皆さま、明けましておめでとうございます。
大晦日と元旦はいかがお過ごしでしたか?
26日と27日にモミィの好きな箕面へ1泊で旅行した。バイキングに目のないモミィなので、僕もネットで大阪近郊のバイキング&和室宿泊プランを探すのだけど、なかなか見つからず、今のところ、明石大橋のたもとの神戸舞子ビラ、大阪千里中央にある千里阪急ホテル、そして箕面観光ホテルの3つくらいで、そこへ最近は繰り返し訪れている。中でも箕面は、往復5キロ以上ある遊歩道を歩いて滝を見に行くのが妻や椛も大好きで、おまけにこのホテルはバイキング料理の内容が格段に良い。
その箕面へ行った2日目の27日夜、僕は夜に阿倍野で元役所の人たちの忘年会に招待してもらっていた。そこで、夕方、妻とモミィを先に帰らせ、僕だけ阿倍野に残り、忘年会までの時間をつぶすことになった。そこで、年末なのでひとつデパ地下でも歩いてみるか…と行ってみたが、まともに歩けないほどの多くの人びとで大混雑していた。
最近は元旦からスーパーが開いていたりするので、昔のように年末にまとめていろんなものを買い込む必要も特になくなったと思うけれど、やはりそれでは世間は盛り上がらないのだろう。
年末に配達される新聞からドサッと出てくる各スーパー派手なのチラシを眺めていると、カニや数の子やタイの姿焼き、黒豆、田作り、栗きんとん、ロースハム、かまぼこ、エビ、各種お造り、煮物用のれんこん、ごぼう、里芋などいろいろと載っている。いやぁ、見ているだけで「お正月ぅ!」という気分になってくる(まぁ、見るだけで済んだらいいんですけどね~)
そんなことで、昨日の元旦は、次男夫婦も昼前に3歳のケイを連れて来たので、僕は昼からチューハイ、日本酒、ビールなどを飲みながら、昨日録画しておいた紅白歌合戦をテレビで見て、聴いたことのない歌やなじみ深い歌の数々に耳を傾け、いい機嫌になっていた。つまらないバラエティ番組より、録画でも紅白歌合戦が流れているほうがはるかに楽しい。
さて、その紅白歌合戦だが、大好きだった水森かおりが去年までの小林幸子を思わせるびっくり仰天衣装を着て歌っていたのが気に入らなかった。こんな衣装を着ずに、普通に歌っていてこそ水森かおりの持ち味が出るというのに、なんでまた…? もう、そんな大仰な衣装(装置?)はやめてくれぃ。
ところで、前年の紅白では「トイレの神様」という歌が話題になった。孫がおばあちゃんとの思い出を切々と歌ったもので、このときは画面に釘付けになった。紅白が始まって以来、最長かとも思われるほど長い歌だったが、会場がシーンと静まり返り、見ている僕も、モミィと妻の姿が重なったこともあり、涙が止まらなかった。
そして今年もまた長い歌があった。美輪明宏の「ヨイトマケの歌」だ。
この歌を初めて聞いたのは僕が中学生くらいだったから、もう50年ほど前の話になる。当時は「美輪」でなく丸山明宏といい、今のように女性の姿はしていなかった。ただ「おかま」という感じはした。その「おかま」っぽい若い男が、テレビのモーニングショーのようなところで出てきて「今週の歌」としてスタジオで「ヨイトマケのを歌」ったのである。
父ちゃんのためならエンヤコラ
母ちゃんのためならエンヤコラ
もひとつおまけにエンヤコラ
女性のような美形の丸山明宏(まだ20代だったろうね)が、こんな俗っぽく荒々しいエンヤコラを力強く歌い初めた瞬間から、テレビから目が離せなくなった。聴き終えて「なんという変わった歌なんだ!」と思うとともに、「父ちゃんのためならエンヤコラ。母ちゃんのためならエンヤコラ!」とは、僕らが子どもの時から力仕事をするときに、面白半分で挙げていたかけ声だった。だから、それを一風変わった美形の歌手が野太い声で絶叫する姿には強烈な印象を受けたのである。
それがどのような紆余曲折を経たのか、半世紀も経ち、もはや彼も77歳になり、女性姿で霊能者として人生を極めたのか…と思いきや、ほとんど忘れかけていた歌を紅白で、男の恰好で、しかも去年の「トイレの神様」同様、フルコーラスを歌うなんて信じられなかった。なぜ今ごろ、ヨイトマケなのか…?
なんでも歌詞の中に「土方」といい言葉が出ているので、当時その言葉は放送禁止用語となっており、そのためしばらく埋もれていたそうだ。でも「土方」って禁止するような言葉なのだろうか。一節太郎は「浪曲子守唄」で「土方渡世のおいらが賭けた~」と懐メロ番組で歌ってきていたはずだしね~。なんでそんな言葉のためにこの歌が一時禁止になったのだろうかと不思議に思う。
それを言うなら、一昨日の紅白ではゴールデンボンバーの「女々しくて」という題名の方が現代の女性差別ではないのか…とも思うのだけれど…
まぁ、それぞれの時代に生きてきた言葉を今の価値観で単純に「差別」だと決め付けてしまうのは、世の中を危うくするだけだどね。
ところで、今回の紅白でいちばん爆笑したのは、きゃりーぱみゅぱみゅが出て来た時だった。
司会の堀北真希ちゃんのところへスマップの中居君がやってきて横に並んだ。掘北さんが「では次はきゃりーぴゃむ…ぱむ…さんです」と言い、中居君も名前を言うのに舌をかみそうになっていたが、そこへ、きゃりーぱみゅぱみゅと同じ恰好をした大柄な女がチャカチャカと走り出て来た。
その怪しげな人物は「きゃりーで~す」とかわい子ぶるのだが、顔を見ただけでは誰が扮装しているのか全く分からない。すると中居君がそばへ行き「稲垣だろ」とささやいたのである。
そのキャリーは、スマップの稲垣吾郎が扮装していたのだった! でも名前を明かされてもまだ稲垣とはわからないほどものすごいメークだった。結局、稲垣吾郎がきゃりぃぱみゅぱみゅを紹介したのだったが…
「それでは、きゃりー、ぱ、ぱぷ…ぴゅ…さんで~す。どうぞ~」
まったく言いにくい芸名をつけたもんだ。もっとも、きゃりーぱみゅぱみゅさん自身の舞台はなかなか楽しく、ご本人も可愛かったけれどね~
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…まぁ、今年もこんな程度のブログですけど、よろしくお願いしま~す。
ぱみゅぱみゅ~
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