「常設展特集 燃える東京・多摩 画家・新海覚雄の軌跡」 府中市美術館

府中市美術館
「常設展特集 燃える東京・多摩 画家・新海覚雄の軌跡」 
7/16~9/11



明治37年に東京の本郷に生まれ、「戦後リアリズム美術運動を主導した」(解説より)画家、新海覚雄(しんかいかくお)。ともするとこの画家の足跡は、現在、必ずしも一般に知られているとは言えないかもしれません。

とりわけ多摩地域の社会運動に深く関わっていたそうです。その縁があっての企画なのでしょうか。新海の画業を辿る展覧会が府中市美術館で行われています。


新海覚雄「ピエロと踊子」 1931年 東京都現代美術館

新海の父は彫刻家です。覚雄自身は10代の早い段階から絵画を学びます。藤島武二や石井柏亭に師事。その後、キュビズムなどを摂取したそうです。

その一例かもしれません。「籠を持つ婦人像」に目が留まりました。白い割烹着を着ては座る女性の姿。髪は大変に長い。両手で果物の入った籠を抱えています。ほぼ無表情です。それにしても腕が太い。造形はやや単純化されてもいます。キュビズム的な特徴も見られるのではないでしょうか。

「少女」も印象深い作品です。少女は足を組んで腰掛けています。ちょうど右の肘置きの上で両手を組んでいました。後ろにはテーブルクロスの上に花瓶が飾られています。かなり裕福な家なのでしょうか。少女の洋装もどことなく余所行きの格好にも見えます。目を細めてうつむき加減です。ふとパスキンの描く絵画を思い出しました。


新海覚雄「老船長」 1932年 東京国立近代美術館

新海が貧しい人々を見据える切っ掛けになったのは1930年代の不況、つまり昭和恐慌にあったそうです。その様子を捉えた一枚かもしれません。「失業者」です。途方に暮れたようにして座る男。険しい表情をしています。隣には幼子をおぶった母も見えます。両手をついてうなだれていました。幼子は泣き叫びます。彼方には工場が望めました。男は職場を失ってしまったのでしょう。何とも言い難い悲哀が感じられます。


新海覚雄「椅子に座る女」 1937年 東京都現代美術館

とは言え、何も全ての作品に貧しい人ばかりが登場するわけではありません。「初夏」や「椅子に座る女」はどうでしょうか。いずれも裕福そうな女性がモデルです。モダンで都会的な生活の一コマを切り取っています。こうした戦前の女性像も思いの外に魅惑的でした。

さてその戦後です。新海は40歳で終戦を迎えます。この頃から「社会主義的理念への確信を強め」(解説より)ました。より労働者へ寄りそう姿勢を明確にしたのでしょう。大田区や川口の町工場へ熱心に足を運ぶようになります。


新海覚雄「町工場」 1951年頃 東京都現代美術館

「町工場」もその中の一作かもしれません。大きな三角屋根が特徴的な建物です。煙突には黒い煙がたなびいています。ほか同じタイトルながら水彩の「町工場」も興味深い。今度は工場の内部です。たくさんの機械が並ぶ中、工員らが働く様子を描いています。淡い水彩も美しい。またデッサンも巧みです。柔らかい線を細かに素早く重ねています。


新海覚雄「行動隊長 青木市五郎」 1955-56年 立川市歴史民俗資料館

いわゆる砂川紛争でも現地取材を敢行。反対闘争に取り組む人々を記録しました。うち一枚が「行動隊長 青木市五郎」です。闘争のいわば指導者です。砂川町基地拡張反対同盟の第一行動隊長の任を務めました。堂々とした風貌です。胸を張るかのように前を見据えます。目は細めながらも意思は強い。彼の残した「土地に杭は打たれても心に杭は打たれない」との言葉も記されています。

こうした一連の肖像画は翌年の日本アンデパンダン展に出品。東京都美術館で公開されたそうです。闘争は後に流血の惨事となります。それを伝えるべく新海も現地のバリケードや警官隊との衝突の様子などをリトグラフに残しました。

国労とも深い関係にあったそうです。1954年の国鉄労働会館の開館に際してはホール緞帳の図案も手がけます。チラシ表紙の「構内デモ」も同会館に飾られていた作品です。労務員たちが互いに手を組んでは行進しています。赤い旗が眩しい。舞台は田端の操車場です。現地に取材しつつ、美術学生をモデルに描きました。


