音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■佐川泰正さんの漆・洋皿と、大西ハーブ園の命の宿るハーブたち■

2009-02-12 00:23:04 | ■楽しいやら、悲しいやら色々なお話■
■佐川泰正さんの漆・洋皿と、大西ハーブ園の命の宿るハーブたち■
               09.2.12  中村洋子


★塗師の佐川泰正さんと、大西ハーブ園の

大西、酒井さんご夫妻は、私の曲を録音したCDを、

いつも、聴いてくださっている、大切な知り合いです。

佐川さんは、意匠を凝らした木地に漆を塗りながら、

大西さんは、ハーブを健康に育てながら、

CDを、かけてくださっているそうです。


★私の音楽で、漆やハーブたちが、

すくすくと“育っている”、と思うだけで、

心がほんのりと、温かくなります。


★前回、ヴィルヘルム・ケンプのインタビューを、

ご紹介しましたが、ケンプが、レコード録音するのは、

“地球のはるか遠くに住み、彼の音楽を直接に、

聴くことができない人々に、自分の音楽を届けたい“

という気持ちから、だそうです。


★レコードを聴いて、ケンプに感想をお送りになる人の、

半分以上が、若い人である、と書いてありました。

いつの時代でも、将来を担う若い方々に、

本物の美しい音楽を、聴いていただき、

真の音楽愛好者となって、いただきたいものですね。


★佐川さんの漆器と、大西さんのハーブは、

そうした本物中の、本物です。

佐川さんのお皿は、直径が七寸、素材は桂の木です。

洋風料理に合うよう、新しく創作されたお皿です。

周縁部は漆黒、中はクリームがかった白です。

落ち着いた、渋い味わいが漂っています。

オードブルや、肴を盛っても、とても美味しそうです。

この白を出すには、漆にチタン顔料を混ぜ、

練り合わせるそうです。


★雪国・青森の地で育った瑞々しいハーブたちは、

もちろん、無農薬の有機野菜です。

赤や紫のお花も、すべて食べることができます。

このところ、朝食は、こんがりと焼いたトーストを、

佐川さんのお皿に載せ、山盛りのハーブから、

気に入った色や形の葉を、摘み上げます。

香りも味も歯ざわりも、一つ一つすべてが個性的で、

とりどりの香りや青味、苦味、辛味、甘味で溢れます。

そして、生命力が、体の細胞に浸透していきます。

お脳が、スッキリと目覚めてくるのです。


★大西ハーブ園の、冷凍のカモミールの花も、

お茶にします。

透き通った淡い黄色のティーを、口に含みます。

さらに、頭がシャキッとし、

心がゆったりと、落ち着きます。

それをいただき終わりますと、“さあ、仕事”です。


●佐川さんの漆器は、http://www.shippodo.jp/index.html
    
●大西ハーブ園は、http://www.onishi-herb.jp/


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