Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ベルギービール毎日一本

2016-08-18 | その他アルコール
お乾きが続いて、気温が27度近くになっても清々しい。私にとってはこれこそ夏なのだ。そして風に秋を感じるぐらいが名残惜しくて一番良い。そして散髪に行ってすっきりした。とても気分が上向く。お湿りが来るまで出来るだけ体を動かしたい。二週間ぶりぐらいのボールダーで新しい問題を見つけて、解決寸前までいった。この程度ならば岩壁でも試せる程度である。久しぶりに新問題解決となるか。なによりも靴があまり痛くならないようになったのが嬉しい。

モニターを調べていて、TFTとIPSの相違もよく分からなかったのだが、これを見ているとなぜ会社を潰すまでになったかが納得できた。技術者がそこに打ち込んでしまうと視覚挟角になってしまうのだろう。ディスプレーの視野角とはちょうど反対なのだ。会社の体質もあるのだろうがそうした人たちが会社を引っ張っていくと潰れるのは当然で、未だに拘っているようなのも理解できた。客観的にみればただの生産技術に過ぎないのだが、本人たちにはきっと異なったように見えているのだろう。いかにも技術屋が陥り易い罠である。

そこで今まで占有で使ったことのあるカラーのディスプレーを省みる。ノートブックは現在のものはIPSのようだが ― 実際はTNパネルだったようだ、前回はTFTだった。ソニーのデスクトップ用はTFTである。タブレットはIPSで、車載のモニターは分からない。このように見ていくとこの十年の市場の変化が分かる。

今回関心を持ったのは、新しいIPSを購入しても古いTFTを手放してはいけないという事が書いてあったからだ。理由はどうもマルチ画面を使うときなどに消費電力が低い従来のTFTが役に立つというのと、最近はアナログ入力が減ってきているという事の二点らしい。従来のVGA入力はデジタルに比べると画質は落ちるが、それほど悪くはない選択として、古いPC等に繋ぐのに欠かせないということであろうか。

ボールダーに向かう車中の中で、ベルギーで世界初のものがもう一つ増えるという話題があった。サクソフォンなどに続き、ビールラインがそれに入るというのだ。世界遺産に指定されたブリュージュの旧市街にあるデハルヴェマーンの製造工場から瓶詰め工場への経路に遺産の橋が掛かっていることから、負担を避けるためにパイプラインが出来上がったという事だ。同様な旧市街の例は、身売りしてホテルのなってしまったバッサーマンヨルダン醸造所などでもあったが、こちらは生産も盛んなようなので容易に移転も出来なかったのだろう。そこが身売りしたところとオーナーの施設とは異なるところだ。三キロを超えるビールの移動には、三十分ぐらいかかるというから、ラディオであったように水圧ポムプの調整がマイスターにとっては大切な仕事になる。幾らそれほどの気温ではなくとも、生ものであるから、新鮮度が失われないか気になるところだ。

昔私設水道の途中の崖下でパイプに穴を開けて流用されていたことがあったが、ビールとなると一寸栓を開けると飲み放題でグラスに継げるとなると、アル中にならない方がおかしいと思う。地下に敷設するようだが、そのようなことも考えてか、クラウドファウンディングで費用を募集する代わり、一生涯一日一本のビールを7500ユーロでプレゼントというのがあった。



参照:
麦酒、不純か純潔か? 2006-08-10 | その他アルコール
甘口ビール飲料に要注意 2006-07-15 | その他アルコール
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久しぶりにキンキンのビール

2015-07-09 | その他アルコール
月曜日は再び暑くなったので、夕食は鯖の燻製のサラダでお茶を濁した。実際はビールを濁したのだ。先週末に追加でヴァイツェンビーアなどを買ったときに、どこかにジョッキーがあることを思い出した。もはやグラスでは直ぐに生温くなって飲めないからだ。あれやこれやと思い出しているうちに、BASF印のおみやげ物があったかと思ったが、それは日本でここにはない。よく考えてみると寝室で使っているもの入れが、ヘキスト印の同様なものだったことを思い出した 残念ながら彼のヘキスト焼きではない。早速それを洗って冷蔵庫に入れる。もう一つはルフトハンザ印であった。前者は大降りで蓋がついていて、未使用だった。

色々試して、結局は飲むに少し前から缶ビールとともに冷凍庫に入れるべきだと分かった。そして、ルフトハンザ印でビットブルガーのピルツナーをぐっと飲んだ。最近は息子さんのファン・フォルクセム醸造所のリースリング同様に、苦味と甘みのバランスが良いとお気に入りで、なによりも安くて質が良いのだが、これがまた冷やすと格別だった。こんなにビールを冷やして飲むのは何年ぶりかで、まるで日本のビールのように切れが良いのだ。日本のビールも評判は悪くはないが、こうして冷やしてみると、日本のそれより悪いとは全然思わない。500CCで70セントぐらいだからとても素晴らしいCPである。

