Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

索引 2014年3月

2014-03-31 | Weblog-Index


とてもうきうきする気持ち 2014-03-30 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
ストレス開放の収穫 2014-03-29 | ワイン TB0,COM0
室内シーズンの成果を実感 2014-03-28 | 雑感 TB0,COM0
一杯引っ掛けて夜鍋仕事 2014-03-27 | 生活 TB0,COM0
プーティンの情報宣伝活動 2014-03-26 | 歴史・時事 TB0,COM0
片っ端からこつこつと 2014-03-25 | 生活 TB0,COM0
ハードディスクの接続タイプ 2014-03-24 | テクニック TB0,COM0
花冷えも復活祭まで 2014-03-23 | 生活 TB0,COM0
CPのとても高いピノノワール 2014-03-22 | ワイン TB0,COM0
奥歯を噛み締めながら 2014-03-21 | 生活 TB0,COM0
学会よりも出版やメディア 2014-03-20 | マスメディア批評 TB0,COM0
求められる汎用性と調整力 2014-03-19 | テクニック TB0,COM0
「大指揮者」の十八番演奏 2014-03-18 | 音 TB0,COM0
スーパーブルゴーニュを物色 2014-03-17 | ワイン TB0,COM0
新品PCのような軽やかさ 2014-03-16 | テクニック TB0,COM0
夢中になれるボールダー 2014-03-15 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
メモリー拡張前のメモリー 2014-03-14 | テクニック TB0,COM0
文字通り苔が生えている 2014-03-13 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
311の現実主義的感慨 2014-03-12 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
素材の耐用年数の縮小 2014-03-11 | 雑感 TB0,COM0
円満で本物らしいバッハ像 2014-03-10 | 文化一般 TB0,COM0
青天井の気持ちよさ 2014-03-09 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
10年産ポマールを試す 2014-03-08 | ワイン TB0,COM0
木曜日の案内の下準備 2014-03-07 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
京大工学部留学の髭親仁 2014-03-06 | 生活 TB0,COM0
必要に迫られての改革 2014-03-05 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
ヘーゲル的理性の策略? 2014-03-04 | 文化一般 TB0,COM0
何事も初制覇の心意気 2014-03-03 | 生活 TB0,COM0
ポピュリズムのサボータージュ 2014-03-02 | 歴史・時事 TB0,COM2
ハイエンドではない大根 2014-03-01 | 雑感 TB0,COM2
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とてもうきうきする気持ち

2014-03-30 | アウトドーア・環境
パンを取りに行く序に短く走った。前日の夕方短くボールダーをしたからだ。体をどうしても解しておきたかった。うっすらと暑さを感じるような夏の朝の気配で、朝晩の最低気温が上がってきて、先日までの零度から十度までに上がる。月曜日は夏タイヤに移行である。沢沿いの林道を往復16分2704歩は悪くない。半年前の15分2520歩に近づいている。帰りにライヴァルの婆さんと息子のノルディックウォーキングとすれ違った。

前夜は大きな成果は得られなかったが、懸案のアレックスブロックのトラヴァースが何とかなりそうになってきた。その横のルッツブロックのアクセルシュヴァイスも可能性が見えてきた。先日「町医者」があまりにも楽にこなしていたフェリックスブロックを不思議に思って試してみた。恐らく第二手で上の大きな手掛かりを先に掴んでいたかもしれない。その手掛かりは必要ないのだが、動的に動いてそこをつかめれば容易だろう。もう一度やらせてみたい。

その後、三本の白樺を素通りして、スユプルングヴァントを試すが上の手掛かりに手が届かない。あまりやると先週のように指を痛めてはいけないので、隣の三本の白樺の右側のカンテを試す。やはり乗り越しが振られて難しい。帰宅後調べてみると、座ったままスタートしてそこに入るまでが核心部であるようなので、課題が違っているようだ。お陰で上端を掃除したので、下部の従来の課題と今回自分で試している課題を続けると新しい課題となりそうである。

その左の真ん中の穴を使って乗り越す課題は、写真をみると穴の左上方に手掛かりがあるようなので、今まで使っていないそれを探してみることにしよう。ほかの方法を試したのがとても難しかった筈だ。さて肝心の右から左までのトラヴァースに続いての乗り越しの部分を座った大勢から試してみた。これは何度か繰り返して登れた。YOUTUBEをみるとそこも核心部となっているが、なるほどトラヴァースのあとでは可也きついに違いない。フィニッシュ部分だけでも克服したからにはトラヴァースも克服しろと言うことだろう。これが出来るようになると可也技術的な可能性が広がりそうである。

日曜日のシーズン始めに備えて、楔やその他の確保の用具類を数ヶ月ぶりに検査して、リュックサックに詰めるようにする。新しい安全ベルトにそれらを全てぶら下げた感じはどうだろう?しっくり来るだろうか?久しぶりに被るヘルメットが邪魔にならないだろうか?なによりも、自分で中間支点を設置する作業が最も厳しいのでそれが上手にこなせるかなどと、不安交じりの期待が膨らむのである。技術的な完成に関しては当然として、室内壁のスローモーションのウォーミングアップで示したように自由自在に身体を休めながら楔などを設置していく作業能力である。その為には確りどのような体勢でも三点支持で身体をフィックスできなければいけないのである。うきうきするような気持ちである。

