■ドイツから、私のチェロ三重奏曲の出版楽譜が、届きました■
2010・7・8 中村洋子
★サッカー・ワールドカップの、ドイツ=スペイン戦を、
テレビで、観戦しました。
世界の超一流とは、どういうものか知りたい、という好奇心からです。
参加選手のテクニックが、最高であるのは、当然のことですが、
ある瞬間に瞬間に、どういう技を、
とっさに、自然に繰り出せるか、
最適な技が、自然に出てくるか・・・というスポーツ頭脳、
日ごろの、激しい訓練に裏打ちされた結果としての、
スポーツ頭脳が、卓越していることが、分かりました。
最高の選手だった人でも、監督となり、その指揮が卓越するとは、
全く、限らないことも、面白いことです。
★そのドイツで、出版されました楽譜が、
やっと、到着しました。
ドイツでは、既に、5月に出版され、その直後に、
ドルトムントから、私宛てに発送されました。
しかし、待てども、待てども、届きません。
アイスランドの噴火騒動、という事情を考慮しましても、
遅すぎます。
★「途中で消えた」という結論に達しました。
ヨーロッパでは、特段、驚くような現象ではないそうです。
そういう意味でも、日本は、素晴らしいですね。
再度、発送をお願いし、今度は、10日あまりで、届きました。
★「 チェロ三重奏曲集 」≪ Regenbogen-Cellotrios ≫
~ 7 Trios für 3 junge Cellisten ~、
ドイツ・ドルトムントの音楽出版社
〈 Musikverlag Hauke Huck 〉
★曲名は、直訳しますと、「 虹のチェロトリオ集 」
~ 3人の若いチェリストのための、7つの三重奏曲集 ~
※5月15日の当ブログ≪私の作品「 チェロ三重奏曲集 」が、
ドイツで出版されました≫
http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko/d/20100515 参照。
★ことし初めに、ベルリンのリース&エルラー社から、
出版されました私の「 無伴奏チェロ組曲第1番 」には、
W.ベッチャー先生による、
詳細なボーイングと、フィンガリングが、書き込まれています。
そのまま、演奏しますと、
まさに、先生の演奏に近いものができます。
★今回のチェロトリオは、先生の意見により、
あえて、それらが一切、記載されていません。
それは、チェリストの自由に任せる方が、
今回はいいでしょう、という判断からです。
★2010-07-06のブログ≪平均律第1巻6番「フーガ」、
バッハが自筆譜に記したスラーに秘めた大きな意味≫
でも、書きましたように、
作曲家が記入したスラーは、たった一つであっても、
曲全体の構想を支配するほど、重いものです。
★フィンガリングやボーイングも、スラーと同様に、
重い意味を、もつのです。
さらに、このトリオの楽譜作りは、チェリストで、
ドルトムント・フィルハーモニーのメンバーでもある方が、
なさりました。
★その素晴らしい点は、まず、総譜とパート譜の両方が、
備わっていることです。
チェロを構え、譜面台に楽譜を置いたとき、
楽譜が最も、見やすいように、パート譜が作られています。
この種の室内楽の楽譜で、総譜がないものも、
よく、見受けられますが、それでは、曲の全体像が、
把握できません。
★大チェリスト、ピアティゴルスキーが、
戦前、フルトベングラーのベルリンフィルで、
主席チェリストとして、演奏していた際、
チェロ以外の、オーケストラの他のパートを、すべて、
暗記していたそうです。
ある奏者が、自分のパートを忘れたさい、
ピアティゴルスキーは、とっさにチェロで、
その部分を弾いて、補ったそうです。
総譜の勉強は、とても、大切ですね。
★このトリオが、入荷しました際には、
アカデミア・ミュージックと、カワイ表参道で、
お求めになることが、できます。
★また、アカデミア・ミュージックのホームページに、
「無伴奏チェロ組曲第1番」の案内が、掲載されています。
https://www.academia-music.com/academia/search.php?mode=detail&id=1501629029&title_type=score
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲
2010・7・8 中村洋子
★サッカー・ワールドカップの、ドイツ=スペイン戦を、
テレビで、観戦しました。
世界の超一流とは、どういうものか知りたい、という好奇心からです。
参加選手のテクニックが、最高であるのは、当然のことですが、
ある瞬間に瞬間に、どういう技を、
とっさに、自然に繰り出せるか、
最適な技が、自然に出てくるか・・・というスポーツ頭脳、
日ごろの、激しい訓練に裏打ちされた結果としての、
スポーツ頭脳が、卓越していることが、分かりました。
最高の選手だった人でも、監督となり、その指揮が卓越するとは、
全く、限らないことも、面白いことです。
★そのドイツで、出版されました楽譜が、
やっと、到着しました。
ドイツでは、既に、5月に出版され、その直後に、
ドルトムントから、私宛てに発送されました。
しかし、待てども、待てども、届きません。
アイスランドの噴火騒動、という事情を考慮しましても、
遅すぎます。
★「途中で消えた」という結論に達しました。
ヨーロッパでは、特段、驚くような現象ではないそうです。
そういう意味でも、日本は、素晴らしいですね。
再度、発送をお願いし、今度は、10日あまりで、届きました。
★「 チェロ三重奏曲集 」≪ Regenbogen-Cellotrios ≫
~ 7 Trios für 3 junge Cellisten ~、
ドイツ・ドルトムントの音楽出版社
〈 Musikverlag Hauke Huck 〉
★曲名は、直訳しますと、「 虹のチェロトリオ集 」
~ 3人の若いチェリストのための、7つの三重奏曲集 ~
※5月15日の当ブログ≪私の作品「 チェロ三重奏曲集 」が、
ドイツで出版されました≫
http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko/d/20100515 参照。
★ことし初めに、ベルリンのリース&エルラー社から、
出版されました私の「 無伴奏チェロ組曲第1番 」には、
W.ベッチャー先生による、
詳細なボーイングと、フィンガリングが、書き込まれています。
そのまま、演奏しますと、
まさに、先生の演奏に近いものができます。
★今回のチェロトリオは、先生の意見により、
あえて、それらが一切、記載されていません。
それは、チェリストの自由に任せる方が、
今回はいいでしょう、という判断からです。
★2010-07-06のブログ≪平均律第1巻6番「フーガ」、
バッハが自筆譜に記したスラーに秘めた大きな意味≫
でも、書きましたように、
作曲家が記入したスラーは、たった一つであっても、
曲全体の構想を支配するほど、重いものです。
★フィンガリングやボーイングも、スラーと同様に、
重い意味を、もつのです。
さらに、このトリオの楽譜作りは、チェリストで、
ドルトムント・フィルハーモニーのメンバーでもある方が、
なさりました。
★その素晴らしい点は、まず、総譜とパート譜の両方が、
備わっていることです。
チェロを構え、譜面台に楽譜を置いたとき、
楽譜が最も、見やすいように、パート譜が作られています。
この種の室内楽の楽譜で、総譜がないものも、
よく、見受けられますが、それでは、曲の全体像が、
把握できません。
★大チェリスト、ピアティゴルスキーが、
戦前、フルトベングラーのベルリンフィルで、
主席チェリストとして、演奏していた際、
チェロ以外の、オーケストラの他のパートを、すべて、
暗記していたそうです。
ある奏者が、自分のパートを忘れたさい、
ピアティゴルスキーは、とっさにチェロで、
その部分を弾いて、補ったそうです。
総譜の勉強は、とても、大切ですね。
★このトリオが、入荷しました際には、
アカデミア・ミュージックと、カワイ表参道で、
お求めになることが、できます。
★また、アカデミア・ミュージックのホームページに、
「無伴奏チェロ組曲第1番」の案内が、掲載されています。
https://www.academia-music.com/academia/search.php?mode=detail&id=1501629029&title_type=score
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