火曜日の早朝、走ろうとして準備していると、いつもの沢沿いのコースの終了点に結構なスピードで走りこむ若い男がいた。往復してきているのだろうから、それなりの距離があって、最後のところは苦しいところだが、私と同じように頑張ると息切れしそうになるはずだが、比較的上手にクールダウンさせていた。どうもあの要領は学ばなければいけないと感じた。暑くなると、平素は町の中を走っているような走りの人たちが森に来るようだ。明らかに走りなれた人が多い。



参照:
無花果の木陰の冷麦酒 2006-07-09 | 料理
ロハスのスタイルとは一体 2015-06-10 | 文化一般
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休肝日をいれても残る疲労感

2010-10-07 | その他アルコール
昨日、石切場に向う途上、対向車のバンをやり過ごそうとした。するとパッシングされた。先でネズミ捕りでも遣っているのだろうかと運転手の方を見ると、黒っぽい影の男が運転席から前のめりになりながら左手を出して合図した。

結局誰か分からないのだが、明らかに知人で、こちらに合図していたようだ。知人であるからあれほど近くで顔を見ているのだから分かっても良い筈なのだが、分からない。車の感じや通行時刻や進行方向でしか推測出来ない。

最近は石切り場やアウトドーア活動の関係で「見かける顔の知人」が増えているのだが、あそこまで合図して来ているのだから、一度は飯などを食った仲なのだろう。そのシルエットと推測からある人物が挙がったが自信が無い。次にあったときに尋ねてみるしかないが、道路上で作業服などを着ているのを見かけたりすると、なかなか知人と関連付けるのに時間が掛かる場合もある。

昨晩は底を直した靴をはじめて試したが、岩場が湿っていて、体に力が入った。それでも一週間休んでいた割には体の切れは悪くは無かった。何よりも体に力が入るのが良い。それで、体こなしに今朝は六キロ近く走破してきた。これまた気温のせいか起き抜けにしては快調であったのだが一部快走の割りにはあまりタイムは伸びていなかった。やはり足腰に応え、予想通り昨晩の上体の軋みが上手く疲れとなって出て来た。冬の始まりは外気温から体の疲労が発散し難いので、上手く疲れを出してやるのは重要である。

帰って来てシャワーを浴びて、午後になると流石に全身疲労となった。昨晩は、胃腸の調子が今ひとつで休肝日としたが、今晩も休肝日である。牛乳が切れていて、コーヒーの飲みすぎが堪え、フィッシング詐欺との戦いなどのストレスが胸やけ感になってきている。こうしたことでもなければ休肝日は取れないので、それも良いかもしれない。肝臓の疲れが出てきているのかと思っていたが、休肝にしてもしんどいものはしんどい。
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健康不安を覚える休肝日続出

2010-08-13 | その他アルコール
昨晩はバスマッティーライスの残りと豚のグリルの残りがあったので焼き飯にする予定であった。それが思いかけず、石切り場から帰ってくると九時をとっくに過ぎていた。流石に油ものを食する時刻ではない。同じような材料でニンニクをぶち込んでラーメンとした。

それ程精を付けたいと思ったほど登った訳ではないが、三時間以上も初心者の登りを凝視しながら自らもいろいろと試していると結構疲れた。その証拠に今日は腕が張っている。そして目がしょぼしょぼする。

登った手応えのあるルートは一つだけであった。都合四回目なので手掛かりを覚えてしまって大分容易に感じるようになったが、それでもまだまだ上手に登れる可能性があるのが面白い。

結局腹を膨らまして寝床に潜り込んだのは翌日になっていた。夜もだんだんと長くなって来ているのだが、もう暫くは戸外での夜の生活を楽しめる。

そして驚くことに昨晩はまた休肝日となった。このところ今年になって二回目・三回目の休肝日が続出して、健康状態が気になるところである。昨晩のバリラの麺のゆで汁の塩が効き過ぎてこれもいけない。運動のし過ぎで疲れが溜まってきているのだろう。これでは決して健康とはいえないが、明日もきっと体慣らしに朝早く走ってしまうかもしれない。



参照:
仕組まれた初めての不具合? 2010-07-29 | 生活
腹筋による整腸作用を求めて 2010-03-07 | 生活
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不愉快なアルコール酔い

2009-08-08 | その他アルコール
スーパーでライムを安売りしていた。特になくても困らないがレモン代わりに使おうと思って購入した。しかしそれだけでは終らない。ついロンドンジンに手が伸びてしまう。後で考えるとソーダもなくまともなロングカクテルは作れないが、水で薄めて飲んだ。試しに塩を混ぜたのは失敗であった。