新海覚雄「真の独立を闘いとろう」 1964/68年 板橋区立美術館(寄託)

1960年代には群像を捉えた大作も表しています。それが「真の独立を闘いとろう」です。高さは3メートル。安保闘争などを踏まえ、権力と反権力に立つ人々を対比的に描きました。上には白人。アメリカの資本主義を示しているようです。ビキニ姿の人物も見えます。上からなだれ込んでいるのがいわゆる官憲でしょうか。食い止めようとする人々と対峙します。無数の長い腕がのびていました。中央の青い色彩は闇のように暗。白い描線が特異です。各々のモチーフを複雑に組み合わせています。いわば前衛的です。記念碑的な作品とも言えるかもしれません。

総評とも関係を築いた新海は、各労働組合のポスター制作にも力を注ぎました。「平和か戦争か」、「賃金値上げを」といったスローガンをはじめ、メーデーやベトナム反戦を描いたポスターが目立ちます。タイポグラフィーやレイアウトに関してどこまで関わったのかは定かではありません。とはいえ、人物の表情がすこぶるに良い。砂川闘争などで培われたルポタージュ絵画の経験が十分に反映されています。


新海覚雄「ノーモア・ヒロシマ」 1961年 法政大学大原社会問題研究所

晩年は原水爆禁止の社会運動にも取り組みます。ここで新海が採った技法はリトグラフ。おそらくは発表の機会の場などを踏まえたのでしょう。「原水爆禁止の為に」や「ストロンチュームの恐怖」などからも原水爆の破壊力と恐ろしさがひしひしと伝わってきます。一方で「子供を守る母」は逞しい。戦火の恐怖から逃れるべく子を抱えて進む母の姿が描かれています。ほか「ノーモア・ヒロシマ」でも母子がテーマです。最初期の「失業者」同様、いわゆる社会的な弱者を見続けた新海にとって、最も共感すべき対象が母子でもあったのかもしれません。

常設展特集とありますが、作品は全部で70点。常設のスペースの大半を用いての展示です。一つの充実した企画展として捉えても差し支えありません。

出品全点の図版、および各章毎の解説の記されたリーフレットも無料で配布されていました。戦前から戦後を通し、社会運動と関わりながら画家として生きた新海覚雄。その存在を改めて知らしめる格好の機会ではないでしょうか。

観覧料は200円です。同時開催中の企画展、「夏のびじゅつ(じ)かん」のチケットでも観覧出来ます。



9月11日まで開催されています。

「常設展特集 燃える東京・多摩 画家・新海覚雄の軌跡」 府中市美術館
会期:7月16日(土)~9月11日(日)
休館:月曜日。但し7月18日は開館。翌19日(火)は休館。
時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般200(150)円、大学・高校生100(80)円、中学・小学生50(30)円。
 *( )内は20名以上の団体料金。
 *府中市内の小中学生は「学びのパスポート」で無料。
 *企画展「とことん!夏のびじゅつ(じ)かん」のチケットで観覧可。
場所:府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内
交通:京王線東府中駅から徒歩15分。京王線府中駅からちゅうバス(多磨町行き)「府中市美術館」下車。
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「メアリー・カサット展」 横浜美術館

横浜美術館
「メアリー・カサット展」 
6/25~9/11



横浜美術館で開催中の「メアリー・カサット展」を見てきました。

アメリカのピッツバーグ郊外に生まれ、パリで活動した印象派画家、メアリー・カサット(1844〜1926)。日本国内では約35年ぶりの回顧展だそうです。

カサットは若くして画家を志します。21歳でパリへと渡りました。しかし当時の女性は国立高等美術学校へ入学することが出来ません。よって画家の私塾に入門。ジャン=レオン・ジェロームらの指導を受けます。ほかルーヴルでも巨匠たちの作品を積極的に模写します。結果的に24歳の時、サロンへの初入選を果たしました。


メアリー・カサット「バルコニーにて」 1873年 フィラデルフィア美術館

普仏戦争によってフランスを離れますが、翌年に再渡欧。イタリアやスペインを巡っては絵画の研鑽を積みます。この頃に描かれたのが「バルコニーにて」です。なにやら陽気な様で談笑する3名の人物。前の2人の女性が主役です。光が強く当たっています。特に白いドレスが際立っていました。イタリアの古典的な絵画を反映したのでしょうか。後のカサットの作品の趣きとはやや異なってもいます。

