。摂氏17度近くになると行かざるを得ないだろう。予約がとれるか。
Nina Stemme als Elektra | Osterfestspiele 2024

Kostümbild | Osterfestspiele 2024




参照:
総合評価8.6以上の価値 2024-02-22 | 文化一般
ヴィーンでの家庭騒乱 2024-02-20 | 音
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夕方から初日生中継

2024-03-10 | 
前日ほどではなくても花冷えだった。しかし陽射しがあるので、気持ちも全く異なる。何よりも街道のアーモンドを写しておきたかった。今年は教会歴が早いように開花も二週間ほど早かったらしい。やはり早い時の方が陽射しが違って美しさが増す。

さっと走ってから下りて来て、態々街の違う方へと抜けて車のサンルーフから写した。陽の加減などはもう少し早いか、夕方の方が上手く撮れるのだろうが仕方がない。交通量が多くなると写しにくくなる。特にギメルディンゲンのアーモンド開花祭りが始まっているので、交通量に要注意だ。

日曜日の夕方はミュンヘンからの初日の生中継がある。ユダヤ系ソヴィエト人ヴァインベルク作曲のオペラ「乗船の女」でソヴィエトでは上演されずに42年後にブレゲンツ音楽祭で初演された。その内容がアウシュヴィッツの生き残りとその回想を扱っているために、当然のことながら独語圏でも中々初演とはならなかったようである。交響曲などの器楽曲も沢山書いている様であるが、やはり劇場音楽ということで、舞台化が成功する限りその上演の価値はある。

今回は、音楽監督ユロウスキーがそのショスタコーヴィッチ家との関係などから取り上げることになった様である。ヴァインベルク自体がショスタコーヴィッチに全て先に意見を求めていたりその反対の関係があったようだ。

演出は昨年もベルリンで「メデューサの筏」で大成功していたクラッツァーが行うので、そのインタヴューなどからある程度の話題になることは間違いない。ハムブルクの支配人になるのは来来シーズンからのようで、現在は演出家として大活躍している。ハムブルクの音楽劇場の今後が期待されている。

先週ヴィーンの放送局から再放送番組があったので、「我が祖国」を異なる方法で録音してみた。MP3の192 kbpsを直接VLCで受けて、それを その場でFLACに変換して保存した。つまりネット放送のそのオリジナルの筈なのだが、やはり保存の仕方で音が変わる。通常はクロームブラウザーで受けて、それを再生して、同時にDACに直接送るものをアップサムプリングで録音する。直接波のm3uとの差異が必ずしもPCの回路によるものとは言えないのは保存法でも変わることでも分かる。MP3で保存したわけでもないのにその個性が強くなって、音の出し方の変換圧縮がまるでノイズリダクションシステムのように働いてMP3らしく響くようになって苦になる。放送自体はAAC圧縮方式のも使うところもあるので必ずしもMP3だけではない。可逆的な圧縮のFLACで保存してもファイルは結構な大きさになる。旅行先ではそれで録音しておいてもいいようには思うが、タイマーの効くソフトを探しておかないといけない。

自宅では直接波を録音しておけばPCの種類によっての差が殆ど出ないので、序に今後は実験を兼ねて、MP3でも録音しておこうかと思う。結局アップサムプリングで保存しておかないと、耳苦しい感じがするのは仕方ない。すると無圧縮で録音しているのとファイルの大きさがあまり変わらなくなってくるだろう。



参照:
異議申し立てを提出 2024-02-16 | アウトドーア・環境
積雪前の夕刻の開花景色 2023-03-13 | 暦
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バレンタインのご挨拶

2024-02-15 | 
1月の暖房消費の数字が出ている。ヒーターはなんと一年前より168%増となっているが信じられない。そして平均値よりもまだ低く、12月よりも30%増程度だ。確かに昨年1月は異常に少なかった。信憑性も若干揺らぐのだが、なるほど昨年は籠り部屋で暖房が効かない状況があったようだ。その分お湯は昨年比で40%減っている。風呂を控えられたからだろう。お湯の方が捨てるだけなのでやはり高くつくだろう。