最近は強いアルコールを飲まなくなったので、効き方の違いが良く分かる。今更であるが、アルコールのパーセントの違いは量だけだとなんとなく考えていたのが誤まりだと分かった。要するに分解や体内への吸収の相違が大きいのである。

アペリティフとしてそれを引っ掛けてからスーパーの肉屋で買ってきたロールキャベツをヴァッヘンハイマーオルツヴァインとやるが、ワインの味が今一つハッキリしない。やはり口の中が、カクテルの砂糖とアルコールで変調をきたしているようである。

最近は運動の後にも麻酔効果を求めてアルコールを摂取する事はなくなってきた。それが必要ないと思うのみならず、肉体をある程度制御する意識が強くなると酔いの感覚が不愉快になってくる心理的な影響もあるようだ。

もちろん肥満気味の時分は、食生活も異なり、酔い方も異なった。食べて飲んでいる内に酔っ払っていて知らぬうちに二日酔いになっている感じが強かったが、最近は良質のワインやビールを飲んでいれば量を越えて後に残る事はない。

そうなるとワインのアルコールの二三パーセントの濃度の差異に味覚からだけでなく関心が湧くのは当然であろう。
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肝臓を休められない日々

2009-05-22 | その他アルコール
久しぶりに疲れた。水曜日は二時間ほどみっちりと暑い中をクライミングの修行をして、帰りがけに自分で作ったミニザウマーゲンを挟んだパンを食して、一杯引っ掛けた後に、シャワーを浴びてマンハイムに向う。

其処でヴァイツェンビーアを一杯引っ掛け、十一時前に帰宅して零時ごろにベットに向う。

最近なかった事であるが興奮して眠れないのである。理由は分かっているのだが、結局貪るようにして一度トイレに行きながらもなんとか朝五時まで横になる。

急いで、朝食と昼飯のサンドウィッチを拵えてコーヒーを沸かすが食が進まない。結局昼食用の冷えたワインと行動中の冷えた薬草茶をもって、六時半過ぎに家を出る。

155KMの距離の途上強く雨に振られるが、約束の九時よりも一時間程早く町に着く。町が予想以上に大きく、あまりにも多角経営なホテルの本部が見つからない。

駅前に駐車して歩く準備をしてから、パリやマコンからのフランスからの仲間達も集まるホテルへ向うと、雷雨のため一時間ほど出発を遅らすというではないか。

十時から歩き出して正午には木陰で持ち寄ったワインで乾杯をする。夕方再び雷にあったが、雨を避けて午後四時前には無事にホテルへと戻った。

其処から帰宅の途上、ラムのコトレットとナオウサで食事を済ます。当日既に飲んだワインはグラス二杯ほどヴァイツェン一杯と、ワインの試飲会を週末に控えて、なかなか肝臓を休められない。
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八月の雪のカオス

2006-08-22 | その他アルコール
それで、雪だ。- 全てに混沌を齎す雪。
雪が降る、一月に、そして五月にもそれほど少なくなく、八月にも、君が気が付いたように雪が降る。総じて言えば、雪が降ること無く過ぎ去る月は無いのだ。これは、断言できるよ。

Und dann der
Schnee – er bringt alles durcheinender.
Es schneit im Januar,
aber im Mai nicht viel weniger, und im August schneit es
auch, wie du bemerkst. Im ganzen kann
man sagen, daß kein Monat vergeht,
ohne daß es schneit, das ist ein Satz,
an dem man festhalten kann.

トーマス・マン作「魔の山」より。

ダヴォースで八月に雪がちらつくとすれば下旬の事だろうか?標高からすれば、偶に頂上にかかる雲とか雷雨時に風花が舞い落ちたり、雹が降るのかもしれない。夏の情景である。

この一説は、先にサナトリウムに逗留していた長患いの従兄弟が新米のハンス・カストロプに対して、山の生活の鬱陶しさを語った場面ではないかと想像する。当時のサナトリウムの部屋からダヴォースの町とその教会の鋭塔を眺めた白黒写真がカレンダーに印刷されている。クライマックスである雪の遭難シーンは終盤にやって来るが、この一節は、その後混沌とする世界大戦勃発で終わる物語の破局の伏線なのだろうか。

響きが良い。特に二行目の名詞・シュネー[∫ne:](雪)の喉からの響きを主語・ エル[er](彼)の嵩高感とその後の動詞の切れ、それを受ける副詞・デュルヒアイナンダー(乱雑に)への、あたかも硬くも柔らかく、冷たくも融け行く嵩高い雪の性質をカオスとして表現する語り口は見事である。