とはいえ、かなり早い段階でカサットは印象派の画風を確立しました。きっかけはドガとの出会いです。ドガの勧めにより印象派展に出品。第4回展以降、第7回を除き、毎回の印象派展に参加します。


メアリー・カサット「桟敷席にて」 1878年 ボストン美術館

「桟敷席にて」はどうでしょうか。オペラグラスで舞台を見やる女性。深い黒のドレスを着ています。まるでマネの描く黒のようです。桟敷席には多くの人がいますが、形態は必ずしも明らかではありません。筆触は激しく、殴り書きのような部分もあります。女性の横顔はどこか得意げです。好奇心に溢れているようにも見えます。面白いのは奥の男でした。身を乗り出してはオペラグラスでこちらを見やっています。彼女は見て、また見られているわけです。視線が空間を作っています。

母子を描いた作品が目立っていました。例えばチラシ表紙を飾る「眠たい子どもを沐浴させる母親」です。第5回印象派展への出品作。母が子を膝の上に抱いています。子はむずかっているのかもしれません。やや口を尖らしています。母の右手の先にあるにはタライです。スポンジを絞っています。筆は大胆。特に白に青を混ぜた色味が個性的です。独特の透明感があります。


メアリー・カサット「果実をとろうとする子ども」 1893年 ヴァージニア美術館

「果実をとろうとする子ども」も母子がモチーフです。リンゴかもしれません。実をつけた木の下で母が裸の赤ん坊を抱いています。ちょうど枝に手を伸ばしてはもぎ取ろうとしています。背景の緑は深い。相当に色を重ねています。母の衣服も同様です。何より興味深いのは赤ん坊の身体、ないし肌の感触でした。やや赤の強い肌色です。肉感的とも言えるのではないでしょうか。

さて印象派画家の展覧会です。てっきり油彩画ばかりと思いきや、意外と版画が多く出ていました。と言うのもドガやピサロらとともに銅版画にチャレンジ。時に実験的な技法を用いた版画を残しているのです。


メアリー・カサット「沐浴する女性」 1890-91年  ブリンマー・カレッジ

中でも魅惑的なのが多色刷り銅版画の連作でした。全10点組です。「手紙」や「仮縫い」、そして「沐浴する女性」など、いずれも女性の日常を描いています。細い線描や平面的な構成が特徴的です。どこか近代日本画を連想させます。実際にカサットは日本の浮世絵に影響を受けていました。

カサットはほかの印象派画家と同様、浮世絵展で感銘を受けたり、日本の美術品をコレクションしたこともあったそうです。うち一枚が喜多川相悦の「秋草花図屏風」でした。カサット家の旧蔵。可憐な草花が画面を支配します。自宅に飾っていたのかもしれません。

全てカサットの作品ばかりではないのもポイントです。カサットが強いシンパシーを感じていたドガをはじめ、ピサロ、さらにはモリゾやエリザベス・ジェーン・ガードナーブクロー、メアリー・フェアチャイルド・マクモニーズらといった、同時代の女性の画家の作品も展示されています。


メアリー・カサット「夏の日」 1894年 テラ・アメリカ美術基金

アメリカからパリへ渡り、画家としての人生を切り開いたメアリー・カサット。表現は特に油彩画において力強い。熱を帯びています。参照されたドガやピサロの方がよほどに繊細に思えるほどでした。



続く常設展も女性に着目した展示でした。近現代、ないし日本画を問わず、女性の作家の作品がずらりと並んでいます。田中敦子、福田美蘭、辰野登恵子、松井冬子、小西真奈、また上村松園や小倉遊亀と続きます。見応えは十分でした。



9月11日まで開催されています。なお横浜展終了後は、京都国立近代美術館(9/27~12/4)へと巡回します。

「メアリー・カサット展」 横浜美術館@yokobi_tweet
会期:6月25日(土)~9月11日(日)
休館:木曜日。但し8月11日(木・祝)は開館。
時間:10:00~18:00
 *9月2日(金)は20:30まで開館。
 *入館は閉館の30分前まで。
料金:一般1600(1400)円、大学・高校生1100(900)円、中学生600(400)円。小学生以下無料。
 *( )内は20名以上の団体。要事前予約。
 *毎週土曜日は高校生以下無料。
 *当日に限り、横浜美術館コレクション展も観覧可。
住所:横浜市西区みなとみらい3-4-1
交通:みなとみらい線みなとみらい駅5番出口から徒歩5分。JR線、横浜市営地下鉄線桜木町駅より徒歩約10分。
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「世界鉄道博 2016」 パシフィコ横浜