こうした気持ちを齎すためにも禁欲的にいい加減な石切り場での練習などを出来るだけ控えてきた訳で、心理的にも枯渇状態にして、あらゆる技術的な成果を一挙に開示させたいと思うからである。それほど精査・練成したと言う自負でもある。



参照:
残暑が戻る今日此の頃 2013-09-04 | 生活
室内シーズンの成果を実感 2014-03-28 | 雑感
身体の使い方や鍛え方 2014-02-22 | 雑感
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ストレス開放の収穫

2014-03-29 | ワイン
ロベルト・ヴァイル醸造所の案内がよい。2013年について詳しく書いてある。なによりも遅咲きであったので、粒は揃ったが、収穫量が落ちて、小粒であるために、葡萄の粒の密集による腐りは避けられたというものだ。それが、必要な長い熟成期間の秋の摘み取りの天候の変化にも拘らず、生物学的な成熟に拘らず健康な葡萄を齎したとある。

つまり平均値的な8月24日からの葡萄の成熟期間開始から、糖比重85エクスレに至るのが9月中旬で、95エクスレに達する10月23日の辛口ワインの摘み取り時には完璧に健康な葡萄であったと言うことだ。

甘口のリースリングは、過熟成前の100エクスレ酸10G以上での収穫と言うことで、トロッケンアウスレーゼは12月に201エクスレまでに達している。

ここまで読めば、経験豊かなリースリング愛好者は2013年産はどのようなワインかは殆ど想像できるだろう。その通り、「コクがあって表出力の強い果実風味凝縮でありながら繊細なリースリング」となる。この傾向は、少なくとも健康な選択された葡萄を収穫できた産地や醸造所の高級なリースリングには共通するので、ここで書かれているように「最初から十分に楽しめて尚且つ瓶熟成の可能性のある2013年産」となるだろう。

先日書いた悪い予感が当たった。アームリフターなどを弄って、レコード針をブラシしているうちにどうも針先のダイヤモンドが吹っ飛んでしまったようだ。長いHIFI経験の中でも初めての出来事である - もしかすると一度あったかもしれないがデジャブのような破局現象である。レコード針をLPの上に落としても、音が擦れてアームが確りと進まないのである。針圧などが狂ってしまったかと思って、インサイドフォースなどの調整もしたが、滑ってしまうのである。アームが引っかかっているのかどうしたのかと思ったが、よく観ると針先が尖っていない。綿棒にアルコールを付けて掃除をすると抵抗がない。これで悟った。ダイヤモンドと言っても人工ダイヤモンドを本当に使っているのかどうか知らないが、それが消耗する前に剥がれて飛んでしまったのである。通常はそれを付けている棒状の金属が折れてしまうことは経験したが、まさか剥がれるとは思わなかった。

最近の工業技術は接着剤などの多用で、分解廃棄サイクルしやすいようになっているが、航空機などでもこうした箇所が増えているものと思われる。自動車においては溶接よりも接着剤が一般的になってきている。それにしても、2008年に針交換で購入した三万円ほどの商品であるから丸六年しか使用していないので、年間五千円となる。針先が消耗するほどに使用していないので一枚のLP演奏にどれほどの費用になったのだろうか?アナログのHIFIなどは高級趣味の筆頭で高くつくのは分っているのだが、どうしても資料としてLPを活かしたい気持ちもあり、そうなればこうしたハイエンドの投資が必要なのだ。

思い当たるのは先日演奏したモーツァルトのジュピターのLPが溝になにかが挟まっているように先に進まないところがあり、針先に負担をかけたのと、その後ブラッシングなどではじいてしまったようだ。更にアームリフターの調子が悪く、落下加速度が早くてその衝撃が針の金属部のたゆみなどを招いていたのかもしれない。いづれにしてもストレスが溜まっていたのだろう。



参照:
スーパーブルゴーニュを物色 2014-03-17 | ワイン
2013年の収穫を伝える 2013-11-27 | ワイン
質の独、量の仏の13年 2013-11-22 | ワイン
2013年産の摘み取り風景 2013-10-21 | ワイン
嗚呼、グレーフェンベルク 2013-09-26 | 試飲百景
一杯引っ掛けて夜鍋仕事 2014-03-27 | 生活
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室内シーズンの成果を実感

2014-03-28 | 雑感
室内壁第41日目は成果があった。と言うか、今シーズンの成果が表れた。最後に登った垂壁の5.10は完璧であった。初見である。トップロープが掛かっているところなので、ザイルを掛けるのはとても難しいことを示している。なるほど登り方によっては5.11になりそうだが、上手に登ればよいのだが、まさにその動きが5.10である。良い場所でザイルを掛けれるようになっているのだが、その体勢で身体をフィックスさせる技能がないと駄目なのだ。体幹が確りしていないと駄目なのだ。身長があっても、腕力があっても、動的動作が良くても登れないようになっていて秀逸である。滑り止めのチョークも功を奏したが、それ以上にボールダーでの経験があってこその技術的な成果である。

その前に、前回は確保者の問題もあったが、オヴァーハング上の被ったカンテを登る部分で退却した課題に再挑戦した。やはり一度目の試みは同じであったが、右遠方に小さな石を見つけてそこに右足を引っ掛けてみたら上手くいった。しかし、その上のカンテで足を他の石に乗せてお手つきしてしまったので完璧にはいかなかったが、これもボールダの成果である。最後の折り返し点での片手で宙にぶら下がってザイルを掛ける動作も完璧だった。もっとも不得意にしていた動作である。

