名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

高速道路料金の踏み倒しなんと67万件!!

2009-12-18 15:59:50 | Weblog
2009.12.18
今朝の中日新聞によると、全国の主要高速道路会社六社が運営する高速道路で2008年度に確認された自動料金収受システム(ETC)の不正通行件数は67万7400件、金額にして計約5億円に上ると報道している。
 不正通行の理由では、車載器にカードを挿入し忘れた「うっかりミス」もあるが、ETC車載器を取り付けずにゲートの突破を繰り返し、料金を踏み倒す悪質な確信犯が多数いる。中には開閉バーを無理やり押しのけて突破したり、前の車との車間距離をぎりぎりまで詰めて一緒にすり抜ける手口も目立つという。
 上記の数字は六社だけのものであり、この他全国の都道府県の道路公社や首都高速、阪神高速、名古屋高速など大都市での都市高速を加えるとこうした違反件数がもっと大きくなることは間違いない。さらにこれまでの累積額を数えればその額は巨額なものになる。
 これはもう明らかな犯罪行為である。ただ不正通行で多額の料金が踏み倒されたといっているのではなく、こうした行為者を警察とも協力して徹底的に取り締まらなければならない。これまでも道路会社は『逃げ得は許さない』と言っているだけで誰々を逮捕したなどというニュースを寡聞にして聞かない。これでは真面目に料金を納めている正直者が馬鹿を見るというものだ。
 本気になれば犯罪者の一人や二人ぐらい必ず現行犯逮捕できるはずである。そういう悪質な人間を徹底的に懲らしめなければ彼らは甘く見てこれからも繰り返す。
 そもそもこんなことを許していればいつか重大な事故につながる。本人自身がどうなろうとかまわないが、巻き添えを食って大怪我をした人は救われない。最悪の事態を招けばなにおかいわんやである。
 彼らが日本の高速道路料金は高すぎるといって不正通行をしている者もいると聞くが、そのことと払わないで強行突破することとは別である。こんな身勝手な理屈を許していては法治国家とはいえない。
 真面目に納入している者が納得できる対処を望まずにいられない。