パシフィコ横浜
「世界鉄道博 2016」
7/16~9/11



パシフィコ横浜で開催中の「世界鉄道博 2016」を見てきました。

日米欧をはじめとする世界各地の鉄道模型が場内を所狭しと疾走しています。



冒頭からして世界の鉄道模型が勢ぞろい。その数は何と1000車両です。コレクションの主は原信太郎氏。生涯をかけて鉄道模型を収集し、世界一とも称されるコレクションを築き上げた人物です。



いずれも未公開の貴重な模型ばかりです。実に精巧。原氏はコレクターだけでなく、模型の製作家でもありました。ちなみに全てHOゲージです。縮尺は欧米で1/87スケール。現在、日本ではそれよりも小さいNゲージが主流ですが、欧米ではHOゲージの愛好者の方が多いそうです。

次いでは世界の鉄道物語。ヨーロッパ、アメリカ、日本の順に、各国の鉄道史を辿っています。



ここでは欧米の縮尺で1/48のOゲージが主役です。軌間は32ミリ。HOゲージの倍近くあります。アンティークなヨーロッパの客車やアメリカの貨物が走る姿を追うだけでも楽しいもの。目移りしてしまいます。



なかなかうまく写真に収められないのがもどかしいところですが、終始、カメラを片手に時間を忘れて見入りました。



日本のコーナーではさすがに親しみのある鉄道が登場します。O系の新幹線です。今となっては丸みを帯びた先頭が可愛らしい。やはり新幹線と言えばこの形状が最も知られているのではないでしょうか。



また500系の新幹線や初代AE型の京成スカイライナーも目を引きます。京急や北総線の車両などもありました。



メインは「シャラングリ・ラ鉄道」です。全28線、距離にして650メートル。世界各国の鉄道模型が巨大なスペースを縦横無尽と駆け巡っています。



セットは幅30メートルで奥行きは10メートル。見渡す限り広い。まさしく壮観の一言です。「鉄道は世界をつなぐ」がコンセプトです。かの原信太郎氏が自宅に創設した鉄道模型の理想郷に因んで付けられました。



中央にスタッフの常駐する運転台がありましたが、何せこれほどの本数です。制御するだけでも相当な労力ではないでしょうか。



基本的に鉄道模型の展覧会です。このほかにはトーマスとの記念撮影スポットやミニトレインに体験乗車出来るコーナーなどがあります。いずれも親子連れで賑わっていました。



物販スペースも広大です。鉄道用品から書籍、DVD、プラレールにトーマスグッズからオリジナルグッズまでがずらり。お土産には事欠きません。

大人の入場料は1500円。それなりではありますが、同じくみなとみらいにある原鉄道模型博物館のセット券がお得かもしれません。

原鉄道模型博物館は先の原氏のコレクションを展示する施設です。最寄りは新高島。みなとみらい線で2駅先です。通常の入館料は1000円ですが、セット券なら1900円。差し引き600円ほどの割引となります。



場内は多くの人出でしたが、スペースが広いせいか、特に混雑は気になりませんでした。



9月11日まで開催されています。

「世界鉄道博 2016」 パシフィコ横浜 展示ホールA
会期:7月16日(土)~9月11日(日)
時間:10:00~16:30
 *入場は閉場の30分前まで。
休館:会期中無休。
料金:一般(高校生以上)1500円、3歳〜中学生800円。
 *優先入場券:一般(高校生以上)1800円、3歳〜中学生800円。会期中の土・日・祝のみFamiポートで発売。9:45より優先的に入場可。
 *原鉄道模型博物館ほか、横浜ランドマークタワー展望台とのセット券もあり。
住所:横浜市西区みなとみらい1-1-1
交通:みなとみらい線みなとみらい駅より徒歩5分。JR線桜木町駅より徒歩15分。
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「ミッフィー展」 横浜赤レンガ倉庫1号館