念入りなウォーミングアップに続いて、今シーズンはまだ登っていない天井を逆さに這う場所を登った。一箇所足を高めに突っ張る形をとるとバランスが綺麗に取れて、ザイルが上手に掛けられて、完璧に登れた。この手の動作は、ボールダーでは遥かに難しい課題が満載なので、今後とも練習する機会が多く全く問題にならないであろう。

新調の安全ベルトを初めて試した。オヴァーハングでザイルにぶら下がる際も殆ど締め位置などが動かないので、連続動作の中で全く違和感がなくぶら下がれる。その一つに狭い太もも部分が滑って動かない影響もあるようで、これがメーカーのコンセプトなのだと感じた。偶々隣で登っていたユダヤ人女性が同じ物を使っているので、― ユニセックスでなかったはずだが ― 見るとその通りだった。彼女は店頭で私の53ユーロより安く購入しているようで、「その価格は知っていた」けど、自宅で試してみたくてというのが私の言い訳である。彼女には太ももが太いので以前のモデル同様下がった状態で使っていたが、見た目からすると女性でも使えないことはないようだ。

ウォーミングアップは、5.7程度のところを二回上下した。それも信じられないような時間を掛けてゆっくりとスローモーションで行うのである。スピード競技の場合はこうした方法があるのだが、最近はスピードクライミングと言うものもあって余計に思いついた。あらゆる動作や加重などをヴェクトルとスカラーの両面から吟味しながら登るので、完璧に動きを意識して登ることになる。ゆっくりと加重するので、通常の動きに比べて遥かに難しく、うっすらと汗を掻くだけでなく息も上がる。同じところをクライミングダウンすると、その方があまりにも簡単なのでこの意味が分るだろうか。更にゆっくりとした動きでのストレッチ効果があって、その後のフルパワーの回復がとてもよくなるのを実感した。

このウォオーミングアップ法を壁でも行うには、ゆっくりと登り始める習慣を身につけるのが良さそうだ。室内壁の通常シーズンはこれで終わりそうだが、当初目標としたところに完全に達した。それどころかボールダーを挟んだことで、予想以上の技術を身につけた。シーズン券の期間はまだあるので、復活祭までは雨天のときはまた機会があるかもしれないが、室内と室外で身につけた技術を一対一で駆使する確信がもてた終わりだった。



参照:
クリス・シャーマの指導まで 2013-11-14 | 生活
順風満帆の船出に備えて 2013-03-30 | 暦
素材の耐用年数の縮小 2014-03-11 | 雑感
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一杯引っ掛けて夜鍋仕事

2014-03-27 | 生活
歯医者の計算書が届いた。予想したほど安くなっていなかった。二割減とはなっていなかった。これならば年に一度が限度である。先ずは自分自身で手間を掛けて歯磨きをするしかない。

昨晩LPプレーヤー用のプリアムプを掃除した序に、なぜか事務机の椅子を触った。ビール一杯を引っ掛けていた影響かもしれない。結局、空気バネは直せなかったが、分解してその構造はのみ込めた。上下調整が出来なくなった理由は、その空気バネのパッキングが壊れていたので合点が行った。そして大雑把に油だらけになって外したので、組み直すのに時間が掛かり、それ以上に黒いタールが、手だけでなく床などそこらじゅうを汚した。最終的には元通りに直して、掃除して就寝した。

その椅子は十年を超えていることは分っているが、十五年になるのかどうかは調べてみないと分らない。既に、破れた太ももの辺りは古い椅子の素材を貼り付けて直してから数年経つだろう。

鳴りが良かったLPに気分を良くして、夜更けになってからオーディオ装置を弄るという昔の生活のようなことになったのだが、なるほど使用中のトーレンスのプレーヤーも大分経ちアームリフターの調子も悪くなったが、基本性能は落ちていないようだ。そうこうしていると、カートリッジも前回交換してから大分経つので少し気になってきた。針自体は使い方が少ないので大丈夫であるが、ゴムなどの経年変化がそろそろ出てくるかもしれない。

週末は再び春らしくなるというので、バーデン・バーデンでクライミングシーズンを始める準備をしている。当分乾いた天気となりそうだが、まだ寒気が上空に残っているのでシャワーのようなものがある。この機会に室内壁でのクライミングも片付けて仕舞おう。まだ下ろしていない安全ベルトでも試してみるか。



参照:
奥歯を噛み締めながら 2014-03-21 | 生活
究極のデジタル化 2004-11-29 | テクニック
正夢と幻想の束の間 2008-12-31 | アウトドーア・環境
シーズン最後を飾るツアー 2013-10-27 | アウトドーア・環境
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プーティンの情報宣伝活動

2014-03-26 | 歴史・時事
ウクライナ騒動に関して重要な記事を読んだ。FAZの記者がキエフのユダヤ人組織の本部での模様を伝えたものだ。なぜ重要かというと、ネットを中心として、民主化ウクライナ政府の中にネオナチの極右勢力が入っているという論説が通っているようだからだ。

結論からすると、そうした情報はプーティンのプロパガンダ攻撃の可能性が強いということだ。なるほどスヴォボーダなど右翼勢力が閣僚入りなどしているのだが、極右勢力は反ユダヤ主義を取らないだけでなく、それを法制化する準備をしているというのである。

