オリンピックの話を書くと、ダラダラと長くなる。
ブログは簡潔に…
…と、常に頭には置いているんですけどね~。 つい…
それにしても、柔道を見ているとストレスが溜まる。
昨夜も、男女とも、見ていて消化不良が起きる展開だった。
男子90㌔級の西山は準々決勝で惜敗した。
前半から相手にリードされ、残り30秒くらいになった時、
西山の大外刈りが決まって主審は 「一本」 と判定した。
「やったぁ、逆転勝ち~」 と僕はテレビに向かって拍手。
しかし副審からクレームがつき、「技あり」 に変わった。
「技あり」では逆転にならず、リードされたままである。
そしてそのまま試合終了となった。 あ~あ(ため息)
相手が韓国の選手、というのが気に食わない。
女子70㌔級の田知本は、なかなかの美人である(関係ないか…?)
これも西山同様、準々決勝がポイントだった。
前半から2つの有効を奪い、田知本の楽勝ペースだった。
ところが途中、何でもないような展開のところで…
相手に左腕を絞められて、田知本の顔が歪んだ。
「あ、肘ですね。田知本が肘を痛めましたね」
と、アナウンサーと解説者の悲痛な声。あちゃ~。
田知本は左腕をかばいながら試合を進めたが、
それに乗じた相手に有効を取られ、
試合終了間際にもうひとつ有効を取られて延長へ。
一方的に攻められて、結局旗判定で敗れてしまった。
相手が中国の選手、というのが気に食わない。
2人の敗れた相手が韓国と中国だったので、余計ストレスが増す。
結局、西山は敗者復活戦から銅メダルを獲ったけれど、
「自分は性格が良くないから、銅メダルでは喜べません」
と、試合後のインタビューで、憮然とした表情で語った。
女子の田知本は、左腕の負傷が響き、敗者復活戦の初戦で敗れた。
柔道は現在、金メダルは女子の1つだけ。
男子はゼロのままである。
あと100㌔級の穴井と100㌔超級の上川の2人だけになってしまったが、
もし、2人とも金メダルを獲れなかったら、東京オリンピック以来、
初めて日本の男子柔道の金メダルがゼロという事態になる。
えらいこっちゃ。
2人にはぜひ頑張ってもらわなければ…
それだけに、今日の体操の内村の金メダルには安堵した。
内村まで、期待の個人総合で優勝を逃したら、最悪だもんね。
ところで、この体操の個人総合に、強豪中国勢の姿がなかった。
なぜか…?
そこに金メダルの数にこだわる中国の体質が現れている。
個人総合はひとりで6つの種目をこなしてメダルを争う。
これだけ多くの種目をこなしても、金メダルはひとつである。
それよりも、種目ごとのスペシャリストを徹底して育て、
各種目で金メダルの数を稼ごう…という作戦なのだ。
だから中国は、個人総合は眼中にない、というわけ。
200m平泳ぎの北島の4位は残念だったが、これも時代の流れか。
み~んな、年を取っていくのだからねぇ。
でも、レース後の北島の言葉 「悔いはありません」 にはジーンと来た。
結果は残念だったけれど、この言葉は胸に迫った。
「チョー気持ちいい~」
「な~んにも言えねぇ~」
と、優勝したときの言葉よりも、心に残りそうである。
僕なんか悔いだらけの人生だもんね。
一度でいいから、「悔いはありません」 と、言ってみたいなぁ。
卓球の石川も銅メダルはならなかったが、史上初のベスト4だから、
これはもう、19歳の彼女にとって大きな収穫だったに違いない。
4年後は、メダルめざしてがんばってね~
…というのはまだ早いですよね。
このあと、団体戦が待っている。
こちらのほうで、ぜひメダルを!
…と、書き出すとまたまたキリがなくなるので、
今日はこれくらいにしといたる…ということで。
しかしまぁ、テレビでは「日本、メダルラッシュ」なんて言っているけど、
ほとんどが銅メダルである。 これをメダルラッシュと呼ぶのだろうか。
特に柔道の選手は、銅メダルに終わったことを悔しがっているのに、
「銅メダル、おめでとう!」 と歓喜に包まれたような称賛を惜しまない。
日本の柔道は「歓喜」 より、むしろ 「寒気」 に包まれている気がするんだけれど…
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