横浜赤レンガ倉庫1号館
「誕生60周年記念 ミッフィー展」
7/30〜8/24



横浜赤レンガ倉庫1号館で開催中の「誕生60周年記念 ミッフィー展」を見てきました。

オランダ生まれで世界的に愛されるナインチェことミッフィー。日本ではうさこちゃんとしても親しまれています。

そのミッフィーが2015年に誕生60周年を迎えました。場内にはミッフィーに関する資料がずらり。とりわけ原画が充実していました。


「ちいさなうさこちゃん」(第1版)原画 1955年

中でも見どころは「ファースト・ミッフィー」、つまり原作者のディック・ブルーナが最初に描いたミッフィーの原画です。時は1955年。現在の姿とはかなり違っています。耳は丸く、全体的にずんぐりとしています。その後、第2版が出た際に現在の姿に描き直されました。なお6色のブルーナカラーは赤、黄、緑、青の4色。茶色とグレーは後に追加されます。ちなみに第1版の原画は世界初公開です。その双方を見比べることも出来ました。


「ちいさなうさこちゃん」(第2版)原画 1963年

原画は全7タイトル、300点です。想像以上にボリュームがあります。いずれも可愛らしいミッフィー。直筆のスケッチにも独特の味わいが感じられます。とりわけ魅惑的なのは線です。もちろん手書きです。柔らかく均一で、微かに震えながらもブレがありません。会場ではブルーナが実際にミッフィーを描く映像も出ていました。慎重に線を重ねては耳を象っています。


「りんごぼうや」(第1版)原画 1953年

ほか印刷用のパーツの版や不採用となった原稿なども多い。さらにミッフィー以外のブルーナの作品に注目しているのもポイントです。例えば1953年の「りんごぼうや」や未刊行の「きいろいことり」。さらには若い頃の油彩画や、妻のイレーネのために描いた「朝食メモ」などもあります。もちろん主役はミッフィーですが、ブルーナの制作の全体像も追うことも出来ました。

立体のミッフィーもお出ましです。高さは180センチ。全部で15体です。しかしながら一つとして同じミッフィーがありません。というのもいずれもが日本のクリエイターがデコレーションしたミッフィーだからです。



元はミッフィー60周年を記念して行われた「ミッフィー・アートパレード」での作品。日本とオランダのクリエーターが参加しました。うち祖父江慎や三沢厚彦らの国内のクリエイターの作品のみが展示されています。



さらに2013年公開の映画、「劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし」のセットも登場。初の映画化です。人形は実際のコマ撮りで使用されました。

本展は2015年春の銀座松屋を皮切りに、青森、神戸ほか、名古屋や岡山などを巡ってきた巡回展です。横浜展終了後は島根県立石見美術館(9/17〜10/31)に巡回します。

内容はほぼ同一ですが、横浜会場限定の特別展示もありました。「おめでとうミッフィー」です。これは白泉社「MOE」の「ミッフィー60周年特集」(2015年5月号)で特集されたもの。21名のクリエイターがミッフィーを描き下ろしました。その作品も紹介されています。



会期末が迫っているゆえか、場内は大いに賑わっていました。特にミュージアムショップのレジには長蛇の列も発生。限定グッズも少なくありません。さすがのミッフィー人気、とどまるところを知らないようです。



一部の展示室のみ撮影が出来ました。8月24日まで開催されています。

「誕生60周年記念 ミッフィー展」 横浜赤レンガ倉庫1号館(@yokohamaredbric
会期:7月30日(土)~8月24日(水)
時間:10:00~19:00
 *最終入場は18:30まで。
休館:会期中無休。
料金:一般1000(700)円、大学生・高校生700(500)円、中学生500(400)円。小学生300円。
 *( )は20名以上の団体料金。
住所:横浜市中区新港1-1-1 横浜赤レンガ倉庫1号館
交通:みなとみらい線馬車道駅、または日本大通り駅より徒歩6分。JR線桜木町駅より汽車道経由で徒歩15分。JR線・市営地下鉄線関内駅より徒歩15分。
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家庭画報×山種美術館「浮世絵」大人の塗り絵Instagram投稿キャンペーン

婦人向け月刊誌でお馴染みの「家庭画報」。発売中の最新9月号では山種美術館とコラボした浮世絵の特集記事が掲載されています。



「江戸時代のポップアート 時代を超える『浮世絵』の魅力」@家庭画報2016年9月号

それに連動した企画です。家庭画報×山種美術館「浮世絵」大人の塗り絵Instagram投稿キャンペーンが行われています。

[家庭画報×山種美術館「浮世絵」大人の塗り絵Instagram投稿キャンペーン]
応募期間:2016年8月1日(月)〜8月31日(水)
企画概要:「家庭画報」2016年9月号は、広重、写楽、春信という人気の三絵師の名作「浮世絵」を家庭画報オリジナルの塗り絵にし、山種美術館所蔵の作品見本とともに特別付録にしました。ご送付いただいた塗り絵の中から、一部作品が山種美術館内の1階ロビーに展示されるというスペシャル企画も実施します。また「家庭画報.com」でも、塗り絵作品の写真や動画をInstagramに投稿いただくキャンペーンを開催します。