そもそも三十万居るウクライナのユダヤ人は、その他の諸国に比べて、決して反ユダヤ主義を被っていないと証拠を挙げる。そして、「ユダヤ人が居るところには、必ず反ユダヤ主義が存在する」と言明する代表の言葉を理解する欧州を知っている者にはなんら違和感のない発言である。

寧ろ、利害関係がありEUの東方拡大を考える西欧と異なって、合衆国が今回の民主化の動きに関与しているとするならばこうしたユダヤ人組織のネットワークを利用していない筈はないのである。そのように観るのが正しいに違いない。

そのような認識からすれば、関東で起こったアンネの日記騒動を聞いて不思議な感じである。犯人が逮捕されたようで、修正主義のような動機も発表されていないが、そもそも日本には反ユダヤ主義などが存在する訳ではないので、日本の修正主義者の主張はどうしても付け焼刃のようになるのだろう。



参照:
„Die Welt macht sich mehr Sorgen um uns als wir selbst“, ANN-DORIT BOY, FAZ vom 24.3.2014
花冷えも復活祭まで 2014-03-23 | 生活
ヘーゲル的理性の策略? 2014-03-04 | 文化一般
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片っ端からこつこつと

2014-03-25 | 生活
月末である。週内に終えることを端から片付けていくしかなさそうである。一週間後は夏時間が始まっているとなると、なにか忙しくなってくる。月末のお買い物は先月に済ましてしまっているので、その点は時間的に余裕がある。

週末は疲れていて飲み食いにまで手が廻らなかったが、木曜日にロベルト・ヴァイル醸造所の2012年産オルツヴァインを開けた。金曜日に飲み干してしまったが、印象は悪くなかった。あまりワインにまで手が廻らないので、手が空けば缶ビールを購入している。パウラーナー・ヴァイツェンビーアでも80セントほどであるから、ワインからすれば桁違いに安い。最近開けるヴァインは一晩に8ユール程の消費になることがざらであるからだ。

ウクライナ情勢と共に興味深い台湾の国会占領完全中継などを時々観ている。やはり実力行使には人数が必要である。東京でも大規模デモンストレーションするようでなければ、政権打倒するまではいかないに違いない。

日曜日はまともに走れなかったので、パン屋の序に峠まで走りあがった。走るといっても押さえて走ったので、峠まで23分、3588歩、降りてきて38分、6009歩であるから標準記録である。前回一月のそれよりも僅かに早くなっているのは気温とそれに対応した服装が幸いしているのだろう。

室内で鳴らすHIFIの音が暖機すること無しに久しぶりに冴えている。やはり外気温が下がっても暖房をつけていないので、空気が冴えているに違いない。まるで日本の冬のような感じである。あられなど降ったりしているようだが、暖房無しで就寝出来るぐらいなので、丁度良い気候である。ブルックナーの変ロ長調交響曲のフーガから、どうしてもその御手本の一つであろうジュピター交響曲を鳴らさなければいけないか。



参照:
ドイツ経済の社会的機動力 2014-01-28 | アウトドーア・環境
素人を騙す金儲け評論 2013-10-02 | 試飲百景
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ハードディスクの接続タイプ

2014-03-24 | テクニック
四月のXPサーヴィス終了を考えてPCの構築に日曜日を費やした。調べてみると、ワークステーションで使っているハードディスクのタイプは古くなっていて、適当な価格ではそれほど大きくなものに替えられないことを知った。そこで、ハードディスクの増強を諦めて、外付けディスクを誤魔化しながら使って、壊れるまで使うことにした。

昨年購入したHDは1TBの容量で安かったのだが、接続はSATAで、他所からお払い箱で取ってきたPCに取り付けたのだった。しかし、使用中のワークステーションはSCSIかIDE(ATA)接続なので、現在二個使っている容量70GBの倍ぐらいのものでも、その1TBのものと同じ価格となるのであった。

月末までに新たなシステムの構築を完了させておかないと、サーヴィスが受けにくくなる。ディスクを初期化して、新たにXPをインストールするならば今の内だからである。

今ここで完成したPCは少なくとも先二年ほどは現状維持することになるので、出来る限り完動状態にしておかなければいけないので、先ず掃除をした。兎に角、システムを堅牢にしておくために時間が許す限り手間をかける。

二週間ほどでまだ何が出来るかわからないが、システムが壊れたときのことも考えながらの自己防衛体制を築いていくしかなさそうである。外付けのHDもUSB2を使うので限界があるが、将来性を考えれば上手に発展解消するしかなさそうである。

朝は疲れを取るためにも少しだけ走った。朝が遅かったので、歩くのも不自由な森の中を走ってみたが、足元が悪いのでなかなか上手く走れない。丸太を越えたり、斜めの道を駈けたりするので、足の裏を上手に使わなければこけてしまう。その意味からは良いトレーニングなんかもしれないが、三十分ほどで汗を掻いてもあまり爽快な感じは残らなかった。



参照:
新品PCのような軽やかさ 2014-03-16 | テクニック
駄目で元々のSCSIカード 2013-05-31 | テクニック
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花冷えも復活祭まで

