僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

児童が学校内で…

2012年07月06日 | ニュース・時事

福島県郡山市で、何とも言いようのない痛ましい事故が起きた。

小学校の敷地内で、小学2年生の男児が車に轢かれて死亡した。
その車を運転していたのは、同校に通う別の児童の母親(39)だった。
(最初は氏名が公表されていたが、今は伏せられている)

なぜそんなことが起きたのか…?

ちょうど朝の登校時だった。
小2の男児は校門を入ったところで靴の紐を締めなおすため、しゃがみ込んだ。
そこへ、別の児童の母親が、子どもの忘れ物を届けるために校内に入って来た。

入って来たのはいいが、車で入って来たのである。
母親はしゃがんでいる児童に気がつかずに、轢いて死なせてしまった。

自動車運転過失傷害(または致死)の疑いで逮捕…

最近、どれだけこの言葉を新聞やテレビで見聞きしているだろう。
京都府亀岡で児童の列に突っ込んだ「暴走居眠り運転事件」以来、
この種の車の事故が、毎日のように報道されている。

覚せい剤を使っていたとか、他のことを考えていたとか、
わき見運転をしていたとか…理由はさまざまであるけれど。

怖い、怖い。

車は凶器だということを、改めて思い知らされるこの頃である。

道を歩いていても、向こうから車が猛スピードで走って来ると、
ふと、運転者が居眠って急にこちらへぶつかってくるのでは…
という恐怖に駆られることが、一日に何度となくある。

どうも、運転免許証を持つ資格のないような運転者が多いんじゃないか。

この小学校内での死亡事故も、運転者はどこを見ていたのかと思う。

自分の子どもが忘れ物をしたので、早く届けたいと焦る気持ちはわかる。
しかし所詮は家から学校までの距離であり、それほど遠くはないだろう。
自分の足で走って行くとか、自転車で行くとか、すればいいのである。

近くへ行くのもすぐに車を使いたがる最近の母親たちの典型例だ。

この3月まで、毎日モミィを幼稚園に送り迎えしたけれど、
他の園児の家よりも、わが家はかなり遠いほうであった。
それでも15分くらいかけて、ほとんど歩いて通園した。
たまに自転車に乗せることもあったが、原則は徒歩だった。
モミィもよく頑張って歩いたおかげで、脚だけは強くなった。

そんな中で…
もっと近い家の園児が、母親に車で送られて来るのをよく見かけた。
そういう母親が、何人かいた。

たしかに車は便利である。
しかしなぁ。
こんな近くの距離なのに、車で来るか…?
…と不思議に思ったのを今でもよく憶えている。

今回、校内で起きたこの事故を見て、すぐにそのことを思い出した。
とにかく学校には車で行く。 徒歩や自転車で行くという気がない。
便利な車生活に慣れてしまうと、つい楽をしたくなるということか…?

それと、登校中に一般の車が学校内に入れるのも不思議である。
ちなみに、今モミィが通っている小学校ではそんなことは出来ない。
さらに、門のところに警備の人がいて、児童の安全を見守っている。

この学校にも門に警備員がいれば、不幸な事故は起きなかっただろう。

いくら考えても、理解に苦しむようなことばかりが重なっている。

同じ学校に通う児童を死なせてしまった母親と、その子どもや家族の悲痛。
そして、こんなことでわが子の命を奪われた親御さんたちの怒りと悲しみ。

一瞬にして、この人たちの人生が無茶苦茶になってしまったのである。

車を運転する人は、本当に気をつけてほしいと思う。

まさに 「注意一秒、事故一生」 なのだから。

 

 

 

 

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