キャンペーンの参加方法は以下の通りです。まず家庭画報の最新9月号を購入し、浮世絵特集から塗り絵にチャレンジ。それを案内の送付先に送ると、一部作品が山種美術館内の1階ロビーに展示されます。

またあわせて塗り絵をInstagramに投稿するキャンペーンも開催。塗り絵を写真や動画をスマートフォンなどで撮影し、ハッシュタグ「#家庭画報大人の塗り絵」を付けて、Instagramに投稿すると、抽選で5名様に山種美術館のオリジナルグッズがプレゼントされます。

[参加方法]
 1.家庭画報のInstagram公式アカウント(https://www.instagram.com/kateigaho/)をフォロー。
 2.あなたの「大人の塗り絵」作品の写真、動画を撮影。
 3.ハッシュタグ「#家庭画報大人の塗り絵」を付けて、Instagramに投稿。

[特典]
 ・出来上がった塗り絵を送付すると、一部作品を山種美術館1階ロビーにて展示。
 ・塗り絵を撮影し、ハッシュタグ「#家庭画報大人の塗り絵」を付けて、Instagramに投稿すると、抽選で5名様に山種美術館ミュージアムグッズをプレゼント。

[当選発表]
 ・締め切り後、厳正なる抽選の上当選者を決定いたします。
 ・当選はInstagramダイレクトでご連絡いたします。公式アカウントをフォローして下さい。
 ・当選通知受信後、指定の期限までに、ご連絡先、商品お届け先等、必要事項を指定の方法でご連絡ください。ご連絡が7日以内にない場合は当選を無効とさせていただきます。

キャンペーンは既に応募受付中。期間は今月末の8月31日までです。なおInstagramのアカウント非公開、ないしハッシュタグがついていない投稿は、応募対象外となります。ご注意下さい。

さて開館50周年を迎えた山種美術館。記念の特別展が続きますが、次回展はいよいよ浮世絵です。「山種美術館コレクション名品選2 浮世絵 六大絵師の競演」が開催されます。



「開館50周年記念特別展 山種美術館コレクション名品選2 浮世絵 六大絵師の競演」@山種美術館
URL:http://www.yamatane-museum.jp/exh/2016/ukiyoe.html
会期:8月27日(土)~9月29日(木)

状態の良い春信や写楽のほか、その多くが初摺りでもある広重の保永堂版「東海道五拾三次」などが出品されるそうです。山種コレクションによる大規模な浮世絵展といえば2010年、広尾への移転、開館を記念して行われた「浮世絵入門展」以来。おおよそ6年ぶりのことになります。



なお山種美術館自体もInstagramのアカウント(https://www.instagram.com/yamatane_museum/)を開設中です。Twitterと同様に逐次、情報発信をしているほか、館内にも撮影スポットを設けるなど、積極的に利用しています。

「家庭画報 2016年9月号/世界文化社」

家庭画報×山種美術館「浮世絵」大人の塗り絵Instagram投稿キャンペーン参加方法→http://www.kateigaho.com/information/special/20160728_2029_1.html

そのInstagramを用いた初のコラボです。しかも最近、何かと人気の塗り絵です。家庭画報×山種美術館「浮世絵」大人の塗り絵Instagram投稿キャンペーン、気軽に参加しては如何でしょうか。

「開館50周年記念特別展 山種美術館コレクション名品選2 浮世絵 六大絵師の競演ー春信・清長・歌麿・写楽・北斎・広重」 山種美術館@yamatanemuseum
会期:8月27日(土)~9月29日(木)
休館:月曜日。(但し9/19は開館、9/20は休館)
時間:10:00~17:00 *入館は16時半まで。
料金:一般1200(1000)円、大・高生900(800)円、中学生以下無料。
 *( )内は20名以上の団体料金。
 *きもの・ゆかた割引:きものやゆかたで来館すると団体割引料金を適用。
住所:渋谷区広尾3-12-36
交通:JR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番出口より徒歩約10分。恵比寿駅前より都バス学06番「日赤医療センター前」行きに乗車、「広尾高校前」下車。
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