■東北(とうぼく)への路■ その3
2006/4/28(金)
★7月1日のコンサート「東北(とうぼく)への路」では、雅楽奏者の八木千暁さんに
「白秋 ~波の間に」という曲を初演していただきます。
楽琵琶と龍笛で、奥の細道の旅の終わり、秋の風情を、表現したいと思います。
楽琵琶は、普段なかなか見ることが出来ません。
筑前琵琶、薩摩琵琶と異なり床に水平に構えます。
調弦も春夏秋冬で異なる調弦を用います。
例えば、春は双調(そうじょう)、夏は黄鐘調(おうしきちょう)、水調(すいちょう)、冬は盤渉調(ばんしきちょう)などです。
今回は、秋の平調(ひょうじょう)をつかいます。
有名な越殿楽も平調です。
私は、月に2回、「お能を身近に感じる会」でお能を習っています。
いまは、経正(つねまさ)をお稽古中です。
平経盛(つねもり)の嫡子・経正は、西海の合戦で討ち死にしました。
彼のために催された管絃講の弔いでは、彼が生前に愛していた「青山(せいざん)」の琵琶が仏前に供え置かれました。
この銘器について、お謡(うたい)では
「第一、第二の絃は、索々として秋の風。
松を払って疎韻落つ。第三、第四の絃は、冷々として夜の鶴の子を憶うて籠の中に鳴く」と
白楽天の詩句を引用しております。
平家の時代でしたので、この「青山」は、楽琵琶だったのでしょうか。
7月の新作「白秋」では、普段なかなか接する機会のない楽琵琶を間近でじっくりとご覧ください。
ちなみに「お能を身近に感じる会」の詳細は、
お能の出版社「檜書店」のホームページhttp://www.hinoki-shoten.co.jp/lesson/で。
観世流の大変素晴らしい先生方が懇切丁寧にご指導してくださいます。
★中村洋子ホームページ http://homepage3.nifty.com/ytt/yoko_r.html
★「東北への路」チケットお申込みは...
平凡社出版販売株式会社 中崎 まで。 電話 03-3265-5885 FAX 03-3265-5714
▼▲▽△▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼
2006/4/28(金)
★7月1日のコンサート「東北(とうぼく)への路」では、雅楽奏者の八木千暁さんに
「白秋 ~波の間に」という曲を初演していただきます。
楽琵琶と龍笛で、奥の細道の旅の終わり、秋の風情を、表現したいと思います。
楽琵琶は、普段なかなか見ることが出来ません。
筑前琵琶、薩摩琵琶と異なり床に水平に構えます。
調弦も春夏秋冬で異なる調弦を用います。
例えば、春は双調(そうじょう)、夏は黄鐘調(おうしきちょう)、水調(すいちょう)、冬は盤渉調(ばんしきちょう)などです。
今回は、秋の平調(ひょうじょう)をつかいます。
有名な越殿楽も平調です。
私は、月に2回、「お能を身近に感じる会」でお能を習っています。
いまは、経正(つねまさ)をお稽古中です。
平経盛(つねもり)の嫡子・経正は、西海の合戦で討ち死にしました。
彼のために催された管絃講の弔いでは、彼が生前に愛していた「青山(せいざん)」の琵琶が仏前に供え置かれました。
この銘器について、お謡(うたい)では
「第一、第二の絃は、索々として秋の風。
松を払って疎韻落つ。第三、第四の絃は、冷々として夜の鶴の子を憶うて籠の中に鳴く」と
白楽天の詩句を引用しております。
平家の時代でしたので、この「青山」は、楽琵琶だったのでしょうか。
7月の新作「白秋」では、普段なかなか接する機会のない楽琵琶を間近でじっくりとご覧ください。
ちなみに「お能を身近に感じる会」の詳細は、
お能の出版社「檜書店」のホームページhttp://www.hinoki-shoten.co.jp/lesson/で。
観世流の大変素晴らしい先生方が懇切丁寧にご指導してくださいます。
★中村洋子ホームページ http://homepage3.nifty.com/ytt/yoko_r.html
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