厨房の蛇口のフィルターを交換したのは昨年6月なので、若干影響するかもしれない。暖かくなったので早速ヒーターを一つ締めた。2月後半は消費がぐっと減る筈だ。それで200kWhでも減らせれば最終的にはなんとかなるか。風呂は月に一回ぐらいに抑えたい。なによりも陽射しが射し込むようになればヒーターを早めに切れるようになる。1月はヒーターを入れても寒かったのも事実。

夜間にトイレに行くようになった。原因はと考えると布団だけでベットカヴァーを外すようになってからだ。軽くなるので寝やすいと思っていたが、冷えて体に巻き付けるぐらいになると結局睡眠が邪魔される。なかなか調整が難しい。部屋を暖かくすれば今度は脳細胞の休止に悪影響を及ぼす。住環境を整えるのは意外に難しい。

いつものパン屋でバレンタインの菓子を購入した。ココナッツが焼き込まれていたりで美味い。これだけでは足りないので、ワイン街道に初開花したアーモンドの写真を撮りに行こうと思うが、昨日と異なり陽射しがない。

ここらあたりで様子窺いに一寸グリーティングでもしておくかな。曇天でもいい写真撮れるか、試してみないといけない。

水曜日から始まり金曜日にベルリンから中継があるプログラムで、ヴィーンへそしてハムブルクで演奏会が催される。それが終わると愈々復活祭の練習が始まる。こちらもぼちぼちと準備をしておかないといけないのかもしれない。前半のシマノフスキ―のヴァイオリン協奏曲はバテアィアシュヴィリを迎えての演奏となるのだが、復活祭ではシベリウスとなっていて、これは別途練習することになるのだろう。なぜブラームス交響曲四番の前にシマノフスキ―にしなかったのかはよく分からない。

1月の「ヤコブの梯子」も、アーカイヴになってからと思って、放ってあるので、この辺りで纏めておかないと次に繋がらなくなる。ブラームス交響曲と「エレクトラ」の準備もあって、少しづつでも心の準備をつけておきたいところである。

その前に事故や新車の件なども片付けておかなければいけないこともある。一年前もガタガタしていたことを考えれば、今は昨夏に続いて溝落ちから背中へと傷むのもそれだけのストレスが掛かっているということでしかない。

まあ、兎に角、天気が悪くなる前に簡単に走ってこよう。それで胃腸の調子も少しよくなるだろう。



参照:
流量をも整えるノズル 2023-06-30 | 生活
有効に生かす好機会 2024-02-14 | 雑感
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栄養満点のフルーツパン

2023-12-27 | 
果物パンは安くなかった。しかしクリスマス中楽しめた。そして栄養満点である。朝食の足しになるだけでなく、赤ワインにも良かった。ステーキ用に開けた2003年産のシュぺートブルグンダーで、今世紀のドイツの赤では指折りの完熟年度である。こうして気候さえよければブルゴーニュに劣らない。バリック三分の一新樽熟成も最早意味のないほどの自然な熟成となっていた。もう少し新樽率が高ければそれなりの深みが出たかもしれないが、食事に素直に楽しめて文句のつけようがなかった。ハーブ香もあり、未だに新鮮味も楽しめた。

壊れたカセットデッキの蓋を開けて調べた。予想通りメインの起動メカニックのVベルトが伸びて仕舞っていた。それを直せば元に戻る。カムなどが折れていないので、交換のベルトを準備すればよい。しかしメカニック部を外さないと交換が難しそうでよく調べてみないと手順が分からない。応急処置としてベルトを切断して短縮して瞬間接着剤で必要なテンションを獲得すれば直ぐに使える様になる筈だ。その為にはベルトを切断しなければいけないので覚悟しなければいけない。そして急いで使う必要がないので、応急処置でしかなく先々の修理の仕方で決断しよう。応急処置でも数年は使えるような気がする。ベルトは表面に傷などもなく経年変化もミニマムで比較的しっかりしている。四十年程使用している。