2014-03-23 | 生活
気温が下がってきた。寒戻りである。それとも花冷えというのかもしれない。アスパラガスも八百屋で見かけた。いづれにしても寒さ暑さも復活祭までである。買い物に行く途上の土曜日ラディオの正午のニュースは、反原発デモンストレーションが各地で特にマインツ・ヴィースバーデンで盛大に催されたことを伝えていた。いつまで経っても火が消えないドイツの原発と再生可能エネルギーへの転換が一進一退していることへの大きな不満の表れに違いない。

ウクライナ情勢に関しては武力的な反応を一切示さないことをメルケル首相は声明したので政治的なそれも経済的な制裁へと集中する。その中で訪れる中共の習主席の動向が注目されている。フランクフルト市場で人民元を扱うことでそのことで訪れる主席が、中国の国内事情の是とする分割反対の立場からどれだけ西側と足並みを揃えて反プーティン政権を明確に出来るかの問いかけである。しかし一方で今後の資源の供給などを考えると対ロシアへの姿勢は重要であるのは中国も西側とあまり変わらない。そうした事情から、対ロシア制裁に関しては成否の両意見が並行して論じられることになっている。

金曜日は、「農民」、「上海マラソンマン」と「町医者」が揃ったが、自分自身は可也疲れが溜まっていたので、適当なところで早退した。シーズン40日間の中で最も疲れが表れていたに違いない。右手の中指を前日の挑戦で痛めているが、それ以上に全身の堪えていたようだ。それでもある程度登れてしまうのは、今年だけでも30日以上登っている実力というものだろうか?このまま続くかどうかは分からないが、ボールダーは気軽に行けるので、もしかすると昨年の百日を越えて、三日に一回ぐらいの日数になるかもしれない。つまり、最近は缶ビールでお茶を濁しているワインを空けるよりも数が多くなるということである。



参照:
花冷えから新緑の季節へ 2012-04-02 | 暦
シュパーゲル研究 2005-05-10 | 料理
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CPのとても高いピノノワール

2014-03-22 | ワイン
先週購入したフィクサンの2011年物を開けた。ニコラ・トュリエというドメーヌものである。シャムベルタンなどのドメーヌ・ユグノーの傘下のようである。

期待に違わずとてもCPが高く、初めてこの価格帯スーパー価格15ユーロで、ドイツのシュペートブルグンダーに勝るものに出会った。香りもチェリー風味で、味もとても繊細で、酸も背後に潜んでいるだけで、とても飲み心地がよい割には、石灰のミネラル風味も感じることが出来るのである。

早飲みという条件を考慮しても、中途半端なジュベリー・シャムベルタンを十ユーロ以上上積みして購入するよりも、このワインを楽しんだ方が遥かに価値が高い。

二日目にどのようになっているか不安があったのだが、全く酸化を感じさせるどころか更に開いてきていて、想像以上であった。機会があれば躊躇わずに購入したいピノノワールである。

日曜日に緑のベンチまで駆けた後、月曜日にボールダ、水曜日に走り、ボールダ、木曜日にボールダ、金曜日は室内壁となる予定だ。疲れは残っているが、腹筋などの筋力はついてきているようで、ついでに腕から上体も筋力がつき始めている。週三回も最大筋力をインターヴァル式に何回も発揮していれば筋力が増強されるのは当然である。最初の頃に感じたような鉛のように重く圧し掛かる筋肉疲れがあまりなくなってきたのは、慣れてきたせいもあるが、天候なども含めてからだが順応してきている証拠だろうか。



参照:
スーパーブルゴーニュを物色 2014-03-17 | ワイン
手練手管の質やその価値 2014-02-21 | 数学・自然科学
早落としの村名ピノノワール 2013-08-01 | ワイン
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奥歯を噛み締めながら

2014-03-21 | 生活
歯医者に行った。一年前の親不知抜歯の後初めての訪問である。期間を置いたが、それでもあまり歯垢などが溜まっていなかったようで、それほど酷い目に遭わなかった。計算書を見てみなければいけないが、洗滌だけで比較的安く済んでいるならば、これほど喜ばしいことはないのである。なぜならば、虫歯がないからである。

そこで、昨年登ったコミチルートの話やレ・ドロワ北壁の話に続いて映画の話をすると、元アルピニストであり山岳界に詳しい歯医者は、ダヴィッド・ラマはシェルパの父親とオーストリア女性の子供だと話していた。ネットで予約して映画館に出かけた。

十人ほどの入場者で当日二回の一回目の上映であった。初めてのデジタル映画であったが、なるほどフィルムの傷はなくても、映像が上手く取れていない限りどうしようもない。

ビッグウォールのジム・ブリッドウェルが監修のようにしてコメントしていたが、なるほどツェロ・トーレーの1970年にボルト連打で登られたところをフリー化するのは困難な課題だったに違いない。しかし、映画が伝えるのは、「室内登攀競技で一世を風靡した若者がビッグウェールを登る」ことに尽きる。要するに映像が伝えるように競技の王者もアルピニストとしてはアマチュアーにしか過ぎないのである。それは我々にとっては直ぐにわかるのだが、肝心の競技クライマーとしての妙技も合わせて僅か五分ほどしか映されていなかった。正直大変失望させる内容で、風景映像表現も凡庸で、クライミングの技術的にも殆ど魅せるものはなかった。恐らくラマ自体の技術に我々が習うものが無いと言うことでしかないのだろう。

