■ベルリン・グリューネバルト教会でのコンサート■
09.4.27 中村洋子
★ベッチャー先生から、ベルリン・グリューネバルト教会で、
4月18日、催されたコンサートのポスターと、会場で配布された
プログラムノートが、郵便で送られてきました。
★演奏会の前日にも、先生からファックスが届き、
「Tomorrow I will play your Cello Suite Ⅰ,
and I have fun to practice it. 」
「明日、あなたの組曲1番を演奏します。
この曲を練習していて、楽しい」と、書いてありました。
さらに、私のチェロ組曲第3番の第5曲目を受取り、
「とても気に入っています」 とのことでした。
★お手紙には、「 The concert went very successful .」
「このコンサートも大成功でした、いつものように、
あなたの音楽の新しい愛好家が増えました」。
さらに、先生のお弟子さんで、現在、南ドイツで
活躍中のチェリストから、
「私の弟子たちが、Duets for two young cellists
(私がベッチャー先生と、お孫さんのために書いた曲)を、
とても愛している」と、先生にお手紙が来たそうです。
特に、2台チェロのための曲は、いい曲が少ないため、
とても、その方は、喜ばれているそうです。
★[ プログラムノート ] (翻訳:中村洋子)
Boettcher 教授は、このコンサートを、
独奏チェロための芸術作品の頂点である、2つの曲から始める。
それは、あまり聴く機会のない現代の作品である。
ベッチャー教授は、コンサートの幕開けを、
日本の作曲家 Yoko Nakamura の
「無伴奏チェロ組曲」から、始める。
この曲は、ベッチャー教授のために、作曲され、
プレリュードから、ジーグにいたる、
バッハの「組曲」と同じ形式で、作られている。
しかしながら、その音楽は、洗練された日本の音楽の
アロマに、満たされている。
★2曲目は、Volker David Kirchner (1942年 マインツ生まれ)
フォルカー・ダーフィット・キルヒナー作曲
「 Und Salomo sprach 」、「そして、ソロモンは語った」。
「 Prediger 1、2 」( 伝導書1、2)の「すべてはむなしい」という、
ソロモンの智恵に従って、それを引用して作った曲。
この作品は、曼荼羅形式の瞑想といえよう。
C(ド)の、オルゲルクンプト(保続音)を伴った、
アリオーソに等しい曲で、三部形式である。
頑固な音楽的ドクタスをもち、バロックとほとんど同じ様な
厳しい形式である。
真ん中の部分は、野生的な激しさをもち、
ここが曲の Drehpunkt 旋回の軸となる。
★バッハ「無伴奏チェロ組曲1番」
バッハの6曲の組曲は、1717~20年に書かれた。
アンハルト=ケーテン候レオポルドの廷臣だった、
ガンバ奏者とチェリストである、
Christian Ferdinand Abel と Christian Linike
のために、作曲された。
各々の組曲の構造は、イギリス組曲に似て、
すべて、プレリュードから始まり、
アルマンド、クーラント、サラバンド、最後のジーグの前に、
他の舞曲が、挿入される。
組曲1番は、2つのメヌエットが入る。
6曲は、それぞれ異なった個性をもつ。
★コンサートの第2部は、ベッチャー教授が、
アレクサンドラ・ミュラーと、インケン・ノイバウアー博士との
対話の、お客さまになる。
この二人は、ハインリッヒ・ヤコビ‐エルザ・ギントラー財団の
審議会のメンバー。
ベッチャー教授の、さまざまな音楽経験や、
音楽を演奏する喜びを、分かち合うことについて、
話し合われる。
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲
09.4.27 中村洋子
★ベッチャー先生から、ベルリン・グリューネバルト教会で、
4月18日、催されたコンサートのポスターと、会場で配布された
プログラムノートが、郵便で送られてきました。
★演奏会の前日にも、先生からファックスが届き、
「Tomorrow I will play your Cello Suite Ⅰ,
and I have fun to practice it. 」
「明日、あなたの組曲1番を演奏します。
この曲を練習していて、楽しい」と、書いてありました。
さらに、私のチェロ組曲第3番の第5曲目を受取り、
「とても気に入っています」 とのことでした。
★お手紙には、「 The concert went very successful .」
「このコンサートも大成功でした、いつものように、
あなたの音楽の新しい愛好家が増えました」。
さらに、先生のお弟子さんで、現在、南ドイツで
活躍中のチェリストから、
「私の弟子たちが、Duets for two young cellists
(私がベッチャー先生と、お孫さんのために書いた曲)を、
とても愛している」と、先生にお手紙が来たそうです。
特に、2台チェロのための曲は、いい曲が少ないため、
とても、その方は、喜ばれているそうです。
★[ プログラムノート ] (翻訳:中村洋子)
Boettcher 教授は、このコンサートを、
独奏チェロための芸術作品の頂点である、2つの曲から始める。
それは、あまり聴く機会のない現代の作品である。
ベッチャー教授は、コンサートの幕開けを、
日本の作曲家 Yoko Nakamura の
「無伴奏チェロ組曲」から、始める。
この曲は、ベッチャー教授のために、作曲され、
プレリュードから、ジーグにいたる、
バッハの「組曲」と同じ形式で、作られている。
しかしながら、その音楽は、洗練された日本の音楽の
アロマに、満たされている。
★2曲目は、Volker David Kirchner (1942年 マインツ生まれ)
フォルカー・ダーフィット・キルヒナー作曲
「 Und Salomo sprach 」、「そして、ソロモンは語った」。
「 Prediger 1、2 」( 伝導書1、2)の「すべてはむなしい」という、
ソロモンの智恵に従って、それを引用して作った曲。
この作品は、曼荼羅形式の瞑想といえよう。
C(ド)の、オルゲルクンプト(保続音)を伴った、
アリオーソに等しい曲で、三部形式である。
頑固な音楽的ドクタスをもち、バロックとほとんど同じ様な
厳しい形式である。
真ん中の部分は、野生的な激しさをもち、
ここが曲の Drehpunkt 旋回の軸となる。
★バッハ「無伴奏チェロ組曲1番」
バッハの6曲の組曲は、1717~20年に書かれた。
アンハルト=ケーテン候レオポルドの廷臣だった、
ガンバ奏者とチェリストである、
Christian Ferdinand Abel と Christian Linike
のために、作曲された。
各々の組曲の構造は、イギリス組曲に似て、
すべて、プレリュードから始まり、
アルマンド、クーラント、サラバンド、最後のジーグの前に、
他の舞曲が、挿入される。
組曲1番は、2つのメヌエットが入る。
6曲は、それぞれ異なった個性をもつ。
★コンサートの第2部は、ベッチャー教授が、
アレクサンドラ・ミュラーと、インケン・ノイバウアー博士との
対話の、お客さまになる。
この二人は、ハインリッヒ・ヤコビ‐エルザ・ギントラー財団の
審議会のメンバー。
ベッチャー教授の、さまざまな音楽経験や、
音楽を演奏する喜びを、分かち合うことについて、
話し合われる。
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