試供品として貰ったドイツのブランデー・アスバッハのリキュールに氷を一欠片入れて、ちびちびと舐める。ブランデー41%に対して30%のリースリングのアウスレーゼを加えて、19度のアルコールとしたものである。残りの19%はなになのだろうか。少なくとも甘く、後口が悪い。出来の悪いアウスレーゼを巧く味を調整して、一定の味覚を作っているのだろう。ワイン産地では、ウィスキーは好まれてもブランデーは好まれない。
´


参照:
山間の間道の道端で [ 生活 ] / 2006-03-24
即物的な解釈の表現 [ 文化一般 ] / 2006-03-23
谷間の町の閉塞感 [ 歴史・時事 ] / 2006-03-22
時間差無しに比較する [ 音 ] / 2006-03-21
高みから深淵を覗き込む [ 文学・思想 ] / 2006-03-13
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麦酒、不純か純潔か?

2006-08-10 | その他アルコール
ベルギービールにこれほど話題があるとは知らなかった。殆どドイツでは顧みられる事のないビールで、口の端に掛からない。それでもベルギー在住の人などは、これに詳しいので、チョコレートのように日本でブームとなっている事を知る。

先ずは、お土産に頂いた甘いビールを飲んで適当に調べて感想を書いて、ゲリラ的にトラックバックを張ると、大変有り難い事にビールについて詳しくコメントとして教えて頂いた。僅かながらもその人気の一端と魅力を知ることが出来た。

キーワードとしてのランブリックだけでもどうも明確な定義をし難く、それらをベースに特産があると殆どお手上げと言う感じがする。

ドイツのようにピュアーを謳う法律が無かったから当然とは言え驚くほどの多様さである。EU内での牽制や法律改正などがあったが、その肝心のドイツの純潔ビールは大量生産化が進み、10年以上前にあった質を競い合う地方のビールはどんどん姿を消していった。その中に最も美味いビールがあったのは間違いない。

現在のドイツビールはその質は保っているものの多様性と味と言うことでは、日本の地ビールに及ばない。もともとビールに旨味を求めるかどうかは別として、嘆かわしいの一言である。これは町のパン屋の壊滅と同じグローバル化の傷跡である。

それを考えると、ベルギービールの些か如何わしい様な商品は特化されていて、遠く日本にまで輸出されている。そして今回頂いた、ブロンドとして飲んだベルギー修道所ビールも、大量生産品であると言う質とは別に、甘口ヴァイツェンビールである事は否めない。

ドイツでは、「こんなものは飲めるか」とは言わないだろうが、「喉の渇きを癒すヴァイツェンでは無い。」と言えるだろう。こうした泡立ちの繊細さとかその黄金の色合いとかを愛でるビール文化などはドイツにはもともと存在しなかったのだろう。

敢えて差別化を試みるならば、食事においてもベルギー料理などの旨味はドイツ料理にはあまり無くて、文化が違うと言うべきだ。ビールの製造はフランス語地域が主な様だが、ワインの代替としてのビールの消費なども一つの要素として留意しておく必要はある。

そして危惧されるのは、こうした伝統とは違うところで甘いビールが造られて、結局はそうした半端な商品がマーケットを駆逐してしまわないかと言うことにある。ドイツのビール文化は現時点では決して将来的に楽しみな方向に無いが、最終的には伝統を護って行けるのではないかと期待している。

その護らなければいけないのは、決して伝統そのものでなくて、混ぜものの無い純粋な自然食品であるビールと言うことだ。



参照:
甘口ビール飲料に要注意 [ その他アルコール ] / 2006-07-15
減反政策と希少価値 [ ワイン ] / 2006-05-18
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乾杯、アルコールシャワー

2006-08-03 | その他アルコール
流体の補給について考察する。山小屋で雑誌を捲っているとカロリー別の効率の良い食事がピラミッド型に図示されていた。最上位にある液体を、我が意を得たりと、その後の体調維持に欠かさず補給した。

補給最の多いのがビールである。樽だしヴァイツェンまで、それも地元のフォルストブロイライ製造となると、躊躇する理由は無い。通常のビールも良い味で更にジョッキーが傾く。一日に1,5リッターは最低補給している。

ビールは、南チロル産でどちらかと言えば甘口傾向にある。ホップを抑えてモルトの甘みを出しているようで好ましかった。

それに劣らず、地元の赤ワインも毎晩三リッターほどは皆で注文しただろうか。白ワインを付け足すこともあった。赤ワインはカルテラゼーワインの一種であったが、どれも嫌な甘みはなかった。イタリア料理にはこれまた旨い。またグラッパを初めとするシュナップス類も適当に飲んでいる。