最も興味深かったのは、ボルト連打のコムプレッサーなどの映像で、そのボルト連打を所謂A0で登る、丁度1970年前半に我々がやっていた流儀を競技界の王者が三度目かの遠征で登っていたシーンである。それも可也危なっかしい登り方をしてである。最後の遠征でその横の脆い頂上直下を登るシーンもフリークライミングの妙技などでは全くなくて、我々が何十年も昔に騙し騙し登っていたような情景であり殆ど滑稽なクライマックスとなっていた。要するにこの映画の結論は、今更ながら「室内登攀で幾ら登ってもビッグウォールとは関係ない」ということでしかなく、例えプロとして登れても、そこではアマチュア―でしか無いと言うことだろう。

ボールダーに相棒の町医者が来た。一通り案内しながら、介助人が居ないと怖くて出来なかった課題を片付けた。初め思っていたように手掛かりの手の交代をしようとするとずり落ちた。そこで、アンダーグリップを左手で保ちながら左方向に右手を伸ばして、小さな手掛かりに掛けて、左手を大きな取っ手に移すと完璧に登れた。次は介助人が居なくても出来そうである。ボールダーは手順が分かるまでが味噌で、解ってしまうとコロンブスの卵になることが多いようだ。その前にロッホムスターをやらせたが、上手く立ててなかった。ライストュングヴァントはある程度こなしていたが、一つもまともには登れていなかった。その後のモースプラットの摩擦登攀も駄目だった。ベーザーリスも駄目で、ポッペルブロックも登りきれなかった。しかし、フェリックスブロックのピアッツァ課題は身長があるので簡単に手が届くので全く問題なくこなして、更に摩擦登攀も右手の押し付けが高いところから出来るのでいとも簡単に片付けた。

その前にブークブロックの月曜日に試したところを介助して貰ったら登れたが、自力で登る可能性は見えたが、中々難しい、それでも話しに聞いていたように、「アレックスブロックのそれよりは困難だ」とは全く思えない。ルッツブロックを見せて、アレックスブロックから、ラムゼスブロックに行くと、町医者は違う手掛かりを使って肝心の手掛かりまで届いた。やはり身長差である。その後、ランゲヴァントの課題を介助して貰ったが、思っていたハング超えよりもその上の方が難しくて怖い思いをした。このシーズンは誰も登りきって居なかったようで、手掛かり等は汚れていた。更にその先の三つを見せて、帰宅の途に着いた時は三時間以上経っていた。新しい靴を探しているので、細い角に立てる靴を選べとアドヴァイスしておいた。



参照:
抜糸省いて最後の抜歯 2013-04-16 | 生活
人類の将来の進展のために 2012-12-02 | アウトドーア・環境
冬至過ぎてクリスマス休み 2013-12-23 | 生活
ディビッド・ラマ、セロトーレに遠征 (月山で2時間もたない男とはつきあうな!)
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学会よりも出版やメディア

2014-03-20 | マスメディア批評
ダヴィド・ラマの登山映画を観に行く途上、いつもの夕方のラディオの座談会の話題は学術論文であった。学会と社会の関係を研究している教授らが先日来話題となっている理研の捏造事件をも扱っていた。

実験研究とは門外漢の我々でも論文の重要なフィギュアーである写真を編集して、それどころか違う条件での写真をコピーペーストすることのいい加減さは信じられないのだが、この教授もそれを挙げて、現在のネット時代の教育や影響などに触れていた。

1970年代には、原発開発とその環境に与える影響から、学術研究の結果が、それまで以上に何を重要視するかで見解が変わってきて、学術的な結論はより以上に重要視される中でその結論に対する疑念は更に高まってきたというパラドックスが語られる。

それは60年代の紛争の中での権威主義からの開放と同時に起こった博士号を取得し無いと言う時代がもはや過去のものとなり、指導層に博士号や教授資格が求められるようになったドイツ社会において、高等教育の大衆化で殆どの政治家が博士号を競って取得するようになって問題が社会化してきたのである。

その問題の筆頭に、ポストメルケルの筆頭であったツ・グッテンベルク大臣の「不必要な」博士論文が殆ど借用であったことからは博士号が剥奪されただけでなく、政界引退を余儀なくされたのであった。その後にもその種の博士号の審査が続き、博士号のその権威に大きな疑惑が掛けられるようになっているからこそのこの討論なのである。

教授の主張は、学術論文の意味合いがもはや嘗ての学会コミュニティーでの議論を前提としたものではなくて、理研で起こったように先ずはマスメディアを集めての華々しい発表ということになり、そこにはサイエンスオブネーチャーなどの出版社の営業があるというのである。要するにネーチャーで掲載されたということが学会での精査よりも意味を持つようになったという商業的な側面ということである。

そして今回のようなことが繰り返されるときに今度はまともな学会では誰もネーチャー掲載の論文に注目しないようになるということで、同時にその購読数も激減することになるのである。



参照:
手練手管の質やその価値 2014-02-21 | 数学・自然科学
福島一号機制御室の英雄たち 2011-03-26 | マスメディア批評
克服すべき倫理と回答 2007-06-12 | 数学・自然科学
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求められる汎用性と調整力