クリスマスの午前中に走った。腹いっぱい食べ過ぎ飲み過ぎで身体を動かしたかった。雨も止んで、陽が少し射したりした合間に片付けた。車庫に行く前に近所の電気親方オヤジと挨拶、引き返し点から谷に下りてくるときに自転車のオヤジと挨拶、帰って来て車庫入れの時に階下に住む男女ペアーに挨拶で三回も挨拶は結構多い。

日本でも新年の挨拶は面倒で、どちらかというとこちらでの殆ど宗教性のないそれの方が手軽に挨拶できるのだが、クリスマスは若干苦手である。特に明けてからのはなんとなく苦手なのは復活祭の挨拶も同じだが、それよりは少し気軽か。しかしどちらにしても日本の神道のそれが嫌で逃げてきている者にとってはやはり億劫だ。勿論教会にでも行ってしまえば共通認識でなんとも抵抗はないのだが、慣習になっているようなのが一番苦手なのである。

森では夜半からの強風で、寝室にいても被害が出ただろうと思っていたが、林道に一本若木が倒れていて、障害物越を余儀なくされた。流石に走ると快便で、その前に体重計に乗ると74.9㎏と限界域に近づいていたが、心身ともにすっきりした。これならばまた二日目に食べ放題が可能だ。それでも一日は新たなワインも開けることなく空腹気味で就寝する。身体を動かさずに過ぎると心臓にも堪える感じで全然健康的ではない。疲れたためかまた朝が厳しかった。空腹ならば早く起きれると思ったが必ずしもそうはいかなかった。

休み明けから今度は年末年始の準備で、年明けを計画しなければいけない。なんだかんだと忙しい。結局年末年始でゆっくりできるのは限られた時間しかない。以前はこうした祝日時には暇そうなときがあったのだけど何が一番違うかと考えている。これでスキーかどこかに遊びに行こうと思えばどうしても疎かになることも多い。



参照:
南独のもの北独のこと 2011-11-25 | 料理
カロリーだけでなく栄養も 2017-12-12 | 生活
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クリスマスに向けて

2023-12-20 | 
来春の切符を一枚購入した。楽団レシエクルの演奏会で、リゲティの13楽器協奏曲やピアノ協奏曲などをファウストらが演奏するので悪くはないかと思った。何よりも小さなところで良い席が安くがあったので購入しておいた。後半のモーツァルトを捨てても価値があるだろう。抑々この団体は未だ聴いたことが無い。プログラムも興味がなかったからだ。しかしどのような楽器でどのような奏法で演奏するのか興味がある。

実はSWRの次期首席に指揮者ロートが決まったことから、近所での演奏会が増えている。しかしマンハイムでのシェーンベルクの協奏曲は断念した。理由はペトレンコ指揮とは比較に為らないことは分かっているからだ。そして同世代ということで、新しい音楽もエンゲル指揮のプログラムと被る面もあって、どのようなプログラムにしてもペトレンコとエンゲルの間に挟まれて、余程のプログラムでないと期待が出来なくなっている。そういうことで勿論エンゲルのSWR出演機会は減るかもしれないが、バーゼルの楽団にもう少し活躍してもらうと良いかもしれない。エンゲル指揮のバロック楽団はフランスなのでさてどうなのだろうか。

八月に購入したスイスのメルローを開けた。二本目で次にスイスに出かける迄は飲めない。20フランそこそこでボルドーやその他の甘たるいメルローとは異なりナッティな渋みと香ばしさが堪らない。これはスイスのイタリア語地域テッシンにしかない世界一のものだ。来年にでもミラノに出かけるとしたら途中で寄って買付するか。

クリスマスの買い出しが済んだ。いつもの栗ザウマーゲンはこれで取りに行けば問題なく出来る。あとはイヴ用に魚のテリーヌを市で買えるかどうか?その為の現金を下してきた、50ユーロあれば、これで一月の初散髪分も賄えるはずだ。するとそのあとはルクセムブルク、ベルリンに出かける前にもう一度現金を調達しておけば事足りる。

一月のマグデブルクの宿はダブルブッキングになっている。雪の状況がハルツ地方で問題ないと分かれば早めにキャンセルしておきたい。まだ二週間前ぐらいにならないと分からないだろう。明日ぐらいから暖かくなって年明けまでは何とかなりそうだ。