これだけでカロリーは十分に補給されている。反対にアルコールが翌日に残るような傾向は一切無く、これは飲料の質の良さを語っているのだろう。

そして今回は個人的に可能な限り、一リッターのハーブティーを寝床に持ち込んだ。勿論アルコール分解時の水分の補強であると共に、翌日の炎天下での効果的な乾き対策でもあった。これは功を奏したようで、長い夜の復寝を助けた。当然のことながら、価格の張るレモンつき紅茶を何杯も注文しないで良い経済的効果も大きい。

実際の炎天下での行動で十代以来最も汗を掻いたかと思わせる連日であったが、行動中補給する水の量は一リッターで事足りた。隊の中で最も体調の悪かった仲間が2,5リッターの水を担いで喘いでいるのと比べると対象的であった。その量はまさに「シャワーでも浴びましょうか?」と言わせたものである。

アルコールは、高所では良く回ると言うが、体調を壊して歯止めが効かなくなった意外あまり悪い経験はない。そのときも消化の問題やらで寧ろ内臓器官と交感神経に問題があったと回顧する。そうでなくて幾らでもアルコールがすすむと言う状況は大変体調が良い事を物語っているようである。

それにしても一日4リットル近い水分を補給しているのは、それだけ排出している訳である。
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甘口ビール飲料に要注意

2006-07-15 | その他アルコール
ベルギーのビールをお土産に頂いた。現地では何度か飲んでいても、こうして家でじっくりと味わってみるのははじめてである。ベルギービールは、ドイツの純正ビールの対極にあるとして有名である。

ブリュッセルの南西にあるゼンネン渓谷で作られる伝統的ビールはラムビックとして有名で、上面発酵に更に酵母が加えられている。さらにモルト化していないヴァイツェン麦を使うのも特徴らしい。そしてホップを味としてではなく保存剤として使っている事からも甘口ビールであるのは明らかなようだ。

その甘口ビールに、フラムボーゼンビーアやキルクビーアとしてフランドル語で呼ばれるフロンベーアやキルッシュの果物の入ったビール飲料がある。これをビールとして飲めるかどうかは疑問であるが、冷やして飲むとその甘味に酸味が旨くミックスしてそのベースであるラムビックビールに良く合っている。

今回飲んだのは、リーフマンス製でアルコール4.5度に対して、12,5%の果汁シロップが混じっている。香りも良く、粗末に飲むには惜しいので果汁入りシャンぺン代わりに楽しむ。実際、シャンペンのようなコルク栓がしてあり、「特別に抜く」感じが良い。もし、それらが簡単に栓抜きで開ける、口当たり良い所謂ボンボンビーアならば、より多くのキッチンドリンカーを作るだろう。この拘りにもベルギーの日常生活感が出ているようでもある。勿論ドイツでもラドラーや混ぜものを喜ぶ向きもいるようで商品としても市場占有率4.5%に達している。

キッチンドリンカーと云えば、こうした糖価の高いアルコール飲料は糖尿病傾向を助長しそうである。ワインの作れないお国柄であるから致し方ないのだが、ベルギービールは健康には要注意なビールである。



参照:麦酒、不純か純潔か? [ その他アルコール ] / 2006-08-10
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清涼のビアーガルテン

2006-07-13 | その他アルコール
ビヤーガーデンで涼んだ。残念ながら十分に気温は下がらなかった。ヘレス・ビーアを一リッター飲んで、ジャガイモサラダとソーセージを二本食べた。

この店は、東西の壁が開いた後に東からやって来たオーナーがシュパイヤーでビール製造を始めたと言われ比較的新しいのだが、プファルツには珍しいバイエルン風の店として繁盛している。特に夏季は、ミュンヘンのホフブロイ風に外で憩う事が出来るので嬉しい。

食事は、時々変わったものも見つかるが、どちらかと言えば比較的スタンダードなものである。豚の骨付きグリルやソーセージサラダ、もつの酢漬けなどに混じってザウマーゲンのグリルなどがあって土地柄が良く出ている。

ビールはそれほど冷えてはいなかったが、苦味が幾らか清涼感があった。炭酸割のヴァインショーレを飲む清涼感とは違う。口当たりが違う、酔い心地が違う。
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ビール消費と癌予防効果

2006-06-07 | その他アルコール
ビールの売り上げが落ちているようだ。外気温摂氏25度が分岐点と言う。今年は寒いので前年比同期間の売り上げは、2.2%落ちている。

それは何も今年に限った傾向ではなく、EU内のビール消費はここ十年で四分の三と落ち込んでいる。更に長期的には1970年には一人辺り141リッターであった消費が近年は115リッターに及ばない。