2014-03-19 | テクニック
先日チョークを注文した。初めて購入したチョークボールがかすかすになってしまったからである。最初はばかすかと手についた粉が、殆どつかないようになってきたからである。こういうものかと思ったが、あまりに不経済な感じなので、よさそうなものを探した。するとザイルのベアール社が出しているので、それを探すと送料などを含めて、ミュンヘンのシュスターに辿り着いた。先日エーデルリット社の安全ベルトを送り返したところだった。

二袋で十ユーロもしないのに送料無料では悪いと思って、バンドシュリンゲを同時に注文した。11ミリ幅以上のものをイタリア製ロールンロックと使いたかったのだ。エーデルリットのダイニーマの120CMものがあったので、これを使おうと思った。実は今までマムムートのチェーンを使っていたのだがその重量が110Gを超えていて、最近は使いにくいと感じ始めたので ― 実はそれを人工登攀にも流用できると考えて購入したのだったが、今やそのようなアブミが必要な局面で様々な方法が使えるので必要なくなった事情もある ―、その代わりにバンドシュリンゲ47Gとロールンロック80Gをあわせて使うことでより汎用できると感じたからである。

特に新しいペッツルの説明書では、ドイツ式の懸垂下降時のプルージックの使い方がもはや推奨されていなくて、フランス式の同じ場所からのプルージックが図示されて推奨されているからである。勿論フランスの会社だから当然なのだが、メーカーの推薦を今後採用することに決めたので、その時の長さ調整にロックンロールを使ってみようと考えたのだ。ドイツの指導員とは議論が生じそうであるが、メーカーの正しい使い方を主張としてみよう。

そこで、このバンドシュリンゲを使うのと同時に、所謂縦列確保支点連結方にもサブのシュリンゲとしてこれを同時に使えて、更に必要ならば中間支点にも使えるようにするのだ。勿論、非常時にはロールンロックをプルージック登りに使えば、本格的に中空のザイルを登ることも可能になる。

月曜に夕方少しだけボールダーに立ち寄った。めぼしい成果はなかったのだが、ブライトヴァントの一番簡単な場所を試してみた。前回よりも三手ほど先に進められたが、最後の乗り越しまで行かなかった。それでもその前の動きは我ながら芸術的だと思える一手で、このようなことが身につくと名人に近づきそうである。思い描く一挙手一歩と身体の動きの調整は、その見る目を養うことと同時に極限までの調整力に近づくのでスポーツの醍醐味でしかない。ボールダは、正しく腕力とは対極にあると思ったが、同時に其処でであったボールダ御兄さんと話していると、やはり身体をフィックスして押さえつけるだけの体幹の強さが求められているようだ。



参照:
欲しかった大人の玩具 2013-08-02 | アウトドーア・環境
アメリカ製の素晴らしさ 2013-10-09 | テクニック
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「大指揮者」の十八番演奏

2014-03-18 | 
バーデン・バーデン行きではミュンスターチーズやパステートやキッシュ類も購入したが、流石に冬場はあまり良い野菜は無かった。その代わり、エビと墨烏賊を購入した。祝祭劇場ではブルックナーの交響曲五番変ロ長調をシュターツカペレドレスデンで聞く予定で、その公演前の二度目の楽曲説明に間に合うように買い物を切り上げた。

その楽曲説明は前回のブルックナーの第九の延長線にあるもので、所謂対位法的な観点から楽曲分析を試みることになる。当日のプログラムにあるように作曲家の真価の見せどころと言っても良いのかもしれない。その内容を思い出しながらシカゴ交響楽団が演奏しているバレンボイム指揮のLPを鳴らしながらこれを書いているが、まさしくその内容を体現している演奏なのである。

このような専門的な超一流交響楽団の演奏は座付き管弦楽団には求めようがないのだが、今やFAZなどでもドイツの大指揮者と称されるティーレマンの指揮はとても楽曲の真価を示すものではなかった。この指揮者が十八番としている交響曲のようなので大変期待していたのである。しかし実際には、ドイツの二流大指揮者であることを実感させてくれた。

なによりも期待していたのは、前回この管弦楽団をリーダーハレで聞いた亡くなったシノポリ指揮ではマーラーの第六番の精緻なテクスチャーを描き出すにはあまりにも統率が弱かったので、この肩の分厚い大男の指揮者のそれだったのである。その点では、なるほど初期の時分に朝比奈隆と比較されたような技能からは大分良くなったのかもしれないが、それでもリハーサルで何をやっているのか合点が行かなかった。要するにシノポリ時代より管弦楽団として進歩している訳ではなかったのだ。

今まで車中のラディオなどでシュトラウスの交響詩の演奏を聞いて、可也意思のハッキリした実践を求めるものと予想していたのだが、唯一交響曲第二楽章の流れの中で、なるほどこうした粘り強い歌をドイツロマンティックとして表現したいのだと何とか理解できた。しかしそうすることで余計にブルックナーにおける神秘主義などからは大きく離れて世俗性の中に埋没することになるのである。それはある意味、当時のビーダーマイヤーのライフスタイルからすれば決して間違ってはおらず、例えば三楽章のレントラーや農民の踊りとして実践するのかもしれないが、少なくとも今日の教養のある人間ならば少し異なった体感しかないのが文化先進国なのだ。なによりも作曲家自身を考えれば、例え名誉博士号にしてもヴィーンの大学で教鞭をとった芸術家であり、全く教養の無い指揮者とは異なり、その時代の中でこその創作活動であったのだ。