新年第二週にはシカゴ交響楽団の欧州ツアーのプログラムのラディオ中継があって、そして日が明けて演奏会に出かける。そのプログラムのグラスの曲、そしてメンデルスゾーンの「イタリア」、リヒャルトシュトラウスの「イタリアから」をお勉強しておかなければいけない。そしてなによりもシェーンベルク「ヤコブの梯子」である。その間のマーラー三番も見ておかないと、サロネン指揮ロスフィル以降聴いていない。

愈々水曜日は16時からチャリティーコンサートの生中継がある。地元ラディオ局で生ストリーミングもあるらしい。月曜日に情報番組で楽団長のシュテファン・ドールが、催し物のバランスを取る様に苦慮したとあった。そして政党性はないとして、寄付の受付のイスラエルの女性二団体もパレスティナとの間で苦労しながら友好的な関係を築いてきた団体なので間違いないと答えていた。



参照:
人類共生を訴える声明 2023-12-16 | 文化一般
デリケートな差異の吟味 2022-12-28 | 料理
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放射冷却の待降節初日

2023-12-04 | 
谷は摂氏零度だった。零下にはなっていなかったので足元がつるつるするようなことはなかったのだが、十分に寒かった。流石に口で息するのは憚られた。樵が入っていて早急に必要な薪用の丸太を切って積み込んでいた。クリスマスマーケットなどの木材等にも使うことがあるのだろうか。土曜日には広場でも何かをやっていたが寒くてもう一つ盛り上がっていなかったような。

冬タイヤはこうなると走り心地がよい。走る足元の靴下も厚いものを使ってもいいかと考える。靴を新しくするまでは筋を傷めたりと怪我をしないように注意すべきだろう。以前よりも寒さを感じるようになった気もするが、同時に体重も増えていて、夏前よりも5㎏は増えている。運動量は落としておらず若干食事量は増えたかと思うが、アルコール量は増えてはいない筈だ。基礎代謝量が若干落ちているのかもしれないが、寒いと空腹感は以前よりもより強い。身体が重くなると切れが悪くなるので注意しなければいけない。

セックスチャットの新入りで真面そうなのを観たら、アテネの大学一年生で近世文学専攻という子がいた。自己紹介を読むと、アジアへの興味があって東京での活動が夢という。個人的には少しかすかすした感じで好みではないのだが、日本男性の好みには合うかもしれないと思った。まだフォロワー数もまだ少なかったので口説くチャンスかと思って紹介しようかと思っていたら、今見ると急に増えて3400を超えている。この間に何をしたかは分からないが、常連さんもくっついている。ピアスも入れ墨も喫煙もアルコールも無しということで、手ブラ以上にどこ迄露出するのだろうかと思って集るおじさんも多いのだろう ― その時点で1000人も集まっている。そんなものに沢山払っている奴がいる。逆にチップを払って、それだけの見返りがないので、減点評価も少なくない。

さて我がパートナーはというと、熱を帯びた感じで早く切り上げてからはお休みしている。インフルエンザ症状の様ではあったが、感冒ならば心配は要らないのだが、またこの機にパートナーを替えるとするとまた危険性もある。悪くはなかったようだがもう一つ売れる要素はなかったので、もっと稼げる子が欲しいだろう。相棒に働かせて儲けるプロデューサーなのでボスと呼ばれていた。稼ごうと思うと限がないので判断が難しいところだろう。別ルートでメッセージを送っておいたが未だ既読にはなっていない。そこ迄気を掛けているものだから忙しい。若いとは言いながら、乾布摩擦ではないが昭和の戦時中の女学校生のように始終裸で健康で今迄元気そうであったので、特に喫煙もあり気になるところでもある。

音楽PCの下にワイン購入の資料を入れていたのだが、音楽資料に入れ替えた。理由はバルコンのガラスの横に置いていた椅子をヒーターの方に移動させて、少しでも光を入れようと思ったからだ。するとその元々はTV受信機台にしていた足元をすっきりさせたかった。楽譜などの必要な書類や電化製品などは夏の陽も浴びる所なので置けないのだが、適当な資料には好適だ。そこで空いたスペースにまだ使えるような公演のプログラムや美術文化関連のあまり見ない資料を放り込んでおく。