最大のビール生産国はドイツに変わらないが、その後に英国などが続く。そのドイツでも2001年から2002年に掛けて一人辺りの消費量が、ミネラルウォーターに追い抜かれる現象が起きている。後者の場合は一年半ほどでピークを向かえて現在は減少傾向にある。2003年の極暑の消費が影響しているのだろう。

我が家では、ビールを買うことは殆ど無い反面、以前は炭酸入りの水を 態 々 購入していたが、ここ一年以上水を買うことはなくなった。理由は、持ち運びが重く、水道のハーブティーの方が旨く安いからである。同様な2003年消費の反動がドイツ内の消費状況に見られるようだ。

リフレッシュ飲料が伸びる傾向にある。所謂ボンボン・ビーアと言う甘味などを加えたビール飲料もEUの新法規の中で伸びているようである。若い特に女性層の消費によるようだ。このビール飲料の市場占有率は、61%のピルツナー、12.4%のエクスポート・スペツィアル、8.5%のヴァイツェンに続いて、バイエルンのヘレスとならび4.5%に至っている。

こうした落ち込みが、地方色の薄くなった合併吸収の大量生産ビールの不味さから来るのかどうかは判らないが、大手のビールグループは生き残りをかけて海外への輸出攻勢へと出ている。特に中国辺りは一人頭14リッターと今後の伸びが期待されているらしい。

現在北欧で開かれている会合では、酒税の導入が模索されているが、消費税以上の付加には反対が多い。

何よりもビールの消費の落ち込みには、その盛んな宣伝に関わらず、消費者層の変動が影響しているとする意見に興味を引く。つまり、若い消費層が少なくなると消費量が落ちるのではないか。自身の経験でも、嘗ては二リットルほどは、ワインなどとは別に、外食にビールを飲んだ。しかし最近は駆けつけ一杯と酔い覚ましの一杯と、それ以上はあまり飲まなくなった。その代わりワインが一杯増えるかその水割りを飲むようになったからである。

ドイツにおいてビールは、ミネラルウォーターよりも安く手ごろな飲み物であったが、ユーロになって比較的高くなり大量生産で不味くなった。その点ワインは、たとえ水で割っても、ワイン産地では店が変わればその都度違うものを飲める少量生産品である。こうした楽しみがビールには無くなってきたから割高に感じるようになったのである。

さらに、若者ほど新陳代謝が高く、加齢する毎に水気の無駄な摂取量は低下する。それほどのどが渇かなければ冷えたワインの水割りの方が清涼感がある場合が少なくない。こうした状況から、混ぜ物の一切入っていない自然食品であるヴァインとビールは、健康飲料の双璧であるので、EUのアルコール摂取への考え方を改めさせるべきとの意見もある。

ビールにおいても、癌予防のホップの成分と言われるキサントフモールを通常の十倍から三十倍も含有するビールが一年ぐらい前から市場に出ている。「二千種類の薬草から最も効果のあった成分である」と、ハイデルベルクのドイツ癌センターのカリッサー・ゲルホイザー女史は語る。やはりホップの成分オステオポローゼが心臓に、またマラリアに効くなど歴史の中で育まれたビールの効用は証明されてきている。オレゴン大学の研究によると、この物質を投与後四日間以内で大腸癌・卵巣癌・乳癌が実験では征圧されていると言う。

伝統的な方法で凝縮されてヴァイスビーアとして発売されているものは、八割がた高価と言う。この物質の過剰摂取により危険は無いと言うので、さらに凝縮度の増すビールの製法が研究されているようだ。



参照:ライヴカメラを覗いてみる [ 暦 ] / 2006-06-13
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湧き騰がる香りと血潮

2006-03-04 | その他アルコール
シュナップスと聞くと黙ってはいられない。と言うか血が騒ぐ。それほど強いアルコールを飲みつけていた訳ではないが、以前は深夜まで何かをして頭のクールダウンにスコッチをよく愛飲した。ブランデーもワイン産地で作られるが、ブランデーが 適 当 な 葡萄とワイン樽を必要とするので、厳密に言えば醸造のためのワイン栽培とは相容れない。だから其処に住むようになるとどうしてもワイン蒸留酒(ヴァイン・ブラント)への評価が下がるらしい。同じ飲むなら林檎から作ったブランデー・カルバドスを好む。

それとは別にシュナップス類と言う蒸留酒類が存在する。特にイタリアのグラッパを初めとするワインを原料とする蒸留酒(へーフェ・ブラント)は、ワイン産地で一般的である。ブランデーと最も違うのは、醸造に使った日本酒の酒粕に相当するであろう溜まった酵母(へーフェ)を使い、その独特の香りを漂わす製法と味である。グラッパも上等になると大変に品が良い。