具体的には、例えば一楽章第二主題部ピチカートの中世の吟遊と呼ばれるような単旋律的な扱い方においてもバレンボイムの録音とティーレマンの解釈では大きな違いがあり、前者のあまりにも丁寧な扱いは一般の評価を悪くするような崩れの無い楷書風のものだが ― ピアノ演奏における正統的な伝統と表されるように、それによってこそ初めてブルックナーの対位法における骸骨図が浮かび上がりやすくなるのである。同じような例は、前回のギーレン指揮の第九でも見られたが、チェリビダッケのそれも近いかもしれない。それに反して、今回の演奏の一つ目の山であった第二楽章においても顕著であったように、更に終楽章におけるベートーヴェン的な側面の縮小短縮技法の強調によって、折角のコラールの効果が矮小化されるだけでなく、当日のプログラムにあるようなモーツァルトのレクイエムやヴィーン古典派との関連の側面が強調されているとしてもよいのだろう。

ある意味、ブラームスの第一交響曲と同時代の創作として、アカデミズムとして批判された新古典主義的なブラームスに近い感覚でのブルックナーとなるとあまりにも核心的な部分が削ぎ落とされてしまっているとしか思えないのである。恐らく、ドイツロマン主義的な思考をあまりにも強く意識するばかりに、なぜか近視的な視野に陥るという意味では、こうした演奏家に拘わらず、修正主義者とか言われるような人々が巨視的な歴史観を持ち得ない事例の一つとしてのブルックナーの演奏実践だったように思われる。

実際に当日の会場は土曜日にも拘らず約三分の一ぐらいの入りであり、恐らく各方面からの商業的な後押しがあっても所謂教養のあるドイツの聴衆の中でのこの「ドイツの大指揮者」への認知はそれぐらいのものであるというのも実感できたのである。一方、一部では熱心な支持者も少なからず居たようで、こうしたクラッシック音楽市場の限られた商業的な意味合いをも露呈していたようである。

熱心なパリ・フライブルクからのフランス女性が、日本でもセミナーをしているというシュターツカペレの仏オーボエ奏者の話をしてくれたが、ドイツにおいても交響楽の意味というのは過去のものであるのは、もはや専門的な交響楽団の存続が益々危うくなっているということで隠しようのない事実なのである。それでもこの交響曲をシュターツカペレの響きで生で聞けた価値は、入場料47ユーロで安くはないが、十分にあった。また、幕横の天井桟敷は空調が大分喧しくなってきていて、あまり良くない。



参照:
ブルックナーの真価解析 2013-12-17 | 音
購入した安いティケット 2013-09-30 | 雑感
相互相関連想的観念連想 2014-02-27 | 雑感
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スーパーブルゴーニュを物色

2014-03-17 | ワイン
スーパーブルゴーニュ、つまり仏スーパーで購入するブルゴーニュである。バーデン・バーデンに出かける途上、いつものように物色した。今回は、ポマールで好印象を持ったドメーヌの二ユーロほど安い2006年産プュルミエ・クリュとCPが高いとして高名なフィクサンの2011年物である。後者は隣町のジュヴェリー・シャンベルタンと比較して明らかに安価である。41ユーロ出すよりもこの15ユーロのワインの方が価値があると信じている。

さて、ミュラーカトワール醸造所での2013年産新酒樽試飲会の記憶を留めておかなければなるまい。樽試飲なのでアルコールを強く感じたが、これは醸造親方の力強いワインの流れなので致し方が無い。それは2012年産でもアルコール度が高く、しかし最近は糖を絞る方向に高級ワインを仕上げているのがこの醸造所の方針である。

そのために、逆に若干弱めに醸造された2011年物が2012年のグランクリュよりも良かったのだが、改めて試飲してみると2012年のインデン・マウエルンも決して悪くなかった。この傾向から、明らかにこの醸造所は寝かせるワインの方へと若干重心を移して来ている様で、その先にはビュルクリン・ヴォルフ醸造所の大成果がお手本となっているに違いないのである。

その中で古い2008年物のギメルディンゲンのオルツリースリングが10ユーロで提供されていたので三本購入した。自宅で再度試してみると翌日でもヘタレていないので驚きだった。この価格帯としては秀逸と言えるかもしれない。ヴァッヘンハイマーリースリングでも厳しいのではないだろうか。その証拠に価格は倍ほどする2008年産レッヒベッヒャルがそれ程良くなかったことが挙げられる。

もう一つ古いワインで良かったのは2012年のレッテンヘーレンである。酸も適度に効いていて、繊細さもあり、アルコール13.5%とは思えないワインらしいリースリングであった。

新酒ワインでは、ブラウブルグンダーなども悪くはなかったが、2010年のように酸が効いている訳ではなく、取り立てて参照する必要もないであろう。但し、全体的にレベルアップも感じられ、一種の品の良さを示すのは培養酵母の選択などに依るからだろうか?

その後、ゲオルク・モスバッハー醸造所にも立ち寄った。酸がもう一つな感じであったが、決して悪くはない。ブルグンダーは良いものを購入した方が良さそうである。もはや量産できるようなワインはドイツでも売れなくなるに違いない。



参照:
2010年産ポマールを試す 2014-03-08 | ワイン
手練手管の質やその価値 2014-02-21 | 数学・自然科学
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