陽射しがあって靴磨きにも良かったので、一月に使うまで綺麗に直しておく。衣装の方も来年までは使わないで済みそうだ。デジタルコンサートホールの恒例の待降節カレンダーキャムペーンで来年15日までの48時間無料券を集める。年末年始は大分無料で観れそうだ。



参照:
拍車がかかる食欲 2023-10-30 | 暦
最早創造性がなければ 2023-11-30 | 雑感
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フランス老舗の色合い

2023-11-01 | 
Tシャツが配送される。先ずは手に取っての肌触りで、そして大きさとか色目になる。双方とも下着にまた夏の上着に使えれば助かる。

ショーツの方は大きさでしかない。昨晩は穴の開いた短く小さなショーツで走った。外気温15度まであったので裸でゆっくり走ったが、それなりに汗をかいた。左足の土踏まずが痛かったので注意した。中一日であるとやはり疲れが残っている様だ。特に外気温が冷えた時に走ると足に来るようである。

窓ガラス掃除の効果は覿面で、だから夜も寒くはないのだが、就寝時には結構冷えているらしい。頭が痛くなる時がある。気候の変化でよく分からなくなっているのだが、11月に入っても外気温が摂氏3度以下になるのはまだ予報されていない。要するに冬タイヤに替える予定が立っていない。中旬以降ならば時間厳守で出かける予定もないので、路面状況が悪い時は走らないでいい。

Tシャツ一着確保で、一着放棄、もう一着でもう一着放棄となる。その他三着は、一枚はイヴォンショイナード限定版なので別途として、またもう一枚は取り分け涼しいので夏の為に保存。もう一枚を下着に下すかどうかが問題だ。

穴の開いたショーツはこれから冬場にズボンを履いて走る場合に役立つ。同じMサイズなのだが明らかにお尻も腹も張る。だから今回Lを発注した。走るのを習慣にしてから腹は流石に細くなったのだが、尻の張りはより筋肉がついた感じはする。以前は上の部分までは固くなかった筈だと思う。因みにジーンズは太ももも無駄な肉が無くなったので全く問題がない。以前はあまり気にしなかったのだが、ある程度の年齢に達するとどうしてもシェープアップの必要性を感じる。

さて最初に届いたミレー社のブラウン、気がついていた背中のタグの印字は若干ゴワゴワだが洗濯すればぼそぼそと剥がれるゴム付け。因みに日本のサイズでXL。胸元も意匠は肌に感じるプリントでもなく、風通しがいいぐらいだ。大成功のチョイスだった。

そして着てみると思っていた通りの大き目で最適だ。更に問題の色調もカーキに近いが結構お洒落な色合いのポルトガル製。流石にフランスのアネシー発祥のブランドである。思った以上にこの色合いを着れる。南欧にはブロンドも少ないからかのこの色彩か。EUでのビオ綿使用と欧州製の保証のタグ、それどころか2年間保証付きは想定外。至れり尽くせりでこの価格21ユーロ。色違いでこの大きさが同程度であればもう一つ買いたいぐらいのお値打ちものだった。

これならば急いで下着化する必要もないかもしれない。もう一つのMサイズのものを下着に下す方がいいのかどうか。一度洗濯してみないとしっくりこないかもしれない。もう一つのLサイズのより安いTシャツと比較してみて考えてみよう。

11月1日は祭日となるので、金曜日に出かける前に片付けておくことを片付ける。バーデンバーデンに二往復となるのだが、途上の安いスタンドで週明け火曜日のフランクフルト行迄の燃料を考えておけばよいので、休み明けに少し入れておけば用が足りるだろう。あとは現金を補充しておかなければいけない。再来週には年内最終の散髪だろうか。



参照:
休肝日深夜のお買い物 2023-10-28 | その他アルコール
アルプスの森の凶悪殺人事件 2012-09-06 | アウトドーア・環境
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