■■ CDを2枚、発表いたしました ■■
08.9.3 中村洋子
★本日(08.9.3)、私の作品を録音しましたCDを2枚、
発表しました。
一枚は、歌曲とギターの「星の林に月の船」
二枚目は、「龍笛とピアノのデュオ」です。
★ 『 星 の 林 に 月 の 船 』 [NYBACH 02]
A Crescent-Shaped Boat in the Starry Sky
■Five Poems from Manyoshu 万 葉 五 題
■The Spring in Tsugaru 津 軽 の 春
■Thirteenth-Day Moon 十 三 夜
■The Japanese Twelve Months 日本の十二ヶ月
■Thirteenth-Day Moon 十 三 夜
ソプラノ 五十嵐郁子
ギター 斎藤 明子
作曲 中村 洋子
★ 『 Duo for Ryuteki and Piano 』 [NYBACH 03]
龍笛 と ピアノのための デュオ
■Autumn of Etenraku 越殿楽の秋
■ Summer Again Ⅰ 巡りの夏Ⅰ
■Funeral March 挽 歌
■ Summer AgainⅡ 巡りの夏Ⅱ
■Spring in the Land of Ko 胡国の春
■Time for Piano(Improvisation on Etenraku)
即興越殿楽 piano solo
龍笛 八木 千暁
作曲 &ピアノ 中村 洋子
■≪星の林に月の船≫は、無伴奏のソプラノ独唱『万葉五題』、
ギター伴奏の『日本の十二ヶ月』と 『津軽の春』、それに
ギター独奏曲『十三夜』から、成っております。
★『万葉五題』は、柿本人麻呂、山上憶良など万葉集のなかでも、
特に味わい深く、親しまれている詩に、メロディーをつけました。
無伴奏で歌われます。
『津軽の春』は、東北・津軽に伝わる民謡「謙良節」をもとに、
雪国で春を待ちわびる思いを、歌い上げます。
★『日本の十二ヶ月』は、ヴォカリーズです。
万葉集のほか、与謝蕪村、俳句の季語などから
インスピレーションを得、日本の美しい風景など思い描いて、
作曲しました。
ギター独奏曲『十三夜』は、『日本の十二ヶ月』をまとめて、
象徴する曲として、『日本の十二ヶ月』の前後に配置しました。
同一の曲ですが、テンポも異なり、表現の多様さが楽しめます。
■≪ Duo for Ryuteki and Piano ≫は、雅楽の龍笛に
ピアノの伴奏を付けた、大変に興味深い曲です。
龍笛は、ピッチの問題もあり、西洋音楽の楽器とは
なかなか調和しません。
これまで、ピアノとのデュオ作品は、
存在しなかったのではないか、と思われます。
ピアノは、私が弾きました。
★有名な「越殿楽」には、実は、三つの調の曲があります。
有名な「平調(ひょうじょう)」のほかに、
「盤渉調(ばんしきちょう)」、「黄鐘調(おうしきちょう)」です
三曲は、同じ曲とは思えないほど違った相貌を見せています。
★「平調」は秋、「盤渉調」は冬、「黄鐘調」は夏を象徴しています。
さらに、春を象徴する調である「双調(そうじょう)」の
「酒胡子(しゅこうし)」という曲を加え、四季を表現いたしました。
「黄鐘調」は、J.Sバッハが、組曲でメヌエットをダ・カーポによって
繰り返したように、変容させて、2回登場いたします。
★最後の「即興越殿楽」は、録音が無事終了し、ほっとして、
即興で弾いたものです。
アンコールとして、お楽しみください。
★CDの定価は、いずれも2500円(税込)です。
取扱は、
カワイ表参道 1F 楽譜売場
または、
武蔵野楽器
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