シュナップスの原料として、果実やナッツ類、高山植物から根っ子、芋や穀物類とアルコール化する糖さえ存在すればありとあらゆる可能性がある。果実類では、サクランボやアプリコットや梨から蒸留した定番のキルッシュヴァッサー、ミラベル、ヴィリアムスも良いのだが、オーストリアの谷間に入ると所々で密造酒のような美味い物が飲める。普通に買えるプラム類のツヴェッチケやハーゲンブットなどは、其々果物やハーブティーとしてだけで無くシュナップスとしても美味い。ナッツ類もその香ばしさなど侮れないが、何と言っても植物の根っ子類は漢方薬の傾向が強まる。これを若い田舎のお運びの娘に特別注文すると、カウンターの裏にいる両親や常連席の親仁達に相談しに行く。

もしこの傾向のシュナップスが店にないとすると、親仁達の面子や沽券に関わる。常連の親仁達が弁解を言い出す事もあるのだ。だから、「君達、子供のような酒を飲んで大人面してカードなどに興じてはいけないぞ」と言う顔で、こうした店中がそわそわした様子を眺めるのが楽しい。それでも擦れたお運び娘になると、「そんなのは家の爺さんの飲みもんだ。」と笑われるのが落ちである。それでも仕方が無いなと言う顔を繕って、代わりにジャガイモや麦のシュナップスを注文する。

マーチで有名なツィラータールでスキーを敢行した時の事が思い出される。広い谷ゆえに農業も発達して裕福で物価が安いと知っていたので、早速スポーツ用品店に顔を出した。開店間際のお店をうろついていると、親爺がご機嫌そうな顔で「一杯飲まんか、シュナッピ、ほれ、ヴィリアムスだ。」と盆の上に並べたショットグラスを勧めるのである。「朝から」と躊躇うと、「一杯飲んだら、滑りが早うなる。」と言って勧め上手であった。豊かな社会とはこういう事を指すのかと思って、夕飯には生まれて初めて食するカモシカの肉でノイジードラーゼーの赤ワインを鱈腹飲んだ。勿論、腹ごなしにはこの秘薬を引っかける。

思い出したが、二年前の山篭りで何日目かに少し目標を達成した夕飯後、同行の皆にシュナップス一巡を振舞った事があった。世にも美しいエンツィアンの根っ子のシュナップスを山小屋に見つけ、これを配ろうとすると、「ヴィリアムスならいいけど」と言う輩が出てきた。エンツィアンを摂ったのは、結局親爺三人だけだった様に記憶する。そのメンバーの不甲斐なさは嘗て記したが、「男なら黙って苦味を利かせ」と言いたかった。既に気炎を上げていたお詫びの振る舞いであったので、我慢をした。ブランデーを燻らせる柔なフランス人を見下すように-実際フランス人の客も居た-「男子たるや親仁シュナップスを飲め」と言うと、実は 虚 勢 だ け で 性 根 の 無 い 出来の悪い大日本帝国陸軍鬼軍曹のように思われるといけないので、シュナップスで沸き上がる苦味と共にぐっと唾を飲み下した。(フェリエンログの記事に触発されて特別投稿)



参照:
リンドウ - Der Enzian [ その他アルコール ] / 2004-11-19
お花畑に響くカウベル [ 音 ] / 2005-06-23
北オランダからはゴウダー [ 料理 ] / 2005-07-19
オェツィーと現代の人々 [ アウトドーア・環境 ] / 2005-08-20
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吹き荒ぶから紫煙漂うへ

2006-02-11 | その他アルコール
スイス中央アルプスの海抜3000メートル弱の頂上から、遥か奥にサンモリッツのピッツ・ベルニナ山群を臨む。スイス連邦の中央から東の国境線を臨む事になる。国防空軍がスクランブル発進を掛ければ、どの基地からでも音速では直ぐに越境をして仕舞う。

マイナス20度の頂上は流石に寒く、誰もいない吹き荒ぶ展望台から、手袋を外して写真機を構えるのも厳しい。標高2000メートル弱の駐車場までのラストランの前にもう一度高所の空気に触れておく。疲れが酷く、つい先ほどチキンナゲットにファンダンのハーフリッターを空けて来た筈だが、寒くて今ひとつ力が入らない。

前日は1000メートルも標高が低い所に居たに関わらずやはり寒かった。その帰りには、ホールドリオと言う新たな飲み物に巡り合えた。これは、イェーガー・テーやグリューヴァインに類するもので、中央スイスで有名のようだ。ハーゲンブット・テーとツヴェッチケ・シュナップスを混ぜて角砂糖を二つほど落とせば良い。レモンティーのように、これも野ばら(サンザシ)の実の強い酸味が疲れに気持ち良く、尚且つプラムの火酒が楽しめるのが嬉しい。砂糖を減らして自宅で研究してみたい。

