音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■ 楽しい催し:山本英明漆器展、判子屋まなちゃんの出店 ■

2007-12-19 23:35:37 | ★旧・ とびきり楽しいお話
■ 楽しい催し:山本英明漆器展、判子屋まなちゃんの出店 ■
2006/10/13(金)

★私がかねてから「本物の日本人」と敬愛しています塗師(ぬし)・山本英明さんの

展示即売会が10月19日から21日まで、東京で開かれます。

山本さんの漆器は、現代の日本で、工芸品が到達した美しさの極み、といえそうです。

形は寸毫たりとも変えようがないほど洗練され、力強く、かつ洒脱。

一見地味ですが、毎日毎日使っても飽きず、使えば使うほど堅牢になり、美しく光ります。

器に盛ると、食べ物が存在感を主張し始めるような気さえします。

東京国立近代美術館に、作品が展示されたこともあります。

★山本さんは、漆も自ら精製し、木地から仕上げまでの何十工程、一切の妥協、手抜きなし。

「最高の漆器を日常の什器として使うべき」、これが山本さんの哲学です。

そのため「伝統工芸品」「人間国宝」など上から与えられる権威を否定します。

これらのレッテルには役人が介在し、値段が高くなるだけで「なに一ついいことがない」。

黙々と、超然と、一般人が購入できる価格で、作り続けています。

湯気の立つ味噌汁を朱のお椀に注ぎ、漆黒の飯椀に白い炊き立てのご飯を盛ります。

これが、私の毎日の食卓での基本中の基本作業、これが欠けると情緒不安定になりそうです。

毎日、お椀を手に取るたびに、その使い心地の良さに感心し、心が豊かになります。

★工房は、雪国・福井県鯖江市から内陸部に入った山里にあり、年に一回だけ、上京されます。

●展示会は、東京駅近くのホテル「八重洲龍名館」3階「牡丹の間」=東京都中央区八重洲1-3-22=

●新宿「龍雲庵」後藤紘一良さんの息子・桃太郎さんが用意した軽い懐石料理が、山本さんの漆器に

 盛られて出ます。

それらを召し上がりながら、山本さんの軽妙で楽しいお話、漆全般に関する経験豊かな解説をお聴きし、

その後、作品を拝見する仕組みです。

●「漆宝堂」という会社が主催で、開始時間が午前11時と、午後2時の2回あります。

予約が必要で、
電話は、フリーダイヤル 0120-4810-55
    通常の電話   048-622-2725

定員制で、参加費は2000円。

漆宝堂http://www.shippodo.jp/index.html

山本さんは味覚に鋭く、いつも手作り珍味を持参されます。これまでに鮎の甘露煮、ローストビーフ等、今回は?


■  流しのはんこ彫り「まなちゃん」の出店  ■

★私は、封筒に住所、名前を書くとき、「まなちゃん」手作りの判子をポンと押します。

ゴムに彫刻刀で彫られ、手書きの字以上に暖かみがあり、洒落ています。

本名・田中真那美さん。「流しのはんこ彫り」として、全国のあちこちで、寅さんのように

臨時に店を出し、その場で注文を受け付け、お客さんが散歩しているうちに仕上げます。

これまでに、住所、名前の印から始まり、封印、干支の動物、北斗七星などの星座、贈呈印など

希望したものは、なんでも作って頂け、仕上がりは、想像以上の可愛さです。

私の判子をご覧になった方は、「私も欲しいわ」となります。

お値段も数百円からと、寅さんも負けそうなお値段。

★谷中工芸展2006(10月14日~23日)にまなちゃんが出店されます。

日暮里駅北口を出て左に行き、最初の四つ角を左折して、少し行きますと有名な「朝倉彫塑館」があります。

そこをさらに少し直進しますと、蒲生亭という家があります。

ここは谷中工芸展の本部でもありますが、ここで店を開きます。

★お時間がございましたら、秋の一日、「谷根千」散歩のついでにどうぞ。

まなちゃんの紹介が、東京の銭湯に置かれています「1010」という冊子の10月号に出ています。

●まなちゃんの出店は、14日から20日まで(雨天の場合、21~23日も出店)です。


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