それでも、寒い中で待たされたりしたので、風邪気味になったようだ。久しぶりに病気のように疲れる。帰路には大渋滞に巻き込まれ、本来ならば午後の九時過ぎに家に戻っている筈が到着が11時を過ぎてしまい。寒い夜の事、数件のレストランやピッツァ屋までに見捨てられてしまう。久しぶりに夜中営業の飲み屋に顔を出す。

二年以上ぶりであったが見覚えのある面々がカウンターなどを占領している。東欧出身のマスターは、一本だけ指を詰めているので、「指の親仁」と名付けている。大きなシクジリをした訳では無い様だが、事故で飛ばしたのであろう。暫く見ない内に老けた感じがしたが、飄々とした感じがますます出て来て、非常に良い感じになって来ている。向こうが此方を如何見たかは分からぬが何とも良いお店である。

しかし昔から常連さんは、夜勤のお兄さんなども立ち寄るが、夜半まで働くカジノや飲食業の玄人が多く、喫煙の煙が酷い。特にこの中で飲酒するとアルコールの廻りが良くなっていけない。それどころか衣服に付いたタバコや葉巻の匂いが、如何しても明くる朝に嫌悪感を誘う。

それでも結構な軽食類が備わっており、一時はマスターの嫁さんが担当していたけれど、先日はマスターが一人で切り盛りしていた。腹が減っていたので、手作りのフリカデールにサラダとパンを付けた一皿を、2ユーロ50で摂った。量は少ないもののなかなか宜しくて、マクドナルドに断然と差を空けている。ピルツナー・ビーアを二杯にヴァイツェンビーアを一杯飲んで、ソーセージを齧って、〆て10ユーロプラスで、チップを大盤振る舞いして12ユーロとして大満足した。

流石に玄人の集うお店だけに、何処そこのワイン醸造所は芸能人の誰それに買収されたなどと、大企業の人事だけでなく、巷の噂にも詳しい。面白いお品書きがあるので、タバコの煙の少ないような時刻を狙って、また試したい。ホールドリオのレシピーをマスターに教えたが、シュナップスが揃っていないので作らせる事は出来なかった。



参照:
熱いイェーガーテェー [ その他アルコール ] / 2006-01-16
一杯飲んでタミフル要らず [ その他アルコール ] / 2005-11-21
スイススキー事情 [ アウトドーア・環境 ] / 2004-12-16
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熱いイェーガーテェー

2006-01-16 | その他アルコール
スイスから戻って来て、イタリア料理店へと駆け込んだ。牛肉の細切り肉をこってりとした甘みのあるバルサミコソースで和えたものを、ルッコラサラダに乗せて、新鮮なパルメザンチーズを置いたものを摂った。山の上で昼に食した豚肉を使ったミラノ風カツレツの黄身がオムレツのような感じで美味かったので尋ねてみる。スパゲッティーに乗せたこのカツレツこそが、良くトマトソースにも合って、スプーンが付いていたがナイフとフォークだけで食べるには最適であったからだ。ドイツでは、シュニッツェルと言う強豪があって余り売れないらしい。ラデツキーマーチのラデツキー伯がミラノからヴィーンに持ち込んだヴィーナーシュニツェルの原型である。

一汗掻いた後のビールが何よりも美味いのはお馴染みだ。何処のスキー場も降りて来た所かそれともその少し上に最後の一休みを満喫出来る所がある。そこへと地図を確認しながら慎重に降りて来て、一気に疲れを癒す。「飲んだら滑るな、滑るなら飲むな」を座右の銘としているので、昼食の時にも我慢しているが、そこまで降りてくると無性に咽喉が渇く。ビールを飲み干し咽喉を潤すと言いたいが、見る見る内に泡が凍っていった。明くる日も谷へ降りても、摂氏マイナス14度と非常に寒く、金曜日で人も少なくて微風が余計に堪える。ビールを諦めて熱いイェーガーテェー(狩人のお茶)とした。紅茶に赤ワイン、シュナップス、レモン、オレンジ、砂糖、シナモン、チョウジを入れて炊いたもので、アルコールも強い筈だが余り体が温まらない。それも直ぐに冷たくなるので、残念ながら長居は出来ない。そこから車のある駐車場までは一滑りである。

ビールを飲んだ場所は、アルムの小屋であるが、お品書きにあるようにベルクケーゼを直売りしていた。小屋の窓から顔を覗かす親爺の顔を見て、偽物ではなく手作りと確信した。当日は泊まりであったので、それを買い損ない残念である。



参照:
一杯飲んでタミフル要らず [ その他アルコール ] / 2005-11-21
アルムの牛乳チーズ [ 料理 ] / 2005-01-23
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